複合機・コピー機のリース料金を解説！料金相場まとめ【最新】【お役立ち情報】 | OFFICE110

新品の複合機・コピー機を購入すると、価格が100万円を超えることも少なくなく、初期費用が大きな負担となってしまいます。

しかし、リース契約を利用すれば、月額10,000円〜20,000円程度で最新機種を導入でき、初期費用を大幅に抑えることが可能です。

ただし、リース料金は、複合機やコピー機の印刷速度やその他の機能によって料金が変動することもあります。

そこで本記事では、複合機のリース契約の仕組みやレンタルとの違いを解説した上で、リース料金の平均相場について詳しく解説します。

さらに、複合機のリースのメリット・デメリット、よくある質問についても解説していますので、複合機のリース契約を検討している方は、最後まで必見です！

複合機のリース契約とは？レンタルとの違いを比較

複合機やコピー機を導入する方法として、リースまたはレンタルで導入する企業も多いです。

そこでまずは、複合機やコピー機のリース契約の仕組みをわかりやすく説明し、レンタル契約との違いについて解説します。

複合機・コピー機のリース契約とは？

リース契約とは、企業が複合機やコピー機を直接購入するのではなく、企業が選定した複合機をリース会社が購入して、企業に貸し出す契約のことです。

企業やリース会社に毎月リース料を支払うことで、長期間にわたり複合機やコピー機を使用することができます。

リース契約には、大きく分けて「ファイナンスリース」と「オペレーティングリース」の2種類があります。

一般的に、複合機のリース契約はほとんどがファイナンスリースとなっています。

また、リース契約で提供される複合機・コピー機は、原則として新品の複合機です。

複合機のリースとレンタルの違いを比較

リースとレンタルは、どちらも複合機・コピー機を借りるためどちらも似た導入方法ですがさまざまな違いがあります。

そこでここでは、複合機・コピー機のリースとレンタルの主な違いを表にまとめましたので、ぜひご参考ください。

【複合機のリースとレンタルの違い】

項目	リース	レンタル
所有権	リース会社	レンタル会社
契約期間	5〜6年程度	数日〜3年程度
途中解約	原則不可	可能
初期費用	無料	有料
月額料金	割安	割高
商品	選べる（新品）	選べない（中古）
審査	あり	なし

複合機やコピー機をレンタルする場合、基本的に短期間の契約となるため、リース契約よりも月額料金が高い傾向にあります。

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複合機・コピー機のリース料金はいくら？【料金相場】

複合機・コピー機のリース料金は、性能やオプションなどによって異なりますが、特に印刷速度がリース料金に大きく影響を与えます。

そこで以下に、目安として印刷速度や推奨月間印刷枚数ごとに、複合機・コピー機の月額リース料金相場をまとめましたので、ぜひご参考ください。

複合機のリース契約期間は、一般的に5～6年程度で、料金の相場は月々約1～2万円となっています。

連続印刷枚数が15枚なら4,000円から、50枚なら18,000円からと複合機の印刷速度が速くなるほどリース料金が高くなることがわかります。

複合機のリース契約のカウンター料金とは？

リース契約で複合機を利用する場合、かかる費用はリース料金だけではありません。

毎月リース料金に加えて、「カウンター料金」という費用が別途かかります。

カウンター料金とは、月ごとの印刷枚数に応じて支払う使用料のことで、カウンター保守契約を結んだ場合に発生する料金です。

カウンター料金は、リース料金の一部として加算されますが、トナー交換や修理などのメンテナンス費用が無料になります。

まとめると、リース料金とカウンター料金はそれぞれ以下のような料金体系となっています。

またカウンター料金の単価はモノクロとカラーで異なり、料金の相場は以下のとおりです。

【カウンター料金相場（※新品の場合）】

モノクロ	カラー
約0.8円〜1.2円/枚	約8円〜12円/枚

複合機・コピー機のカウンター料金については、こちらの記事でも詳しく解説していますのでぜひご参考ください。

複合機・コピー機のリース契約のメリット

複合機・コピー機のリース契約には、主に以下のように多くのメリットがあります。

ここからは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

初期費用がかからない

複合機・コピー機をリースで契約する際の最大のメリットは、初期費用がかからないことです。

たとえば、100万円以上する新品の複合機も、リース契約であれば初期費用0円で導入することが可能です。

一方、複合機を一括で購入する場合は、一括で100万円以上の費用を支払う必要があります。

このようにリース契約であれば、一度に多くの費用を用意する必要がなく、月々の支払いを一定のお支払いだけで済むため、少ない費用で複合機を導入・運用することが可能です。

