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コピー機をWi-Fiで利用する方法は、Wi-Fiルーターを経由する方法とWi-Fiダイレクトを利用する方法の大きく2つです。
ルーター経由は安定したネットワークを構築しやすく、複数のパソコンやスマートフォンでコピー機を共有する場合に適しています。一方、Wi-Fiダイレクトはルーターを介さず、端末とコピー機を直接接続できるのが特徴です。
接続方法や設定手順は、コピー機の機種やネットワーク環境によって異なります。また、Wi-Fiにつながらない場合は、SSIDや暗号キー(パスワード)、電波環境などを順番に確認する必要があります。
この記事では、コピー機をWi-Fiで利用する2つの方法から、接続手順、メリット・デメリット、よくあるトラブルと対処法、Wi-Fi対応のおすすめ機種まで解説します。
監修者
千々波 一博(ちぢわ かずひろ)
保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/生成AIパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネジャー検定
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
コピー機をWi-Fiで利用する方法は、「Wi-Fiルーターを経由する方法」と「Wi-Fiダイレクトを利用する方法」の2つです。
配線を減らしたい、設置の自由度を高めたいといったニーズに対し、社内ネットワークに組み込むWi-Fiルーター経由と、機器同士を直接つなぐWi-Fiダイレクトから選択できます。
両者はネットワークへの接続方法が異なるため、運用のしやすさや安定性にも違いがあります。
ここでは、Wi-Fiルーターを経由する方法とWi-Fiダイレクトを利用する方法、それぞれの手順とメリット・デメリットを解説します。
常設の業務利用で安定性を重視する場合は、Wi-Fiルーターを経由する方法が基本です。
コピー機とWi-Fiルーターを有線LANまたは無線LANで接続し、社内のローカルネットワークに組み込みます。ネットワーク内のパソコンやスマートフォンから、ドライバーやアプリを経由して印刷できます。
特に印刷データの容量が大きい場合や安定した通信を優先したい環境では、無線LANよりも有線LANを利用した方が通信を安定させやすくなります。
有線は通信の安定性、無線は配線を減らせる点にそれぞれ特徴がありますが、端末から送信した印刷データをネットワーク経由でコピー機へ届ける基本的な仕組みは共通しています。
コピー機とルーターの接続方法によって設定手順が異なります。一般的な有線接続と無線接続の流れは、次のとおりです。
有線接続の場合、コピー機自体にWi-FiのSSIDや暗号キーを設定する必要はありません。パソコンをWi-Fiで接続する場合のみ、パソコン側でルーターのSSID・暗号キーを使用します。
ポケットWi-Fiを利用する場合も基本的な流れは無線接続と同じですが、同時接続できる台数や通信状況によって印刷の安定性が変わります。設定手順の詳細は機種ごとに異なるため、取扱説明書やメーカー公式サイトも確認してください。
有線接続は通信を安定させやすい一方、配線が必要になるためレイアウト変更の自由度が下がる点が特徴です。
メリット・デメリットを整理すると、次のとおりです。
固定席中心で安定性を重視する職場に適しています。増員や席替えが少なく、コピー機の設置場所を固定できるオフィスでは特に運用しやすい接続方法です。
無線接続は配線を減らして柔軟に設置できる一方、距離や障害物、周囲の電波環境によって通信状態が変わります。設置の自由度は高いものの、通信の安定性では有線接続が有利です。
レイアウト変更が多い現場やモデルルームなど、設置の自由度を重視する用途に向いています。大容量データの印刷が多く、無線通信が安定しない場合は、有線接続との併用も検討しましょう。
ネットワーク環境がない場所や一時的な利用では、Wi-Fiダイレクトを利用するとルーターを介さず接続できます。
