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FAXが送れないときは、表示されている症状や送信状況を確認し、原因を一つずつ切り分けることが大切です。
たとえば、特定の相手だけに送れない場合と、どの宛先にも送れない場合では、確認すべきポイントが異なります。相手側の回線状況だけでなく、FAX番号の入力ミスや電話線の接続、本体設定などが原因になることもあります。
また、利用している電話回線やPBX(構内交換機)、複合機のメーカー・機種によっても対処方法は変わるため、症状に合わせて適切な箇所を確認することが重要です。
この記事では、FAXが送れない主な原因と対処法から、メーカー別の確認ポイントまで分かりやすく解説します。
監修者
千々波 一博(ちぢわ かずひろ)
保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/生成AIパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネジャー検定
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
FAXが送れないときは、送信先の状態だけでなく、自社側の回線や配線、複合機の設定まで順番に確認することが大切です。
FAX番号の入力ミスや相手側の回線使用中など、すぐに確認できる原因もあれば、電話線の接続やメモリー不足、回線設定など、複合機側の確認が必要なケースもあります。
ここでは、FAXが送れない10個の主な原因とそれぞれの対処法を分かりやすく解説します。
FAXを送れないときのよくある原因の一つが、FAX番号を間違えているケースです。
送信先のFAX番号を間違えると、存在しない番号であれば送信エラーになり、実在する別の番号であれば誤送信につながります。
基本的に、一度送信が完了したFAXを送信側から取り消すことはできません。
存在しない番号への送信では、複合機が設定に応じて自動で再送を試みたあと、エラーとして記録・レポートされることがあります。
FAX番号の入力間違いを防ぐには、以下の方法が有効です。
特に重要な文書を送る場合は、送信ボタンを押す前に宛先を再確認し、FAX番号の入力間違いや誤送信を防ぎましょう。
相手側が電話やFAX通信で同じ回線を使用していると、その通信が終わるまで新しいFAXを送信できません。
この場合、送信時に「話し中」などのエラーが表示されます。オンフックで回線音を確認した際には、「ツーツー」という話し中の音が聞こえることもあります。
また、複合機によっては、相手側の回線が空くまで一定時間を置き、自動で再送信する機能があります。ただし、自動再送を繰り返しても回線につながらなければ、FAXは送信されません。
そのため、「話し中」と表示されてFAXが送れない場合は、しばらく時間を置いてから再送してください。何度試しても送れない場合は、相手側へ連絡し、FAXを受信できる状態か確認すると原因を切り分けやすくなります。
受信側のトナーや用紙が切れていると、FAXを受信してもすぐに印刷できないことがあります。
機種や設定によっては、受信したFAXデータを本体メモリーに一時保存できるため、送信側では「送信完了」と表示されていても、受信側では文書が出力されていないケースがあります。
そのため、重要な文書を送ったにもかかわらず相手から「届いていない」と言われた場合は、受信側の用紙・トナーの状態や受信データが本体に残っていないかを確認してもらうことが大切です。
重要なFAXを送る際は、必要に応じて電話やメールでも送信したことを伝えておくと、未確認のまま業務が進むのを防げます。
相手側のFAXや電話回線の設定によって、非通知の着信が拒否されていると、FAXを送れないことがあります。
特に、相手側が非通知着信を拒否するサービスや設定を利用している場合、自社の回線が番号非通知になっていると通信できません。
番号通知が原因と考えられる場合は、以下を確認してください。
「186」は、その発信に限って発信者番号を通知するための番号です。自社の回線が非通知設定になっている場合でも、相手先の番号の前に186を付けることで番号を通知して発信できます。
FAXが送信できない場合、モジュラーケーブル(FAX用の電話線)の接続に問題がないか確認しましょう。
複合機本体に電話線が正しく接続されていなければ、FAXを正常に送受信できません。
自社の複合機を確認する際は、FAX用の電話線が「LINE」または「LINE1」など、回線用の差込口へしっかり接続されているかを確認してください。
