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ビジネスフォンの料金・見積が主な相談38件、費用確認を含む問い合わせ258件から見えた総額の落とし穴

ビジネスフォンの導入相談では、「本体はいくらですか?」という単純な価格確認だけでなく、「工事費はいくらか」、「回線はどうするか」、「中古でも大丈夫か」、「何台必要か」といった確認が多く見られます。

直近問い合わせデータでは、主な相談内容が「料金・見積」だった問い合わせは38件でした。一方で、主な相談が工事・設定、回線、増設、故障、買い替えなどであっても、相談内容の中に料金確認が含まれるケースまで見ると、料金・見積に関わる問い合わせは258件確認されています。

つまり、ビジネスフォンの費用不安は「見積だけを聞きたい相談」に限られません。
多くの会社では、工事・配線・回線・主装置・FAX・番号維持・保守・中古機器・スマホ連携 など、導入条件を確認する過程で料金不安が一緒に出てきます。

結論

設備投資を慎重に進めたい中小企業ほど、見積の安さだけでは決められません。
見積書の総額が安く見えても、工事費・回線費・保守費・将来の増設費が見えていなければ、導入後に「思ったより費用がかかった」というズレが起きやすくなります。

登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
SNSリンク: X(旧Twitter) / note

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

費用確認を含む問い合わせは258件に広がる

ビジネスフォンの費用相談は、本体価格だけで完結していません。
実際には、工事費・回線・中古機器・台数・保守などが重なって相談されています。

確認項目件数この数字の意味
主な相談内容が「料金・見積」38件問い合わせの中心が
料金・見積だったもの
料金・見積に関わる問い合わせ258件主テーマを問わず、
相談内容に料金確認が含まれたもの
工事費はいくらか123件よく出た具体的な質問
回線はどうするか103件よく出た具体的な質問
中古でも大丈夫か91件よく出た具体的な質問

直近問い合わせデータでは、「テーマ別サマリー」で主な相談内容としての料金・見積が38件、「テーマタグ上位」で料金・見積に関わる問い合わせが258件と分けて整理されています。さらに、よく出た質問として「工事費はいくらか」123件、「回線はどうするか」103件、「中古でも大丈夫か」91件が確認されています。

料金判断と一緒に出やすい具体的な質問

質問内容件数
何台必要か257
工事費はいくらか123
回線はどうするか103
中古でも大丈夫か91
移転時にそのまま使えるか37
故障時どうするか29
クラウドPBXと何が違うか14
番号そのまま使えるか4

※上記は料金・見積258件の内訳ではありません。見積前後で確認されやすい質問を整理したものです。

ビジネスフォンの見積が分かりにくい理由は、電話機本体だけで費用が決まらないからです。同じ5台導入でも、既存配線を使える会社と、新たに配線工事が必要な会社では総額が変わります。光電話やFAXを継続するか、代表番号を維持するか、主装置に空きがあるかでも、必要な工事や機器が変わります。

さらに、中古ビジネスフォンを選ぶ場合は、本体価格だけでなく、保証期間・保守対応・主装置との相性まで確認しなければなりません。安く見える見積でも、工事費や保守費が別になっていれば、最終的な負担は変わります。

ポイント
  • 38件は「料金・見積」が主な相談だった数
  • 258件は「料金確認を含む問い合わせ」の広がりを示す数
  • 工事費・回線・中古などの質問は、258件の内訳ではなく別軸の具体的な不安

実際の相談から見えた「総額が分からない」不安

相談記録を見ると、読者が本当に知りたいのは「電話機はいくらか」だけではありません。
多くの場合、どこまで見積に含まれるのかが分からないことに不安があります。

相談内容の例

相談の入り口表面上の質問実際に確認すべきこと
工事・設定工事費はいくらか配線、設置場所、主装置位置、設定範囲
回線・ひかり電話今の回線を使えるか光電話、代表番号、FAX、同時通話数
増設・台数追加何台追加できるか主装置の空き、回線数、配線、増設費
中古希望中古でも大丈夫か保証、保守、故障時対応、主装置との相性
故障・障害修理か買い替えか復旧スピード、代替機、保守終了、費用比較