最新機種を導入できる

複合機やコピー機のリース契約では、最新の複合機を格安で導入できます。

一般的に、複合機やコピー機は数年ごとに最新モデルが発売されるため、常に最新の機種を購入するとなると、相当な費用がかかってしまいます。

しかし、リース契約の場合、リース期間が通常3年〜6年と設定されているため、契約を更新するたびに初期費用をかけずに最新機種を手軽に導入することが可能です。

事務処理の負担を軽減できる

複合機やコピー機をリース契約すると、税金に関する事務処理の手続きの負担を軽減することが可能です。

リース契約すると、複合機やコピー機の所有権はリース会社にあるため、減価償却の手続きや固定資産税の支払いが不要となります。

そのため、複合機を購入した際に発生する、面倒な事務処理の負担を軽減できることがメリットです。

さらに、複合機のリース料金は、全額経費として処理ができるため税金対策にもつながります。

動産保険が適用される

複合機やコピー機をリース契約する際は、一般的に「動産総合保険」が適用されます。

動産総合保険とは、日本国内で発生した偶然の事故（火災、落雷、盗難など）によって法人が保有する動産に損害が生じた場合、その損害をほぼすべて補償する保険です。

ただし、大規模な災害や自己の過失による損害、自然劣化については保険の対象外となります。

そのため、複合機をリース契約する際は、リース会社が提供する保険の内容や保険会社の適用範囲を事前に確認するようにしましょう。

複合機・コピー機のリース契約のデメリット

複合機・コピー機をリース契約時には、多くのメリットがありますが、以下のようにデメリットも少なからずあります。

そこでここからは、複合機・コピー機をリース契約する際のデメリットについていくつか解説します。

一括購入よりも支払い総額が高額になる

複合機やコピー機のリース契約は、一括購入するよりも総支払額が高くなります。

これは、初期費用がかからない代わりに、リース料金には、本体価格だけでなく保険料や手数料などが含まれているためです。

また、リース料率は販売店やリース会社、リース期間によって異なるため、リース契約をする際は内訳をしっかりと確認するようにしましょう。

所有権はリース会社にある

リース契約の場合、複合機やコピー機の所有権はリース会社にあります。

そのため、リース契約が満了すると、複合機・コピー機はリース会社に返却する必要があります。

ただし、リース契約満了後に再リース契約を結べば、今まで使用していた複合機をこれまでよりも割安な料金で引き続き使用することが可能です。

もしくは、複合機を今後会社の資産として運用したい場合は、一括購入することをおすすめします。

リース契約は原則中途解約ができない

複合機やコピー機のリース契約は、原則として途中で解約することができません。

しかし、やむを得ない理由で途中解約が必要になる場合は、契約満了までのリース料金を違約金として支払うことで解約できる場合もあります。

そのため、複合機をリースする際は、途中解約の可能性がないかを契約時に十分に考慮する必要があります。

リース契約には審査がある

複合機のリース契約は、長期での契約となるためリース会社の審査に通らないと利用することができません。

審査基準はリース会社によって異なりますが、主な項目として以下が挙げられます。

また、リース契約の審査基準は、リース会社によって異なります。

そのため、複合機やコピー機のリース契約を検討する際は、複数のリース会社に申し込める販売店に依頼することをおすすめします。

複合機のリース契約で失敗しないための3つのポイント

複合機・コピー機のリース料金は、選び方次第で大きく変わります。

ここでは、リース契約で失敗しないための3つのポイントについてご紹介します。

それでは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

ポイント①印刷速度

複合機やコピー機をリース契約する際、まず「印刷速度」を確認しましょう。

印刷速度（連続複写速度）とは、1分間に印刷できる枚数を示す指標のことです。

この印刷速度が速いほど、複合機の本体価格は高くなりリース料金も高くなります。

そのため、自社の「月間印刷枚数」を考慮して複合機を選ぶことが重要です。

そこで以下に、月間印刷枚数ごとにおすすめの印刷速度をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

月間印刷枚数	印刷速度
3,000枚以下	20枚/分〜25枚/分
3,000枚〜5,000枚	25枚/分〜35枚/分
5,000〜8,000枚	35枚/分〜45枚/分
8,000枚以上	45枚/分以上

