【即解決】ビジネスフォンが繋がらない時の5つの対処法
「突然、ビジネスフォンが繋がらない……」
そんな状況で、顧客との大切なやり取りや取引先への緊急連絡ができず、お困りではありませんか?
ビジネスフォンは、企業にとって欠かせないコミュニケーションツールです。
トラブルが発生した場合、まずは原因を正確に把握し、しっかりと切り分けることが重要です。
原因が特定できれば、適切な対処法を実行して迅速に問題を解決できます。
この記事では、ビジネスフォンが繋がらない時の原因の切り分け方や、状況環境別の対処法についてくわしく解説していきます。
トラブル時の対応方法を理解しておくことで、業務への影響を最小限に抑えられるでしょう。ぜひ、ご参考ください。
監修者
登 雄三
(のぼり ゆうぞう)
保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
ビジネスフォンが繋がらない時に確認すること
ビジネスフォンが繋がらない場合、正しい対処を講じるには、問題の原因を切り分ける必要があります。
その際には、まず以下の3つのポイントを確認しましょう。
- 内線・外線のどちらが繋がらないか
- 繋がらない電話機の台数
- 契約している電話回線の種類
各ポイントの具体的な点を解説します。
内線・外線のどちらが繋がらないか
内線と外線のどちらが繋がらないかを特定することが、トラブルの原因を特定するための最初の重要なステップです。
ビジネスフォンには外線と内線の2つの機能があり、それぞれ別々のユニットが主装置内で管理しています。どちらに問題があるかを特定することで、原因を絞り込めます。
例えば、次の方法で原因を追究できます。
- 外線が使えない場合 ⇒ 電話回線や主装置の外線ユニットに問題がある可能性
- 内線が使えない場合 ⇒ 主装置の内線ユニットを問題がある可能性
また、内線・外線の両方が繋がらない場合は主装置自体の電源が落ちているか、故障している可能性が考えられます。
繋がらない電話機の台数
電話機が繋がらない場合、まずは繋がらない電話機の台数を確認することが重要です。これにより、問題の原因を特定しやすくなります。
1台だけが繋がらない場合と、すべての電話機が繋がらない場合では、考えられる原因や対処法が異なります。
■1台だけが繋がらない場合
この場合は、その電話機自体に問題がある可能性が高いです。
以下のポイントを確認しましょう。
- 電源が入っているか
- ケーブルがしっかり接続されているか
- 別の電話機と交換して動作確認を行う
■すべての電話機が繋がらない場合
すべての電話機が使えない場合は、主装置や電話回線に問題があるかもしれません。
以下の点を確認しましょう。
- 主装置の電源が入っているか
- 電話回線に障害がないか回線業者に問い合わせる
問題の範囲を明確にすることで、適切な対処法を取ることができます。
契約している電話回線の種類
トラブルの原因を特定するためには、契約している電話回線の種類を確認することが重要です。
回線の種類によって、問題が発生する場所や原因が異なります。
■光電話(IP電話)の場合
光電話が繋がらない場合は、電話機やケーブルだけでなく、回線終端装置(ONU)やインターネット回線に問題があるかもしれません。
まず、インターネット接続が正常かどうかを確認しましょう。インターネットが繋がっていれば、回線自体に問題がない可能性が高いです。
もし繋がっていなければ、回線業者に問い合わせることをおすすめします。
■デジタル回線(ISDN)の場合
デジタル回線が繋がらない場合、ターミナルアダプタ(TA)に不具合があることが多いです。
この機器は、デジタル信号をアナログ信号に変換する役割を持ちます。
TAを再起動するか、接続状態を確認してそれでも問題が解決しない場合は、業者に相談しましょう。
契約している電話回線の種類を正確に把握することで、問題の原因に応じた適切な対処法を見つけやすくなります。
ビジネスフォンの故障に関する情報を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
「ビジネスフォン1台」が繋がらない時の対処法
ここからは、ビジネスフォン1台が繋がらない時の対処法を、状況別に解説します。
基本的には、以下の2パターンを試してください。
- 正常な電話機と入れ替えて使えるか確認する
- ケーブルや配線に異常がないか確認する
それぞれのパターンについて解説します。
正常な電話機と入れ替えて使えるか確認する
まずは、繋がらない電話機と正常な電話機を交換します。
問題のある電話機からモジュラーケーブルやコンセントなどを外し、正常な電話機に接続してみて、以下の状態を確認してみましょう。
■機器を入れ替えても改善されない場合
電話機本体ではなくケーブルに問題がある可能性
■機器を入れ替えても問題なく使用できる場合
取り外した電話機にトラブルが発生している可能性
また、最初の電話機のケーブルが正しく接続されていなかった可能性があるので、再度接続して試してみましょう。
複数の電話機が繋がらない場合、電話機本体に同じ症状が同時発生する可能性は低いです。
その場合、分配器やケーブルなど、共有している部分に問題がある可能性が高くなります。
ケーブルや配線に異常がないか確認する
次に、接続されているケーブルや配線に異常がないかを確認しましょう。
電話機の故障以外にもケーブルや配線に問題がある場合、通信が正常に行われないことがあります。
正常な電話機と交換しても問題が続く場合、接続されているモジュラーケーブルを差し替えてみて、動作に変化があればケーブルが原因の可能性も。
もし解決しない場合は、主装置からローゼットまでの配線に原因があるかもしれません。
