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A3複合機は、A3の図面・資料・掲示物などを扱いながら、コピー・スキャン・FAXなどの機能も1台で利用したいオフィスに適しています。
ただし、「A3対応」と記載されていても、プリント・コピー・スキャンのすべてがA3に対応しているとは限りません。また、インクジェットとレーザーでは、得意な印刷物や本体サイズ、運用方法にも違いがあります。
そのため、機種を選ぶ際は、印刷方式だけでなく、月間印刷枚数・印刷速度・画質・必要な機能・設置スペースまで整理したうえで比較することが重要です。
この記事では、A3複合機の種類と選び方、主要メーカー5社の特徴、A3対応のおすすめ複合機6機種について解説します。
監修者
千々波 一博(ちぢわ かずひろ)
保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/生成AIパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネジャー検定
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
A3対応の複合機を比較する際は、主にインクジェット方式とレーザー方式の違いを理解しておく必要があります。
インクジェットはカラー表現やコンパクトさを重視する場合、レーザーは文書印刷や複数人での共有利用を重視する場合に比較しやすい方式です。ただし、現在は高速なビジネスインクジェットもあるため、方式だけで用途を決めることはできません。
ここでは、インクジェット複合機とレーザー複合機の特徴と選び分けについて解説します。
インクジェット複合機は、写真やイラスト、販促物など、カラー表現を重視する印刷に適しています。
液体インクを用紙へ吐出して印刷する方式で、使用するインクや用紙によって発色や耐水性などが変わります。また、A3対応でありながら卓上に設置できる機種もあり、店舗・SOHO・小規模オフィスでも導入しやすい点が特徴です。
一方、業務用インクジェットの中には高速・高耐久な機種もあります。印刷量が多いという理由だけで候補から外さず、印刷速度や耐久性、消耗品コストまで確認してください。
レーザー複合機は、文字や図表を含む業務文書を継続的に印刷し、複数人で共有するオフィスに適しています。
粉状のトナーを用紙へ定着させる方式で、文字や細い線を見やすく出力しやすいのが特徴です。業務用のA3モデルでは、コピー・スキャン・FAXに加えて、大容量給紙や認証、クラウド連携などを利用できる機種もあります。
なお、インクジェットとレーザーの違いをさらに確認したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
A3複合機を選ぶ際は、方式を決めるだけでなく、実際の業務に必要な性能を具体的に確認することが重要です。
必要以上に高性能な機種を選ぶと導入費が増え、反対に性能が不足すると印刷待ちや用紙交換などの負担が増えます。現在の使い方を整理し、過不足のない機種を選びましょう。
ここでは、印刷速度・画質・コスト・機能・サイズの5つのポイントについて解説します。
印刷速度は、インクジェットかレーザーかではなく、利用人数と実際の出力量を基準に選びます。
現在は毎分30枚前後を印刷できるビジネスインクジェットもあるため、「レーザーは速く、インクジェットは遅い」と一律には判断できません。月間印刷枚数に加えて、会議前など短時間に印刷が集中する場面も確認してください。
速度を比較するときの主な確認項目は、次のとおりです。
複数機種を比較するときは、同じ用紙サイズ・同じ測定条件の数値を見比べることが重要です。
画質は、解像度の数値だけでなく、自社で実際に印刷する資料の見え方で判断してください。
写真やグラデーションを重視する資料と、小さな文字・細い罫線が多い帳票では、必要な仕上がりが異なります。また、同じ方式でもインク・トナーや用紙によって発色や文字の見え方は変わります。
