【保存版】AirPrintの設定方法！AirPrint対応の複合機も紹介【お役立ち情報】 | OFFICE110

「iPhoneやiPadに保存されてあるデータを簡単に印刷したい…」
「スマホのデータをパソコンに移す作業が面倒…」

このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

実は、複合機のAirPrintを使えば、iPhoneやiPadなどの端末から直接印刷が可能になります。

しかし、複合機によってはAirPrintに対応していない場合や、使用前に特定の設定が必要な場合もあるため注意が必要です。

そこで本記事では、AirPrintの基礎知識を解説したうえで、各メーカー別の設定方法や使い方を詳しく解説します。

さらに、AirPrintに対応しているおすすめの複合機も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

AirPrintとは？仕組み・できることを解説

AirPrintとは、Apple社が提供する無線印刷を可能にする機能のことです。

特定のプリンタードライバーを必要とせず、iPhone・iPad・MacなどのApple製端末と複合機をネットワークで接続することで、プリントなどが簡単に行えます。

ここでは、AirPrintの基礎知識として、仕組み・できることについて解説していきます。

AirPrintの仕組み

iPhoneやiPadなどの端末と複合機を接続し、AirPrintで印刷する仕組みには、以下の2パターンがあります。

一般的なのはインフラストラクチャー接続で、こちらの方法でAirPrintを使用するケースが多くなっています。

AirPrintでできること

AirPrintを活用することで、印刷・スキャン・FAXが行えます。

ただし、iOSとmacOSとでは、できることの範囲が異なるため注意しましょう。

【iOSとmacOSのAirPrintでできることの範囲】

	印刷	スキャン	FAX
iOS（iPhoneなど）	◯	×	×
macOS（Macなど）	◯	◯	◯

AirPrintを利用するための事前準備

AirPrintの設定自体は難しいものではありませんが、事前の準備はしっかりする必要があります。

そこで本章では、AirPrintを利用するための事前準備をご紹介します。

準備を正しく行い、スムーズに導入を進めましょう。

AirPrint対応複合機（プリンタ）を準備する

AirPrintを利用するには、AirPrintに対応した複合機が必要です。

そのため、まずはAirPrint対応の複合機を用意しましょう。

複合機がAirPrintに対応しているかはどうかは、各メーカーのホームページを確認するか、複合機を購入した業者に確認することでわかります。

これから新しく複合機を導入する際は、導入前にAirPrintに対応しているかどうかを確認するようにしましょう。

AirPrintの対応OSを搭載した端末を準備する

AirPrintを使用する場合は、対応するOSを搭載した端末を準備しましょう。

これは、AirPrintがすべてのApple製端末で使用できるわけではなく、特定のOSを搭載した製品でのみ使用できる機能であるためです。

それぞれの機能の対応OSは以下のとおりです。

	プリント	スキャン	FAX
iOS（iPhoneなど）	4.2以降	×	×
macOS（Macなど）	10.7以降	10.9以降	10.8以降

基本的に最新バージョンであれば問題なく使えるため、常に最新バージョンにアップデートすることを忘れないようにしましょう。

複合機と端末を同じネットワークで接続する

AirPrintをインフラストラクチャー接続で使用する場合は、複合機とApple端末を同じネットワークに接続しておきましょう。

たとえば、Wi-Fiルーターを使って無線LANを設定している場合、複合機とApple端末をそのWi-Fiルーターに接続するイメージです。

複合機とApple端末をネットワークに接続する方法は機種によって異なるため、それぞれののマニュアルをご参照ください。

Macの場合は複合機の追加設定をする

MacからAirPrintを使用する場合は、複合機を追加する設定をしておきましょう。

複合機を追加する方法は以下のとおりです。

複合機の追加は、Macと複合機が同一のネットワーク環境にある状態でないと行えないため、必ず両方の機器を接続してから行いましょう。

AirPrintを利用する際の複合機の設定方法

AirPrintを利用する前には、複合機側の設定が必要になります。

本章では、AirPrintを利用する際の複合機の設定方法をメーカー別に解説します。

設定方法を確認し、AirPrintを始める準備を進めましょう。

Canon複合機のAirPrint設定方法

CanonのiR-ADVシリーズでの、AirPrintの設定方法は以下のとおりです。

なお、ログインは管理者の権限があるユーザーしかできないため注意しましょう。

シャープ複合機のAirPrint設定方法

シャープの複合機のAirPrintの設定方法は以下のとおりです。

AirPrintを利用する際は最新のファームウェアの利用が必要になることがあるため、古いままの場合は更新しておきましょう。

リコー複合機のAirPrint設定方法

リコーの複合機では、パソコンから複合機の管理を行う「Web Image Monitor」からAirPrintの設定を行いましょう。

リコーの複合機のAirPrint設定方法は以下のとおりです。

この設定により、AirPrintによる無線通信が保護され、安全に使用できるようになります。

AirPrintの使い方（iPhone・Mac）

AirPrintの使い方はとても簡単なため、誰でもすぐに使いこなせるはずです。

そこで本章では、AirPrintの使い方を「iPhone」と「Mac」に分けて解説します。

iPhoneでのAirPrintの使い方

iPhoneでのAirPrintの使い方は以下のとおりです。

なお、アプリの中にはAirPrintに対応していないものもあるため、詳しくはアプリのユーザーガイドやヘルプでご確認ください。