- 配線や主装置の内線ユニットに問題がある場合は自分で修理することは難しいため、専門家に工事依頼する必要があるでしょう。
ビジネスフォンの配線方法について知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
「ビジネスフォン全台」が繋がらない時の対処法
ここからは、ビジネスフォン全台が繋がらない場合の対処法を解説していきます。
この場合、主に以下の2パターンの対処法があります。
- 主装置の電源が入っているか確認する
- 主装置の電源を切って再起動する
※主装置にケーブルが正しく接続されていると仮定。
なお、これらの方法を試してみて解決しない場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
主装置の電源が入っているか確認する
まず、主装置の電源が入っているか確認しましょう。
モジュラーケーブルが接続されているにも関わらず、電話機の液晶が点灯していない場合、主装置の電源が切れている可能性があります。
電源が切れている場合は、まず電源を入れてみてください。電源が入らない場合、主装置の各ユニットに電力を供給する電源ユニットが故障している可能性があります。
また、電源が入るのに電話がつながらない場合は、主装置に問題がある可能性があるため、専門業者に相談することをおすすめします。
主装置の電源を切って再起動する
続いての対処法は、主装置の電源を切って再起動する方法です。
再起動は、複雑なトラブルでない場合に効果的な簡単な解決策です。
主装置が一時的に正常に動作していない場合、再起動することでシステムがリセットされ、問題が解消されることがあります。
しかし、再起動後も同じ症状が続く場合は、主装置の故障や回線の問題が考えられます。
また、再起動時には初期化スイッチがONになっていないかや、バックアップ電池が切れていないかを確認し、必要に応じて専門業者に電池の交換を依頼しましょう。
「ビジネスフォンの外線・内線」が繋がらない時の対処法
外線や内線が繋がらない場合、原因を詳しく切り分けることが可能です。
ここでは、複数台の電話機が不調な場合を前提にしています。
もし1台だけが繋がらない場合は、先述の「ビジネスフォン1台が繋がらない時の対処法」をご参照ください。
ビジネスフォンの外線のみが繋がらない場合
外線が繋がらない場合、次の手順で対処しましょう。
電話回線の障害を確認する
まず、電話回線に障害がないか確認しましょう。
契約している回線業者に問い合わせる前に、まずはインターネットの接続や他の回線状況を確認しましょう。
もしインターネットも利用できない場合、電話回線自体に障害が発生している可能性があります。
その際は、回線業者に直接問い合わせましょう。
主装置の電源を切って再起動する
次に主装置の電源を切り、数分待ってから再起動してください。
再起動時には、初期化スイッチがONになっていないこと、バックアップ電池の状態を確認することが重要です。
再起動しても問題が解決しない場合は、主装置の外線ユニットや他の機器に問題がある可能性があります。
その場合は、専門業者に連絡して点検を依頼しましょう。
「ビジネスフォンの内線のみ」が繋がらない場合
内線のみが繋がらない場合、主装置の再起動が最も効果的な対処法です。
外線が正常に動作している場合は回線には問題がないため、主装置の内部に原因があることが多いです。
再起動後も不具合が改善しない場合は、内線ユニットやその周辺に不具合がある可能性が高いです。
- この場合は、ビジネスフォンを設置した専門業者に問い合わせてみましょう。
「ビジネスフォンのIP電話」が繋がらない時の対処法
IP電話が繋がらない場合、まずは通信障害や機器の不具合がないか確認することが大切です。
ここでは、確認すべきポイントを紹介します。
通信障害(インターネット)が起きていないか確認する
IP電話はインターネット回線を利用するため、インターネットが正常に機能しているかを確認しましょう。
インターネットが繋がらない場合、通信障害が発生している可能性があります。
・他のデバイス(PCやスマートフォン)でインターネット接続ができているか確認。
・Wi-Fiやルーターが正常に動作しているかを確認。
インターネットが繋がらない場合は、回線業者に連絡して通信障害が発生していないか確認しましょう。
主装置以外の設置機器も再起動する
P電話が繋がらない場合、主装置の他に「ONU」や「OG」といった機器も確認が必要です。
これらの機器を再起動することで問題が解決する場合もあります。
ONU(光回線終端装置)
ONU(光回線終端装置)は、光回線をデジタル信号に変換する重要な機器です。
ONUが正常に動作していない場合、IP電話やインターネットが利用できません。
1. ONUの電源を切り、約1分間待ってから再度電源を入れます。
2. ランプの点灯状態を確認し、異常があれば取扱説明書に従って対応します。
問題が解決しない場合は、回線業者に問い合わせてサポートを受けましょう。
OG(オフィスゲートウェイ)
OG(オフィスゲートウェイ)は、ひかり電話をアナログ回線やISDN回線に変換する機器です。
この機器に不具合が生じると、電話が繋がらなくなります。
1. OGの電源を切り、1分間待機してから再度電源を入れます。
2. ランプやエラーメッセージを確認し、異常があれば取扱説明書に従いましょう。
改善しない場合は、専門業者に相談して対応を依頼します。
ビジネスフォンが繋がらない時のよくある質問
ビジネスフォンが繋がらないトラブルについて、よく寄せられる質問をまとめました。
これらの回答を参考に、トラブルに迅速に対処できるようにしましょう。
故障したビジネスフォンの修理はできますか?
