コピー機・複合機のサイズ選び！サイズ・重さ・用紙サイズを解説【お役立ち情報】 | OFFICE110

「コピー機を導入したけれど、設置スペースに合わなかった…」
「思った以上にコピー機が大きくて、オフィスが狭くなってしまった…」

このような導入後の失敗を避けるためにもコピー機を選ぶ際は、機能だけでなくサイズもしっかりと確認することが重要です。

そこで本記事では、コピー機・複合機のサイズの選び方、オフィスごとに最適なサイズ、導入の際の注意点を解説します。

さらに、サイズのタイプ別におすすめのコピー機もご紹介するので、コピー機・複合機の導入を考えている方は、ぜひご参考ください。

コピー機・複合機のサイズや重さは？タイプ別に比較

コピー機・複合機は小型から大型なものとさまざまな大きさがあり、「自立タイプ」と「卓上タイプ」の2種類に分けられます。

	自立タイプ	卓上タイプ
サイズ目安	幅600mm×奥行き600mm×高さ1,200mm	幅660mm×奥行き660mm×高さ460mm
重さ目安	50kg～100kg	50kg未満

ただし、上記の表はあくまで一般的なサイズで分類したものであり、メーカーや機種によって大きさ・重さは異なります。

自立タイプと卓上タイプそれぞれを、一般的なサイズをもとにサイズと重さについて詳しくご説明ます。

「自立タイプ」のサイズと重さ

自立タイプはコンビニに設置されていたり、多くの企業で導入されていたりするコピー機です。「業務用コピー機」とも呼ばれます。

自立タイプの大きさはメーカー・機種によって異なりますが、高さは1,200mmで、幅と奥行きは600mmと大きいコピー機であることがわかります。

さらに、重さは50kg〜100kgと重量があるため、コピー機を移動する際は備え付けのローラーで移動させるのが基本です。

給紙カセットの部分を外して移動させることも可能です。

【自立タイプのサイズ・重量目安】

サイズ目安	幅600mm×奥行き600mm×高さ1,200mm
重さ目安	50kg～100kg

「卓上タイプ」のサイズと重さ

卓上タイプは、机やテーブルに置けるコンパクトな大きさのコピー機です。
家庭用のコピー機やプリンターなども、卓上タイプに分類されます。

卓上タイプの大きさは機種によって異なるものの、基本的なサイズは幅230mm〜280mm、奥行き370〜510mm、高さは350mm〜460mm、さらに50kg未満と非常にコンパクトです。

ただし、印刷用紙をセットする際に受け皿を開けることを考えて、奥行き含めて余裕のあるスペースか考える必要があります。

【卓上タイプのサイズ・重量目安】

サイズ目安	幅230〜280mm×奥行き370〜510mm×高さ350mm〜460mm
重さ目安	50kg未満

コピー機・複合機の用紙サイズ一覧

コピー機・複合機で使用される用紙サイズには、A判とB判があります。

用紙サイズの理解は、コピー機・複合機を選ぶときにも見やすい資料作成をするためにも役立ちます。

A判とB判にわけて用紙のサイズや主な用途をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

A判の用紙サイズ

A版サイズで普段見る機会が多いサイズは、A2〜A6です。

A0～A1はサイズが大きいためポスターなどに使われることが多いことが特徴です。

以下にA版サイズで一般的なサイズをまとめました。

A判サイズ	寸法（単位：mm）	主な用途
A0	841×1,189	日常ではほとんど使用されない大きさ。ポスターや画材に使用される。
A1	594×841	A0と同様、日常では見かけないサイズ。新聞の見開きよりやや大きいサイズでポスターに使用される。
A2	420×594	新聞片面ほどの大きさ。日常で見かけるポスターやカレンダーなどに使用される。
A3	297×420	大きめのコピー用紙。社内報・パンフレットなどに使用される。
A4	210×287	最も使われるサイズ。コピー用紙の標準規格。
A5	148×210	一回り小さい本や雑誌などに使用される。
A6	105×148	文庫本のサイズ。メモ帳や卓上カレンダーなどに使用される。