Wi-Fiダイレクトは、ルーター(アクセスポイント)を経由せず、パソコンやスマートフォンとコピー機を直接接続する方式です。イベント会場や来訪者の端末など、社内LANへ接続させずに印刷したい場面でも利用できます。
なお、パソコンとコピー機の接続方法について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
Wi-Fiダイレクト対応のコピー機では、コピー機側がアクセスポイントの役割を持ち、端末と直接接続します。基本的に必要なのはWi-Fiダイレクト対応のコピー機とパソコンやスマートフォンです。
具体的な設定画面や接続方法はメーカー・機種によって異なります。WPSなど別の接続方法に対応している機種もあるため、実際に設定する際は取扱説明書やメーカー公式サイトを確認してください。
Wi-Fiダイレクトはルーターを用意せず接続できる一方、利用できる端末数や通信方式は機種によって異なる点に注意が必要です。
すでに社内ネットワークを整備している職場ではルーター経由を基本とし、来訪者や一時利用など、必要な場面でWi-Fiダイレクトを使い分けると運用しやすくなります。
Wi-Fiは便利ですが、環境次第で「接続・速度・安全性」のトラブルが起きやすい点に注意します。
事前に代表的な症状と対処の型を知っておくと、導入後の混乱を最小化できます。ここでは現場で多い事例を取り上げ、原因と手順を整理します。
コピー機がWi-Fiにつながらない場合は、ルーターとの距離や電波状況、SSID・暗号キー、ネットワーク設定の順に確認すると、原因を切り分けやすくなります。
無線LANは、ルーターとの距離や障害物による電波干渉だけでなく、周波数帯や暗号化方式、IPアドレスなどの設定が合っていない場合にも接続できません。まずは確認しやすい項目から順番にチェックしましょう。
主な原因と、最初に試したい対処方法を整理すると以下のとおりです。
上記を確認しても改善しない場合は、いったん有線LANで接続して印刷できる状態を確保し、Wi-Fi側の原因を切り分ける方法もあります。
業務を止められない場合は、先に印刷できる環境を確保したうえで、Wi-Fi設定を確認すると対応しやすくなります。
なお、コピー機がWi-Fiにつながらない原因の詳しい切り分け方や対処手順は、以下の記事で詳しく紹介しています。
通信の安定化とデータの軽量化を同時に進めると解決が早いです。
大容量PDFや高解像度画像を無線で送ると、転送時間が長くなり途中で途切れやすくなります。ネットワーク側とデータ側、両方から手を打ちましょう。
上記の観点が重なると改善幅が大きくなります。次の表で優先順位を確認して、実施できるものから着手してください。
大容量データを印刷するときは、まず有線接続への切り替えを検討し、あわせて印刷データの容量を軽くすることが基本です。それでも安定しない場合は、ルーターの設置場所や電波の混雑状況など、オフィスの通信環境も確認しましょう。
コピー機をWi-Fiで利用する場合は、初期設定のまま使用せず、コピー機と無線LANの両方でセキュリティ設定を確認することが重要です。
コピー機では、印刷データやスキャンデータなど業務上の情報を扱います。Wi-Fi接続時の不正アクセスや情報漏えいを防ぐためにも、パスワードやアクセス制限、通信の暗号化など、利用環境に合わせた対策を行いましょう。
Wi-Fi接続時のセキュリティを高めるには、コピー機本体だけでなく、ルーターやネットワーク側も含めて設定を確認します。主な対策は以下のとおりです。
上記に加え、ルーター側のWPA2/WPA3の適切な設定、古いWEP/TKIPの無効化、ファームウェア更新の継続も必須です。最低限でも「管理者パスワード変更+IP制限」は初日に実施しましょう。
より詳しくセキュリティー対策について知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
なお、コピー機のWi-Fi接続トラブルは、設定の見直しで改善する場合もありますが、利用人数や印刷データの容量、セキュリティ要件によっては、現在の複合機が運用環境に合っていないケースもあります。