ビジネスフォンの修理は可能ですが、一般的には修理よりも交換が推奨されるケースが多いです。
ビジネスフォンは丈夫で長寿命の機器ですが、故障した場合は寿命を迎えている可能性があります。
軽度の故障であれば、修理可能な専門業者に依頼できる場合もありますが、修理費用や期間を考えると、新品または中古品への交換を検討がおすすめです。
事前に見積もりを依頼して、修理と交換のどちらが最適かを判断しましょう。
ビジネスフォンの交換費用はいくらくらいですか?
ビジネスフォンの交換費用は、新品と中古品の選択、設置する電話機の数、主装置のサイズによって変わります。
NTTの『αN1』の例では、以下の価格が一般的です。
- 主装置(Sサイズ)の場合:【電話機5台セット】66,000円~(税込)
- 主装置(Mサイズ)の場合:【電話機15台セット】150,000円〜(税込)
工事費によっても料金は大きく異なるため、実際の交換費用は専門業者に見積もりを依頼して確認するのが確実です。
特に、主装置だけを交換するか、電話機ごと全体を交換するかによって最終的な費用は大きく異なります。
ビジネスフォンの外線ランプが消えないのはなぜですか?
外線ランプが消えない場合、主装置にトラブルが発生している可能性があります。
まずは、主装置の電源を再起動してみてください。
再起動後も問題が続く場合は、主装置内部や回線に原因がある可能性があります。
その場合、施工業者やサポート業者に問い合わせて診断を依頼することをおすすめします。
ビジネスフォンの故障相談・交換はOFFICE110へ
「ビジネスフォンが故障したので対処法が知りたい」
「コストを抑えてビジネスフォンを導入したい」
「なるべく早く、スムーズに導入したい」
このようなご要望は、ぜひ「OFFICE110」へお任せください。
「OFFICE110」は、ビジネスフォン販売や工事、設置に関してのエキスパートです。
これまで、全国12万社以上のお客様との取引実績があり、ビジネスフォンを含むさまざまなオフィス機器・サービスを提供しております。
弊社のビジネスフォンサービスには以下の特徴があります。
- 業界30年以上の実績と経験で激安価格で提供
- 電話のプロが自社に最適な電話環境を提案
- 全メーカー・全機種の在庫を豊富にラインナップ
- ビジネスフォン販売から電話工事までワンストップで対応
条件が揃えば、ビジネスフォンを0円で入手できるキャンペーンも実施中です。
ビジネスフォンを安く、早く手に入れたい方、ビジネスフォンに関するさまざまな情報を得たい方は、ぜひ「OFFICE110」へお気軽にご相談ください。
まとめ
ビジネスフォンが繋がらない場合は、次のステップを順に確認していきましょう。
1.問題の範囲を確認する
まず、繋がらない電話機の台数、内線・外線のどちらに問題があるか、契約している回線の種類を確認しましょう。
これにより、トラブルの原因を特定するための重要な情報が得られます。
2.対処法を実施する
繋がらない範囲や原因に応じて、具体的な対処法を実行します。
たとえば、1台の電話機のみが繋がらない場合はその電話機のケーブルや電源を確認し、すべての電話機が繋がらない場合は、主装置や回線の状態をチェックします。
3.専門業者に相談する
自分での対応が難しい場合や、対処法を試しても問題が解決しない場合は、専門業者に相談しましょう。
トラブルの内容を説明し、最適な解決策を提案してもらえます。
本記事で紹介したポイントを参考にして、ビジネスフォンのトラブルに対処してください。
解決が難しい場合は「OFFICE110」へお気軽にご相談ください。
ヒアリングをもとに、交換や買い替えも含め、最適な解決策をご提案いたします。
サービス対応エリア
日本全国スピード対応
ビジネスフォンのご提案・サポート可能エリア
当社では、新品・中古ビジネスフォンのご提案・保守サービスを提供しております。地域によって、サービス内容や訪問可能エリアが異なる場合がございます。詳しくは、お気軽にお問い合わせください。
北海道 | 北海道(札幌) |
---|---|
東北 | 青森・ 岩手・宮城(仙台)・秋田・山形・福島 |
関東 | 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・千葉・神奈川(横浜) |
中部 | 山梨・長野・岐阜・愛知(名古屋)・静岡 |
関西 | 京都・滋賀・奈良・三重・和歌山・大阪・兵庫(神戸) |
中国 | 鳥取・岡山・島根・広島・山口 |
四国 | 香川・徳島・愛媛・高知 |
九州 | 福岡・佐賀・大分・長崎・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄 |