複合機のレンタル導入ガイド！短期・長期の料金相場を解説

「複合機の価格や選ぶポイントを徹底解説」記事一覧 更新日: 2025年11月20日

複合機のレンタル導入ガイド！短期・長期の料金相場を解説

複合機をレンタルしたいものの、月々の料金やリースとの違い、細かな費用まで把握しきれずに不安を感じている担当者の方も多いのではないでしょうか。

複合機の費用は、本体の月額料金だけでなく、カウンター料金（1枚あたりの単価）や搬入・設置費用など、複数の項目が組み合わさって決まります。こうした内訳を知らないまま進めてしまうと、想定より月々の支払額が高くなってしまうケースも少なくありません。

この記事では、複合機レンタルの料金相場や主な費用内訳、リースとの違いを整理し、自社に合う契約形態を判断するための基準を分かりやすく解説します。

複合機を安心して導入するために、月額料金だけでなくランニングコスト全体を整理しながら、自社に合った契約方法を一緒に確認していきましょう。

複合機のレンタル料金の相場ってどのくらい？

複合機のレンタル料金は、おおまかな月額相場と料金の内訳を押さえておくことで比較しやすくなります。

一般的なオフィス向け複合機では、レンタル会社や機種、契約条件にもよりますが、月額の目安はおおよそ8,000円〜20,000円程度です。短期間の利用ほど月額料金が高くなり、長期契約ほど1か月あたりの費用を抑えやすい傾向があります。

この章では、複合機レンタルの料金相場と金額が変動する主な要素を整理して解説します。

レンタルする期間でも料金が変動する

複合機のレンタル料金は、主に機種の性能とレンタル期間によって変わります。

性能が高い機種ほど本体価格が上がるため、レンタル料金も高くなる傾向があります。一方で、同じ機種でもレンタル期間が長いほど、1か月あたりの料金を下げるプランを用意している会社も少なくありません。

そのため、まずは「どの程度の期間使う予定か」「どのクラスの性能が必要か」を整理し、各レンタル会社の期間別プランを比較しておくと判断しやすくなります。利用期間と必要な性能をセットで考えることが料金比較のポイントです。

複合機のレンタル契約にかかる費用内訳

複合機のレンタルでは、金額の内訳を把握しておくと総額のイメージがつかみやすくなりますので、見積もり段階から項目ごとに確認しておくことが大切です。主な費用の内訳は次の3つです。

このうち毎月支払う必要があるのは、本体のレンタル料金とカウンター料金の2つです。搬入・設置費用は初回のみの請求となるケースが多く、料金表に含まれていない場合もあるため、見積もり時に必ず確認しておきましょう。

複合機はビジネス向けだと70〜80kgになる機種も多く、自分たちで気軽に運べる重さではありません。搬入経路が狭く「複合機を分解する必要がある」「ユニック車やクレーンで搬入する必要がある」といったケースでは、搬入・設置費用が高くなることも。

重量の目安や移動時の注意点は、次の記事もあわせて確認しておくと安心です。参考記事：複合機の重さは何kg？搬入・設置の注意点と費用まとめ【最新】

レンタル会社によって費用の扱いや含まれる範囲は異なるため、見積書で「何にいくらかかるのか」を一つひとつ確認しておくことが重要です。

▼ コピー機の料金相場と選び方について詳しく知りたい方はこちら

レンタル契約とリース契約でカウンター料金は変わる？

複合機を導入するときは、契約方式によってカウンター料金の単価や条件が変わる点を押さえておく必要があります。

ここからは、カウンター料金の仕組みとレンタル・リースの違い、相場の目安を順番に見ていきます。

カウンター料金の仕組み

カウンター料金は、モノクロ・カラーの1枚あたり単価に印刷枚数を掛け合わせて計算する毎月の保守料金です。

この仕組みを理解しておくと、見積書に記載された金額が「どこから来ているか」をチェックしやすくなります。

レンタルとリースでカウンター料金はどう変わる？

レンタル契約とリース契約では、同じ複合機でもカウンター料金の単価や最低料金の付き方が変わることがあります。

カウンター料金は「1枚あたりの単価 × 枚数」で毎月の支払額が決まるため、契約方式ごとの傾向を知っておくと、総額の違いをイメージしやすくなります。ここでは、レンタルとリースの違いを「カウンター料金」に絞って整理します。

では、実際にどちらが有利になりやすいのかを判断するために、目安となるポイントを整理しておきましょう。

こうした違いを押さえておくと、自社の印刷枚数や利用期間に合わせて、カウンター料金の面でレンタルとリースのどちらが適しているかを判断しやすくなります。

カウンター料金の相場

カウンター料金の相場を知っておくと、自社の見積もりが妥当かどうかを客観的に判断しやすくなります。

ここでは、一般的なカウンター料金の目安と、OFFICE110の料金例を並べて確認してみましょう。

一般的な相場では、カラーのカウンター料金はモノクロに比べてかなり高めに設定されるのが通常です。自社の月間カラー枚数を把握したうえで、単価を比較することが重要です。

OFFICE110では、機種や構成にもよりますが、分速20〜25枚クラスの機種で次のような料金例をご案内しています。

カラー印刷は一般的な相場よりも抑えめの単価となっているため、カラー出力が多い事業者様には特にメリットがあります。カウンター料金は多くの企業にとって頭を悩ませる経費のひとつなので、相場と自社の月間枚数をもとに総額をシミュレーションしておくと安心です。

