【大型コピー機】失敗しない選び方とおすすめ機種TOP3

「複合機の価格や選ぶポイントを徹底解説」記事一覧 更新日: 2025年11月11日

【大型コピー機】失敗しない選び方とおすすめ機種TOP3

大型コピー機の導入や入れ替えを検討していて、こんな疑問はありませんか？

大型コピー機のコストは用途と月間印刷枚数、カラー比率で大きく変わります。だからこそ、あなたの会社は主用途（文書か写真か）と枚数を起点に、方式・速度・機能・保守を比較することが重要です。

この記事では、大型コピー機の特徴・導入方法（購入／リース／レンタル）・失敗しない選び方を整理し、65〜70枚クラスのおすすめ3機種を厳選紹介します。

さらに、月間枚数から選ぶ速度の目安と、設置で失敗しないチェックポイントも解説します。大型機をムダなく導入したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

大型コピー機とは？4つの特徴を解説

大型コピー機は高速で多機能で、サイズは大きく価格も上がりやすい機種です。

この章では、速度・サイズ・機能・価格の4点で大型機の特徴を整理します。

大型コピー機とは、通常のコピー機・複合機よりもサイズが大きいため、印刷性能が高く、より多彩な機能が搭載されているのが特徴です。

高速で大量印刷できる

毎分65〜70枚クラスの大型コピー機なら、1,000枚でも待ち時間を大きく減らせます。

大型コピー機は通常のコピー機・複合機と比較して、高速で大量印刷が可能です。大型コピー機は、1分間に65〜70枚以上印刷できるスペックの機種が多いのが特徴です。

具体例として、1,000枚の原稿を印刷するケースでどの程度所要時間が変化するのかを比較してみましょう。

高速機の導入が有効な場面を、次の観点でチェックしてください。

印刷が業務のボトルネックなら、連続速度（ppm/ipm）や両面印刷時の数値を基準に機種を選ぶと判断がぶれません。

本体サイズが大きい

大型コピー機は一般機より一回り大きく、周囲の作業スペースも必要です。

大型コピー機の特徴としては、一般的なコピー機と比べて本体サイズが大きいことも挙げられます。一般的なコピー機・複合機の大きさの目安は「幅600mm×奥行き600mm×高さ1,200mm」です。しかし例えば、富士フイルムの大型コピー機「Apeos C7070」のサイズは、幅620mm×奥行790mm×高さ1,169mmです。

違いをひと目で把握できるよう、サイズの目安を並べます。

項目	一般機（目安）	大型機（例：Apeos C7070）
外形寸法	幅600×奥行600×高さ1,200mm	幅620×奥行790×高さ1,169mm
設置の考え方	最小限の設置スペースを確保	周囲に作業・メンテの余裕を確保

設置時は、搬入動線・床耐荷重・ドア開閉のクリアランスも合わせて確認するとトラブルを避けられます。

便利な機能を使える

上位クラスの大型コピー機なら、待機復帰や自動補正、製本などの自動化機能を使えます。

複合機では、コピーやスキャン、FAXなどさまざまな機能が使えます。さらにサイズの大きい機種では、上記以外にも機種によって便利な機能が搭載されていることがあります。

代表的な機能の例を整理します。

これらの機能は、印刷やスキャンの頻度が高い現場ほど省力化に効きます。

値段が高くなる

大型コピー機は速度と耐久が上がるほど、本体価格が高くなります。

複合機は、印刷枚数に耐えるため部品が頑丈になり、その分価格が上がる傾向にあります。一般的に使われることが多い25〜26枚機では約40〜60万円程度ですが、65〜70枚機の大型コピー機の場合は、約200〜400万円以上の価格帯が主流です。

価格帯の目安を整理します。

印刷速度クラス	価格帯（目安）	用途の目安
25〜26枚/分	約40〜60万円	一般オフィスの標準利用
65〜70枚/分	約200〜400万円以上	大量出力・部門の中核機

