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「ビジネスフォンの基礎知識」記事一覧

【調査分析】ビジネスフォン導入は「決めた後」に止まる?導入直前・工事調整126件から見えた現場条件の落とし穴

ビジネスフォン導入は、機種や料金を決めれば終わりではありません。
OFFICE110に寄せられた直近問い合わせデータでは、「導入直前・工事調整」に分類される相談が126件、23.6%確認されました。

長期に蓄積した通話問い合わせ内容を見ても、工事日・設置場所・既存配線・光電話・FAX・主装置・支払い条件など、設置直前の確認で進行が止まりかける相談が繰り返し見られます。

人手不足の中小企業では、電話や受付の停止がそのまま業務負担に直結します。
だからこそ、ビジネスフォン導入では「何を買うか」だけでなく、「いつ・どこに・どの回線で・どう設置するか」を先に整理することが重要です。

ビジネスフォン導入は、工事日・設置場所・既存配線・回線状況を確認してから進めることで、設置直前の停滞を防ぎやすくなります。

登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
SNSリンク: X(旧Twitter) / note

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

ビジネスフォンの導入を販売から設置工事までワンストップで支援するOFFICE110

データで見る「導入直前・工事調整」相談の実態

ビジネスフォンの相談は、比較検討だけでなく、設置直前の工事調整段階でも一定数発生しています。とくに「工事」「設定」「料金・見積」「回線・ひかり電話」が同時に出やすい傾向です。

問い合わせ段階別の確認結果

ビジネスフォン問い合わせ段階別の構成比。比較検討51.5%、情報収集24.9%、導入直前・工事調整23.6%
問い合わせ段階確認件数構成比
比較検討275件51.5%
情報収集133件24.9%
導入直前・工事調整126件23.6%

出典:OFFICE110匿名化済み問い合わせデータ「問い合わせ段階」集計表
確認日:2026年6月24日

導入直前・工事調整と一緒に出やすい関連テーマ

導入直前・工事調整相談に関連しやすいテーマ。工事・設定125件、料金・見積81件、回線・ひかり電話60件
関連テーマ確認件数読み取れる現場課題
工事・設定125件工事内容、設定範囲、当日の作業条件を確認したい
料金・見積81件本体価格ではなく、設置費・設定費まで含めた総額を知りたい
回線・ひかり電話60件既存回線、光電話、番号維持、FAX利用との整合を確認したい
比較検討53件決定前後で、他案や条件を再確認している
中古希望29件中古でも設置できるか、保守や主装置との相性を確認したい
増設・台数追加21件電話機追加時に配線や回線数が足りるか確認したい
移転・引越し19件移転先でそのまま使えるか、工事日程が合うか確認したい

出典:OFFICE110匿名化済み問い合わせデータ「テーマタグ上位」「レコード一覧」
確認日:2026年6月24日

詳細解説

ビジネスフォン導入で見落とされやすいのは、「導入を決めた後」にも確認すべき条件が多いことです。

理由は、ビジネスフォンが電話機単体ではなく、主装置・光電話・既存配線・FAX・代表番号・スマホ連携・保守契約・工事日程などを組み合わせて使う設備だからです。

たとえば、電話機の台数が決まっていても、「回線工事が終わっていない」、「主装置の設置場所が決まっていない」、「FAXをどの番号で運用するか未確定」、「既存配線が流用できるか不明」といった状態では、設置当日の作業がスムーズに進みません。

実際、長期の通話お問い合わせでも、工事前の入金確認、発注書返送、LAN配線追加、NTT機器の設置場所、プロバイダ書類の到着確認、移転先オーナー承認など、設置前の条件整理に関する相談が繰り返し確認されました。

つまり、ビジネスフォン導入のつまずきは「価格が高いから」だけではありません。
価格・本体・機能だけでは説明できない、現場条件の未整理が大きな停滞要因になります。

ポイント
  • 導入直前・工事調整は、直近問い合わせデータで126件確認された
  • 工事・設定、料金・見積、回線・ひかり電話が同時に出やすい
  • 機種決定後も、設置場所・配線・回線・保守条件の確認が必要

実際の相談記録から見えた誤解と本音

ビジネスフォンは「見積を取ったから大丈夫」「電話機を決めたから終わり」と考えていても、実際には工事日・回線・配線・支払い条件・移転先条件で確認が増えることがあります。

相談記録の要約(匿名化済み)