OFFICE110では、月間印刷枚数や利用人数、必要な機能、接続方法、導入コストまで確認しながら、自社の使い方に合った複合機への入れ替えをサポートします。
詳細を見る
MX-2661(SHARP)は、中古でWi-Fi対応のA3カラー複合機を導入したい中小オフィスに適したモデルです。無線LANを標準装備しており、アクセスポイントモードを利用すれば、対応するモバイル端末と直接接続できます。
主な特徴は、IEEE 802.11b/g/n対応の無線LANとアクセスポイントモードによるダイレクト接続、Sharpdesk Mobileを利用したスマートフォン・タブレットとの連携です。A4ヨコ26枚/分の出力速度に加え、自動両面原稿送り装置も標準装備しています。
配線が取りにくい現場でも利用しやすい
スマートフォン・タブレットから印刷やスキャンを行える
中古導入で初期費用を抑えながら必要な性能を確保しやすい
Apeos C2360(富士フイルム)は、無線LANやモバイル端末との連携に対応したA3カラー複合機です。IEEE 802.11a/b/g/n/acの無線LANを標準搭載し、Wi-Fi Directにも対応しています。
Print UtilityやAirPrint、Mopriaなどを利用したモバイル端末からのプリント・スキャンに対応しているほか、別途サービスや契約を利用することでクラウドサービスとの連携も可能です。A4ヨコ23枚/分の出力速度を備え、オフィスのさまざまな運用に対応できます。
2.4GHz・5GHz帯の無線LANに対応
Wi-Fi Directや各種モバイル印刷に対応
サービスを組み合わせることでクラウドとの連携も可能
コピー機のWi-Fi設定は、SSIDや暗号キー、ドライバーなど必要な情報を確認すれば自社で対応できるケースもあります。
ただし、適切な接続方法は、コピー機の機種や利用人数、設置場所、ネットワーク構成、印刷するデータ量、必要なセキュリティによって異なります。複数の端末から利用する場合や、既存ネットワークへ組み込む場合は、設定項目も増えるため自社だけでは判断しづらくなることがあります。
そのため、コピー機の導入・入れ替えやWi-Fi設定、ネットワーク環境に不安がある場合は、OFFICE110へご相談ください。
月間印刷枚数や利用人数、設置環境、必要な機能、接続方法、予算、セキュリティ要件などを確認したうえで、新品・中古を含めて自社の運用に合う複合機と導入方法をご案内します。
機種選定だけでなく、設置後のネットワーク設定や運用まで含めて確認したい場合は、OFFICE110までお気軽にご相談ください。
ご相談・見積依頼
コピー機をWi-Fiで利用する方法は、Wi-Fiルーターを経由する方法とWi-Fiダイレクトを利用する方法の2つです。常設のオフィスではルーター経由、一時的な接続ではWi-Fiダイレクトなど、利用環境に合わせて選びます。
ルーター経由の場合は、有線LANなら通信を安定させやすく、無線LANなら配線を減らして設置場所の自由度を高められます。Wi-Fiダイレクトは、ルーターを介さず端末とコピー機を直接接続できる点が特徴です。
Wi-Fiにつながらない場合は、ルーターとの距離や電波環境、SSID・暗号キー、対応する無線LAN規格、ネットワーク設定などを順番に確認してください。大容量データを印刷する機会が多い場合は、必要に応じて有線LANも組み合わせると安定した運用につながります。
パソコンやスマートフォンから場所を選ばず印刷できる環境を整えることで、オフィス内の配線を減らしながら、フリーアドレスやモバイル端末を活用した業務にも対応しやすくなります。
なお、現在のコピー機がWi-Fiに対応しているか分からない場合や、自社に適した接続方法・機種を判断しづらい場合は、OFFICE110へご相談ください。利用人数や印刷枚数、設置環境を確認したうえで、機種選定から設置、ネットワーク設定、運用までサポートします。
お問い合わせ後、内容のヒアリング
見積書・保守契約の説明各種資料の提出
納品日の日程調整
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