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クラウドPBXを比較していると、「料金が安いサービスを選べばよいのか」「機能が多いほど自社に合うのか」と迷う方も多いでしょう。
クラウドPBX選びで重要なのは、電話番号・通話品質・必要機能・トータルコスト・サポート体制の5点を、自社の電話環境に合わせて比較することです。ランキング上位でも、現在の電話番号を継続できない、必要な機能が足りない、利用人数が増えると予算を超えるといったケースがあります。
この記事では、クラウドPBXの比較ポイントを整理したうえで、目的別の選び方とおすすめ10サービスを紹介します。料金・提供条件は2026年8月時点で各社公式情報を確認し、単純な月額料金だけではなく、導入時に確認したい条件もあわせて比較します。
「どのサービスが自社向きか」を判断できるように整理しているため、クラウドPBXの導入・乗り換えを検討している方は参考にしてください。
監修者
登 雄三(のぼり ゆうぞう)
保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
クラウドPBXは、PBX(構内交換機)の機能をクラウド上で利用する電話システムです。サービスを比較する前に、従来型のビジネスフォンとの違いと、選定時に注意したい点だけ押さえておきましょう。
クラウドPBXは、社内に物理的なPBX・主装置を置く代わりに、クラウド上のPBX機能をインターネット経由で利用する仕組みです。スマートフォンやIP電話機、パソコンなど、サービスが対応する端末を内線として使えるため、外出先やテレワーク先でも会社電話を扱いやすくなります。
ただし、利用できる電話番号、端末、回線構成、必要機器はサービスごとに異なります。クラウドPBXの仕組みを詳しく確認したい方は、クラウドPBXの仕組み・料金・メリットデメリットを解説した記事をご覧ください。
クラウドPBXのメリットは、スマートフォンを会社電話として活用しやすく、拠点や働く場所の変化へ柔軟に対応しやすいことです。
一方、すべてのサービスが同じ端末・機能・番号に対応しているわけではありません。メリットの大きさは、自社の利用方法に合ったサービスを選べるかで変わります。
クラウドPBXでは、月額利用料が継続して発生し、インターネット環境やサービス構成によって通話品質・利用できる電話番号・機能に差が出ます。
「クラウドPBXなら工事不要」「今の番号を必ず引き継げる」と一律に判断せず、現在の回線・電話番号・端末・ネットワーク環境を確認してください。
特に会社の代表番号を長く利用している場合は、番号継続の可否をサービス選定の早い段階で確認すると、候補を絞り込みやすくなります。
クラウドPBXは料金表だけを比べるのではなく、電話番号・通話品質・必要機能・トータルコスト・サポートとセキュリティの5点を同じ条件で確認することが重要です。
現在利用している会社の電話番号を残したい場合は、候補サービスごとに番号継続の条件を確認することが最優先です。
03・06などの0ABJ番号、050番号、0120・0800番号では扱いが異なり、現在の回線契約や発番事業者、導入する外線サービスによっても継続可否が変わります。サービス名だけを見て判断せず、「現在の番号」「現在の回線」「切り替え後の外線構成」をセットで確認しましょう。
番号を変更すると、名刺・Webサイト・会社案内・取引先への周知なども必要になります。番号継続を重視する場合は、見積もり前に現在の契約情報を整理しておくとスムーズです。
クラウドPBXの通話品質は、サービス側の構成だけでなく、社内LAN・Wi-Fi・インターネット回線・利用端末などの影響を受けます。
そのため、仕様上の説明だけでなく、実際に利用する場所・端末・ネットワークで試すことが大切です。無料トライアルやデモがある場合は、発着信だけでなく、保留・転送・複数人利用・移動中の通話など、日常業務に近い条件で確認しましょう。
クラウドPBXの音質に影響する要素は、クラウドPBXの通話品質・音質を解説した記事で詳しく確認できます。