  • 【要約引用】:工事費がいくらになるか、必要台数もあわせて確認したい
    【導入課題】:本体価格ではなく、設置後に使える状態までの総額を知りたい
  • 【要約引用】:移転先でそのまま使えるか、工事費や台数もまとめて確認したい
    【導入課題】:移転・移設では番号、回線、設置場所、工事日が一体で不安になる
  • 【要約引用】:回線をどうすればよいか、工事費とあわせて相談したい
    【導入課題】:光電話や既存回線が、導入可否を左右する条件になっている
  • 【要約引用】:工事前の支払い条件が伝わりきっておらず、工事実施日と入金確認の調整が必要になった
    【導入課題】:工事当日の前に、支払い・発注・請求条件の共有が必要
  • 【要約引用】:LAN配線を電話工事と同時に行うため、レイアウト、床材、ハブ追加、発注書返送まで確認した
    【導入課題】:配線は「線を引くだけ」ではなく、机の配置やネットワーク構成まで関係する
  • 【要約引用】:NTT工事日、ONUや主装置の設置場所、立ち会い者、プロバイダ書類の到着確認が必要だった
    【導入課題】:回線工事とビジネスフォン工事の順番が合わないと、設置直前で止まりやすい

詳細解説

ビジネスフォン導入では、「契約すれば自動的に設置できる」と思われがちです。

しかし、現場ではそう単純ではありません。
電話工事は、電話機の納品だけでなく、主装置の設置、既存配線の確認、光電話やホームゲートウェイとの接続、FAXや複合機の接続、内線番号や外線ボタンの設定、必要に応じたスマホ連携、保守範囲の確認まで含みます。

たとえば、ビジネスフォンの移転時には「電話番号をそのまま使えるか」「移転先のビルで工事できるか」「オーナー承認が必要か」「回線工事日と電話工事日が合うか」が問題になります。
また、ビジネスフォンの増設時には「既存の主装置で台数を増やせるか」「配線を追加できるか」「故障起点の買い替えなら保守部品が残っているか」が問題になります。

相談記録から見る限り、導入直前の本音は「安く買いたい」だけではありません。
むしろ、「本当に予定通り使い始められるのか」「追加費用が出ないか」「今の番号やFAXを残せるのか」という不安が中心です。

ポイント
  • 見積後でも、工事日・回線・配線・支払い条件の確認は残る
  • 移転・増設・故障起点の買い替えでは、現場条件の確認が増えやすい
  • 読者が本当に知りたいのは「いくらか」だけでなく「予定通り使えるか」

監修者・登 雄三が教える「失敗しない選択肢」

ビジネスフォンはスペック表だけで選ぶと失敗しやすい設備です。
設置前には、回線・配線・主装置・FAX・保守・番号維持まで、現場条件をまとめて確認する必要があります。

監修者について

株式会社デジコンnet 代表取締役 登 雄三

工事担任者(AI・DD総合種)、電気工事士の資格を持ち、2010年設立の株式会社デジコンnetを率いて、神戸を拠点に全国でビジネスフォン、複合機、防犯機器、電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を手がけてきました。2023年には名古屋へ拠点を広げ、施工と運用の両面から現場を見ています。

設置前に確認すべき現場条件

確認項目見るべきポイント確認を怠った場合のリスク
工事日と回線工事日光電話・インターネット回線の開通日、
電話機設置日、立ち会い可否
電話機は届いても、
回線が使えず開通できない
設置場所主装置、ONU、ホームゲートウェイ、
ルーター、FAX、複合機の置き場所
当日になって
設置場所が決まらず作業が止まる
既存配線電話線、LAN配線、モール、
床・壁の配線ルート
追加配線費や作業時間が発生する
回線数・台数同時通話数、代表番号、FAX、
部署ごとの内線、スマホ連携
台数は足りても、
同時通話やFAX運用で詰まる
主装置・保守既存主装置の対応台数、部品供給、
故障時対応、中古機器の保証
増設や修理ができず、
買い替え判断が必要になる
番号維持代表番号、FAX番号、
移転先での番号継続可否
名刺・Webサイト・取引先案内への
影響が出る
発注・支払い条件発注書、入金、
請求方法、工事枠の確保
工事予定があっても、
手続き未完了で延期になる

詳細解説

OFFICE110の監修者でもある登 雄三氏が現場で重視するのは、「どの機種が高性能か」だけではありません。

ビジネスフォンは、同じ機種でも設置環境によって正解が変わります。既存配線が使える会社と、配線を新設する会社では工事内容が違います。光電話のホームゲートウェイがある会社と、アナログ回線が残っている会社でも、主装置との接続条件が変わります。FAXを残す会社では、電話番号とFAX番号を分けるのか、同じ番号で運用するのかによって設定内容が変わります。