基本的には、上記の印刷速度の目安を参考にすれば、業務に支障なく複合機を利用できます。

ポイント②会社の規模

複合機やコピー機のリース契約を結ぶ際には、会社の規模に合った機種を選ぶことも重要なポイントです。

業務用の複合機・コピー機には、大きくわけて以下の2種類があります。

一般的に、自立タイプは卓上タイプよりも性能が高いですが、その分、本体価格が高くなり、リース料金も高くなります。

そのため、小規模なオフィスやSOHO、店舗などでは、スペースを取らない卓上タイプの複合機やコピー機を選ぶことで、リース料金を抑えられます。

一方、より大きなオフィスでは、リース料金は高くなりますが、性能の優れた自立タイプの複合機やコピー機がおすすめです。

このように、リース料金を抑えるためには、会社の規模に合わせて最適なサイズの複合機を選ぶことが大切です。

ポイント③オプション機能

複合機やコピー機のリース料金は、「オプション機能」によっても変わります。

たとえば、コピー、FAX、スキャナ、プリンタなどの基本機能のみを搭載した複合機であれば、本体価格が比較的安いためリース料金も抑えられます。

一方で、Mac対応や無線LAN、ICカード認証など便利なオプション機能を追加すると、本体価格が高くなりそれに伴ってリース料金も高くなります。

そのため、複合機やコピー機をリース契約する際は、自社に本当に必要な機能だけに絞ることで、リース料金を抑えることができます。

複合機・コピー機のリース契約でよくある質問

複合機やコピー機のリース契約は、多くの企業で利用されている導入方法ですが、契約するにあたってさまざまな疑問を持つ方も多いと思います。

そこで最後に、複合機・コピー機のリース契約に関するよくある質問をいくつかご紹介します。

リースとレンタルはどちらが安いですか？

複合機やコピー機のリースとレンタルを比較すると、リース契約の方が料金が安いです。

一般的に、レンタルとリースの料金相場は、以下のとおりです。

このように、リース契約はレンタルよりも費用を抑えられるため、初期費用やランニングコストを抑えたい場合におすすめです。

個人事業主でも複合機・コピー機のリース契約はできますか？

個人事業主でも複合機やコピー機のリース契約は可能です。

ただし、法人と同じく、リース契約を結ぶには審査を受ける必要があります。

特に、事業を始めたばかりの場合は、実績が少ないため審査が通りにくい可能性があります。

そのため、万が一、リース審査が通らなかった場合に備えて、複合機の購入やレンタルを検討するのも一つの選択肢としておすすめです。

複合機のリースの返却費用はいくらですか？

複合機のリースの返却費用は、地域によって大きく変わります。

以下に、主なエリアごとのリースの返却費用をまとめましたので、ご参考ください。

【複合機のリース返却相場】
（※東京都のリース会社に返却する場合）

地域	返却費用の相場
東京都・関東近県（神奈川・埼玉・千葉）	約20,000円〜
関西地方	約30,000円〜
九州北部	約40,000円〜

上記のとおり、リース会社に近い地域では返却費用が安く、遠方になるほど費用は高くなります。

なお、リース期間の満了後に新しい複合機に入れ替える場合は、返却費用が無料になることも多いです。

まずは、リース契約内容を確認し、不明点があればリース会社に問い合わせるようにしましょう。

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まとめ

今回は、複合機・コピー機の「リース契約」について詳しく解説しました。

最後に、複合機をリース契約で導入するのが向いている企業を以下にまとめましたので、ご参考ください。

重要なのは、メリット・デメリットを知った上で自社に合った支払い方法を選ぶことです。