また、PBXや電話回線側で外線発信を制限している環境では、配線が正常でもFAXを送れないことがあります。その場合は、複合機だけでなくPBXや回線側の設定も確認する必要があります。
なお、複合機と電話線(FAX線)の接続方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
複合機のFAX用メモリーに空きがなくなると、「メモリーがいっぱいです」などのメッセージが表示され、FAXを送信できないことがあります。
そのため、メモリー不足のメッセージが表示された場合は、保存されているデータを整理するほか、1回の送信データ量を減らして対処しましょう。
なお、FAXデータの確認・削除方法やメモリーの仕様はメーカー・機種によって異なるため、具体的な操作方法はお使いの複合機の取扱説明書やメーカー公式サイトで確認してください。
ひかり電話(光回線)を利用している場合でもFAXは利用できますが、FAXの通信規格や回線環境によっては送受信が安定しないことがあります。
FAXは音声帯域を使って通信するため、IP網を利用した電話サービスでは、宅内環境や接続機器、回線状況の影響を受けることがあります。
ひかり電話環境でFAXが送れない場合は、以下を確認してください。
通信エラーが続く場合は、複合機の通信開始速度を下げることで改善するケースがあります。具体的な設定項目や選択できる速度はメーカー・機種によって異なるため、取扱説明書やメーカー公式サイトで確認してください。
参考:NTT東日本「ひかり電話オフィスタイプ ご利用上の注意」
複合機側の電話回線設定が実際の回線と合っていないと、FAX番号を正しく入力していても発信できないことがあります。
複合機には、プッシュ回線(PB)やダイヤル回線(10pps・20pps)などの回線種別を設定する機種があります。
多くの機種では回線種別を自動判別できますが、PBX(構内交換機)や電話アダプターなどを経由している環境では、正しく判別できないケースもあります。
回線の種類やPBX側の設定が分からない場合は、社内の電話設備管理者や契約している通信事業者へ確認してください。
オンフックとは、受話器を上げずに発信音を確認しながら相手先へ発信できる機能です。FAXでは、手動で相手先へ発信して送信する場合や、電話回線が正常につながっているか確認する際などに使用します。
オンフックを使った手動送信を行う場合、機種によってはオンフック機能が無効になっていると発信できません。そのため、オンフックで送信できないときは、操作パネルや管理者設定でオンフック機能が利用できる状態になっているか確認してください。
ただし、通常のFAX送信ではオンフック操作を必要としない機種も多く、オンフック機能が無効だからといって、すべてのFAX送信ができなくなるわけではありません。通常の送信もできない場合は、FAX番号や電話線の接続、回線設定など、ほかの原因もあわせて確認しましょう。
ここまで紹介した項目を確認してもFAXを送れない場合は、複合機本体やFAX回線、接続機器に不具合が発生している可能性があります。
特に、これまで問題なくFAXを送信できていたにもかかわらず、突然すべての宛先へ送れなくなった場合は、本体だけでなく電話回線やPBXなども含めて原因を切り分ける必要があります。
複合機本体の不具合を疑う目安として、以下の状態がないか確認してください。
上記に該当する場合は、複合機本体に不具合や故障が発生している可能性があるため、無理に分解したり内部を触ったりせず、販売店や保守会社へ点検・修理を依頼しましょう。
保守契約を結んでいる場合は、表示されているエラー内容やFAXが送れなくなったタイミング、これまでに確認した項目を伝えておくと、原因の特定や対応がスムーズになります。
なお、コピー機・複合機の保守契約について詳しく知りたい方は、コピー機の保守契約の種類や料金相場もあわせて参考にしてください。
また、故障をきっかけに複合機の入れ替えや買い替えを検討している方は、OFFICE110へお気軽にご相談ください。利用人数や月間印刷枚数、必要なFAX機能、予算などを確認したうえで、現在の業務に合った複合機をご提案します。
FAXが送れないときは、電話回線の接続や本体設定、エラー表示などを確認する必要があります。ただし、確認する項目や設定方法は、使用している複合機によって異なります。
たとえば、同じ通信エラーでも、メーカーや機種によって設定項目の名称や操作手順が異なるため、使用している複合機に合った方法で原因を確認することが大切です。