実際の相談記録でも、主テーマが工事・設定であっても、副テーマとして料金・見積や比較検討が重なり、顧客の不安として「工事費はいくらか」が出ているケースがあります。

また、増設相談でも、工事・回線・料金確認が同時に出ており、「工事費はいくらか」「回線はどうするか」が不安として確認されています。

現場条件に左右される設備費用

上記のようなご不安がある理由は、ビジネスフォンの見積が単なる商品価格ではなく、現場条件に左右される設備費用だからです。

たとえば、以下のような条件で総額は変わります。

条件費用に影響する理由
既存配線が使えるか新規配線が必要になると工事費が変わる
主装置に空きがあるか増設ユニットや主装置交換が必要になることがある
光電話を使うか回線契約、チャンネル数、番号運用に関係する
FAXを残すか電話とFAXの回線設計が必要になる
代表番号を維持するか番号移行や契約条件の確認が必要になる
中古を選ぶか保証・保守・交換対応の確認が必要になる
スマホ連携を入れるかクラウドPBXや内線化の設計が必要になる

見積相談でよくある誤解は、「電話機の台数が分かれば総額も決まる」というものです。

実際には、台数は入口にすぎません。
主装置、配線、回線、番号、FAX、保守、将来の増設まで含めて確認して、はじめて総額が見えてきます。

ポイント
  • 見積不安の中心は「本体価格」ではなく「見積範囲」
  • 工事・配線・回線条件によって総額は変わる
  • 中古やスマホ連携も、安さだけでなく運用条件とセットで判断する

監修者・登 雄三が教える「失敗しない見積の見方」

監修者について

株式会社デジコンnet 代表取締役 登 雄三

工事担任者(AI・DD総合種)、電気工事士の資格を持ち、2010年設立の株式会社デジコンnetを率いて、神戸を拠点に全国でビジネスフォン、複合機、防犯機器、電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を手がけてきました。2023年には名古屋へ拠点を広げ、施工と運用の両面から現場を見ています。

監修者:登

登(のぼり)

ビジネスフォンの見積で見るべきなのは、最安値ではありません。
自社の現場条件が、見積にきちんと反映されているかです。

見積前に確認すべき順番

確認順確認することなぜ必要か
1何人が電話を使うか必要台数と内線設計が決まる
2同時に何本通話するか回線数・光電話の契約に関係する
3FAXや代表番号を残すか番号維持と回線設計に関係する
4既存配線を使えるか工事費に大きく影響する
5主装置に空きがあるか増設費や交換費に関係する
6保守をどうするか故障時の対応速度に関係する
7将来増設する可能性があるか主装置や回線の余裕設計に関係する

監修者である登の現場判断では、見積前にまず確認すべきなのは、機種名やスペック表ではありません。
今の電話回線・代表番号・FAX・主装置・配線・利用人数・同時通話数・保守の必要性です。

ビジネスフォンは電話機だけで動く設備ではない

ビジネスフォンは電話機だけで動く設備ではありません。
主装置が外線と内線を制御し、光電話や既存回線とつながり、事務所内の配線を通って各席に届きます。

受付、営業、倉庫、店舗、別フロア、別拠点など、電話を使う場所が変われば、必要な配線や設定も変わります。

また、スマホ連携やクラウドPBXを使う場合でも、代表番号、FAX、録音、留守電、取次ぎ運用をどうするかで最適な構成は変わります。「スマホだけにすれば安い」「中古なら安い」と単純に判断するのではなく、自社の電話運用に合うかを先に見る必要があります。

ポイント
  • 見積は「機種」より先に「現場条件」を確認する
  • スマホ連携やクラウドPBXも、代表番号運用とセットで考える
  • 故障・老朽化による買い替えでは、安さより復旧性と保守性を優先する
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本音で回答!ビジネスフォンの料金・見積FAQ

ビジネスフォンの費用は、電話機本体だけでは判断できません。
工事・配線・回線・保守・番号維持まで含めて確認することで、はじめて比較できます。

ビジネスフォンは、結局いくら見ておけばいいですか?

結論、電話機本体だけでは判断できません。
必要台数、主装置、工事、配線、回線、保守を分けて見積もる必要があります。

同じ台数でも、既存配線が使えるか、新しく配線が必要かで費用は変わります。光電話やFAXを使う場合は、回線の契約内容も確認が必要です。

見積を見るときは、本体代だけでなく、工事費・設定費・保守費・回線費が含まれているかを確認してください。

工事費はなぜ会社によって違うんですか?