また、中古ビジネスフォンを選ぶ場合も、価格だけで判断してはいけません。
主装置の容量、保守部品、保証期間、今後の増設余地を確認しないと、安く導入できても後から増設や修理で困ることがあります。

スマホ連携やクラウドPBXを検討する場合も同じです。
スマホで外線を受けられるか、代表番号をどう扱うか、FAXを残すか、固定電話番号を維持するかによって、適した構成は変わります。

つまり、失敗しない選択肢とは「新品か中古か」「リースか購入か」を先に決めることではありません。
現場条件を確認したうえで、自社に合う導入方法を選ぶことです。

ポイント
  • スペック表だけでは、工事可否や配線条件までは判断できない
  • 主装置・光電話・FAX・番号維持・保守はセットで確認する
  • 中古、新品、スマホ連携、クラウドPBXは現場条件で向き不向きが変わる

本音で回答!導入直前・工事調整に関するFAQ

ビジネスフォンの設置直前に確認すべきことは、工事費だけではありません。
台数、回線、主装置、配線、番号維持、保守、FAX、スマホ連携まで確認しておくと、工事当日の停滞を防ぎやすくなります。

多く確認された不安

ビジネスフォン設置直前に出やすい不安ワード。工事費、必要台数、回線、中古の可否、移転時の利用可否、故障時対応
不安内容関連相談内での
確認件数
相談の背景
工事費はいくらか119件本体代以外に、
設置費・設定費・配線費がかかるか知りたい
何台必要か70件社員数ではなく、
受付・FAX・同時通話・内線運用から逆算したい
回線はどうするか30件光電話、既存回線、代表番号、FAX番号との
整合を確認したい
中古でも大丈夫か29件価格を抑えたいが、
保守や主装置との相性が不安
移転時にそのまま使えるか19件移転先で番号や設定を
維持できるか確認したい

出典:OFFICE110匿名化済み問い合わせデータ「FAQ候補」および関連相談
確認日:2026年6月24日

見積をもらった後でも、工事前に確認することはありますか?

あります。見積後でも、工事日、回線工事日、設置場所、既存配線、立ち会い者、支払い条件は確認しておくべきです。
とくに光電話やインターネット回線を使う場合、回線側の開通とビジネスフォン設置の順番が合わないと、電話機を設置してもすぐに使えないことがあります。主装置やホームゲートウェイの置き場所、FAXや複合機との接続、LAN配線の有無も事前に確認しましょう。

工事費はなぜ見積後に変わることがあるのですか?

配線ルート、設置場所、台数、FAX接続、回線状況が変わると、工事内容が変わるためです。
たとえば、電話機を置く場所が増える、LAN配線も同時に行う、主装置から離れた場所に電話機を増設する、移転先の床や壁に配線ルートを作るといった場合、追加作業が発生することがあります。工事費を抑えるには、レイアウトと設置場所を早めに共有することが重要です。

既存の配線や主装置はそのまま使えますか?

使える場合もありますが、現地条件と機器構成の確認が必要です。
既存配線が使えれば工事時間や費用を抑えられる可能性があります。ただし、主装置が古い、対応台数に余裕がない、保守部品が残っていない、光電話との接続条件が変わるといった場合は、交換や再設定が必要になることがあります。

光電話や今の番号はそのまま使えますか?

使えるケースはありますが、番号の種類、契約回線、移転先、FAX運用によって結論が変わります。
代表番号やFAX番号を維持したい場合は、電話会社の契約内容、移転先住所、光電話のプラン、主装置との接続可否を確認します。移転を伴う場合は、同じ番号を使える地域かどうかも重要です。番号維持は名刺、Webサイト、取引先案内にも関係するため、早めに確認しましょう。

スマホ連携やクラウドPBXにすれば、工事調整は不要ですか?

完全に不要とは限りません。代表番号、FAX、既存回線、社内の受付運用を残す場合は、確認が必要です。
スマホ連携やクラウドPBXは、外出先対応や小規模オフィスには有効な選択肢です。ただし、代表番号をどう受けるか、FAXを残すか、固定電話番号を維持するか、既存の内線・保留転送をどうするかで必要な準備が変わります。スマホだけで足りる会社もありますが、受付や取次ぎが多い会社では固定電話側の設計も残ります。

中古ビジネスフォンでも、設置直前に注意することはありますか?