▼ カウンター料金について詳しく知りたい方はこちら

複合機のリース契約とレンタル契約の違いは？

複合機を外部から借りる方法には、リース契約とレンタル契約の2種類があります。

どちらも「毎月の料金を支払って複合機を利用する」という点は同じですが、契約の仕組み・料金の考え方・向いている利用期間が大きく異なります。違いを理解していないと、自社に合わない契約を選んでしまい、結果的にコストが割高になることもあります。

このセクションでは、リースとレンタルの基本的な仕組みとメリット・デメリットを整理し、自社にとってどちらの契約が適しているか判断するためのポイントを解説します。

リースとレンタルは仕組みが全くちがう

リース契約とレンタル契約はどちらも「借りる」契約ですが、誰が機械を購入するのか・どのくらいの期間利用する前提かといった仕組みが大きく異なります。

リース契約の料金は、「複合機の本体価格＋分割払いの金利＋保守料金」をベースに毎月のリース料が設定されます。一方、レンタル契約では、「複合機本体のレンタル料＋保守料金」をまとめて毎月支払います。

金利負担がない分だけ見るとレンタルが有利に思えるかもしれませんが、契約期間や本体の新しさ、カウンター料金なども含めてトータルで比較する必要があります。

リースは新品を長期利用したい場合、レンタルは短期間だけ使いたい場合やお試し導入に向いていると考えるとイメージしやすくなります。

こうした基本的な仕組みの違いを押さえておくことで、自社の利用期間や予算に合った契約パターンを選びやすくなります。

リース契約のメリット・デメリット「途中解約ができない!?」

リース契約を検討するときは、原則として途中解約ができない長期契約である点を最初に押さえておく必要があります。そのうえで、メリットとデメリットをセットで整理して判断することが大切です。

リース契約は3〜5年程度の長期契約になるため、一度契約すると途中で複合機が不要になっても、基本的に解約はできません。どうしても途中でやめたい場合は、残りのリース料を一括で支払う必要があり、負担が大きくなる可能性があります。

また、リース契約はあくまで「借りる」契約なので、複合機の所有権はリース会社にあります。リース料を払い終えても、リース会社の許可なく売却や処分を行うことはできません。契約満了後は「リース会社に返却する」か「再契約をして使い続ける」かを選ぶ流れです。

一方で、リース満了後に再契約する場合は、リース料金がそれまでの約1/10程度になるケースもあります。支払い責任を終えた複合機を、少ない負担で使い続けられる選択肢として検討できる点も押さえておくとよいでしょう。

▼ 複合機リースの中途解約について詳しく知りたい方はこちら

レンタル契約のメリット・デメリット「月額料金は高め?」

レンタル契約は、短期間から柔軟に利用できる手軽さが最大のメリットです。一方で、リースと比べたときの費用感や機種選択の自由度には注意が必要です。

レンタル契約では、リースに比べて利用期間を短く設定できるため、「イベント期間中だけ使いたい」「移転までのつなぎで数か月だけ必要」といったケースに向いています。

また、予定が変わって早い段階で複合機が不要になった場合でも途中解約ができるため、将来の予定が読みにくい場合でも導入しやすい契約形態といえます。

その一方で、レンタルはレンタル会社が保有している複合機を貸し出すため、好きな機種を細かく指定できないという面があります。また、中古機が中心となることが多く、月額料金もリースより高めに設定されるのが一般的です。

「機種の細かい指定にはこだわらず、とにかく短期間・手軽に導入したい」という場合には、レンタル契約が有力な選択肢になります。最終的には、複合機を使う期間と印刷ボリュームを整理したうえで、リースかレンタルかを比較検討することが重要です。

複合機を安心・格安でレンタルするなら「OFFICE110」

複合機をレンタルするなら、利用期間に合わせて月額を調整できるOFFICE110の期間別レンタルプランがおすすめです。

「短期間だけ使いたい」「1年程度はしっかり使いたい」など、利用期間によって適した料金は変わります。OFFICE110では、その違いを分かりやすい料金体系で整理し、初めての方でも導入しやすい環境を整えています。

このセクションでは、OFFICE110のレンタル料金プランと代表的な機種例のイメージを紹介し、どのようなケースでお得に利用しやすいかを説明します。

OFFICE110では、次のような期間別レンタルプランを一例としてご案内しています。

※上記料金は執筆時点の一例であり、機種・構成・キャンペーン・地域などにより変動する場合があります。最新の料金はお問い合わせ時に別途ご案内します。

このように、レンタル期間が長くなるほど月額料金が下がる料金設計になっているため、半年以上の利用を前提とした場合は特にコストを抑えやすくなります。

また、レンタル期間が7か月以上の場合は、ご希望に応じてレンタル中の機種を買い取ることも可能です。長く使ってみて「この1台をそのまま使い続けたい」と感じた場合でも、レンタルから購入へ柔軟に切り替えられる選択肢を用意しています。

OFFICE110では、このほかにもさまざまな高機能複合機をレンタルでご提供しています。機種選定や料金イメージを詳しく知りたい場合は、月間印刷枚数やご希望の機能を整理したうえでご相談いただくと、より具体的なプラン提案を受けやすくなります。

まとめ

ここまで、複合機のレンタル料金相場やカウンター料金、リース契約との違いについて整理してきました。最後に、検討時に押さえておきたいポイントをまとめます。

レンタルは柔軟さと導入のしやすさが魅力で、リースは新品を長期で安定して使いたい場合に向いています。どちらが良い・悪いではなく、自社の印刷枚数・利用期間・予算に合わせて契約形態を選ぶことが大切です。

複合機のレンタルやリースを検討する際は、料金だけでなく、保守体制やサポート内容も含めて総合的に判断すると安心です。自社だけで判断するのが難しい場合は、専門の担当者に相談しながら進めるのがおすすめです。