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電話交換機と主装置の違いとは?ビジネスフォンでの役割をわかりやすく解説

「電話交換機」と「主装置」は似た意味で使われることがあり、違いがわかりにくい用語です。ビジネスフォンを調べていると、PBXや内線、外線といった関連用語も出てきて、さらに混乱しやすくなります。

この記事では、電話交換機と主装置の違いを中心に、ビジネスフォンで主装置が担う役割と、どんな場面で使い分けて考えればよいのかを、初心者にもわかりやすく整理します。

電話交換機と主装置の違い

電話交換機は、電話の接続を制御する設備全体を指す広い言葉です。
主装置は、その中でもビジネスフォンで外線・内線・保留・転送などを制御する中核装置として理解すると整理しやすくなります。

まずはこの違いを押さえると、PBXやビジネスフォンの仕組みもわかりやすくなります。

比較項目電話交換機主装置
言葉の範囲電話の接続を制御する
設備全般を指す広い言葉
ビジネスフォンを動かす
中心設備として説明されることが多い
主な役割外線と内線、内線同士の接続制御外線・内線の制御に加え、
保留・転送・内線呼出などを支える
よく使われる場面PBXを含む全体説明や設備分類小規模〜中規模オフィスの
ビジネスフォン説明
ビジネスフォンとの関係上位概念として説明されることがあるビジネスフォン運用の中心になる
注意点文脈によって意味が広くなる機種・構成・収容システムで仕様が異なる

※実際の製品分類や呼び方は、メーカーや設備規模、構成によって異なります。NECの仕様一覧でも、収容可能な数値は「組み合わせにより異なる」と明記されています。
出典:NECプラットフォームズ

全体像から先に確認したい方は下記の関連記事もあわせてご覧ください。

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登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

この記事の目次

  1. 電話交換機と主装置の違いは、「広い言葉」か「ビジネスフォン向けの装置」か
  2. 主装置は、ビジネスフォンで複数台の電話運用を成立させる役割
  3. 主装置とPBXの使い分けは、規模と必要機能で考える
  4. 主装置で誤解しやすいのは、価格・寿命・互換性を一律に考えること
  5. よくある質問
  6. まとめ

電話交換機は電話の接続を制御する設備全体を指す広い言葉で、主装置はビジネスフォンで使われる中核装置として理解するとわかりやすいです。

電話交換機という言葉だけを見ると、PBXのような大規模設備も含めた広い意味で使われることがあります。

主装置は、ビジネスフォンに接続された電話機をまとめて制御し、外線・内線・保留・転送などの運用を支える装置として説明されることが多いです。

NTT東日本の現行ビジネスフォンでも「αZX主装置 type S / type M」といった形で主装置が案内されており、メーカー実務でも「主装置」はビジネスフォンの中心設備として扱われています。
出典:NTT東日本

監修者:登

登(のぼり)

つまり、両者は完全に別物というより、電話交換機という大きな考え方の中で、ビジネスフォン向けの設備を主装置と理解すると整理しやすいという関係です。

アドバイス

ただし、ここは用語が混同されやすい部分でもあります。メーカーや販売店、説明の文脈によっては、主装置を小規模向け交換機として説明したり、PBXと対比して説明したりします。言葉だけで判断するのではなく、何を制御する装置なのかで見ることが大切です。

電話交換機は“電話をつなぐ仕組み全体”を説明するときに使われやすい言葉

電話交換機は、外線と内線をつないだり、内線同士を接続したりする設備を説明するときに使われる総称に近い言葉です。

そのため、「交換機が必要です」と言われても、実際には次のように対象が異なる場合があります。

  • ビジネスフォンの主装置を指している
  • PBXを指している
  • 企業内の電話制御設備全体を指している

この点が、電話交換機という言葉をわかりにくくしている原因です。

監修者:登

登(のぼり)

実務上は、名称そのものよりも、自社の電話環境で何を実現したいかで整理した方が理解しやすくなりますよ。

主装置は“ビジネスフォンを動かす中心設備”

主装置は、ビジネスフォンに接続された複数の電話機をまとめて制御する設備です。

1台の電話機を単独で使うのではなく、複数台の電話機で外線を共有したり、内線通話を行ったり、保留して担当者へ回したりするために、主装置が中心になります。

監修者:登

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つまり主装置は、複数人で電話を使うオフィス運用を支える設備です。

主装置の役割は電話機をつなぐだけでなく、オフィスの電話運用をまとめて支えることです。

オフィスでは、代表番号にかかってきた電話を受付担当が受け、担当者へ内線でつないだり、担当不在時に別の席へ転送したりします。こうした運用は、複数台の電話機を一体として制御する仕組みがあって初めて成り立ちます。