社外向けの提案書や販促物など、仕上がりが重要な資料を扱う場合は、実際のデータを候補機種で出力して比較すると導入後の差を把握しやすくなります。
A3複合機の費用は、本体価格だけでなく、消耗品・保守・契約条件まで含めた総額で比較します。
卓上インクジェットでも業務向けの高機能機は一定の導入費がかかります。一方、業務用レーザー複合機では本体費のほか、カウンター保守料金などが発生する場合があります。そのため、方式だけで「安い・高い」と判断することはできません。
候補機種を同じ印刷条件・利用期間で比較すると、本体価格だけでは分からない費用差を判断しやすくなります。
A3対応という表示だけで判断せず、プリント・コピー・スキャン・FAXのどこまでA3で使えるかを確認してください。
たとえば、A3プリントには対応していても、コピーやスキャンの最大原稿サイズはA4までという機種があります。FAX、ADF、自動両面、無線LANなどについても、機種によって搭載状況が異なります。
主な機能と確認内容は次のとおりです。
必要な機能を洗い出したら、標準搭載なのか、別途オプションが必要なのかまで見積もり時に確認してください。
設置スペースは、本体寸法だけでなく、用紙トレイやカバーを開いた状態まで確認する必要があります。
A3対応機は用紙そのものが大きいため、A4専用機と比べて本体が大型になりやすい傾向があります。また、卓上型でもA3用紙をセットした状態や排紙トレイを展開した状態では、収納時より奥行きが大きくなる場合があります。
設置前に確認したい項目は、次のとおりです。
複合機のサイズや搬入時の確認項目については、以下の記事でも詳しく解説しています。
A3複合機は、メーカーによって製品ラインアップや得意とする用途が異なるため、自社の使い方に合うメーカーから候補を絞ると比較しやすくなります。
複数人で共有する業務用A3カラー複合機を幅広く展開するメーカーがある一方、卓上に設置しやすいA3対応ビジネスインクジェットを中心に比較できるメーカーもあります。
ここでは、シャープ・キヤノン・リコー・ブラザー・エプソンの特徴と、どのような用途で比較しやすいかについて解説します。
詳しくはこちら
シャープは、利用人数や印刷量に合わせて、複数の速度帯からA3カラー複合機を比較したい企業に向いているメーカーです。
日常的なオフィス文書に使いやすい20〜30枚台のモデルから、より処理能力を重視したモデルまで展開しています。利用人数や印刷量を基準に、過不足のない速度帯から候補を絞りやすい点が特徴です。
原稿送り装置や大型タッチパネル、クラウド連携、セキュリティなど、複数人で利用する際に確認したい機能もシリーズごとに用意されています。
A3複合機を社内の共有機として導入し、印刷速度・操作性・スキャン性能のバランスを重視したい企業は比較候補に入れやすいでしょう。
キヤノンは、印刷品質・操作性・スキャン性能まで含めて、A3複合機を総合的に比較したい企業に向いているメーカーです。
オフィス向けのA3カラー複合機では、印刷速度や本体サイズが異なる複数のシリーズを展開しており、利用人数や処理量に合わせて選択できます。
imageFORCEシリーズでは、見やすさに配慮した操作画面や高精細な文字・階調表現、スキャン業務を支援する機能などが採用されています。
一般的な社内文書だけでなく、提案書や案内資料などの仕上がりも重視しながら、日常業務の操作性を高めたい企業に比較しやすいメーカーです。
リコーは、印刷速度だけでなく、給紙・スキャン・FAXなどの構成まで業務に合わせて選びたい企業に向いているメーカーです。
A3カラー複合機には複数の速度帯があり、利用人数や月間印刷枚数に合わせて選択できます。給紙テーブルや原稿送り装置などのオプションも組み合わせられるため、部署ごとの業務内容に応じた構成を検討できます。
紙文書のスキャンやFAXデータの活用など、印刷以外の文書業務まで1台で効率化したい場合にも比較しやすいでしょう。