クラウドPBXは、機能数の多さではなく、自社で実際に使う機能が標準機能か、有料オプションかを確認して選びます。
たとえばコールセンターではIVR・通話録音・CTI連携が重要になりやすい一方、少人数オフィスでは代表着信・保留転送・スマートフォン内線化だけで十分な場合があります。
また、110・119などの緊急通報を業務上必要とする場合は、利用する電話番号や外線サービスで発信できるかを契約前に確認してください。緊急通報への対応条件は、サービスや外線構成によって異なります。
機能ごとの用途は、クラウドPBXの機能をまとめた記事も参考にしてください。
料金比較では月額基本料だけでなく、初期費用、ID・ユーザー料金、電話番号、同時通話数、通話料、オプション、機器・工事費まで含めて確認します。
将来の増員や拠点追加も想定し、現在の人数だけでなく、1年後・数年後の構成でも試算すると料金差を比較しやすくなります。料金相場は、クラウドPBXの初期費用・月額料金を解説した記事をご覧ください。
クラウドPBXは導入後も日常的に使う電話インフラのため、障害や設定変更が必要になったときのサポート条件を確認します。
特にBYOD(私物スマートフォン)を利用する場合は、端末紛失時の対応やアカウント停止、社内ルールまで含めて検討する必要があります。セキュリティ対策は、クラウドPBXのセキュリティ対策を解説した記事も参考にしてください。
クラウドPBXは、すべての会社に同じサービスが最適とは限りません。ここでは、初期費用・コストパフォーマンス・サポート体制の3つの重視ポイントから、候補を絞り込む考え方を整理します。
開業直後や小規模導入で初期費用を抑えたい場合は、初期費用だけでなく、必要な機器・設定・回線工事が別料金にならないかを確認します。
初期費用0円のサービスでも、IP電話機やゲートウェイ、番号取得、現地設定などの費用が必要になる場合があります。導入時の総額を比較するには、「サービス契約」「電話番号」「必要端末」「工事・設定」の4項目を分けて見積もりましょう。
コストパフォーマンスを重視するなら、月額料金の安さだけではなく、必要な機能を含めた年間総額で比較することが重要です。
たとえば通話録音・IVR・CTI・クラウドFAXを利用する会社では、基本料金が安くてもオプションを追加すると総額が高くなることがあります。一方、標準機能に必要な機能が含まれていれば、月額基本料が高めでも運用全体では合理的な場合があります。
電話システムの切り替えに不安がある場合は、サービスの機能だけでなく、導入前後の支援範囲を比較します。
また企業規模や業種によって必要条件は変わります。コールセンター、ホテル、大企業、小規模オフィスなどの導入例は、クラウドPBXの導入事例・業種別活用をまとめた記事から確認してください。
現在の電話番号、利用人数、同時通話数、必要機能を整理してから比較すると、候補を絞り込みやすくなります。
ここからは、クラウドPBXのおすすめ10サービスを比較します。本ランキングは、各社の公式情報をもとに、電話番号への対応、料金、機能、利用規模、サポートなどをOFFICE110編集部が比較した独自評価です。順位だけで決めず、電話番号・通話品質・機能・トータルコスト・サポートの5軸と、自社の利用人数・用途を照らし合わせてください。
料金・提供条件は2026年8月7日時点で各社公式情報を確認しています。比較表の金額は各社公式サイトの表示に準拠し、確認できるものは「税抜」「税込」を個別に記載しています。OFFICE PHONEは公式ページの表示価格を掲載しています。契約条件や工事・機器費の扱いも異なるため、契約前に最新の見積もりを確認してください。
料金だけを詳しく比較したい場合は、クラウドPBXの料金をサービス別に比較した記事で初期費用・月額料金・通話料を確認してください。また、クラウドPBXの市場シェアや普及状況は、クラウドPBXのシェア・普及率を解説した記事で扱っています。