主装置が担う代表的な役割は次の通りです。

主装置の主な役割

外線と内線の接続を制御する

内線同士の通話を可能にする

保留や転送などの基本機能を支える

複数の電話機で着信を共有しやすくする

機種や構成に応じて拡張機能を管理する

監修者:登

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ここで重要なのは、主装置があるからこそ、ビジネスフォンらしい使い方ができるという点です。単に電話機の台数を増やすだけでは、こうした運用はスムーズに行えません。

ビジネスフォンの仕組み全体から理解したい方は以下の関連記事も参考になります。

関連記事 ビジネスフォンの仕組みとは?一般電話機との違いをわかりやすく解説 ビジネスフォンの仕組みとは?一般電話機との違いをわかりやすく解説 ビジネスフォンの仕組みを初心者向けに解説。一般電話機との違い、主装置の役割、複数台で使える理由、内線・転送の基本までわかりやすく整理。自社に必要か判断したい方にも役立つ入門記事です。

一般電話機との違いが出やすいのは、複数人で電話対応をするとき

主装置の必要性が見えやすいのは、複数人で電話を受ける場面です。

例えば、「代表番号への着信を複数人で受けたい」、「受付から担当部署へ内線で取り次ぎたい」、「保留や転送を日常的に使いたい」といった運用では、主装置を含むビジネスフォン構成が検討しやすくなります。

監修者:登

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主装置は単なる機械ではなく、社内の電話対応フローを支える土台と考えると理解しやすいですね。

主装置の中身や拡張性は、機種や構成で変わります

主装置には、電話機の接続や外線収容、各種機能の利用に関わる構成要素が組み込まれます。
ただし、その内容は一律ではありません。

実際には、機種や構成、接続する電話機の種類、必要な機能によって主装置の中身は変わります。

NECの仕様一覧でも、外線数や内線数は単独項目ごとの最大値であり、実際の収容可能数は組み合わせによって異なると案内しています。
出典:NECプラットフォームズ

ユニットや拡張の考え方を詳しく知りたい場合は、下記の関連記事も参考になります。

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小規模〜中規模オフィスでは主装置を中心に考えやすく、より大規模で高度な制御が必要な環境ではPBXも比較対象になります。

主装置とPBXは、どちらも電話制御に関わる設備です。

ただし、一般的にはPBXの方がより大規模な電話システムの文脈で使われることが多く、主装置はビジネスフォンの中心設備として説明されることが多いです。

選定時は、言葉だけで区別するより、次の観点で考えた方が失敗しにくくなります。

失敗しにくい観点

何台の電話機を使うのか

内線や転送をどの程度使うのか

今後の増設予定があるか

既存設備をどこまで活かすか

オンプレミス型で運用するか、クラウド型も比較するか

監修者:登

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主装置かPBXかを名称だけで分けるのではなく、必要な運用に対してどの方式が合うかで判断することが大切ですよ。

主装置が向いているのは、オフィス内で複数台を安定運用したいケース

主装置が向いているのは、次のようなケースです。

  • 社内で内線通話を使いたい
  • 代表番号への着信を複数人で受けたい
  • 保留・転送などの基本機能を使いたい
  • オフィス内の電話機をまとめて管理したい

このような環境では、主装置を中心にしたビジネスフォン構成が検討しやすくなります。

PBXやクラウドPBXも候補になるのは、拠点数や運用条件が変わるケース

複数拠点をまたいで管理したい場合や、より柔軟な運用を重視する場合は、PBXやクラウドPBXも比較対象に入ります。

ただし、方式ごとの費用比較や選び方まで広げると、かえって判断しにくくなります。ここでは、主装置はビジネスフォン運用の中心になりやすい設備という理解まで押さえれば十分です。

主装置の選び方まで知りたい方は、以下の関連記事が参考になります。

関連記事 ビジネスフォンの主装置とは?価格相場・PBXとの違い・選び方をわかりやすく解説 ビジネスフォンの主装置とは?価格相場・PBXとの違い・選び方をわかりやすく解説

主装置は便利な設備ですが、価格・耐用年数・電話機との組み合わせは一律には言えません。

以下では、導入判断に影響しやすい点だけを整理します。

主装置と電話機は、自由に組み合わせられるとは限りません

主装置と電話機の組み合わせは、適合性の確認が必要です。

同じメーカーであれば必ず使える、逆に違うメーカーなら一切使えない、という単純な話ではありません。実際には、主装置のシリーズ、収容システム、電話機の対応状況などで変わります。

