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ビジネスフォン比較検討は261件、48.9%|価格比較だけでは見えない「現場条件」で導入が止まる理由

OFFICE110へ寄せられた直近問い合わせでは、ビジネスフォンに関する相談のうち「比較検討」タグが261件、48.9%確認されました。さらに、長期に蓄積した通話ログでも、検討に関する相談が107件見られ、価格だけでなく、回線・工事・配線・主装置・保守・FAX・スマホ連携など複数条件が絡むことで判断が長引く傾向がありました。

ビジネスフォン比較は、機種や本体価格だけを見ても決めきれません。
人手不足で電話取次ぎの負担が増える中小企業ほど、代表番号を残すのか、光電話やFAXをどう扱うのか、工事費がどこまで含まれるのかを先に整理しないと、導入直前で止まりやすくなります。

この記事では、OFFICE110に寄せられた匿名化済み問い合わせ内容と通話内容の検証データをもとに、「なぜビジネスフォン比較は即決できないのか」を現場目線で解説します。

登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
SNSリンク: X(旧Twitter) / note

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

データで見る「比較検討が多い」実態

ビジネスフォンの比較検討は、単なる価格差ではなく、料金・回線・工事・老朽化・中古不安などが同時に絡むことで発生しています。OFFICE110へ寄せられた直近の問い合わせ内容では「比較検討」が相談内容の上位に入り、判断軸の多さが導入前の大きな壁になっていました。

直近問い合わせデータで見る「比較検討」の広がり

見方件数割合読み取り方
比較検討タグが付いた相談261件48.9%料金・回線・工事・中古・保守など、
複数条件を比べていた相談
問い合わせ段階が「比較検討」の相談275件51.5%すでに導入直前ではなく、
まだ選択肢を整理している段階の相談
主テーマが「比較検討」の相談16件3.0%相談の中心が、
明確に「比較そのもの」だったもの

直近問い合わせデータでは、「比較検討」タグが付いた相談が261件、48.9%確認されました。
一方で、相談の中心テーマとして「比較検討」に分類されたものは16件にとどまります。
これは、比較検討が単独の悩みというより、料金・回線・工事・中古・保守・番号維持などと一緒に現れる“複合的な迷い”であることを示しています。

比較検討と同時に出やすいテーマ

OFFICE110へ寄せられたビジネスフォンの比較検討と同時に出やすいテーマは以下です。

比較検討と同時に
出やすいテーマ
件数読み取れる
現場課題
料金・見積148件本体価格だけでなく、
工事費・月額・保守まで含めて比べたい
回線・ひかり電話96件既存番号、光電話、代表番号、FAXの
扱いが判断を止める
老朽化・買い替え85件故障前に替えるべきか、
止まってから替えるべきか迷う
工事・設定56件配線・設置条件・主装置設定で
費用や納期が変わる
中古希望46件安さは魅力だが、
保証・保守・耐用年数が不安になる

比較検討と同時に出やすいテーマを見ると、相談は価格だけに集中していません。
料金・見積に加えて、回線、光電話、工事、老朽化、中古保証などが重なっており、ビジネスフォン選びでは「何を買うか」よりも「今の電話環境に合うか」が判断の分かれ目になっています。

データから読み取れる詳細解説

比較検討が多い理由は、ビジネスフォンが「電話機を買えば終わり」の設備ではないからです。
主装置が必要か、既存の光電話を使えるか、FAX番号を残すか、配線をそのまま使えるか、拠点移転や増設に対応できるかまで確認する必要があります。

たとえば、同じ「5台導入」でも、既存配線が使える会社と、LAN配線・電話配線の見直しが必要な会社では、工事内容が変わります。中古ビジネスフォンを選ぶ場合も、価格だけでなく、主装置との組み合わせ、保守対応、故障時の代替機対応まで見なければなりません。

長期通話ログ(電話による相談)でも、他社見積との比較、新品と中古の比較、光電話や番号維持の確認、工事費の追加不安が繰り返し出ていました。つまり、比較検討の正体は「安いものを探している」だけではなく、「選ぶ前に確認すべき条件が多すぎる」ことにあります。

ポイントは次の3つです。

  1. 比較検討は価格だけでなく、回線・工事・保守条件とセットで起きる
  2. 光電話、FAX、番号維持、スマホ連携は導入判断を止めやすい
  3. 見積前に現場条件を整理しないと、後から工事費や設定条件で迷いやすい

実際の相談記録から見えた誤解と本音

実際の相談では、「安い機種を選びたい」というより、「何を基準に決めれば失敗しないのか分からない」という不安が多く見られました。特に、回線・番号・FAX・配線・保守が絡む相談では、比較表だけでは判断できない本音が表れています。