MacでのAirPrintの使い方

MacでAirPrintを使用する場合、印刷だけでなくスキャン・FAX送信も可能です。

次章から、それぞれのやり方について詳しく解説します。

印刷のやり方

MacでAirPrintを使用して、印刷する方法は以下のとおりです。

スキャンのやり方

MacでAirPrintを使用して、スキャンする方法は以下のとおりです。

FAXの送り方

MacでAirPrintを使用して、FAX送信する方法は以下のとおりです。

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AirPrint対応のおすすめ複合機3選

複合機にはたくさんの種類があるため、新しく複合機を導入する際、AirPrint対応かどうかを確認するのはとても手間がかかってしまいます。

そこで本章では、AirPrint対応の複合機のおすすめ機種を3つご紹介します。

Canon｜iR-ADV C3520F Ⅲ

Canonの「iR-ADV C3520F Ⅲ」は、AirPrintに標準対応しているため、初期コストを抑えて導入できることがメリットです。

さらに、10.1インチの大型操作パネルが備えており、その使いやすさも魅力の一つです。

大きくて見やすい画面は、iPadのようにフリック・ピンチ操作が可能で直感的に操作できるため、機械操作に慣れない方でも簡単に使いこなせます。

操作性が高く、AirPrintにも対応しているため、機能性と利便性を求めるオフィスに最適な複合機です。

メーカー価格（税抜き）	135万円
OFFICE110価格	中古キャンペーン：231,000円 新品キャンペーン：最大80％OFF
AirPrint	標準対応
印刷速度（A4ヨコ）	カラー・モノクロ：20枚／分
最大サイズ	A3
大きさ	565mm（幅）×736mm（奥行き）×880mm（高さ）

詳しくはこちら：Canon（キヤノン）「iR-ADV C3520F III」　

シャープ｜MX-2630FN

シャープの「MX-2630FN」は、1分間に26枚という高速印刷を実現しながらも、価格が手頃であることから、コストパフォーマンスに優れた複合機です。

また、スリーブモードからの高速復帰、ウォームアップタイムの短縮により、印刷前の待ち時間を減らせることも大きなメリットです。

これにより、従業員の時間の節約につながり、結果として業務の生産性が向上します。

AirPrintの使用にはオプションが必要ですが、基本的にリーズナブルな価格設定のため、コストパフォーマンスを重視するオフィスにおすすめの一台です。

メーカー価格（税抜き）	120万円
OFFICE110価格	中古キャンペーン：132,000円 新品キャンペーン：最大80％OFF
AirPrint	オプションが必要（PS拡張キット）
印刷速度（A4ヨコ）	カラー・モノクロ：26枚／分
最大サイズ	A3
大きさ	608mm（幅）×650mm（奥行き）×834mm（高さ）

詳しくはこちら：SHARP（シャープ）「MX-2630FN」

リコー｜MP C2504

リコーの「MP C2504」は、オフィスで求められる高いスペックと使いやすさを兼ね備えた複合機です。

シンプルな操作性のため、年齢を問わず誰でも簡単に操作が可能です。

さらに、ユーザー認証機能を活用することで、タッチパネルのホーム画面を個人の好みに合わせてカスタマイズが可能です。

これにより、よく使用する機能を画面のトップに配置するなど、効率的な使い方ができ、業務効率化に貢献します。

高いスペックを備えながら、操作性に配慮した複合機をお探しのオフィスにおすすめです。

メーカー価格（税抜き）	105万円
OFFICE110価格	中古キャンペーン：165,000円
AirPrint	標準対応
印刷速度（A4ヨコ）	カラー・モノクロ：25枚／分
最大サイズ	A3
大きさ	SPモデル：（幅）587×（奥）685×（高）788mm SPFモデル：（幅）587×（奥）685×（高）913mm

詳しくはこちら：RICOH（リコー）「MP C2504」

AirPrintに関するよくある質問

最後に、AirPrintに関するよくある質問についてQ&A方式をまとめました。

AirPrintに関する疑問をゼロにして、使用を開始しましょう。

AirPrintでプリンターが見つからない時はどうしたらいい？

AirPrintを使用し複合機と接続する際に、「プリンターが見つかりません」と表示されてしまうことがあります。

そのような時の対処法については以下のとおりです。

上記を試してもうまくいかない場合は、複合機のメーカーもしくはAppleに問い合わせましょう。

プリンターがAirPrintに対応しているかどうか調べるには？

プリンターの機種によって、AirPrintに対応しているかどうか異なります。

プリンターがAirPrintに対応しているかどうかを調べるためには、基本的にプリンターのカタログやホームページを確認することで対応しているかどうかが分かります。

もしくは、使用している複合機のメーカーや購入した業者に問い合わせをすれば教えくれるでしょう。

AirPrintを無効にするにはどうすればいい？

AirPrintを無効にする方法は複合機のメーカーや機種によって異なりますが、一般的な方法は以下のとおりです。

詳細な方法は機器によって変わるため、マニュアルを確認するか、メーカーに問い合わせましょう。

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まとめ

AirPrintを使用開始するためには、まずはAirPrint対応の複合機とiOSの端末を用意し、それぞれの事前設定を行う必要があります。

設定方法はメーカーごとに少し異なりますが、非常にシンプルなので誰でも簡単に設定できるでしょう。

AirPrintを利用することで、印刷業務をより効率的に行うことができます。

もし複合機の導入・入れ替えなど複合に関するお悩みがあれば、OFFICE110にご相談ください。

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