ひかり電話ネクストとは？フレッツ光ライト終了後の新サービスを徹底解明

• 「ひかり電話ネクストってどんなサービス？」
• 「費用面でどのくらいお得になるの？」
• 「ひかり電話ネクストに加入するメリットは？」

このような疑問をお持ちではありませんか？

「ひかり電話ネクスト」は、フレッツ光ライトの後継サービスとして、2023年3月から提供を開始した光回線を利用した電話サービスです。

導入方法によってはお得な回線ですが、利用する際にはいくつかの注意点があります。
本記事では、まず前身のフレッツ光ライトを簡単に解説。その上で、ひかり電話ネクストの特徴や費用、導入のメリット、注意点について詳しく解説します。

本サービスを導入するべきか判断したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

「ひかり電話」について詳しく知りたい方は、以下の記事でわかりやすく解説しています。

フレッツ光ライトのサービス終了の背景

NTT東日本・西日本は、2025年3月31日にフレッツ光ライトのサービス提供を終了することを発表しました。

そこで本章では、フレッツ光ライトの基礎知識とサービス終了の理由について解説していきす。

そもそもフレッツ光ライトとは

「フレッツ光ライト」とは、NTT東日本・西日本が提供する光回線を利用したインターネット接続サービスです。特徴は、最低料金と上限料金が設定された2段階定額制です。

これにより、インターネットの利用が少ない月は通信料金を抑えられ、多く使った月でも上限料金を超えることがありません。

そのため、インターネットをあまり活用しない方や、ひかり電話のみを利用する方に最適なプランです。「使った分だけを支払う」というシンプルさが大きなメリットといえるでしょう。

「フレッツ光ライト」終了の理由！ 2025年3月31日まで

そんなフレッツ光ライトですが、2023年3月31日に新規受付終了となり、2025年3月31日にサービスの提供終了が決まっています。

フレッツ光ライトのサービス終了には、いくつかの理由があります。

このように、サービス内容が時代に合わなくなってきたことが利用者減少の一因となっていました。

また、フレッツ光ライト専用の部品の保守期限が限界に達したことも、サービス終了の決定に影響しています。

ひかり電話ネクストとは

NTT東日本・西日本は、フレッツ光ライトの新規受付停止に合わせ、2023年3月31日から「ひかり電話ネクスト」の提供を開始しました。

本章では、フレッツ光ライトの後継サービスである「ひかり電話ネクスト」について詳しく解説します。

ひかり電話ネクストとは？通話に特化した新サービス

「ひかり電話ネクスト」とは、通話専用の光回線で、インターネットの利用ができない「ひかり電話」に特化したサービスです。

フレッツ光ライトの多くの利用者がひかり電話専用として利用していたことから、その代替として提供が開始されました。

フレッツ光の提供エリア内であれば、誰でも「申し込み」と「契約」が可能なサービスです。

ひかり電話ネクストの基本機能

ひかり電話ネクストでは、以下の基本機能が利用可能です。

これらの機能を利用する際は、対応する機器が必要な場合があるため、事前に確認しておきましょう。

ひかり電話ネクストを利用すれば、テレビ電話やデータコネクトなど、従来の固定電話では使えなかった機能が使用可能に。これにより、業務効率の向上やコミュニケーションの活性化につながります。

ひかり電話ネクストの初期費用・通話料金・料金プラン

ここまで、ひかり電話ネクストの基本知識を解説してきました。

ここからは、初期費用、通話料金、料金プランの3つの費用について詳しく紹介します。
費用面について理解を深めることで、自社の予算に合ったサービスかどうか判断できるでしょう。

初期費用

ひかり電話ネクストを初めて利用する際に、発生する初期費用は以下の通りです。

NTT東日本	契約料	880円／1契約ごと
	初期工事費（標準的な工事の場合）	2万4,200円
NTT西日本	契約料	880円／1契約ごと
	初期工事費（標準的な工事の場合）	2万1,780円

これらは一般的な例であり、付加サービスの利用状況によって工事内容が変わる場合、別途工事費が発生することがあるため注意が必要です。

ひかり電話ネクストの申し込みはWebでは受け付けておらず、電話での手続きが必要です。
申し込みを希望される場合は、局番なしの「116」へご連絡ください。

月額利用料(料金プランと通話料金)