匿名化済み
相談内容の要約
判断が止まった理由
今の番号をそのまま使えるのか、
クラウドPBXにすると何が変わるのか確認したい
番号維持・クラウドPBX・回線条件が同時に絡む
中古でも大丈夫なのか、
何台必要なのか、
費用感を知ってから決めたい
中古不安・台数設計・見積条件が未整理
工事費がどこまでかかるのか、
回線をどうすればよいのか分からない
工事費・配線・回線手配が見えない
他社の新品見積と比べたいが、
中古の保証やサポートも確認したい
新品・中古・保守・総額比較が必要
既存の光電話やFAXを残したまま、
ビジネスフォンにできるか知りたい
光電話・FAX・番号運用の条件確認が必要
レイアウトがまだ固まっておらず、
配線方法や追加工事費が不安
配線・LAN・設置場所で見積が変わる

ビジネスフォン選びでよくある誤解は、「安い機種を選べば導入費用も安くなる」という考え方です。
もちろん本体価格は重要ですが、実際には配線や設置工事、主装置の構成、回線数、光電話の収容条件、FAXの有無、保守契約の考え方で総額が変わります。

通話ログでは、「他社見積より安いか」だけでなく、「既存回線をそのまま使えるか」「FAXを分けるべきか」「中古品でも保証があるか」「工事当日に追加費用が出ないか」といった確認が目立ちました。
これは、比較検討の中心が価格表ではなく、現場条件にあることを示しています。

特に中小企業では、電話対応を一部の社員に頼っているケースも多くあります。
代表番号の着信、保留転送、FAX、スマホへの転送、留守電、録音、拠点間の内線化などが整理されないまま導入すると、せっかく機器を入れても受付・取次ぎ業務が楽にならないことがあります。

ポイントは次の3つです。

  1. 「中古で安く」は成立しても、保証・保守・主装置との相性確認が必要
  2. 光電話・FAX・番号維持は、見積前に確認しないと後戻りしやすい
  3. 配線や設置場所が未確定のまま比較すると、工事費の判断がぶれやすい

監修者・登 雄三が教える「失敗しない選択肢」

失敗しないビジネスフォン選びは、最初に機種を選ぶことではありません。登 雄三の現場判断では、先に「番号・回線・配線・利用人数・故障時対応」を整理し、そのうえで新品・中古・クラウドPBX・スマホ連携を比較することが重要です。

監修者について

株式会社デジコンnet 代表取締役 登 雄三

工事担任者(AI・DD総合種)、電気工事士の資格を持ち、2010年設立の株式会社デジコンnetを率いて、神戸を拠点に全国でビジネスフォン、複合機、防犯機器、電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を手がけてきました。2023年には名古屋へ拠点を広げ、施工と運用の両面から現場を見ています。

確認する順番見るべき項目判断のポイント
1現在の電話番号・代表番号番号を変えたくない場合、移転や回線種別の確認が必要
2回線・光電話・FAX光電話、FAX、同時通話数、既存回線の使い方を整理する
3配線・設置場所既存配線が使えるか、LAN配線やモール施工が必要か確認する
4主装置・電話機台数内線数、外線数、増設予定、受付運用に合う構成を決める
5新品・中古・保守初期費用だけでなく、故障時対応や保証の有無を見る
6スマホ連携・クラウドPBX外出対応、在宅勤務、拠点間運用に必要かを判断する

監修者でもある登氏が現場で重視するのは、スペック表では分からない「使い始めた後の運用」です。
たとえば、同じビジネスフォンでも、受付が1人なのか、複数部署で保留転送するのか、倉庫や別室に増設したいのか、FAXを残すのかで必要な構成は変わります。

新品が向いている会社もあれば、中古で十分な会社もあります。
クラウドPBXが合う会社もあれば、代表番号やFAX、既存配線の都合で従来型のビジネスフォンが現実的な会社もあります。
大切なのは、価格表を見比べる前に、自社の電話運用を言語化することです。

ビジネスフォンは、会社の入口にある「声の受付」です。
玄関の鍵を選ぶときに、色だけで決めないのと同じで、電話設備も見た目や価格だけでは判断できません。
誰が受け、誰へつなぎ、どの番号を残し、止まったときに誰が直すのか。
そこまで決めて初めて、比較が意味を持ちます。

ポイントは次の3つです。

  1. 機種比較の前に、番号・回線・FAX・配線条件を整理する
  2. 新品・中古・クラウドPBXは、優劣ではなく運用条件で選ぶ
  3. 保守や故障時対応まで含めて比較しないと、導入後に困りやすい

本音で回答!比較検討に関するよくある質問

比較検討で多い質問は、「何台必要か」「回線はどうするか」「工事費はいくらか」「中古でも大丈夫か」に集中しています。答えは会社ごとに変わりますが、共通して言えるのは、台数より先に電話の流れを整理することです。

ビジネスフォンは、まず機種を選べばいいですか?

機種より先に回線・番号・配線・台数を整理した方が失敗しにくいです。

機種選びから始めると、あとで「今の光電話が使えるのか」「FAXは残せるのか」「代表番号は変わらないのか」「配線工事が必要なのか」で止まりやすくなります。先に、誰が電話を受けるのか、何人が同時に通話するのか、どこに電話機を置くのかを整理してください。そのうえで主装置や電話機を選ぶと、見積の比較もしやすくなります。

中古ビジネスフォンでも大丈夫ですか?

