納品日:2019-12-26
都道府県:東京
メーカー:FUJIFILM
機種名:DocuCentre-VI C2264
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「グレースケールとモノクロの違いは?」
「グレースケールを使うメリットってあるの?」
このような疑問を抱えている方も多いかと思います。
グレースケールとは、黒から白に至るまでの中間のグレーを256階調で表現する印刷のことです。
グレースケールを活用することで、モノクロの2階調に比べてより豊かな表現が可能となります。
そこで本記事では、グレースケール印刷とモノクロ(白黒)印刷の違いをについて解説したうえで、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
さらに複合機でのグレースケール印刷の設定方法も解説しますので、ぜひご参考ください。
監修者
千々波 一博
(ちぢわ かずひろ)
保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネージャー検定
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
複合機の印刷方法にはカラーとモノクロだけでなく「グレースケール」という設定もあります。
本章では、グレースケールについての基礎知識を解説します。
モノクロ印刷との違いもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
グレースケールとは、色の濃淡で明暗を分ける技法の1つで、黒から白までの256階調で表現する方法のことです。
黒と白だけでなく中間色であるグレーが254階調も存在することで、使用するインクは黒1色でも、2階調の白黒とは異なり豊かな表現が可能になります。
そのため、文字のみの資料を印刷する場合には必要ありませんが、イラストや写真をきれいに印刷する場合などに使用される機能です。
モノクロとは「monochrome(モノクローム)」の略で「単色」を表す言葉です。
モノクロ=白黒というイメージがありますが、本来は黒だけでなく赤や青・茶など、どの色でも単色であれば「モノクロ」と呼べます。
ただし、印刷においては黒1色を使用するため、白黒はモノクロの一種と考えてよいでしょう。
モノクロとグレースケールの主な違いは以下のとおりです。
モノクロ | グレースケール | |
---|---|---|
階調 | 2階調 | 256階調 |
向いている印刷物 | 文字 | 写真・イラスト |
濃淡の表現方法 | 黒の密度や配置を調整 | グレーで表現 |
仕上がりの特徴 | 線の境目がシャープ | 濃淡の違いを繊細に表現 |
印刷スピード | 早い | 遅い |
インクの消耗スピード | 遅い | 早い |
ファイルサイズ | 軽い | 重い |
1画素あたりのデータ量 | 2bit | 8bit |
グレースケールを活用することで、印刷品質の向上やコスト削減などのメリットを得られます。
本章では、グレースケールを活用するメリットを3つご紹介します。
自社が求めるメリットなのかを確認し、必要性を検討しましょう。
グレースケールは、モノクロよりも豊かな表現ができる点が1番のメリットといえます。
なぜなら、グレースケールでは黒から白までの256階調で濃淡を表現するためです。
なめらかなグラデーションで色の明暗を表現できるため、精細な写真などを印刷したい場合におすすめです。
印刷品質を求めるのであれば、モノクロよりもグレースケールが向いているでしょう。
グレースケールのカウンター料金はモノクロ印刷と同じなため、カラー印刷時よりも安くなります。
グレースケールはモノクロよりも豊かな表現ができるものの、黒1色を使用する印刷方法という点に変わりはありません。
そのため、基本設定をグレースケールにしておき、カラー印刷をするときのみカラー設定にするとカウンター料金はもちろん、トナーコストの削減にもつながります。
ちなみに、カラーとモノクロのカウンター料金の違いは以下のとおりです。
中古複合機 | 新品複合機 | |
---|---|---|
モノクロ/枚 | 2円~4円 | 0.8~1.2円 |
カラー/枚 | 20円~30円 | 8~12円 |
グレースケールは、カラーと比較するとデータサイズが小さいのが特徴です。
グレースケールは単色なため、1ピクセルあたり8bitで済みますが、カラーの場合は24bitと3倍必要です。
そのため、同じ内容のデータでもグレースケールにするだけで容量を削減できます。
たとえば、社内でしか共有しない資料や図表など、カラーにする必要性がないものをグレースケールにすることで、パソコンの容量を節約できるでしょう。
グレースケールの使用はメリットがたくさんある一方で、デメリットも少なからずあります。
本章では、グレースケールを活用するデメリットについて解説します。
メリットとあわせて確認し、使用すべきかの判断材料にしてください。
グレースケールを使用する場合、モノクロよりもインク・トナーの使用量は増えてしまいます。
なぜなら、グレースケールは256階調で表現するため、2階調のモノクロ印刷よりも着色する部分が多くなるためです。
そのため、すべてをグレースケール設定で印刷するのではなく、必要に応じてモノクロと使い分けるのがよいでしょう。
グレースケールのデータを印刷する際、モノクロよりも時間がかかってしまう点はデメリットです。
なぜなら、2階調で表現するモノクロよりも、着色する部分が多くなるためです。
そのため、特に印刷品質を求めない場合には、グレースケールではなくモノクロを使用した方がスムーズに印刷できるでしょう。
グレースケールはカラーよりはデータサイズが小さいですが、モノクロよりはデータの容量が大きくなってしまいます。
グレースケールとモノクロのデータサイズは、以下のとおりです。
同じ黒1色を使用した表現方法ですがデータサイズが大きく異なるため、用途などに合わせて使い分ける必要があるでしょう。
グレースケール印刷を使用する際は、基本的にパソコン側からの設定が必要です。
本章では、グレースケール印刷の設定方法を2パターン解説します。
設定方法をチェックし、今日からすぐに実践できるようにしましょう。
印刷時にグレースケールにするときの設定方法は以下のとおりです。
グレースケールにしたいときだけ変更できる設定方法なため、日頃はカラー印刷がメインで、ときどきグレースケールにしたい方におすすめの方法です。
プリンタードライバーの初期値をグレースケールに変更する方法は以下のとおりです。
この設定をしておくことで毎回グレースケールに設定する必要がなくなるため、設定忘れを防ぎたい方・毎回設定するのが面倒な方におすすめの方法です。
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そのため、業者の選択・連絡などの手間を大きく削減できます。
さらに、豊富な取引実績から複合機のノウハウを蓄積したプロスタッフが多数在籍しているため、お客様の状況・ご要望に応じた適切なご提案ができる点も強みです。
グレースケールを活用することで、モノクロに比べて細かい表現が可能であり、コスト削減にもつながります。
しかし、モノクロ印刷時よりもトナーの消費が増えたり、印刷に時間がかかったりといったデメリットもあるため、状況に応じた使い分けが重要です。
モノクロ、カラー、グレースケールの各印刷方法を適切に使い分けて、コスト削減や業務効率化を図りましょう。
もし、複合機に関するご相談があれなOFFICE110にお気軽にお問い合わせください。
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