ひかり電話ネクストとは?フレッツ光ライト終了後の新サービスを徹底解明
- 「ひかり電話ネクストのサービス内容をくわしく知りたい」
- 「ひかり電話ネクストは費用面でどのくらいお得になるの?」
このように、ひかり電話ネクストに関心をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
「ひかり電話ネクスト」は、フレッツ光ライトの後継サービスとして、提供が始まったばかりのひかり電話専用の回線です。
安くてお得な回線ではありますが、利用にあたって注意点もいくつかあります。
そこで本記事では、まず前サービスであるフレッツ光ライトについて簡単に解説した上で、ひかり電話ネクストの特徴・費用・注意点について詳しく解説します。
これから「ひかり電話ネクスト」の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
監修者
千々波 一博
(ちぢわ かずひろ)
保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネージャー検定
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
フレッツ光ライトのサービス終了の背景
NTT東日本・西日本は、2025年3月31日にフレッツ光ライトのサービス提供を終了することを発表しました。
そして、これにはいくつかの理由が影響しています。
そこで本章では、フレッツ光ライトが終了する理由について解説します。
そもそもフレッツ光ライトとは
フレッツ光ライトとは、NTT東日本・西日本が提供する光回線を利用したインターネット接続サービスのライト版です。
フレッツ光ライトの特徴は、最低料金と上限料金が決まっている2段階定額制であることです。
これにより、インターネットをあまり使わなかった月には通信料金を低く抑えることができ、たくさん使った月でも上限料金を心配せずに済みました。
この「使った分だけを支払えばよい」という点が大きなメリットに。
つまり、このプランはインターネットをあまり活用しない方や、ひかり電話のみを利用する方にぴったりの選択肢といえました。
「フレッツ光ライト」終了の理由! 2025年3月31日まで
そんなフレッツ光ライトは2023年3月31日に新規受付終了となり、2025年3月31日にサービスの提供終了が決まっています。
フレッツ光ライトが終了する理由は、以下のように複数あります。
- 現代ではコンテンツの大容量化が進んでおり、フレッツ光ライトでは利用できるデータ量が少ない(基本料金で使えるのは200MBまで、上限値が1.2GB)
- 上限が1.2GBと使用できる量が少ないにもかかわらず、他サービスと比較して価格が高い
- ひかり電話だけで利用する方にとっても、最低料金が高いため割高
このように、サービスと時代が合わなくなってきたため、年々ユーザーが減少していたことが理由の一つです。
- また、フレッツ光ライト専用の部品の保守期限が限界を迎えていたこともあり、今回サービスの提供終了が決定されました。
ひかり電話ネクストとは
NTT東日本によると、フレッツ光ライトの利用者の多くはインターネットを利用せずにひかり電話を利用していたそうです。
このことから、NTT東日本・西日本はフレッツ光ライトの新規受付停止に合わせて、2023年3月31日から「ひかり電話ネクスト」の提供を開始しました。
本章では、フレッツ光ライトの後継サービスとして始まった、ひかり電話ネクストについて解説します。
ひかり電話ネクストとは?通話に特化した新サービス
「ひかり電話ネクスト」とは、ひかり電話のみ使用できる、通話に特化した光回線です。
そのため、ひかり電話ネクストを契約しても、インターネットは利用できません。
フレッツ光ライトの利用者の多くが、ひかり電話専用の回線として利用していたことから、サービス終了後の受け皿として提供が開始されました。
したがって、フレッツ光の提供範囲内であれば「申し込み」「契約」できます。
ひかり電話ネクストの基本機能
ひかり電話ネクストでは、基本機能として以下の機能が利用できます。
- テレビ電話:カメラで相手の顔を見ながら通話できる
- 高音質電話:ひかり電話同士であれば、従来の固定電話よりもクリアな音質で通話できる
- データコネクト:ひかり電話契約者同士であれば、通話しながらファイル共有や写真などのデータ通信ができる
これらは基本機能として利用できますが、実際に使うにはそれぞれに対応した機器が必要なため、事前に準備する必要があります。
また、ひかり電話ネクストを利用すれば、テレビ電話やデータコネクトなど、従来の固定電話ではできなかったこともできるため、業務の効率化やコミュニケーションの活性化につながるでしょう。
ひかり電話ネクストの初期費用・通話料金・料金プラン
ここからは、ひかり電話ネクストの費用について詳しく解説。
具体的には、初期費用、通話料金、料金プランの3つに分けて説明していきます。
これにより、費用面について理解でき、自社の予算に合っているかどうかを確認できるでしょう。
初期費用
ひかり電話ネクストを初めて利用する際は、以下の初期費用がかかります。
NTT東日本 | 契約料 | 880円/1契約ごと |
---|---|---|
初期工事費(標準的な工事の場合) | 2万4,200円 | |
NTT西日本 | 契約料 | 880円/1契約ごと |