中古でも条件が合えば十分選択肢になります。ただし、保証と保守は必ず確認してください。

中古は初期費用を抑えやすい一方で、機器の状態、主装置との組み合わせ、部品供給、故障時の代替対応を確認する必要があります。価格だけで選ぶと、増設したいときに対応できない、故障時に修理できない、保守対象外だったという問題につながることがあります。中古を選ぶなら、「何年使う想定か」「壊れたらどうするか」まで見て判断するのが安全です。

今の電話番号や光電話、FAXはそのまま使えますか?

使える場合もありますが、回線種別・契約・移転有無で変わります。

代表番号を変えたくない、FAXを残したい、光電話をそのまま使いたいという相談は多くあります。ただし、番号維持はエリアや回線契約、移転先、利用中の電話サービスによって条件が変わります。FAXも、電話と同じ番号で使うのか、専用番号を分けるのかで構成が変わります。見積前に、現在の請求書や回線情報を確認しておくと判断が早くなります。

スマホだけ、またはクラウドPBXだけで足りますか?

外出対応や在宅勤務が多い会社には有効ですが、代表番号・FAX・受付運用がある会社は慎重に比べるべきです。

スマホ連携やクラウドPBXは便利です。外出中でも会社番号を使いたい、拠点間で内線のように使いたい場合には候補になります。一方で、受付で複数の電話を受ける、FAXを使う、固定電話機で保留転送したい、停電時や障害時の運用を重視する会社では、従来型ビジネスフォンの方が合うこともあります。スマホ化は目的ではなく、電話対応を楽にするための手段として比較するのが現実的です。

工事費があとから増えるのが心配です。何を見ればいいですか?

設置場所・配線状況・主装置の位置・回線工事の有無を先に確認してください。

工事費は、電話機の台数だけでは決まりません。既存配線が使えるか、床や壁にモール配線が必要か、LAN配線を流用できるか、主装置をどこに置くかで変わります。移転や増設の場合は、レイアウトが未確定だと見積もりもぶれやすくなります。図面や設置予定場所、現在の電話機台数を共有しておくと、追加費用のリスクを減らせます。

ポイントは次の3つです。

  1. FAQの多くは「機種」ではなく「運用条件」の質問である
  2. 台数・回線・工事費・中古不安は、見積前に整理すると比較しやすい
  3. スマホ連携やクラウドPBXは便利だが、代表番号・FAX・保守条件とセットで判断する

まとめ:ビジネスフォン比較は、機種選びではなく現場条件の整理から始まる

今回の直近問い合わせデータでは、「比較検討」タグが261件、48.9%確認されました。
関連して多かったのは、料金・見積、回線・ひかり電話、老朽化・買い替え、工事・設定、中古希望です。長期通話ログでも、他社見積、新品と中古、光電話、FAX、配線、保守、スマホ連携などが複合的に相談されていました。

つまり、ビジネスフォン比較が長引く理由は、価格差だけではありません。電話機、主装置、回線、工事、番号維持、FAX、保守、将来の増設まで関係するため、現場条件を整理しないまま見積を比べても、判断が止まりやすいのです。

ビジネスフォンのことならOFFICE110

OFFICE110では、現在の電話番号、回線、台数、設置場所、FAXの有無、スマホ連携の必要性を確認したうえで、新品・中古・クラウドPBX・既存回線活用などを比較できます。

ビジネスフォンの導入や買い替えで迷っている方は、まず「機種名」ではなく、「今の電話の使い方」を整理するところから始めてください。無料相談では、その条件整理から一緒に確認できます。

ビジネスフォンの導入を販売から設置工事までワンストップで支援するOFFICE110

【調査概要】
・調査機関(調査主体):OFFICE110(運営会社:株式会社ベルテクノス)
・調査対象:OFFICE110に寄せられたビジネスフォン関連の匿名化済み問い合わせデータ
・有効回答数(分析対象件数):534件
・調査期間:2025年3月3日〜2026年2月28日
・調査方法:OFFICE110に寄せられた問い合わせ記録を匿名化したうえで、テーマ分類・キーワード分類・文脈分類を実施
・算出方法:対象データ内で「比較検討」に関連する語句、同義語、相談文脈を抽出し、同一問い合わせ内で複数回出現した場合は1件として集計。構成比は、比較検討に関連する261件を分析対象件数534件で除して算出
・個人情報の取り扱い:会社名、個人名、電話番号、住所、メールアドレス、個別契約条件など、個社・個人を特定できる情報は除外または一般化
・注意事項:本調査はOFFICE110に寄せられた問い合わせデータをもとにした独自分析であり、国内企業全体の傾向を示すものではありません

◾️本調査データの引用について
本記事内の調査データは、出典として「OFFICE110|ビジネスフォン相談データ分析」と本記事URLを明記いただくことで、記事・レポート・社内資料等に引用いただけます。数値を引用・転載する際は、調査対象・調査期間・サンプル数などの集計条件をあわせて記載してください。数値を加工・再集計する場合は、元データと条件が異なる可能性があるため、加工内容または集計条件を併記してください。

◾️引用表記例
出典:OFFICE110「ビジネスフォン相談データ分析」(該当記事URL)

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