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「通話料金をもっと抑えたい」「インターネットと電話をまとめて見直したい」「サービスやサポートに不満があり、乗り換えを検討している」
このように、通信コストやサービス品質の見直しを考える企業は少なくありません。
固定電話は、現在の契約内容や利用状況を見直すことで、月々の基本料金や通話料を抑えられる場合があります。
また、「番号ポータビリティ(現在の電話番号をそのまま使える制度)」を活用できれば、電話番号を変えずに乗り換えられるケースがあります。2025年1月14日からは双方向番号ポータビリティの受付が始まり、0AB〜Jの固定電話番号を引き継げる範囲が拡大しています。
固定電話の見直しは、コストと業務効率の両面でメリットが期待できる手段です。自社にとって最適な選択を検討する際の参考にしてください。
現在の電話番号を引き継げるか先に確認したい場合は、電話番号、契約中の通信事業者、回線の種類、利用住所、移転予定の有無をわかる範囲でお知らせください。番号ポータビリティの確認に必要な条件と、乗り換え前に確認すべき手続きを整理できます。
ご相談・見積依頼
監修者
登 雄三(のぼり ゆうぞう)
保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
ここでは、固定電話を乗り換える際の基礎知識を解説します。基本情報を押さえておくと、乗り換えのメリットや手続き方法がよりスムーズに理解できます。
なお、本記事では以下の通り、「ひかり電話」と「光電話」を使い分けて表記しています。
まずは、固定電話の番号を引き継ぐ仕組みと、乗り換え時に発生する費用の考え方を確認していきましょう。
携帯電話と同様に、固定電話でも電話番号を変更せずに他の通信会社へ乗り換えられる場合があります。
固定電話の乗り換えは、「LNP(Local Number Portability)」と呼ばれ、「番号ポータビリティ」「同番移行」「番号持ち運び」などと表現されることもあります。
2025年1月14日からは、固定電話サービス提供事業者間の「双方向番号ポータビリティ」が開始されました。これにより、NTT東日本・NTT西日本が払い出した番号だけでなく、他事業者が払い出した0AB〜J番号や、ひかり電話専用番号帯も、条件を満たせば番号を引き継げる範囲が広がっています。制度の詳細は、NTT東日本の案内をご確認ください。
ただし、すべての番号やすべての契約で必ず引き継げるわけではありません。提供エリア、技術的条件、移転の有無、現在の契約内容によって可否が変わるため、乗り換え前に利用中の事業者と乗り換え先の事業者へ確認しましょう。
固定電話の番号を引き継いで乗り換える場合の費用は、一律ではなく、乗り換え先の事業者やプラン、工事内容によって異なります。
参考までに、NTTの加入電話を利用休止して、光コラボの「BB.excite光電話」へ番号を引き継ぐ場合、以下のような費用が案内されています。
※上記は一例です。光回線の工事費、付加サービスの工事費、契約事務手数料などは含めていません。最新条件は、BB.exciteの公式ヘルプをご確認ください。
工事費用は、設備状況や作業内容によって変動する場合があります。乗り換え先を比較する際は、月額料金だけでなく、初期費用・解約金・休止費用・工事費・オプション料金まで含めて確認することが重要です。
固定電話を乗り換える際は、現在の番号が乗り換え対象か、乗り換え先のサービスで利用できるかを事前に確認しておくことが重要です。
固定電話の主な回線・サービス種別は、以下の通りです。
※直収電話とは、NTT東日本・NTT西日本以外の通信事業者が提供する固定電話サービスを指す場合があります。
2025年以降は双方向番号ポータビリティにより、事業者間で番号を引き継げる範囲が広がっています。
具体例として、以下のような乗り換えパターンが考えられます。
ただし、一部の条件では番号を引き継げない場合があります。番号は地域の番号計画や事業者の提供エリアに基づいて運用されるため、移転を伴う場合は、同じ番号区画内かどうか、技術的に引き継げるかどうかを確認しましょう。