仕様例は富士フイルム「Apeos C7070」の公式仕様をご参照ください（富士フイルム公式仕様）。

大型コピー機は高額ですが、「速度・機能」と「設置・価格」のバランスを見て、用途と月間印刷枚数を決めてから選ぶと失敗しにくくなります。

大型コピー機の3つの導入方法

大型コピー機の導入方法は「購入・リース・レンタル」の3つで、費用と自由度のバランスが異なります。

大型コピー機・複合機を導入するときは、まず購入・リース・レンタルの3方式を並べ、初期費・月額・所有権・解約条件を比べて検討します。ここでは要点を表で押さえてから、各方式のメリデメを見ていきます。

項目	購入	リース	レンタル
初期費用	大きい	小さい	小さい
月額負担	なし（保守等は別）	固定の月額	期間に応じて発生
所有権	自社	リース会社	レンタル会社
解約の柔軟性	任意（売却/廃棄は手配要）	途中解約不可が基本	短期解約しやすい
向いているケース	長期運用・総額重視	最新機種を月額で	短期・イベント等

表で全体像を掴んだら、自社の運用年数・資金計画・機種要件に合わせて方式を選びましょう。

大型コピー機を購入する

購入なら総額は抑えやすい一方で、初期費用と資産管理の負担が生じます。

大型コピー機を購入するメリット・デメリットは、以下のとおりです。

大型コピー機を購入した場合、毎月費用がかかるリースやレンタルとして導入する方法と比較して、トータルで考えるとコストが安くなります。また、所有権をもっているため、機器の入れ替えやレイアウトを変更する際に処分することも可能です。さらに、リースやレンタルと違い契約期間の縛りがないので、同じ機種を長く利用し続ける場合におすすめです。

購入を選ぶなら、想定使用年数と保守条件を見積もりに反映し、初期費＋保守＋消耗品の総額で判断すると納得感が高まります。

大型コピー機をリース契約する

リース契約なら初期費用を抑えつつ最新機種を導入できますが、途中解約は基本できません。

大型コピー機をリース契約する場合は、期間を定めてリース会社と契約し、毎月決められた金額を支払います。メリットは次のとおりです。

リース契約の場合は、一括購入より初期費用が少なく済むので、初期のコストを抑えたい場合におすすめです。また、最新機種をリース契約することも可能で、月額で予算化しやすい点も利点です。

リースを選ぶなら、契約年数・中途精算条件・保守の範囲を確認し、総支払額と機種更新サイクルのバランスをとるのがコツです。

大型コピー機をレンタルする

レンタルなら短期やスポット利用に向き、解約の自由度が高い反面、機種の選択肢は限られます。

レンタルする場合は、リース契約と違い短期で契約できることが大きな特徴です。メリットは次のとおりです。

レンタルは、イベントや繁忙期などの一時的な需要に適しています。1ヶ月などの短期契約も可能で、突然使わなくなっても解約が容易です。

レンタルを選ぶなら、違約金・破損時の負担・在庫機の年式を必ず確認し、必要期間と必要機能が満たせるかを見ておきましょう。

大型コピー機の選び方！失敗しない4つの確認ポイント

大型コピー機の選び方は「月間印刷枚数・必要機能・設置スペース・用紙サイズ」を順に確認することです。

大型コピー機は機種ごとに速度・耐久・サイズが異なります。ここでは導入時に迷いやすい4項目を、判断の順番どおりに整理します。

ポイント①月間印刷枚数を確認する

自社は最初に「月間印刷枚数」を把握し、速度クラスの過不足を避けましょう。

コピー機・複合機の価格は概ね印刷速度に比例します。オーバースペックを防ぐため、次の式で自社の枚数を数値化します。

枚数に合う目安速度は次のとおりです。表を参考に候補クラスを絞り込みましょう。

月間印刷枚数	おすすめ機種（印刷スピード）
300〜1,000枚	20枚クラス
1,001〜3,000枚	20〜30枚クラス
3,001〜6,000枚	30〜40枚クラス
6,001〜10,000枚	40〜50枚クラス
10,001〜20,000枚	50〜60枚クラス
20,001枚〜	60枚クラス〜

