納品日:2019-12-26
都道府県:東京
メーカー:FUJIFILM
機種名:DocuCentre-VI C2264
iPhoneやiPadに保存している書類や写真を、「そのまま複合機からサッと印刷できたら便利なのに」と感じることはないでしょうか。
スマホ印刷でよくあるお悩み:
実は、AirPrintに対応した複合機であれば、iPhoneやiPadからパソコンを経由せず、同じWi-Fiネットワーク上の複合機へ直接印刷できます。ただし、複合機側でAirPrint機能を有効にしておくことや、端末と複合機を同一のWi-Fiルーターに接続しておくことなど、事前に満たしておくべき条件もあります。
そこで本記事では、AirPrintの基礎知識を整理したうえで、主要メーカー複合機でのAirPrint設定方法と印刷手順を分かりやすく解説します。
あわせて、AirPrint利用時の注意点やトラブルのチェックポイント、AirPrint対応のおすすめ複合機も紹介しますので、スマホ・タブレットからの印刷環境を整えたい方はぜひ参考にしてください。

監修者
千々波 一博
(ちぢわ かずひろ)
保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネージャー検定
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
AirPrintとは、Apple社が提供する無線印刷を可能にする機能のことです。
特定のプリンタードライバーを必要とせず、iPhone・iPad・MacなどのApple製端末と複合機をネットワークで接続することで、プリントなどが簡単に行えます。AirPrintは、Appleのゼロコンフィグレーション技術である「Bonjour(ボンジュール)」を利用して、同一ネットワーク上の対応複合機を自動的に検出する仕組みです。
ここでは、AirPrintの基礎知識として、仕組み・できることについて解説していきます。
iPhoneやiPadなどの端末と複合機を接続し、AirPrintで印刷する仕組みには、以下の2パターンがあります。
一般的なのはインフラストラクチャー接続で、こちらの方法でAirPrintを使用するケースが多くなっています。いずれの接続方式でも、複合機とApple端末が同じネットワーク内にあり、ルーターやセキュリティ機器でBonjour(mDNS)がブロックされていないことが重要です。
AirPrintを活用することで、対応する複合機であれば印刷・スキャン・FAXが行えます。
ただし、iOSとmacOSとでは、できることの範囲が異なるため注意しましょう。
【iOSとmacOSのAirPrintでできることの範囲】
| 印刷 | スキャン | FAX | |
|---|---|---|---|
| iOS(iPhoneなど) | ◯ | × | × |
| macOS(Macなど) | ◯ | ◯ | ◯ |
AirPrintの設定自体は難しいものではありませんが、事前の準備はしっかりする必要があります。ここで紹介する手順は、AirPrintに対応した複合機と、同じWi-Fiネットワークに接続されたApple端末が用意されていることを前提としています。
そこで本章では、AirPrintを利用するための事前準備をご紹介します。
準備を正しく行い、スムーズに導入を進めましょう。
AirPrintを利用するには、AirPrintに対応した複合機が必要です。
そのため、まずはAirPrint対応の複合機を用意しましょう。
複合機がAirPrintに対応しているかはどうかは、各メーカーのホームページを確認するか、複合機を購入した業者に確認することでわかります。
これから新しく複合機を導入する際は、導入前にAirPrintに対応しているかどうかを確認するようにしましょう。
AirPrintを使用する場合は、対応するOSを搭載した端末を準備しましょう。
これは、AirPrintがすべてのApple製端末で使用できるわけではなく、特定のOSを搭載した製品でのみ使用できる機能であるためです。
それぞれの機能の対応OSは以下のとおりです。
| プリント | スキャン | FAX | |
|---|---|---|---|
| iOS(iPhoneなど) | 4.2以降 | × | × |
| macOS(Macなど) | 10.7以降 | 10.9以降 | 10.8以降 |
基本的に最新バージョンであれば問題なく使えるため、常に最新バージョンにアップデートすることを忘れないようにしましょう。
AirPrintをインフラストラクチャー接続で使用する場合は、複合機とApple端末を同じネットワークに接続しておきましょう。
たとえば、Wi-Fiルーターを使って無線LANを設定している場合、複合機とApple端末をそのWi-Fiルーターに接続するイメージです。
複合機とApple端末をネットワークに接続する方法は機種によって異なるため、それぞれのマニュアルをご参照ください。
MacからAirPrintを使用する場合は、複合機を追加する設定をしておきましょう。
▼ コピー機をWi-Fiで利用する方法を詳しく知りたい方はこちら
複合機を追加する方法は以下のとおりです。
複合機の追加は、Macと複合機が同一のネットワーク環境にある状態でないと行えないため、必ず両方の機器を接続してから行いましょう。
AirPrintを利用する前には、複合機側の設定が必要になります。
本章では、AirPrintを利用する際の複合機の設定方法をメーカー別に解説します。ここでは代表的な手順を紹介していますが、実際の画面構成や項目名は機種やファームウェアのバージョンによって異なる場合があります。
設定方法を確認し、AirPrintを始める準備を進めましょう。
CanonのiR-ADVシリーズでの、AirPrintの設定方法は以下のとおりです。
なお、ログインは管理者の権限があるユーザーしかできないため注意しましょう。また、実際のメニュー構成は機種やバージョンによって異なる場合があるため、詳細は取扱説明書やメーカーサイトの最新情報を確認してください。
シャープの複合機のAirPrintの設定方法は以下のとおりです。
AirPrintを利用する際は最新のファームウェアの利用が必要になることがあるため、古いままの場合は更新しておきましょう。ファームウェア更新の有無や手順は、必ずメーカーや販売店の案内に従ってください。
リコーの複合機では、パソコンから複合機の管理を行う「Web Image Monitor」からAirPrintの設定を行いましょう。
リコーの複合機のAirPrint設定方法は以下のとおりです。
この設定により、AirPrintによる無線通信が保護され、安全に使用できるようになります。証明書の種類や設定項目は機種によって異なるため、不明な場合はシステム管理者やメーカーサポートに確認すると安心です。