初期工事費(標準的な工事の場合) | 2万1,780円 |
上記はあくまで一般的な例です。
付加サービスの利用状況によって工事内容が変わる場合は、別途工事費が発生する場合があることを理解しておきましょう。
ひかり電話ネクストの申し込みは、Webでは受け付けていないため、電話で手続きを行う必要があります。
※なお、申し込みを希望の際は、局番なしの「116」に連絡すれば手続きをおこなえます。
月額利用料(料金プランと通話料金)
ひかり電話ネクストには、4つのプランがあります。
それぞれのプラン料金・通話料金は以下のとおりです。
プラン名 | 基本料金 | 通話料金 | 備考 |
---|---|---|---|
基本プラン | 2,750 円/月 | 8.8円/3分 | – |
ひかり電話ネクストA(エース) | 3,850 円/月 | 8.8円/3分 | ・528円分の無料通話付き ・通話料分繰越期間1ヵ月 |
安心プラン | 3,740 円/月 | 7.92円/3分 | ・1,408円分の無料通話付き |
もっと安心プラン | 6,490 円/月 | 7.92円/3分 | ・5,280円分の無料通話付き |
※NTT東日本・西日本共通
「安心プラン」と「もっと安心プラン」の基本料金はやや高めですが、通話料金は割安に設定されており、どちらのプランにも無料通話が含まれています。そのため、多くの電話をかける企業には特におすすめです。
逆に通話が少ない方は、「基本プラン」または無料通話が528円分付いた「ひかり電話ネクストA(エース)」を検討してみると良いでしょう。
ちなみに「ひかり電話ネクスト」は、ひかり電話に特化したサービスであるため、フレッツ光ライトよりも料金が手頃に設定されています。
料金 | 備考 | |
---|---|---|
ひかり電話ネクスト | 2,750 円/月 | 基本プランの料金 |
フレッツ光ライト | 3,630円/月 | (3,080円(フレッツ光ライトの最低基本料金)+550円(ひかり電話の基本料金)) |
現在フレッツ光ライトをひかり電話のみで利用されている方は、ひかり電話ネクストに乗り換えることで月額料金を抑えられるため、経費を削減できます。
3-2-1.代表的なオプションと使用料
ひかり電話ネクストの基本機能に付加できる、代表的なオプションとその月額料金は以下のとおりです。
オプション名 | 料金 | 内容横項目 |
---|---|---|
ナンバーディスプレイ | 440円/月 | 着信の際に相手の電話番号がディスプレイに表示される機能 |
迷惑電話おことわりサービス | 220円/月 | 迷惑電話を事前に登録することで、以降同じ番号からかかってきたときに自動でメッセージ流す機能 |
キャッチホン | 330円/月 | 通話中にほかの着信があった場合、着信通話音で知らせてくれる機能 |
着信お知らせメール | 110円/月 | 会社に電話があったことを、事前に登録したメールアドレスに知らせてくれる機能 |
- オプションを上手く活用することで、より業務効率やセキュリティが向上するため、自社のニーズに応じて予算を見ながら利用しましょう。
ひかり電話ネクストの注意点
ひかり電話ネクストはフレッツ光ライトより低価格であるため、経費削減効果が期待できますが、注意しなければいけない点が2つあります。
ここからは、ひかり電話ネクストを導入する前に知っておきたい注意点について解説します。
一部の地域は提供エリア外で利用できない
ひかり電話ネクストは、エリアによっては利用できないこともあるため注意が必要です。
サービスが提供できないエリアについては、NTT東日本・西日本それぞれがホームページ上で公開しています。
また、サービス提供エリアであっても、設備の状況により利用できない場合があります。
不安がある場合は、自社のエリアに対応するNTTに問い合わせることをおすすめします。
利用中の電話番号が継続できないことがある
ひかり電話ネクストでひかり電話を利用する際、現在使用している電話番号が引き継ぎできない場合があります。
固定電話の場合、ひかり電話に引き継げるのは発行元が加入電話の場合のみです。
現在、他社のひかり電話(auひかり電話・NUROひかり電話・BBフォンなど)を利用しており、ひかり電話ネクストに加入する場合は電話番号を引き継げないため、新たに発番する必要があります。
現在の電話回線の利用状況によっては、ひかり電話ネクストに加入することで今の電話番号が使えなくなることもあるため、事前に確認しておきましょう。
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まとめ
「ひかり電話ネクスト」は、フレッツ光ライトの代替えとして提供が始まったひかり電話専用の光回線です。
インターネットは使用できませんが、コストが抑えられているため、ひかり電話のみで通信回線を利用している方にとってはメリットのあるサービスといえるでしょう。
フレッツ光ライトは、2025年3月31日にサービスが終了するため、早めに切り替えしておくのがおすすめです。
現在、他の回線を使用中で、ひかり電話ネクストに切り替えを考えている方は、提供エリアや電話番号の引き継ぎが可能かを確認しましょう。
そして問題がなければ、早めに「ひかり電話ネクスト」に切り替えるのが賢い選択です。
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