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ビジネスフォンのバックアップ電池がない!電池の役割と対処法

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ビジネスフォンのバックアップ電池がない!電池の役割と対処法

ビジネスフォンのバックアップ電池がない!電池の役割と対処法

ビジネスフォンを使用していると、「バックアップ電池なし」「リチウム電池なし」の表示が出ることがあります。

これは主装置内の電池がないことをお知らせするものですが、実際に表示された場合、どのように対処していいか分からない方も多いのではないでしょうか?

この2種類の電池はそれぞれ大切な役割を担っているため、場合によってはビジネスフォンの機能がうまく使えなくなってしまうことも

そこで、本記事ではそれぞれの電池の役割と、「電池なし」と表示された際の対処法についてご紹介します。
「自分で交換できるのかな?」「電池が切れているとどうなるの?」と疑問をお持ちの方は、参考にしてください。

この記事の目次

  1. ビジネスフォンの電池は2種類!まずは基礎から解説

  2. 「電池なし」と表示されたらどうする?自分で交換可能?

  3. ビジネスフォンの電池交換はプロの業者に依頼を!

  4. ビジネスフォンの電池交換に関するよくある質問

  5. まとめ
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登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

ビジネスフォンの電池は2種類!まずは基礎から解説

ビジネスフォンのディスプレイに「○○電池なし」と表示が出た場合、主装置内の電池がないことを示しています。
メーカーによって電池が異なるため、ここではNTTのビジネスフォンで確認してみましょう。

NTTのビジネスフォンは「バックアップ電池」「リチウム電池」、2種類の電池が主装置内に入っており、それぞれ異なる役割を担っています。

バックアップ電池:停電時の予備バッテリー

「バックアップ電池」は、停電時の予備バッテリーとしての役割を担っているため、長時間の使用には向いていません。
万が一、ディスプレイに「バックアップ電池なし」と表示されても、通常の使用には影響しません。

ただし、停電時にバックアップ電池や他の予備電源が接続されていない場合、ビジネスフォンは使用できなくなってしまう可能性があります。

なお、バックアップ電池の稼働時間は3分ほどで、それほど長くはありません。
あくまでも、急に電源が落ちないようにするための緊急用部品の位置づけとなります。

また電池の寿命は2~3年から5~7年までとなり、5年以上経過したビジネスフォンでは「バックアップ電池なし」の表示が出る可能性が高くなるでしょう。

ビジネスフォンの正常な動作を維持するためには、定期的なバックアップ電池の交換が必要です。

リチウム電池:データ保存に必要なバッテリー

ビジネスフォンの主装置内にあるもう一つの電池が「リチウム電池」です。
小さな丸いボタン電池で、電話帳や内線番号などビジネスフォンに関するあらゆるデータが記録されています。

ビジネスフォンの主装置に設置されたリチウム電池の寿命目安は、おおよそ1~2年です。
メーカーから交換周期や寿命に関するデータが公表されているわけではありませんが、実際の交換周期は1~2年程度です。

バックアップ電池・リチウム電池ともに消耗品のため、定期的な交換が必要となります。

「電池なし」と表示されたらどうする?自分で交換可能?

では実際にビジネスフォンに「電池なし」の表示が出たら、どのように対応すればよいでしょうか?
そのまま放置したり、自分自身で交換したりしても問題ないのかについて解説していきます。

「バックアップ電池なし」と表示された場合

ビジネスフォンのディスプレイに、「バックアップ電池なし」と表示された場合、停電時に使えなくなる以外、とくに大きな問題はありません。

ただし、そのまま放置をすると以下の問題があります。

  • 停電時に即座にビジネスフォンが使用できなくなってしまい、業務に支障が生じる
  • ビジネスフォンに「バックアップ電池なし」と表示され続ける

ビジネスフォンは、企業にとってライフラインの一つです。
予備電源としては、後述するUPS(無停電電源装置)の設置が望ましいのですが、いずれにしても「電池なし」が表示されたら放置しないようにしましょう。

ビジネスフォンのバッテリーは5年ごとに交換!停電対策で安定したサービスを

UPS(無停電電源装置)があればバックアップ電池はいらない?

結論からいえば、ビジネスフォンの予備電源はバックアップ電池よりも「UPS」がおすすめです。
「UPS」とは、停電時などに電源を供給するための機器のことです。

とくに、ひかり電話の場合は必ずUPSを使用しましょう。
ひかり電話を利用している場合、バックアップ電池によって主装置に電源を共有しても、電話を使用するために必要な機器への電力供給がストップしてしまうため、電話を使用できなくなります。

また、アナログ回線などひかり回線以外のビジネスフォンを利用されている場合でも、バックアップ電池では3分程度しか電源を供給できません。

それに対してUPSは機種や使用電力量によりますが、2~3時間電源を供給できるものもあります。
停電時の緊急対応を安全におこなうためには、UPSを導入して予備電源を確保しておいた方が安心です。

UPSによるビジネスフォンの予備電源対策については、以下の記事にて詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。

ビジネスフォンの停電対策はUPSで万全!停電バッテリーベスト3紹介

バックアップ電池がないときの対応法

万が一、バックアップ電池が切れてしまった時の対処法は、以下の3つです。

  1. バックアップ電池を自分で交換する
  2. バックアップ電池を業者に交換してもらう
  3. 主装置ごと取り換える

バックアップ電池は市販されているため、型番を調べて購入すれば自分でも交換も可能です。
しかし、主装置を開けて交換しなければならないため、失敗して社内の電話が一切使えなくなっては大ごとです。

また、自分で主装置を開けて交換を失敗した場合、その後業者に依頼しても補償の対象外になってしまう可能性も。
できれば、業者に依頼してバックアップ電池を交換してもらう、もしくは主装置ごと取り換えることをおすすめします。