B判の用紙サイズ

B判は同じ数字を表すA判よりも大きいサイズが特徴です。

以下に、B判の一般的なサイズをまとめました。

B判サイズ	寸法（単位：mm）	主な用途
B0	1,030×1,456	A判とB判のなかでも最も大きいサイズ。畳一畳より一回り小さく、公共施設などで見かける。
B1	728×1,030	B1サイズも非常に大きいサイズ。ポスター・地図に使用される。
B2	515×728	B2はカラーコーンほどの縦幅の大きさ。ポスター・パネルに使用される。
B3	364×515	広げた新聞紙と同じ大きさ。スーパーのチラシ・新聞の折り込みチラシに使われる。
B4	257×364	新聞を見開いたほどの大きさ。スーパーの折り込みチラシ・スケッチブックとしても人気のあるサイズ。
B5	182×257	B5サイズは週刊誌・コピー用紙・履歴書・教科書などで使用されるサイズ。
B6	128×182	使いやすいサイズで卓上カレンダー・青年漫画の単行本などで使われるサイズ。

【オフィスの規模別】最適なコピー機・複合機のサイズ

ここでは、下記の3つのオフィス別に最適なコピー機・複合機のサイズをご紹介します。

どの規模のオフィスにどのくらいのコピー機・複合機が適しているのか詳しくみていきましょう。

個人事務所や小規模オフィス向け

個人事務所、10名以下の小規模のオフィスは「卓上タイプ」のコピー機がおすすめです。

使用頻度がそれほど高くなく、ある程度の画質を求めている場合は卓上タイプのコピー機・複合機で十分です。

ただし、今後オフィスを拡大する予定があり、コピー機・複合機の使用頻度が高いのであれば、将来的に自立タイプへの買い替えが必要になる可能性があります。

どのくらいの使用頻度でスペックを求めているのかを明確にすることで、自社に合ったコピー機・複合機もわかるでしょう。

一般規模オフィス向け

一般規模のオフィスの場合は、「自立タイプ」のコピー機・複合機がおすすめです。

人数が増えていくと自然にコピー機・複合機の使用頻度が高くなっていくため、印刷スピードが速い機種を検討してみるのがよいでしょう。

ただし、一ヶ月の印刷枚数が3,000枚以下であれば、印刷スピードが速くなくとも問題はありません。

大規模オフィス向け

30名を超える大規模オフィスの場合は、「自立タイプ」でハイスペックなコピー機・複合機がおすすめです。

30名以上にもなるとコピー機・複合機の利用頻度は高くなっていくため、印刷をスムーズにできる機種が理想です。

ただし、重量は100kgを超える機種が多くなり、コピー機・複合機を気軽に移動させるのは困難です。

そのため、事前に設置スペースをしっかりと確保しておきましょう。

コピー機・複合機を導入するときの注意点

コピー機・複合機を導入する際の注意点は、下記の3つです。

コピー機・複合機をスムーズに導入できるように、注意点を詳しくご紹介します。

設置するスペースを測る

コピー機・複合機を導入するにあたって、必ず設置するスペースを測るようにしてください。
コピー機・複合機の一般的なサイズは、自立型で幅600mm×奥行き600mm×高さ1,200mmほどです。

ただし、これらはあくまで一般的であり、実際の大きさはメーカーや機種によって異なります。
設置するスペースを測らずにコピー機・複合機を導入すると、思ったより窮屈だったり、トナー交換に支障が出たりする可能性があります。

コピー機・複合機は50〜100kgと重さがあり、一度導入すると移動するのは困難です。

導入後、スムーズに使えるように事前に設置スペースを測っておきましょう。

なお、設置するスペースを測る際は本体の大きさだけではなく、給紙する際の奥行きも加味するようにしてください。

用紙の最大サイズを確認する

印刷できる用紙の最大サイズを確認しましょう。

一般的に、卓上タイプで印刷できる基本の最大サイズはA4です。

用紙の最大サイズがA4のコピー機・複合機を購入しても、A3用紙の印刷はできません。

そのため、A3用紙の印刷をしたい場合は事前に最大サイズを確認する必要があります。

さらにA3に対応したコピー機・複合機は、A4サイズのコピー機よりも一回り大きくなっています。
トレーの出し入れや普段使うことを考えて、十分な設置スペースを確保しましょう。