部署の主力機としてA3複合機を継続的に使用し、印刷・スキャン・給紙まで含めて運用を整えたい企業に向いています。
ブラザーは、設置スペースを抑えながらA3のプリント・コピー・スキャン・FAXを利用したい企業に向いているメーカーです。
業務向けのA3インクジェット複合機では、卓上に設置しやすい本体サイズと高速印刷を両立したモデルを展開しています。
複数段の給紙やADF、自動両面印刷など、日常的な文書業務で必要になりやすい機能を1台にまとめられるため、店舗やSOHO、小規模オフィスでも比較しやすいでしょう。
自立型の大型複合機を置くスペースはないものの、A3を含む文書業務を1台で処理したい場合に検討しやすいメーカーです。
エプソンは、A3カラー印刷やA3ノビを利用しながら、インクの補充頻度やランニングコストも重視したい企業に向いているメーカーです。
エコタンク搭載モデルでは、大容量インクを補充して使用するため、カートリッジ交換の回数を抑えながらカラー資料を継続的に印刷できます。
A3ノビまで対応するモデルもあり、通常の社内文書だけでなく、掲示物・販促物・図面などを扱う用途でも比較できます。
A3カラーの印刷量が多く、A3ノビへの対応やインク運用まで含めて検討したい企業に比較しやすいメーカーです。
なお、A3複合機の価格や導入方法まで含めて比較したい場合は、OFFICE110にお気軽にご相談ください。
A3対応の業務用複合機を選ぶ際は、メーカーだけでなく、印刷速度・スキャン性能・本体サイズ・必要な機能を同じ条件で比較することが重要です。
ここでは、シャープ・キヤノン・リコーから、25〜50枚/分クラスのA3カラー複合機を選定しました。一般的な小〜中規模オフィスから、印刷・スキャン量が多い部署まで、利用状況に合わせて比較できます。
BP-41C26は、A3対応と日常業務に必要な機能をバランスよく確保したい小〜中規模オフィスに向いているカラー複合機です。
カラー・モノクロとも26枚/分で、請求書や契約書、会議資料などを日常的に印刷する環境で使いやすい速度帯です。10.1インチのフルフラットパネルを搭載しており、複数人で共有する場合でも操作内容を確認しやすくなっています。
両面原稿自動送り装置も標準搭載されているため、複数ページの資料をまとめてコピー・スキャンする業務にも対応しやすい構成です。
高速機ほどの処理能力は必要ないものの、A3対応・操作性・スキャン・クラウド連携まで幅広く備えた機種を選びたい企業に比較しやすい1台です。
BP-61C31は、30枚/分前後の処理性能と、ネットワーク・クラウド機能の両方を重視したい企業に向いているA3カラー複合機です。
カラー・モノクロとも31枚/分で、複数人が1台を共有するオフィスでも日常的な印刷を処理しやすい性能です。コピー・プリント・スキャン・FAXに加えて、両面原稿自動送り装置や無線LANも標準装備しています。
クラウドサービスとの連携にも対応しているため、紙文書を電子化して共有する業務や、複数端末から複合機を利用する運用にも取り入れやすいでしょう。
26枚/分クラスでは印刷待ちが気になる一方、より高速な大型機までは必要ない企業に比較しやすいモデルです。
imageFORCE C5140Fは、印刷量が多く、処理速度だけでなく文字や図表の仕上がりも重視したい企業に向いているA3カラー複合機です。
カラー・モノクロとも40枚/分に対応しており、複数人が利用する部署や、会議資料・帳票などをまとめて印刷する環境でも待ち時間を抑えやすい性能です。
LEDヘッド方式「D² Exposure」を採用し、高精細な文字となめらかな階調表現に配慮されています。また、日常的な操作を進めやすいよう、見やすさを意識した新しいUIも採用されています。
30枚/分前後では処理能力が不足しやすく、印刷速度と業務文書の仕上がりをどちらも重視したい企業に比較しやすい機種です。
imageFORCE C3150Fは、印刷・スキャン量が多く、高い処理性能を必要とするオフィスに向いているA3カラー複合機です。