監修者:登

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中古機や既存設備を活かしたい場合ほど、主装置名・電話機型番・収容条件の確認が重要ですね。

価格は台数・機能・工事範囲で変わります

主装置の価格は、一律の相場だけで判断しない方が安全です。
なぜなら、価格は次の条件で変わるからです。

  • 新品か中古か
  • 電話機の台数
  • 必要な機能
  • 工事内容
  • 既存設備の流用可否
監修者:登

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「主装置はいくら」と短く言い切るより、どの構成を前提にした価格かを確認することが大切ですよ。

耐用年数は、税務上の年数と実際の交換時期を分けて考える

主装置の耐用年数を調べると、「6年」という数字を見かけることがあります。ただし、これは税務上の法定耐用年数と、実際の使用年数や交換判断が混同されやすい論点です。

国税庁の耐用年数表では、通信機器のうち「デジタル構内交換設備、デジタルボタン電話設備」は6年とされています。これは税務上の基準であり、実際の交換時期を一律に決める数字ではありません。
出典:国税庁

実際の交換時期は、使用環境、故障の有無、保守状況、部品供給、業務への影響度などで変わります。

監修者:登

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年数だけで判断するのではなく、故障リスクや保守体制も含めて考えることが重要です。

配線や回線の話は、入口だけ理解すれば十分

主装置の説明では、配線方式や回線種別の話が出てくることがあります。
しかし、ここは条件によって差が大きく、古い前提で説明すると誤解を招きやすい領域です。

実際、現行のビジネスフォン公式仕様では、アナログ回線、ISDN、ひかり電話、IP配線などが製品ごとに整理されており、同じように見える主装置でも構成条件は一律ではありません。
出典:NTT東日本

そのため、この記事では電話交換機と主装置の違いを理解することを優先し、配線や回線の詳細は深掘りしません。

監修者:登

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設備更新や導入判断まで進めたい場合は、見積もり段階で確認するのが適切です。

電話交換機と主装置は同じものですか?

完全に同じ意味ではありません。電話交換機は電話の接続を制御する設備全般を指す広い言葉で、主装置はビジネスフォンを動かす中心設備として使われることが多いです。文脈によって重なることはありますが、主装置の方が用途を絞った言い方です。

主装置とPBXの違いは何ですか?

どちらも電話制御に関わる設備ですが、一般的にはPBXはより大規模な電話システムの文脈で使われることが多く、主装置はビジネスフォンの中心設備として説明されることが多いです。実際の選定では、名称よりも規模や必要機能で判断するのが現実的です。

小規模オフィスでも主装置は必要ですか?

必要になるケースはあります。複数台で外線を共有したい、内線や転送を使いたい、代表番号への着信を複数人で受けたい場合は、主装置を含むビジネスフォン構成が検討しやすくなります。一方で、運用条件によっては別方式が向く場合もあります。

主装置と電話機は自由に組み合わせられますか?

自由に組み合わせられるとは限りません。主装置のシリーズや収容システム、電話機の対応状況によって使える組み合わせが変わるため、導入前に適合性の確認が必要です。

主装置の価格はどのくらいですか?

一律には言えません。新品か中古か、電話機の台数、必要機能、工事範囲、既存設備の流用可否で大きく変わります。価格だけで比較すると判断を誤りやすいため、構成前提を確認することが大切です。

主装置の寿命は何年ですか?

数字だけで一律に決めるのは難しいです。税務上の法定耐用年数と、実際の使用年数・交換時期は別で考える必要があります。国税庁の耐用年数表では、デジタル構内交換設備やデジタルボタン電話設備は6年とされていますが、これは税務上の基準です。実際の交換時期は、故障の有無、保守状況、部品供給、業務影響を含めて判断するのが安全です。

電話交換機と主装置の違いは、電話交換機が広い意味の言葉で、主装置はビジネスフォンを動かす中核装置として理解すると整理しやすい点にあります。

ビジネスフォンを調べ始めた段階では、用語の違いだけで混乱しがちです。
しかし、次の3点を押さえれば判断しやすくなります。

最低限理解しておくべき3点
  • 電話交換機は広い概念
  • 主装置はビジネスフォン運用の中心
  • 価格・寿命・互換性は一律ではなく、条件確認が必要

主装置の価格相場やサイズ別の選び方、PBXとの比較まで確認したい場合は、以下の記事も参考になります。
>ビジネスフォンの主装置とは?価格相場・PBXとの違い・選び方をわかりやすく解説

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自社の電話環境で主装置が必要か迷う場合は、電話機の台数、使いたい機能、現在の設備状況を整理したうえで相談すると、必要な構成を判断しやすくなります。
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