表で速度の当たりを付けたら、カラー比率と両面印刷の有無も加味して最終候補を調整します。

ポイント②自社に必要な機能を確認する

自社は“実際に使う機能”だけに絞ると、無駄なコストを抑えられます。

大型コピー機は多機能ですが、使わない機能が多いとオーバースペックです。まず必要機能の洗い出しから始めましょう。

機能の優先順位が決まったら、操作性や社内フローとの相性も試しに触れて確認すると失敗が減ります。

ポイント③設置に必要なスペースを確認する

設置では本体寸法だけでなく、搬入動線と作業のクリアランスを必ず確保します。

大型コピー機は一般機より本体サイズが大きいため、スペース不足がトラブルになりがちです。前面約1m・左右50cm程度の余裕を見ておくと、補充・紙詰まり対応・メンテ時に作業しやすくなります。

設置前のチェックポイントを簡単にまとめます。

スペースと環境条件が揃えば、稼働後の不具合や移設の手間を減らせます。

ポイント④必要な用紙サイズを確認する

必要な最大サイズ（A3までか、大判が要るか）を先に決めると、機種選定が早くなります。

多くのオフィス機は最大A3対応です。A1やA0など大判が必要なら、対応機の導入や外部委託も選択肢になります。頻度が低いなら、レンタルや外注でスポット対応する方が総額を抑えられる場合もあります。

用途に合わせた判断の目安は次のとおりです。

最大サイズと出力頻度が定まれば、必要な装備と費用感が見通しやすくなります。

【厳選】大型コピー機のおすすめ機種3選！

本章では毎分65〜70枚クラスから、使い勝手と信頼性で選べる3機種を紹介します。

大型機種の導入は投資額が大きいぶん、機能・速度・運用性の見極めが重要です。ここでは要点を短く押さえ、各機種の特徴と主な仕様をまとめます。

Apeos C7070（富士フイルム）

詳しくはこちら：Apeos C7070（富士フイルム）

Apeos C7070は、直感的なUIと毎分70枚の高速出力で、大量印刷の待ち時間を大幅に削減できるモデルです。

操作性が高く、ルーチン作業をスムーズに行えるため、特に多くの資料を短時間で印刷したい業務に最適です。会議資料や配布物の一括出力が効率的に行えるため、繁忙期やピーク時の対応にも強みを発揮します。

項目	Apeos C7070（富士フイルム）
本体サイズ	幅620×奥行790×高さ1,169mm
本体重量	153kg
本体価格（税抜）	477万7,000円
OFFICE110価格	OFFICE110特価で販売中（詳細はお問い合わせください）

以上よりApeos C7070は、大量印刷を短時間でこなしたい拠点に最適な一台です。

BP-70C65（シャープ）

画像引用：BP-70C65（SHARP）

BP-70C65は、直感的な操作が可能な10.1インチの大型タッチパネルと、AI補正機能を搭載したモデルです。

シンプルで分かりやすい操作性を持ち、AIが自動で解像度や白紙飛ばしを調整することで、印刷ミスを最小限に抑え、作業効率を向上させます。特に社内資料や帳票の作成に最適です。

項目	BP-70C65（シャープ）
本体サイズ	幅609×奥行662×高さ860mm
本体重量	約89kg
本体価格（税抜）	271万4,000円

BP-70C65は、誰が使っても品質がブレにくい「共用の軸」に向いている一台です。

iR-ADV C7770（キヤノン）

画像引用：C7770（Canon）

iR-ADV C7770は、静音性と高速スキャンで、印刷とデジタル化を同時に回す現場を強力にサポートするモデルです。

両面同時読み取りにより、毎分270ページの高速スキャンを実現。原稿を最大250枚まで積載でき、業務の効率化を強力にサポートします。ワークフローを止めることなく、スムーズな作業が可能です。

項目	iR-ADV C7770（キヤノン）
本体サイズ	幅1,487×奥行937mm（トレイ展開時）
本体重量	約257kg
本体価格（税抜）	330万円

iR-ADV C7770は、紙文書の取り込みと高品質印刷を一本化したい部門に最適です。

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まとめ

大型コピー機は用途と枚数に合わせて機能・速度・設置条件を順に確認すると、過不足なく選べます。

本文では高速クラスのおすすめ機種も紹介しました。最後に判断の要点を再掲します。

最適解は運用条件で変わります。用途・レイアウト・予算を共有いただければ、要件に合う1台を具体的な金額とともにご提案します。ご相談はOFFICE110へお気軽にどうぞ。