なお、業務用のコピー機・複合機に関しては、ほとんどがA3サイズに対応しているため、確認する必要はありません。

配線の経路を確保する

コピー機・複合機の導入にあたって、機器のスペース確保以外に配線の経路を確保しましょう。

コピー機はインターネットに繋げる必要があり、各ケーブルはLANケーブルでの有線接続を推奨しています。

なかには無線接続ができるコピー機・複合機もありますが、安定した回線にはLANケーブル一択です。

また、FAXの利用をする場合はFAX線を接続する必要があり、そちらのスペースも必要です。

LANケーブル・FAX線の経路をしっかりと確保し、怪我する恐れがあるスペースへの配置を避けましょう。

【タイプ別】オフィスに最適なコピー機・複合機5選

ここでは卓上タイプと自立タイプに分けて、おすすめのコピー機・複合機をご紹介します。

それぞれの特徴をわかりやすくまとめているため、コピー機・複合機選びに役立ててください。

【卓上】富士フィルム「ApeosPort C2410SD」

画像引用：富士フィルム「ApeosPort C2410SD」

本体サイズ	幅412mm×奥行395mm×高さ345 mm
最大原稿サイズ	A4
重さ	19.4kg

富士フィルムの「ApeosPort C2410SD」は卓上タイプの複合機です。

コンパクトかつ軽量であるため、限られたスペースでも導入しやすいのが魅力です。

また、機種はコンパクトでありながらも、高速プリント＆コピーを実現しており、さらにスマートフォン端末からの印刷で便利なWi-Fi Directにも対応と高いスペックが魅力の機種です。

場所は限られていても、性能には妥協したくない方におすすめの複合機です。

【卓上】Canon（キャノン）「MF755Cdw」

画像引用：Canon「MF755Cdw」

本体サイズ	幅412mm×奥行395mm×高さ345 mm
最大原稿サイズ	A4
重さ	約21.7kg

Canonの「MF755Cdw」は卓上タイプの複合機です。
1分あたり、カラー・モノクロ33枚の高速印刷に対応しており、生産性向上が期待できます。

また、カラープリントはより鮮やかな高画質、無線・有線LAN、さらにはモバイル連携に対応しており、高い視認性のタッチパネルは非常に魅力的です。

コンパクトで高性能な機種を求めている方におすすめの複合機です。

【自立】富士フィルム「C2570」

詳しくはこちら：富士フィルム「Apeos C2570」

本体サイズ	幅595mm×奥行677mm×高さ1,040mm
最大原稿サイズ	A3
重さ	111kg

富士フィルムの「C2570」は自立タイプの複合機です。

優しい操作性で素早く使えるだけではなく、文章の管理から共有もスピーディーにおこなえる高性能が特徴です。

コピー・FAX・スキャンなどの基本設定はスマートフォンから行うことができ、初めてでの方でも使いやすいでしょう。

また、トレイの開閉は静かに閉まるように工夫がされており、周囲を気にしながら複合機を使う必要がありません。

こだわり抜いた自立タイプの複合機を探している方におすすめです。

【自立】SHARP（シャープ）「BP-70C26」

画像引用：SHARP「BP-70C26」

本体サイズ	幅609mm×奥行662mm×高さ860mm
最大原稿サイズ	A3
重さ	約87kg

SHARPの「BP-70C26」は自立タイプの複合機です。

多彩な機能が搭載されているにもかかわらず、シンプルなアイコンで快適な操作性を実現しています。

また、よく使う情報はワンタッチで呼び出しできるため、複合機の前で苦戦することも少なくなるでしょう。
さらにBP-70C26の最大の魅力といっても過言ではないのが、見た目のスマートさです。

「2022年度 グッドデザイン賞」を受賞しているほどのデザイン性の高さで、オフィスの雰囲気を崩したくない方におすすめです。

【自立】Canon（キャノン）「iR-ADV C3826F」

詳しくはこちら：Canon「iR-ADV C3826F」

本体サイズ	幅565mm×奥行き719mm×高さ891mm
最大原稿サイズ	A3
重さ	約78.8kg

Canonの「iR-ADV C3826F」は自立タイプの複合機です。

10.1inchとコンパクトなタッチパネルでありながらも、離れた場所からは見やすく、近くからは眩しさを抑えた視認性が高い画面となっています。

また、給紙カセットは自動引き込みアシスト機構を採用しており、スムーズな用紙補給ができるため、複合機の前で戸惑うこともありません。

高い操作性と利便性を兼ね備えた機種をお探しの方におすすめです。

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コピー機・複合機といっても種類が豊富なうえ、どれも機能が充実しているため、どれを導入するべきかわからない方もいるでしょう。

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まとめ

本記事では、コピー機・複合機のサイズから導入の際に注意したいことなどを解説いたしました。

コピー機・複合機といっても種類は豊富であり、企業の人数や求めている性能で最適な機種は大きく変わります。

コピー機・複合機の選び方の1つとして、10人以下のオフィスは卓上タイプ、30人未満のオフィスはミドルスペックの自立タイプ、30人以上のオフィスはハイスペックの自立タイプを検討するのがおすすめです。

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