結論、事務所の配線状況と設置環境が会社ごとに違うからです。

既存配線をそのまま使える場合は、工事が比較的スムーズです。一方で、レイアウト変更、別フロアへの設置、LAN配線の整理、主装置の移設が必要な場合は、作業内容が増えます。

そのため、工事費は電話機の台数だけでは決まりません。正確に見積もるには、現地環境や既存設備の確認が重要です。

中古ビジネスフォンなら安く済みますか?

結論、初期費用は抑えやすいですが、保証と保守の確認が必要です。

中古ビジネスフォンは、予算を抑えたい会社にとって有力な選択肢です。ただし、価格だけで決めると、故障時や増設時に困ることがあります。

確認すべきなのは、主装置との相性、保証期間、保守対応、交換機の在庫、将来の増設可否です。中古を選ぶなら、「安く買えるか」だけでなく「止まったときに対応できるか」まで見てください。

今の光電話やFAX、代表番号はそのまま使えますか?

結論、使えるケースはありますが、契約内容と利用場所の確認が必要です。

代表番号、FAX番号、光電話の契約、同時通話数、移転の有無によって条件が変わります。特に移転を伴う場合は、同じ番号を使えるかどうかが地域や契約に左右されることがあります。

FAXを残す場合は、電話とFAXを同じ回線で使うのか、分けるのかも重要です。ここを確認しないと、電話中にFAXが使いにくい、代表番号が話し中になりやすいといった問題が起きることがあります。

スマホだけにすれば、ビジネスフォンは不要ですか?

結論、会社の電話運用によります。

スマホ連携やクラウドPBXで十分な会社もあります。ただし、代表番号の受付、社内取次ぎ、FAX、通話録音、留守電、営業時間外ガイダンスが必要な会社では、固定電話の運用設計も残ります。

大切なのは、ビジネスフォンかスマホかを二択で考えないことです。代表番号を誰が受けるのか、外出先でどう取次ぐのか、FAXや録音を残すのかを整理したうえで、自社に合う組み合わせを選びましょう。

まとめ|ビジネスフォンの見積は「本体価格」ではなく「総額の条件」を見る

直近問い合わせデータでは、主な相談内容が「料金・見積」だった問い合わせは38件でした。一方で、主テーマが工事・設定、回線、増設、故障、買い替えなどであっても、料金確認が含まれる問い合わせは258件確認されています。

この違いから見えるのは、ビジネスフォンの費用不安が「見積だけを聞きたい相談」に限られないということです。

多くの会社が知りたいのは、次のようなことです。

  • 工事費はどこまで含まれるのか
  • 既存配線は使えるのか
  • 光電話やFAXはそのまま使えるのか
  • 代表番号を維持できるのか
  • 中古でも保守や保証は問題ないのか
  • スマホ連携やクラウドPBXと比べてどちらが合うのか
  • 将来の増設や移設で追加費用が出るのか

ビジネスフォンの見積は、単なる機種選びではありません。
導入前に、工事・配線・回線・主装置・保守・番号維持まで整理することが、失敗しない第一歩です。

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【調査概要】
・調査機関(調査主体):OFFICE110(運営会社:株式会社ベルテクノス)
・調査対象:OFFICE110に寄せられたビジネスフォン関連の匿名化済み問い合わせデータ
・有効回答数(サンプル数):534件
・調査期間:2022年12月7日〜2026年2月28日
・調査方法:OFFICE110に寄せられた問い合わせ記録を匿名化したうえで、テーマ分類・キーワード分類・文脈分類を実施
・算出方法:対象データ内で「料金・見積」に関連する語句、同義語、相談文脈を抽出し、同一問い合わせ内で複数回出現した場合は1件として集計。構成比は、関連件数を分析対象件数で除して算出
・個人情報の取り扱い:会社名、個人名、電話番号、住所、メールアドレス、個別契約条件など、個社・個人を特定できる情報は除外または一般化
・注意事項:本調査はOFFICE110に寄せられた問い合わせデータをもとにした独自分析であり、国内企業全体の傾向を示すものではありません

◾️本調査データの引用について
本記事内の調査データは、出典として「OFFICE110|ビジネスフォン相談データ分析」と本記事URLを明記いただくことで、記事・レポート・社内資料等に引用いただけます。数値を引用・転載する際は、調査対象・調査期間・サンプル数などの集計条件をあわせて記載してください。数値を加工・再集計する場合は、元データと条件が異なる可能性があるため、加工内容または集計条件を併記してください。

◾️引用表記例
出典:OFFICE110「ビジネスフォン相談データ分析」(該当記事URL)

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