ここでは、キヤノン・シャープ・富士フイルム・ブラザー・エプソンについて、FAXが送れないときに確認したい主な原因と対処法をメーカー別に紹介します。
キヤノンのFAXが送れない場合は、電源や電話回線、本体メモリー、送信設定などを順番に確認します。
【送信・受信の両方ができない場合】
【送信できない場合】
エラー表示や通信履歴から原因を特定できる場合もあるため、表の項目を確認したうえで、改善しないときは無理に設定を変更せず、キヤノンのサポート窓口や保守会社へ相談しましょう。
シャープのFAXが送れない場合は、電話線や回線設定、メモリー、原稿の状態などを確認します。
上記のように、パネルに表示されているメッセージや通信結果と照らし合わせながら、該当する項目を一つずつ確認しましょう。原因に応じた対処を行っても改善しない場合は、使用している機種の取扱説明書やメーカー公式サイトを確認したうえで、必要に応じて保守会社へ相談してください。
富士フイルムのFAXが送れない場合は、送信操作やFAX番号、電話回線の設定・接続状況などを確認します。
主な確認ポイントは、以下のとおりです。
富士フイルムではApeos・ApeosPort・DocuCentreなど複数シリーズがあり、商品によって表示や操作が異なります。使用中の機種に対応した手順を確認してください。
ブラザーのFAXが送れない場合は、まず電話回線自体で発信できるかを確認し、その後に相手側の状態や本体のエラー内容を切り分けます。
基本的には、以下の順番で確認すると原因を特定しやすくなります。
【エラーとして起こりやすい症状とその対策】
参考:ブラザー公式サイト
ブラザーの公式FAQでは、突然送信できなくなった場合は本体やモデム・ターミナルアダプターなどの再起動も案内されています。接続機器を再起動する際は、ほかの通信機器への影響も確認したうえで行ってください。
エプソンのFAXが送れない場合は、電話回線の接続や回線種別、通信速度、ダイヤルトーンなどを確認します。
主な確認ポイントと対処法は、以下のとおりです。
参考:エプソン公式サイト
通信エラーが続く場合は、特定の相手だけで発生しているのか、どの相手にも送れないのかを確認すると、相手側と自社側のどちらに原因があるかを切り分けやすくなります。
FAXが送れない場合は、まずFAX番号や回線接続、相手側の状態、本体設定、通信結果などを確認することで原因を切り分けられます。
ただし、確認すべき設定は複合機のメーカー・機種だけでなく、電話回線やPBX、設置環境によっても異なります。また、複合機側と回線側のどちらに原因があるのか判断しにくいケースも少なくありません。
そのため、現在のFAX環境に使いづらさを感じている場合や、故障・入れ替えを含めて環境を見直したい場合は、OFFICE110へご相談ください。
FAXの利用頻度や月間印刷枚数、利用人数、電話回線の構成、設置環境、必要な機能、予算などを確認したうえで、新品・中古を含めて現在の運用に合う複合機と導入方法をご案内します。
さらに、OFFICE110では対象の新品複合機を最大80%OFFで導入できるキャンペーンや、中古複合機の特価キャンペーンを実施しています。 FAX機能を含め、自社の使い方に合う複合機を選びたい方は、現在の運用状況からご相談ください。
ご相談・見積依頼
FAXが送れない原因は、複合機本体の故障だけではなく、FAX番号の入力ミスや相手側の回線状況、電話線の接続、本体設定、通信環境などさまざまです。
トラブルが起きたときは、FAX番号→相手側の状態→電話線→メモリー→回線設定→通信結果・エラー表示のように、一つずつ確認して原因を切り分けると対処しやすくなります。
特定の相手だけに送れない場合は相手側の受信状態や番号通知設定、どの宛先にも送れない場合は自社の回線・配線・複合機設定を優先して確認しましょう。一通り確認しても改善しない場合は、すぐに故障と決めつけず、保守会社や回線事業者への確認が必要です。
FAXは取引先への注文書や申込書など、業務上重要な書類の送受信に使われることも多いため、トラブル発生時に原因を素早く切り分けられる状態を整えておくことで、業務の停滞や送信ミスを防ぎやすくなります。
なお、現在の複合機でFAXトラブルが続いている場合や、FAX環境を含めて複合機の入れ替えを検討している場合は、OFFICE110へご相談ください。利用状況や回線環境を確認したうえで、現在の業務に合った複合機や導入方法をご案内します。
お問い合わせ後、内容のヒアリング
見積書・保守契約の説明各種資料の提出
納品日の日程調整
設置工事~完了