AirPrintの使い方はとても簡単なため、誰でもすぐに使いこなせるはずです。
そこで本章では、AirPrintの使い方を「iPhone」と「Mac」に分けて解説します。
iPhoneでのAirPrintの基本的な使い方は以下のとおりです。
なお、アプリの中にはAirPrintに対応していないものもあるため、詳しくはアプリのユーザーガイドやヘルプでご確認ください。また、AirPrintでは中綴じ加工やホチキス留めなどの高度な後処理は指定できないことが多く、基本的な印刷オプションの範囲で利用する形になります。
▼ スマホからコピー機で印刷する方法を詳しく知りたい方はこちら
MacでAirPrintを使用する場合、印刷だけでなくスキャン・FAX送信も可能です。
次章から、それぞれのやり方について詳しく解説します。
MacでAirPrintを使用して、印刷する方法は以下のとおりです。
MacでAirPrintを使用して、スキャンする方法は以下のとおりです。綺麗にスキャンするコツも知っておくと便利です。
MacでAirPrintを使用して、FAX送信する方法は以下のとおりです。
AirPrint対応の複合機は種類が多いため、どれを選べば迷う方も多いでしょう。
そこでここからは、複合機専門店の「OFFICE110」が厳選した、AirPrint対応のおすすめ複合機3選をご紹介します。
AirPrint対応の複合機をお探しの方は、ぜひご参考ください。記載している仕様や価格は一例であり、実際の在庫状況や条件はお問い合わせのタイミングによって異なる場合があります。
| 印刷速度 | カラー・モノクロ:20枚/分 | 最大原稿サイズ | A3 |
|---|---|
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 565×736×880(mm) |
| 重さ | 約77kg |
| AirPrint対応 | ○ |
| OFFICE110価格 | 231,000円 |
Canonの「iR-ADV C3520F Ⅲ」は、AirPrintに標準対応しているため、初期コストを抑えて導入できることがメリットです。
さらに、10.1インチの大型操作パネルが備えており、その使いやすさも魅力の一つです。
大きくて見やすい画面は、iPadのようにフリック・ピンチ操作が可能で直感的に操作できるため、機械操作に慣れない方でも簡単に使いこなせます。
操作性が高く、AirPrintにも対応しているため、機能性と利便性を求めるオフィスに最適な複合機です。
| 印刷速度 | カラー・モノクロ:26枚/分 |
|---|---|
| 最大原稿サイズ | A3 |
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 608×650×834(mm) |
| 重さ | 約80kg |
| AirPrint | ○オプションが必要 (PS拡張キット) |
| OFFICE110価格 | 110,000円 ※在庫に限りがありますので、お早めにお問い合わせください! |
シャープの「MX-2630FN」は、1分間に26枚という高速印刷を実現しながらも、価格が手頃であることから、コストパフォーマンスに優れた複合機です。
また、スリーブモードからの高速復帰、ウォームアップタイムの短縮により、印刷前の待ち時間を減らせることも大きなメリットです。
これにより、従業員の時間の節約につながり、結果として業務の生産性が向上します。
AirPrintの使用にはオプションが必要ですが、基本的にリーズナブルな価格設定のため、コストパフォーマンスを重視するオフィスにおすすめの一台です。
| 印刷速度 | カラー・モノクロ:25枚/分 |
|---|---|
| 最大原稿サイズ | A3 |
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 587×685×913(mm) |
| AirPrint | ○ |
| OFFICE110価格 | 165,000円 |
リコーの「MP C2504」は、オフィスで求められる高いスペックと使いやすさを兼ね備えた複合機です。
シンプルな操作性のため、年齢を問わず誰でも簡単に操作が可能です。
さらに、ユーザー認証機能を活用することで、タッチパネルのホーム画面を個人の好みに合わせてカスタマイズが可能です。
これにより、よく使用する機能を画面のトップに配置するなど、効率的な使い方ができ、業務効率化に貢献します。
高いスペックを備えながら、操作性に配慮した複合機をお探しのオフィスにおすすめです。