乗り換え先の回線を選ぶ前に、ひかり電話と従来の固定電話の違い・料金・注意点を確認しておくと、番号継続だけでなく月額料金や工事条件も含めて比較しやすくなります。
固定電話を乗り換えることで期待できるメリットは、主に以下の3つです。
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
固定電話を乗り換えるメリットの1つが、月々の基本料金や通話料金を見直せる点です。
以下は、NTT加入電話とNTTのひかり電話の月額基本料金を比較したものです。
※税込表記。NTT加入電話の金額は、2026年4月1日利用分からのNTT東日本「加入電話」プッシュ回線用・事務用の例です。ひかり電話の月額550円は、NTT東日本の個人向け「基本プラン」の電話サービス部分の例です。ひかり電話の利用には、原則としてフレッツ光などの光回線契約が必要です。最新料金は、NTT東日本の料金改定案内およびひかり電話の料金ページをご確認ください。
電話サービス部分の月額だけで比較すると、NTT加入電話からひかり電話へ乗り換えることで基本料金を抑えられる場合があります。ただし、ひかり電話は光回線契約とセットになるケースが多いため、インターネット料金を含めた総額で比較することが大切です。
通話料金も、乗り換え先やプランによって変わります。NTT加入電話・INSネットはIP網移行後、固定電話向けの通話料が全国一律9.35円/3分、携帯電話向けが17.6円/60秒となっています。一方で、他社固定電話サービスは、プランや通話先によって料金体系が異なります。
固定電話や携帯電話へ長時間・頻繁に発信する場合は、通話料の差額が大きくなることがあります。乗り換えを検討する際は、過去数か月分の請求書を確認し、実際の通話先と通話時間に合わせて試算しましょう。
固定電話を乗り換える2つ目のメリットは、電話番号をそのまま使える場合があることです。
番号ポータビリティを利用できれば、現在使っている電話番号を新しい事業者でも継続して利用できます。
電話番号が変更になると、顧客や取引先に新しい連絡先を知らせる必要があります。また、Webサイト、パンフレット、名刺、チラシ、封筒、各種登録情報などに記載している電話番号も修正しなければなりません。
特に、企業が長く使っている代表番号が変わると、周知の手間や印刷物の差し替え、機会損失につながる可能性があります。
番号を引き継げる場合は、こうした変更作業を最小限に抑えやすくなります。取引先にとっても、これまで通りの番号で連絡できるため、業務への影響を抑えながら乗り換えを進めやすい点がメリットです。
固定電話を乗り換える3つ目のメリットは、乗り換え先の通信事業者が提供するオプションやサービスを利用できることです。
現在の固定電話サービスでは使えない機能や、利用状況に合った割引サービスを組み合わせることで、電話環境を見直せる場合があります。
例えば、着信転送、番号表示、迷惑電話対策、通話明細、携帯電話との通話割引など、サービスごとに利用できるオプションは異なります。自社の利用状況に合うオプションを選べば、業務効率化や通信費の見直しにつながる可能性があります。
ただし、利用できるオプションや割引条件は、乗り換え先の事業者、回線種別、契約プランによって異なります。申し込み前に、必要な機能が使えるか、追加料金が発生するか、現在の電話機やビジネスフォンで利用できるかを確認しましょう。
固定電話の乗り換えには、以下の注意点があります。
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。
固定電話を乗り換える際、現在の電話番号を新サービスで引き継げるケースと、引き継げないケースがあります。
具体例として、加入電話で使っている番号は、条件を満たせば光電話や他社固定電話サービスへ引き継げる場合があります。一方、移転を伴う場合は、同一番号区画内であっても技術的な制約により引き継げないケースがあります。
また、現在使っている電話サービスの契約解除や利用休止が必要になる場合があり、解約金や工事費が発生することもあります。乗り換え前に、現在の契約先と乗り換え先の両方へ確認しておきましょう。
「050番号」に関しては050で始まる電話番号とは?で詳しく解説していますので、あわせてご参考ください。