なお、主装置ごと取り換える理由として、ビジネスフォンには6年の耐用年数があるからです。
つまり「パックアップ電池なし」と表示が出た場合、ビジネスフォン自体も取り換えどきの可能性があるのです。

「リチウム電池なし」と表示された場合

「リチウム電池なし」と表示されたからといって、急に記録されたデータがなくなってしまうわけではありません。

データが消えるのは、リチウム電池が切れた状態のまま電源も切れたとき
つまり、「リチウム電池なし」の状態で停電などの電源が共有されない事態が発生した際に、大きな問題に発展するということです。

データが消えた場合は、単に電話帳データなどが閲覧できなくなるだけではありません。
内線番号や部署ごとの外線番号の設定など全てがリセットされてしまうため、会社の電話として全く使い物にならなくなります。
また、再設定に関しては専門業者の手配が必要であり、費用も時間もかかります。

つまり、リチウム電池切れによって損害が起こったときのリスクは甚大である、ということです。

また、UPSを接続したとしてもリチウム電池は必須です。
リチウム電池は、ビジネスフォンの設定やデータを保存するための機器であるため、UPSを導入していてもリチウム電池が切れたらすぐに交換しましょう。

天災などによる停電は油断したときに訪れます。リチウム電池が切れている状態は、非常に危険だと認識しておきましょう。

リチウム電池がないときの対処法

リチウム電池がないときの対処法は次の2つです。

  1. 自分で交換する
  2. 業者に依頼して交換してもらう

リチウムイオン電池は、バックアップ電池同様に市販されていることもあり、ご自身で交換される方もいらっしゃるようです。

しかし、万が一主装置に何かあっては修理自体も大掛かりなものになってしまいますので、一度業者に相談だけでもしてみましょう。

リチウム電池はバックアップ電池に比べ寿命が短いため、リチウム電池が切れても主装置はまだ使えることも十分考えられます。

リチウム電池は主装置も一緒に交換!?

NTTの主装置の場合リチウムイオン電池は、単体で設置されているため交換が可能です。
しかしメーカーによっては、主装置自体の交換を余儀なくされることも

メーカーの中には、リチウムイオン電池が主装置に固定されているものがあります。
この場合、リチウムイオン電池のみの交換はできず、主装置ごと交換しなければなりません。

ご自身で対処するのは危険なため、業者に依頼して見てもらうことをおすすめします。

メーカーによって対応方法に違いがありますが、いずれにしても専門業者に依頼をしていただくことをおすすめします。

ビジネスフォンの電池交換はプロの業者に依頼を!

このように「電池なし」の表示が出た場合は、さまざまな対処法が考えられます。

ただし安全性を考慮すると、プロに任せることが賢い選択といえるでしょう。

電池交換やビジネスフォンの入れ替えはOFFICE110にお任せ

office110

  • 「ビジネスフォンに電池なしの表示が出た」
  • 「ビジネスフォンの買い替えを検討したい」

このような電話に関するお悩みはすべて「OFFICE110」にお任せください。

「OFFICE110」は、長年にわたり多くのお客様の電話環境を改善してきた電話サービスのプロです。
お客様の使用状況に基づいて、電池の交換だけで済むのか、それともビジネスフォン自体を交換する方が良いのかを見極め、お客様に最適な提案をいたします。

他社の見積もりと比較して、お求めやすい価格で提供しております。お見積もりのみでもお気軽にお問い合わせください。

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ビジネスフォンの電池交換に関するよくある質問

最後に、「OFFICE110」へ寄せられるビジネスフォンの電池交換に関するよくある質問をいくつかご紹介します。
電池交換を検討している方は、参考にご覧ください。

業者に電池交換を依頼するといくらかかりますか?

移動距離により費用は変動しますが、相場は電池代込みで2万円~3万円ほどになります。

電池の交換だけなのに高すぎると感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これには人件費や工賃・派遣費などが含まれています。

ご自身で交換しようとしてデータや設定を消去してしまったときの損害は、工事費用とは比べものにならないほど大きくなるため、専門業者に依頼していただいた方が安心です。

どうしても自分で交換したいのですが、どうしたらよいですか?

ご自身で交換する場合は、電池の型番を間違えないように調べたうえで、購入しましょう。

バックアップ電池を交換する場合は、必ず主装置の電源をオフにしてから行います。

新しいバックアップ電池を取り付けた後、電源を入れ直しましょう。
リチウム電池を交換する場合は、主装置の電源を切ってしまうとデータが消えてしまう可能性があるため、必ず電源は入れたまま行ってください。

自分で電池交換しましたが表示が消えません。どうすれば消えますか?

バックアップ電池を自社の社員が交換した場合、電池をすでに交換した後であるにも関わらず「バックアップ電池なし」とディスプレイに表示され続けることがあります。

表示が消えずに残っていると「バックアップ電池の交換が成功しなかったのだろうか?」「次回電池切れになったときに、気がつかないのではないか?」などの不安を感じられることでしょう。

「バックアップ電池なし」の表示が残っている場合には、手動でクリアボタンを押す必要があります。
クリアの操作方法は機種ごとに異なるため、取り扱い説明書を確認しましょう。

まとめ

ビジネスフォンの主装置には、役割の異なる電池が組み込まれています。

とくにリチウム電池は、電話帳や内線などさまざまなデータを保管しており、重要な役割を果たしています。
万が一間違った方法で処理をすれば、データが完全にリセットされてしまう可能性もあり、ご自身で交換される場合は、十分注意して行いましょう。

弊社「OFFICE110」では、電話機に関するさまざまなご相談を承っております。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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