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開業時のビジネスフォン導入は何から決める?直近相談53件・9.9%に見えた台数・回線・工事の詰まり

開業や新設オフィスでビジネスフォンを導入するとき、多くの方が最初に「どの機種がいいか」「新品か中古か」「いくらかかるか」を考えます。
しかし、OFFICE110の直近問い合わせデータでは、開業・新設に関する相談が53件・9.9%確認され、実際には機種選びより前に「何台必要か」「回線はどうするか」「工事費はいくらか」で止まる相談が目立ちました。

長期に蓄積した通話ログでも、新規事務所・店舗・クリニック・事業所開設に伴う相談では、電話機本体よりも、台数、光電話、FAX番号、主装置、配線、工事日、スマホ連携の整理が先に必要になるケースが繰り返し見られました。

開業時のビジネスフォン導入は、機種選びの前に「台数・回線・FAX・工事日・スマホ連携」を整理することが、開業直前の手戻り防止につながります。

人手不足で受付や電話取次ぎを少人数で回す会社ほど、開業時の電話設計ミスはそのまま現場負担になります。スマホ化が進んでも、代表番号やFAX、固定電話での信用確認は簡単には消えません。

登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
SNSリンク: X(旧Twitter) / note

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

データで見る「開業時のビジネスフォン導入」の実態

開業時のビジネスフォン導入は、電話機の機種選びから始めると詰まりやすくなります。直近問い合わせデータでは、開業・新設に関する相談が53件・9.9%確認され、実際の悩みは「何台必要か」「工事費はいくらか」「回線はどうするか」に集中していました。

相談データから見えた、開業時に先に決めるべきこと

開業時によくある悩みデータで見えた傾向先に決めるべきこと
開業時に電話をどう準備すればいいか開業・新設に関する相談は
53件・9.9%
開業日から逆算し、
電話機・回線・工事日を同時に決める
何台置けばいいか分からない「何台必要か」が257件社員数ではなく、
受付・同時通話・FAX・外出対応で台数を決める
工事費がどこまでかかるか不安「工事費はいくらか」が123件電話機代だけでなく、
配線・主装置・設定費も確認する
回線をどう選べばいいか分からない「回線はどうするか」が103件光電話、代表番号、FAX番号、チャンネル数を
先に確認する
初期費用を抑えたいが、
中古やスマホだけでよいか不安
「中古でも大丈夫か」が91件、
スマホ連携も関連テーマとして確認
価格だけでなく、
保守・故障時対応・増設余地・代表番号運用を見る

開業・新設の相談では、工事・設定、回線・ひかり電話、料金・見積、比較検討が同時に出るケースが目立ちます。たとえば、建設業や卸売・小売業の新規開業相談では、工事費、必要台数、回線の確認がセットで出ています。

詳細解説

開業時のビジネスフォン導入で最初に決めるべきなのは、機種ではなく「使い方」です。

電話の使い方が決まらないと、必要台数、回線数、主装置の容量、FAXの扱い、配線工事、工事日程が決まりません。たとえば、同じ5人の会社でも、全員が外出中心なのか、受付が電話を受けて担当者へ取り次ぐのか、FAXを使うのかで必要な構成は変わります。

直近問い合わせデータでは、開業・新設の相談に「工事費はいくらか」「何台必要か」「回線はどうするか」が同時に出ている例が確認されています。つまり、相談者は電話機だけを探しているのではなく、開業日に電話が使える状態まで含めて不安を抱えています。

開業時は「どの電話機を買うか」より先に、「誰が、どこで、何件の電話を受けるか」を整理することが重要です。

ポイント3箇条
  • 開業時は、機種比較より先に受付体制・同時通話数・FAXの有無を決める
  • 工事費は電話機代だけでなく、配線・主装置・設定・光電話の条件で変わる
  • スマホ、クラウドPBX、中古ビジネスフォンは、回線・保守・増設余地を確認してから比較する

実際の相談記録から見えた誤解と本音

開業・新設相談では、「ビジネスフォンを何台買うか」だけでなく、「そもそも固定電話が必要か」「スマホだけで足りるか」「FAX番号を取るべきか」「工事費込みでいくらか」が同時に出ます。少人数で開業する会社ほど、電話設計の判断を後回しにしやすく、開業直前に詰まりやすい傾向があります。

相談の要約

相談の要約見えた本音・不安
開業・新設に伴い、
工事費と必要台数、回線をまとめて確認したい
電話機代だけでなく、
工事費まで含めて予算を見たい
新規開業で「何台必要か」と
「回線はどうするか」を比較検討したい
人数や受付体制に対して、
台数の決め方が分からない
開業時に中古でも大丈夫か、
回線はどうするかを確認したい
初期費用を抑えたいが、
壊れないか・保守できるか不安
新設事務所に電話機とFAXを入れたい。
光電話のチャンネル数や中古機器、工事日も同時に確認
予算を抑えつつ、
開業日に間に合わせたい
飲食店オープンに向け、
客席間の内線電話を短納期で用意したい
オープン日が迫る中で、
配線と主装置の必要性に気づいた
新規事業所開設の申請に必要な
電話番号とFAX番号を先に確定したい
実際の工事より先に、
番号取得が必要だった