あります。中古の場合は、価格だけでなく、主装置の容量、保証、保守、今後の増設余地を確認してください。
中古は初期費用を抑えやすい一方で、機種の年式や主装置の状態によって、増設や修理に制限が出ることがあります。設置直前には、電話機台数、同時通話数、FAX接続、番号維持、保守範囲を確認し、将来の増設にも対応できるか見ておきましょう。

詳細解説

ビジネスフォン導入直前のFAQに共通しているのは、「安いか高いか」ではなく「本当に使い始められるか」という不安です。

ビジネスフォンは、機器を買えば終わりではありません。
電話が鳴る、保留できる、内線転送できる、FAXが送れる、代表番号を維持できる、故障時に保守を受けられるという状態まで整って、はじめて業務で使えます。

そのため、ビジネスフォンの設置前の段階では、電話機の台数だけでなく、回線数、配線、主装置、番号、FAX、スマホ連携、保守まで確認することが大切です。

ポイント
  • FAQの中心は「工事費」「台数」「回線」の3つ
  • 中古・移転・光電話・番号維持は、設置直前に確認が増えやすい
  • 回答はすべて、現場条件を見てから判断するのが安全

まとめ|ビジネスフォン導入は「機種選び」ではなく「現場条件の整理」で止まる

OFFICE110へ寄せられたビジネスフォンの直近問い合わせデータでは、「導入直前・工事調整」に分類される相談が126件、23.6%確認されました。

この数字から見えるのは、ビジネスフォン導入が単なる機種選びでは終わらないという現実です。工事日、設置場所、既存配線、光電話、主装置、FAX、番号維持、スマホ連携、保守、支払い条件などを整理しないまま進めると、導入を決めた後でも設置直前に止まることがあります。

ビジネスフォンの見積もりを取るときは、本体価格だけでなく、次の条件を確認してください。

  • 工事日と回線工事日の順番
  • 主装置・ONU・ホームゲートウェイの設置場所
  • 既存配線やLAN配線の利用可否
  • 電話機台数、同時通話数、FAXの使い方
  • 代表番号・FAX番号をそのまま使えるか
  • 中古・新品・スマホ連携・クラウドPBXの向き不向き
  • 保守や故障時の対応範囲
  • 発注書、入金、請求など工事前の手続き

ビジネスフォンのことなら

OFFICE110では、ビジネスフォンの機種選定だけでなく、回線・配線・工事・保守まで含めた導入前相談を受け付けています。
「見積は取ったけれど、このまま工事に進んで大丈夫か不安」
「移転先で今の番号やFAXを使えるか確認したい」
「中古で安くしたいが、保守や配線が心配」
このような場合は、設置前の条件を一度整理してから進めるのがおすすめです。

ビジネスフォンの導入を販売から設置工事までワンストップで支援するOFFICE110

【調査概要】
調査機関(調査主体):OFFICE110(運営会社:株式会社ベルテクノス)
調査対象:OFFICE110に寄せられたビジネスフォン関連の匿名化済み問い合わせデータ
有効回答数(分析対象件数):534件
調査期間:2025年3月3日〜2026年2月28日
調査方法:OFFICE110に寄せられた問い合わせ記録を匿名化したうえで、問い合わせ段階、テーマ分類、キーワード分類、相談文脈の確認を実施
算出方法:対象データ内で、問い合わせ段階が「導入直前・工事調整」に分類された相談を抽出し、126件を確認。構成比は、導入直前・工事調整に該当する126件を分析対象件数534件で除して算出
個人情報の取り扱い:会社名、個人名、電話番号、住所、メールアドレス、個別契約条件など、個社・個人を特定できる情報は除外または一般化
注意事項:本調査はOFFICE110に寄せられた問い合わせデータをもとにした独自分析であり、国内企業全体の傾向を示すものではありません
補足:長期通話ログは、設置前の工事日程、回線、配線、支払い条件、設置場所などの相談文脈を確認するための補助データとして参照しています。直近問い合わせデータとは合算していません。

◾️本調査データの引用について
本記事内の調査データは、出典として「OFFICE110|ビジネスフォン相談データ分析」と本記事URLを明記いただくことで、記事・レポート・社内資料等に引用いただけます。数値を引用・転載する際は、調査対象・調査期間・サンプル数などの集計条件をあわせて記載してください。数値を加工・再集計する場合は、元データと条件が異なる可能性があるため、加工内容または集計条件を併記してください。

◾️引用表記例
出典:OFFICE110「ビジネスフォン相談データ分析」(該当記事URL)

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