OFFICE PHONEは、株式会社ベルテクノスが提供するクラウドPBXです。スマートフォンを会社電話として利用する構成をはじめ、通話録音やCTIなど、電話業務に必要な機能を組み合わせて導入できます。
OFFICE PHONEの特徴は、クラウドPBXだけでなく、現在の電話回線やネットワーク、既存のPBX・主装置などを含めて相談できる点です。現在の番号を残したい場合や、固定電話機とスマートフォンの使い分けを検討している場合は、既存環境を確認したうえで構成を決める必要があります。
利用人数や端末、電話番号、回線構成によって総額は変わります。最新の料金・機能はOFFICE PHONEの公式ページで確認してください。
MOT/TEL(モッテル)は、株式会社バルテックが提供するクラウドPBXです。現行の公式プランでは20内線から利用でき、利用人数に応じてスタンダード・ミドル・プレミアム・プラチナのプランが用意されています。
スマートフォンやPCを内線端末として利用でき、CTI、IVR、通話録音、インターネットFAXなどを組み合わせられます。公式サイトでは03・06などの地域番号のほか、0120・0800・050番号の取得や、現在使用中の市外局番を継続利用する構成も案内されています。
工事費やオプションは構成によって異なります。最新条件はMOT/TEL公式の料金ページをご確認ください。
モバビジは、クラウドテレコム株式会社が提供するクラウドPBXです。スマートフォンを会社電話として利用しながら、構成によって固定電話機との併用も検討できます。
スマートフォンから会社番号で発着信し、内線・保留・転送などの電話業務を行える点が特徴です。現在利用中の番号を継続できるかは、番号の発番元や回線、対応地域などの条件を確認する必要があります。
モバビジは2026年4月に月額料金が改定され、クラウドサーバー基本料は600円、モバビジID(アプリ)は1IDあたり600円となっています。IP電話機を利用する場合は別のID料金が設定されており、ゲートウェイ等の機器費は構成により異なります。
料金改定を含む最新条件は、モバビジ公式の価格改定案内をご確認ください。
03plusは、株式会社グラントンが提供する固定電話番号をスマートフォンなどで利用できるサービスです。基本料金に電話番号1番号と基本ID1IDが含まれ、1人・少人数から導入しやすい料金体系です。
スマートフォンアプリでの発着信に加え、Web電話帳、留守番電話、時間外アナウンス、転送電話、クラウドFAXなどを必要に応じて追加できます。2026年2月からは複数のオプション機能をまとめた新しいプランも案内されています。
料金は税抜表記です。最新の料金・オプションは03plus公式の基本料金ページをご確認ください。
ナイセンクラウドは、アイティオール株式会社が提供するクラウドPBXです。1人用・小規模・中規模以上に分かれた料金プランがあり、内線数やサポート条件に合わせて選べます。
対象・時間別の着信ルール、留守番電話メール、発着信履歴、自動録音、IVR、モニタリングなどの機能を利用できます。電話番号・外線はIP電話、KDDI、NTT、NUROなどの回線と組み合わせる構成が案内されています。
電話番号・回線料金は別途必要です。最新料金はナイセンクラウド公式料金ページをご確認ください。
クラコールPBXは、株式会社三通テレコムサービスが提供するクラウドPBXです。初期費用0円、サービス基本料は1ユーザーあたり月額980円で、基本料は月額最大4,900円という料金体系が公開されています。
固定電話番号・050番号・0120/0800番号などを利用でき、通話録音、留守番電話、IVRなどのオプションがあります。同時通話数は利用ユーザー数と同数で提供されるため、転送を多用する場合は必要チャネルを確認しましょう。
最新条件はクラコールPBX公式料金ページをご確認ください。
BIZTELビジネスフォンは、PBX機能をインターネット経由で利用するクラウド型IPビジネスフォンサービスです。小規模向けのライトから大規模向けまで複数のプランがあり、利用規模に応じて拡張できます。