カラー・モノクロとも50枚/分で、今回紹介する6機種の中では最も高速です。複数人の印刷が集中する部署や、一度に多くの資料を出力する業務でも比較しやすい性能を備えています。
小サイズ原稿のADFスキャンにも対応しており、名刺や領収書、各種帳票などを電子化する業務にも活用できます。印刷だけでなく、紙書類のデータ化まで処理量が多い場合に適した構成です。
印刷速度だけでなく、大量の紙書類をスキャンしてデータ化する業務まで効率化したい企業に向いています。
RICOH IM C2510は、標準的な印刷速度を確保しながら、スキャンやFAXを含む文書業務を効率化したい企業に向いているA3カラー複合機です。
カラー・モノクロとも25枚/分で、印刷量が極端に多くない小〜中規模オフィスでは性能を持て余しにくい速度帯です。
受信FAXを紙に出力せず本体へ保存したり、パソコンへ転送したりする運用にも対応しているため、紙の使用量を抑えながら文書を管理したい場合にも活用できます。
高速出力よりも、日常的な印刷・スキャン・FAXを安定して1台にまとめたい企業に比較しやすい機種です。
RICOH IM C3010は、30枚/分の処理性能を確保しながら、印刷・スキャン・FAXを日常的に利用したい企業に向いているA3カラー複合機です。
カラー・モノクロとも30枚/分で、25枚/分クラスでは印刷待ちが気になるオフィスでも比較しやすい性能です。複数人で共有し、日常的に一定量の文書を処理する環境に適しています。
高速スキャンやFAX転送などにも対応しているため、紙文書を電子化して社内で共有する運用にも活用できます。
印刷速度を30枚/分まで高めながら、紙文書の電子化やFAX業務まで含めて効率化したい企業に比較しやすい機種です。
ここまでの種類・選び方・メーカー・おすすめ機種を確認すれば、自社に必要なA3複合機の条件はある程度絞り込めます。
一方、実際に適した機種は、月間印刷枚数、カラー比率、利用人数、A3を使う業務、設置スペース、必要な機能、予算によって変わります。
同じ速度帯のA3複合機でも、ADFや給紙構成、スキャン性能、ネットワーク機能、保守条件に違いがあります。本体価格だけではなく、導入後の使い勝手と総コストまで同じ条件で比較することが重要です。
OFFICE110では、現在の印刷枚数や必要な用紙サイズ・機能、設置環境、予算を確認したうえで、新品・中古を含む複数の選択肢から条件に合うA3複合機をご提案します。販売だけでなく、搬入・設置・設定・保守までまとめてご相談いただけます。
さらに、OFFICE110では対象の新品コピー機が最大80%OFF、中古の複合機が大特価になるキャンペーンを実施しています。A3への対応範囲や印刷枚数、必要な機能、設置スペースまで整理し、自社に合う複合機を複数の候補から比較したい場合は、OFFICE110までご相談ください。
ご相談・見積依頼
A3複合機を選ぶときは、A3に対応しているかだけで決めず、実際の印刷量・必要な機能・利用人数・設置環境まで整理して比較することが重要です。
メーカーでは、業務用A3複合機を幅広く比較したい場合はシャープ・キヤノン・リコー、卓上型のA3ビジネスインクジェットを重視する場合はブラザー・エプソンが主な比較候補になります。
今回紹介した6機種は、BP-41C26・BP-61C31・imageFORCE C5140F・imageFORCE C3150F・RICOH IM C2510・RICOH IM C3010です。25〜50枚/分まで処理性能が異なるため、自社の印刷量に合う速度帯から候補を絞ってください。
ただし、印刷速度が高い機種ほど自社に適しているとは限りません。ADF・FAX・スキャン・給紙構成・本体サイズなど、日常業務で実際に使う条件まで確認して選ぶことが大切です。
なお、印刷枚数や設置場所、必要機能を整理しても自社に合う機種を判断しにくい場合は、OFFICE110で新品・中古を含めた複数機種の比較や見積もりをご相談いただけます。
お問い合わせ後、内容のヒアリング
見積書・保守契約の説明各種資料の提出
納品日の日程調整
設置工事~完了