ひかり電話ネクストには4つのプランがあり、自社の通話量に合ったプランを選ぶことで、通信コストを効果的に抑えられます。

プランごとに基本料金と通話料金が異なり、無料通話が含まれるプランもあります。通話量が多い場合は、通話料金が割安で無料通話が多く含まれるプランが適しています。

一方、通話量が少ない場合は、基本料金が安いプランを選ぶことで費用を抑えること可能です。

4つのプランの詳細は以下の通りです。

プラン名	基本料金	通話料金	備考
基本プラン	2,750 円／月	8.8円／3分	–
ひかり電話ネクストA（エース）	3,850 円／月	8.8円／3分	・528円分の無料通話付き ・通話料分繰越期間1ヵ月
安心プラン	3,740 円／月	7.92円／3分	・1,408円分の無料通話付き
もっと安心プラン	6,490 円／月	7.92円／3分	・5,280円分の無料通話付き

※NTT東日本・西日本共通

ひかり電話ネクストは、フレッツ光ライトよりも料金が手頃に設定されているため、ひかり電話のみを利用する方には経費削減に繋がります。

現在フレッツ光ライトを利用中の方は、ひかり電話ネクストへの乗り換えを検討することで、月額料金を抑えられるでしょう。

主なオプションと使用料

ひかり電話ネクストのオプション機能を活用することで、業務効率の向上やセキュリティの強化が可能です。
自社のニーズに合わせて最適なオプションを選び、費用対効果を最大限に引き出すことが重要です。

以下は、ひかり電話ネクストで利用可能な主なオプションと月額料金です。

オプション名	料金	内容横項目
ナンバーディスプレイ	440円／月	着信時に相手の電話番号がディスプレイに表示される機能
迷惑電話おことわりサービス	220円／月	事前に登録した迷惑電話番号からの着信をブロックして自動でメッセージを流す機能
キャッチホン	330円／月	通話中に別の着信があった場合に着信通話音で通知してくれる機能
着信お知らせメール	110円／月	会社に電話があったことを登録したメールアドレスに通知してくれる機能

各オプションは業務の効率化やセキュリティ向上に役立ちます。
自社の業務に合ったオプションを導入することで、より快適かつ安全なコミュニケーション環境を構築できるでしょう。

ひかり電話ネクストの注意点

ひかり電話ネクストは、フレッツ光ライトより低価格で導入しやすく、経費削減が期待できるのがメリットです。しかし、導入前に注意すべき点が2つあります。

ここからは、ひかり電話ネクストを導入する際に知っておきたい注意点を解説します。

一部の地域は提供エリア外で利用できない

ひかり電話ネクストは、提供エリア外の地域では利用できない場合があるため、注意が必要です。

NTT東日本・西日本のそれぞれのホームページで、サービス提供エリア外の地域が公開されています。

また、提供エリア内でも設備状況によっては利用できないことがあります。
もしエリアに不安がある場合は、NTTに問い合わせて確認することをおすすめします。

利用中の電話番号が継続できないことがある

ひかり電話ネクストでひかり電話を利用する際、現在使用している電話番号が引き継ぎできない場合があります。

固定電話の場合、ひかり電話に引き継げるのは発行元が加入電話の場合のみです。

現在、他社のひかり電話（auひかり電話・NUROひかり電話・BBフォンなど）を利用しており、ひかり電話ネクストに加入する場合は電話番号を引き継げないため、新たに発番する必要があります。

現在の電話回線の利用状況によっては、ひかり電話ネクストに加入すると、今の電話番号が使えなくなる場合があります。事前に必ず確認しておきましょう。

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まとめ

「ひかり電話ネクスト」は、フレッツ光ライトの代替えとして提供が開始されたひかり電話専用の光回線です。

インターネットは使用できませんが、コストが抑えられているため、ひかり電話のみで通信回線を利用したい方にとってはメリットのあるサービスです。

なお、フレッツ光ライトは2025年3月31日にサービス終了となるため、早めに代替手段として検討しておくことおすすめします。

現在、他の回線を使用中で、ひかり電話ネクストに切り替えを検討している方は、提供エリアや電話番号の引き継ぎが可能かを確認しましょう。

問題がなければ、早めに「ひかり電話ネクスト」への切り替えを行いましょう。

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