開業時に多い誤解

開業時に多い誤解割合実際に確認すべきこと
社員数と電話機台数は同じ48.1%社員数ではなく、
受付・代表番号・FAX・同時通話数・外出対応で台数を決める
回線はあとで決めればよい33.5%光電話・代表番号・FAX番号・チャンネル数を電話機選定前に確認する
電話機を買えばすぐ使える24.2%主装置・回線・光電話機器・配線工事・設定まで含めて開業日から逆算する
工事は直前でも間に合う23.6%内装・机搬入・ネット回線工事・主装置設置・配線ルートの順番を先に確認する
中古なら安く済むだけでよい17.0%初期費用だけでなく、
保証・保守・故障時対応・増設余地を確認する
スマホだけで十分11.0%代表番号・保留転送・FAX・営業時間外対応・会社番号での発信が必要か確認する

※割合は、OFFICE110に寄せられたビジネスフォン関連の匿名化済み問い合わせデータ534件を母数に算出。各項目は、該当テーマ・問い合わせ段階の代表値を1つ選び、読者が判断しやすい形に整理しています。

詳細解説

開業時の相談で多い本音は、「安くしたい」だけではありません。
「間に合うか」「本当に必要か」「何から決めればいいか」が中心です。

開業時は、事業計画、内装、什器、ネット、複合機、採用、銀行手続き、Webサイト、名刺などが同時進行します。その中で電話環境は後回しになりがちです。しかし、代表番号やFAX番号は、名刺、Webサイト、Googleビジネスプロフィール、契約書、申請書類にも関わります。後回しにすると、電話機本体ではなく、番号・回線・工事日程で止まります。

長期問い合わせでは、開業予定日が決まっている飲食店で、客席間の内線設計と配線が短納期で問題化した相談がありました。別の相談では、新規事業所開設の申請書類に電話番号とFAX番号が必要なため、実際の開通より先に番号確定が課題になっていました。

開業時の電話導入は、設備購入ではなく、開業日から逆算する段取りです。

ポイント3箇条
  • 開業時は「安い機種」より「間に合う構成」が重要
  • 番号、FAX、光電話、工事日を後回しにすると手戻りが起きる
  • スマホ運用、クラウドPBX、ビジネスフォンは業務フローで比較する

監修者・登 雄三が教える「失敗しない選択肢」

開業時のビジネスフォン導入は、スペック表だけでは判断できません。必要なのは、電話機の性能比較ではなく、開業日の業務フローに合わせて、台数・回線・配線・主装置・FAX・保守をまとめて設計することです。

監修者について

株式会社デジコンnet 代表取締役 登 雄三

工事担任者(AI・DD総合種)、電気工事士の資格を持ち、2010年設立の株式会社デジコンnetを率いて、神戸を拠点に全国でビジネスフォン、複合機、防犯機器、電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を手がけてきました。2023年には名古屋へ拠点を広げ、施工と運用の両面から現場を見ています。

開業時に先に決めるべき順番

順番決めること確認ポイント
1電話の使い方受付、代表番号、外出対応、保留転送、営業時間外対応
2必要台数固定電話、コードレス、受付、バックヤード、FAX
3回線・番号光電話、代表番号、FAX番号、チャンネル数
4工事条件配線ルート、主装置設置場所、机搬入、内装工事との順番
5導入方式新品、中古、レンタル、リース、クラウドPBX、スマホ連携
6保守故障時対応、保証、設定変更、増設・移設対応

詳細解説

登 雄三の現場判断では、開業時は「台数→回線→工事→機種」の順で考えるのが安全です。

台数を決めずに見積もりを取ると、主装置の容量や回線数がずれます。回線を決めずに電話機を選ぶと、光電話やFAXの接続条件が合わないことがあります。工事条件を見ずに導入方式を決めると、配線が通らない、机の配置に合わない、内装後に露出配線になるといった問題が起きます。

新規事務所の相談では、電話機4台、FAX1台、NTT光電話3チャンネル、ネットワーク機器、留守電オプションまで一度に検討するケースがありました。別の新設事務所では、電話機3台、コードレス1台、FAX番号1つ、工事日程、予算15万円以内という条件が同時に出ています。どちらも、電話機だけではなく、回線・FAX・工事・予算をまとめて見ないと判断できません。

開業時に失敗しない選択肢とは、安い機器を選ぶことではなく、開業日に電話が使える状態まで逆算することです。

ポイント3箇条
  • まず受付・代表番号・FAX・外出対応の使い方を決める
  • 次に必要台数、回線数、主装置、配線ルートを確認する
  • 最後に新品・中古・クラウドPBX・スマホ連携を比較する

本音で回答!開業時のビジネスフォン導入に関するFAQ

開業・新設相談では、「何台必要か」「工事費はいくらか」「回線はどうするか」が特に多く確認されています。

開業時、ビジネスフォンは何台必要ですか?

社員数ではなく、受付・同時通話数・FAX・外出対応で決めます。
たとえば5人で開業する会社でも、全員分の電話機が必要とは限りません。受付1台、代表電話用1台、バックヤード1台、コードレス1台で足りる場合もあります。一方で、来店対応や予約受付が多い業種では、受付・事務・現場・院内・店舗フロアごとに必要になることがあります。まず「誰が、どこで、何件同時に電話を受けるか」を整理してください。

開業時の工事費は何で変わりますか?

配線ルート、主装置の場所、光電話機器の位置、FAX接続、机や受付の配置で変わります。
電話機本体が同じでも、床下配線かモール配線か、壁内に配管があるか、主装置から各電話機までの距離がどれくらいかで工事費は変わります。内装工事後に電話配線を考えると、露出配線になったり、追加工事が必要になったりすることがあります。

回線は光電話でいいですか?

多くの場合は光電話が候補になりますが、必要な番号数・チャンネル数・FAX利用の有無で確認します。
代表番号だけでよいのか、FAX番号も必要か、同時に何人が通話するのかで契約内容が変わります。FAXを使う場合、電話とFAXを同じ番号にするのか、別番号にするのかも重要です。開業前にWebサイトや名刺へ番号を載せるなら、番号取得のタイミングも早めに決めてください。

開業時は中古ビジネスフォンでも大丈夫ですか?

初期費用を抑えたい場合は選択肢になります。ただし、保証・保守・部品供給・主装置の状態を確認します。
中古は開業時の初期費用を抑えやすい一方で、古すぎる機種は部品供給や保守対応に注意が必要です。単に安いかどうかではなく、何年使う予定か、故障時にどこまで対応できるか、増設や移設に対応できるかを見て判断しましょう。

スマホだけで開業しても問題ありませんか?

可能な業種もありますが、代表番号、保留転送、FAX、受付対応が必要なら固定電話やクラウドPBXも比較すべきです。
少人数の開業ではスマホ中心で始められる場合もあります。ただし、代表番号を複数人で受けたい、会社番号で発信したい、FAXを残したい、受付で保留転送したい場合は、スマホだけでは運用が詰まることがあります。ビジネスフォン、クラウドPBX、スマホ連携のどれが合うかは、業務フローで判断してください。
ポイント3箇条
  • 開業時のFAQは「機種」より「台数・回線・工事」に集中する
  • 中古・スマホ・クラウドPBXは、現場条件を確認してから比較する
  • 番号、FAX、保守、増設余地まで見て導入方式を決める

まとめ|開業時のビジネスフォン導入は、機種選びより先に現場条件を整理する

直近問い合わせデータでは、開業・新設に関する相談が53件・9.9%確認されました。さらに、「何台必要か」「工事費はいくらか」「回線はどうするか」が上位に並び、開業時の不安が単なる価格比較ではないことが分かります。

開業時に大切なのは、最初に機種を選ぶことではありません。
まず、受付を誰が担当するのか。代表番号をどう使うのか。FAXは必要か。スマホで受けるのか。光電話は何チャンネル必要か。主装置はどこに置くのか。配線は内装工事前に通せるのか。
この現場条件を先に整理しないと、開業直前に導入が止まります。

OFFICE110では、開業・新設オフィスの電話環境について、台数、回線、工事費、FAX、スマホ連携、新品・中古、保守までまとめて確認できます。「まだ何台必要かも決まっていない」という段階でも問題ありません。開業日に電話が使える状態から逆算して、まずは無料相談で現状を整理してください。

【調査概要】
・調査機関(調査主体):OFFICE110(運営会社:株式会社ベルテクノス)
・調査対象:OFFICE110に寄せられたビジネスフォン関連の匿名化済み問い合わせデータ
・有効回答数(分析対象件数):534件
・調査期間:2025年3月3日〜2026年2月28日
・調査方法:OFFICE110に寄せられた問い合わせ記録を匿名化したうえで、テーマ分類・キーワード分類・文脈分類を実施
・算出方法:対象データ内で「開業・新設」に関連する語句、同義語、相談文脈を抽出し、同一問い合わせ内で複数回出現した場合は1件として集計。構成比は、開業・新設に関連する53件を分析対象件数534件で除して算出
・個人情報の取り扱い:会社名、個人名、電話番号、住所、メールアドレス、個別契約条件など、個社・個人を特定できる情報は除外または一般化
・注意事項:本調査はOFFICE110に寄せられた問い合わせデータをもとにした独自分析であり、国内企業全体の傾向を示すものではありません

◾️本調査データの引用について
本記事内の調査データは、出典として「OFFICE110|ビジネスフォン相談データ分析」と本記事URLを明記いただくことで、記事・レポート・社内資料等に引用いただけます。数値を引用・転載する際は、調査対象・調査期間・サンプル数などの集計条件をあわせて記載してください。数値を加工・再集計する場合は、元データと条件が異なる可能性があるため、加工内容または集計条件を併記してください。

◾️引用表記例
出典:OFFICE110「ビジネスフォン相談データ分析」(該当記事URL)

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