全通話録音、CRM連携、着信ルーティング、通知番号選択、インターネットFAXなど、法人の電話運用を拡張する機能が用意されています。03/050番号のほか、地域番号や0120/0800番号などもオプションで案内されています。
BIZTELはプランごとに内線数・同時通話数・外線番号数が異なるため、料金だけでなく必要な収容数を確認してください。最新料金はBIZTELビジネスフォン公式料金ページで確認できます。
ひかりクラウドPBXは、NTT東日本・NTT西日本が提供する、内線通話機能とPBX機能をクラウド上で利用するサービスです。スマートフォンを内線端末として利用でき、ひかり電話等と組み合わせて外線発着信を行います。
内線通話、グループ着信、転送、留守番電話、Web設定、通話ログ確認などを利用できます。VoIP-GWを使い、既設のPBX・ビジネスフォンと組み合わせる構成もあります。
初期工事費やVoIP-GW関連費用は契約地域・工事内容などで変わります。NTT西日本では2026年4月から一部工事費が改定されています。契約エリアに応じてNTT東日本またはNTT西日本の最新料金をご確認ください。
トビラフォンCloudは、トビラシステムズ株式会社が提供するクラウドPBXです。基本セットに050番号1番号、2ユーザー、2回線分の同時通話、通話録音などが含まれています。
通話録音、通話のテキスト化、スケジュール、IVR、迷惑電話対策など、電話業務の管理に使える機能がまとまっています。市外局番を利用する0ABJ番号はオプションで追加できます。
最新の料金・通話料はトビラフォンCloud公式料金ページをご確認ください。
MiiTel Phoneは、株式会社RevCommが提供する電話解析AIです。IP電話、録音、文字起こし、音声解析などを一体で利用でき、特に営業・インサイドセールス・コールセンターで会話データを活用したい企業に向いています。
通話の自動録音・文字起こし・音声解析に加え、CRM/SFAなどの外部サービス連携に対応しています。一般的なクラウドPBXの比較軸に加えて、「電話内容を分析・教育・改善に使いたいか」が選定ポイントになります。
公式サイトでは初期費用0円〜と案内されていますが、月額料金や構成別の費用は個別見積もりです。必要な電話番号、ユーザー数、連携機能などを整理して確認してください。
最新の機能・料金はMiiTel Phone公式ページをご確認ください。
クラウドPBXは、料金表や機能一覧だけでは自社に合うか判断しにくいサービスです。現在の電話番号や回線、必要な端末数・ID数、同時通話数、既存PBX・主装置との併用などを確認すると、導入後の「想定していた使い方ができない」という失敗を減らせます。
OFFICE110では、クラウドPBXの導入だけでなく、電話回線やネットワーク、既存電話設備を含めて相談できます。現在の環境が分かる範囲で整理し、自社に必要な構成を確認したうえで比較しましょう。
実際の通話品質やスマートフォンでの操作感を確認したい場合は、OFFICE PHONEの無料トライアルで自社環境に合うか試してから判断できます。
クラウドPBXは、ランキング順位や月額料金だけで選ぶのではなく、現在の電話環境と導入後の運用に合うかを確認することが重要です。
今の電話番号を継続できるか
自社の回線・Wi-Fi・端末で通話品質と操作性を確認できるか
業務に必要な機能が標準かオプションか
初期費用・ID・番号・通話料・オプションを含む総額はいくらか
導入時と運用開始後のサポート条件が合うか
最適なクラウドPBXは、利用人数・電話番号・同時通話数・必要機能・既存設備によって変わります。候補を2〜3サービスに絞ったら、同じ条件で見積もりを取り、可能であれば実際の利用環境で通話品質と操作感を確認しましょう。
OFFICE110では、現在の電話番号を継続できるか、必要な端末やID数、既存PBXとの併用、電話回線・ネットワーク、導入費用・月額費用などを含めてご相談いただけます。自社の電話環境に合う構成を確認したい方は、クラウドPBX総合ページをご確認ください。
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