多くの「光電話」サービスは、光回線を利用したインターネット接続サービスのオプションとして提供されています。そのため、原則としてインターネット回線とのセット契約が必要です。
ただし、一部例外もあります。例えば、NTT西日本が提供する「ひかり電話ネクスト」は、固定のインターネット回線を利用しない方向けの光回線を利用した固定電話サービスとして案内されています。
このように例外はありますが、ほとんどの光電話サービスでは、光回線契約と電話サービスをセットで考える必要があります。
「電話だけを使いたい」「インターネットは不要」という場合は、契約前にそのサービスが単体契約できるか、提供エリアに含まれるか、現在の電話番号を引き継げるかを確認しましょう。
固定電話番号の継続や回線の切り替えを検討している方は、電話回線・ひかり電話・番号の案内もご確認ください。
ここからは、固定電話の乗り換え(LNP)を行う際の手続き方法について解説します。
契約の流れや必要な情報を事前に把握しておくと、乗り換え先の選定や申し込みがスムーズに進めやすくなります。
固定電話の乗り換え手続きの流れは、一般的に以下のようになります。ここでは、NTT加入電話から光電話へ番号を引き継ぐ場合を例にしています。
現在フレッツ光や光コラボを利用中で、転用や事業者変更を行う場合は、回線工事が不要となるケースがあります。ただし、品目変更、移転、設備状況の変更、電話サービスの構成変更を伴う場合は、工事が必要になることがあります。
加入電話やINSネットを利用休止する場合、利用休止期間の取り扱いにも注意が必要です。NTT西日本の案内では、利用休止は最大10年間で、5年ごとに利用休止期間延長または再利用の連絡が必要とされています。詳しくはNTT西日本の案内をご確認ください。
また、加入電話・ライトプランなど電話加入権がない契約では、利用休止ではなく解約の扱いになる場合があります。現在の契約種別によって手続きが異なるため、乗り換え前に契約内容を確認しておきましょう。
固定電話の乗り換え手続きでは、主に以下の情報が必要になります。
必要書類や確認項目は、乗り換え先の事業者や契約名義によって異なります。法人契約の場合は、担当者情報や支払い情報、設置先情報が必要になることもあります。
申し込み後に名義や住所の不一致が見つかると、手続きが止まる場合があります。請求書や契約書を手元に用意し、現在の契約情報を確認してから申し込むと安心です。
「固定電話の乗り換えについて詳しく知りたい」「番号をそのまま使えるか確認したい」「光電話やビジネスフォンもまとめて見直したい」という方は、OFFICE110にご相談ください。
OFFICE110では、お客様の通信環境や電話の使い方を確認したうえで、電話回線、ビジネスフォン、設置工事、LAN配線などを含めてご提案しています。
固定電話の乗り換えでは、番号ポータビリティの可否、現在の契約、移転の有無、電話機や主装置の構成によって確認すべき点が変わります。自社だけで判断が難しい場合は、早めに専門業者へ相談しておくと安心です。
番号を維持しながら乗り換えたい場合は、現在の電話番号、契約名義、通信事業者、利用住所、移転の有無、電話機・主装置・FAXの利用状況をわかる範囲でお知らせください。番号継続の確認条件と、回線・電話設備を切り替える手順を整理できます。
固定電話の乗り換え時に多い疑問を簡潔にまとめました。番号の引き継ぎ条件や工事の要不要など、判断に関わる要点を確認しておきましょう。
本記事では、固定電話を番号そのままで乗り換える「番号ポータビリティ(LNP)」について解説しました。重要なポイントは以下の3つです。
現在の通信環境に少しでも課題を感じているなら、固定電話の乗り換えは検討する価値があります。
ただし、番号ポータビリティの可否や費用は、現在の契約内容や利用場所によって変わります。まずは現在の請求書や契約情報を確認し、乗り換え先で番号を引き継げるか、総額でどの程度変わるかを確認しましょう。
具体的な乗り換えを進めたい方は、現在の請求書や契約情報、残したい電話番号、利用住所、希望時期、電話機・FAXなどの利用状況をわかる範囲でお知らせください。番号継続だけでなく、初期費用や工事、現在の電話環境への影響も含めて確認できます。
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