複合機の導入や入れ替えで迷ったら、私たちOFFICE110にまとめてお任せください。
OFFICE110は、複合機をはじめビジネスフォンや法人携帯など、オフィスに欠かせないOA機器を一括で提案・導入できる総合販売会社です。全国12万社以上の導入実績で蓄積したノウハウをもとに、機種選定から設置、運用までをしっかりサポートします。
お客様の印刷枚数やレイアウト、セキュリティ要件などを丁寧にヒアリングしたうえで、「自社に合う1台」と「無理のないコスト」を両立できるプランをご提案します。
OFFICE110の特長
さらに、OFFICE110では新品コピー機が最大80%OFF、中古コピー機が大特価になるなど、導入コストを抑えられるキャンペーンも実施しています。台数入れ替えや機種グレードアップをご検討中の企業様にもご利用いただきやすい内容です。
「どの複合機が自社に合うか分からない」という段階からでも、お気軽にご相談ください。

AirPrintに対応した複合機と環境を整えておくと、iPhone・iPadからの印刷が格段にスムーズになります。
AirPrintを使うには、まずAirPrint対応の複合機とiOS端末を用意し、両方を同じWi-Fiネットワークに接続したうえで、複合機側のAirPrint機能を有効化することが前提になります。メーカーごとに画面構成は異なりますが、設定手順自体は比較的シンプルで、基本を押さえれば難しくありません。
AirPrintが使えるようになれば、パソコンを経由せずにスマホやタブレットから直接印刷できるため、会議資料や写真印刷など日常業務の効率アップに大きく貢献します。
もし現在お使いの複合機がAirPrintに対応していない、あるいは設定やネットワーク構成に不安がある場合は、OFFICE110までお気軽にご相談ください。専門知識を持つスタッフが、機種選定からネットワーク設定、運用のコツまで丁寧にサポートします。


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