複合機の初期パスワードと変更方法を解説！忘れた時の対処法まとめ【お役立ち情報】 | OFFICE110

このようなお悩みをお持ちではないでしょうか？

複合機はメーカーごとに「初期管理パスワード」が設定されています。

しかし、この初期管理パスワードのまま使用し続けると、情報漏えいや不正アクセスなどのリスクが高まります。

そのため、複合機を導入する際は、速やかにパスワードを変更するのがおすすめです。

そこで本記事では、メーカー別の複合機の初期管理パスワード一覧と、パスワードの変更方法について詳しく解説します。

さらに、管理者パスワードを忘れてしまった場合の対処法についても解説しますので、複合機のパスワードでお困りの方はぜひご参考ください。

複合機の初期管理者パスワードとは？

複合機の購入が初めてなどの理由から、初期管理者パスワードについて知らない方もいるかもしれません。

そこで本章では、複合機の初期管理者パスワードについて解説します。

こちらの情報が不要な方は、そのままスクロールしていただくか、以下のリンクをタップして次章以降に進んでください。

初期管理者パスワードとは

初期管理者パスワードとは、工場出荷時に設定されている複合機の管理者用パスワードのことです。

なお、管理者パスワードとは、複合機の管理者モードに入るためのパスワードです。

このパスワードを使用して管理者モードにログインすることで、コピー・FAXなどの様々な詳細設定や、ネットワーク設定などの変更ができます。

また、FAX用のメール転送や節電モードの時間設定なども管理者モードで変更可能です。

一般的には、業者が複合機の設置時に設定の調整はしてくれるため、オフィスの環境が大きく変わるなどの理由がない限り、触る機会はほとんどありません。

初期管理者パスワードは変更すべき？

複合機の初期管理者パスワードは、基本的に変更することが推奨されています。

現在、多くの複合機がインターネット接続されているため、初期管理者パスワードのままにしていると外部からの攻撃を受ける可能性が高いです。

また、外部からの攻撃を受けてしまうと、複合機内のデータの不正に閲覧、改ざんされてしまう恐れがあります。

そのため、より高いセキュリティを確保するために、会社独自のパスワードに変更することをおすすめします。

初期設定のパスワードから変更することで、複合機のセキュリティを強化し、機密情報の漏えいを防ぐことが可能です。

複合機の初期管理者パスワード一覧【メーカー別】

複合機の主要7メーカーの初期パスワード一覧は以下のとおりです。

メーカー	ユーザー名	パスワード
富士フイルム （FUJIFILM）	111111	x-admin
キヤノン （Canon）	Administrator	7654321
リコー （RICOH）	Admin	説明書・マニュアルに記載
シャープ （SHARP）	admin	admin
コニカミノルタ （KONICA MINOLTA）	–	000000
京セラ （KYOCERA）	Admin	Admin
東芝 （TOSHIBA）	–	123456

（※機種によってはユーザー名とパスワードが異なる場合もあります）

複合機の初期管理者パスワードの変更方法まとめ

初期管理者パスワードは変更しておかなければ、情報漏えいが起きてしまう可能性があります。

そこで本章では、複合機の初期管理者パスワードを変更したい方向けに、変更方法をメーカー別に解説します。

「富士フイルム」のパスワード変更方法

富士フイルムの複合機での初期管理者パスワードの変更方法は以下のとおりです。

参考：富士フイルム公式サイト

「キヤノン」のパスワード変更方法

キヤノンの複合機での初期管理者パスワードの変更方法は以下のとおりです。

参考：キヤノン公式サイト

「リコー」のパスワード変更方法

リコーの複合機での初期管理者パスワードの変更方法は以下のとおりです。

参考：リコー公式サイト

「シャープ」のパスワード変更方法

シャープの複合機での初期管理者パスワードの変更方法は以下のとおりです。

参考：シャープ公式サイト

「コニカミノルタ」のパスワード変更方法

コニカミノルタの複合機での初期管理者パスワードの変更方法は以下のとおりです。

参考：コニカミノルタ公式サイト

「京セラ」のパスワード変更方法

京セラの複合機での初期管理者パスワードの変更方法は以下のとおりです。

「東芝」のパスワード変更方法

東芝の複合機での初期管理者パスワードの変更方法は以下のとおりです。

参考：東芝設定管理ガイド

複合機の管理者パスワードを忘れた時の対処法

複合機の初期パスワードから変更した後にパスワードを忘れた・わからなくなった場合は、セキュリティの観点からほとんどの機器では確認することができません。

そのため、万が一パスワードを忘れてしまった場合は、各メーカーのお客様窓口に問い合わせが必要です。

お客様窓口では、どのように対処すればよいのか教えてくれるため、指示に従い管理者パスワードの再設定を進められます。

また、一部の複合機では設定により、パスワードを初期化できる場合もあります。

そのため、問い合わせをする前に、お使いの複合機のマニュアルを確認して、パスワードの初期化に対応しているかを調べるのがおすすめです。

複合機の初期管理者パスワードのよくある質問

最後に、複合機の初期管理者パスワードに関するよくある質問についてQ&A方式で回答します。

複合機の初期管理者パスワードのよくある質問とその答えを確認し、疑問点を減らしましょう。

危険なパスワードとはどのようなものですか？

危険なパスワードには、以下のようなものがあります。

このほか、法人番号や会社の電話番号なども予測しやすいため、パスワードやユーザーIDに使用するのは避けるべきでしょう。

管理者パスワードは定期的に変更すべきですか？

総務省が運営する「国民のためのサイバーセキュリティサイト」によると、パスワードの定期的な変更は不要とのことです。

その理由は、定期的な変更をすることで、パスワードがパターン化されてしまう可能性があることや、使いまわしになる可能性があることが挙げられています。

定期的にパスワードを変更するよりも、ほかのサービスや機器などの使い回しでない固有のパスワードを設定することが重要です。

参考：安全なパスワード管理｜国民のためのサイバーセキュリティサイト

ログインできない時はどうしたら良いですか？

複合機にログインできないときは、まずはユーザー名やパスワードの誤入力がないかを確認しましょう。

ユーザー名・パスワードを確認し、改めて正しく入力することでログインできることがあります。

それでもログインできない場合は、管理者に報告し、管理者モードでユーザー名・パスワードを確認してもらいましょう。

一例として、リコー複合機のログインユーザー名とログインパスワードの確認方法をご紹介します。

ただし、機種によって確認方法は異なるため、詳しくはお使いの複合機のマニュアルを確認しましょう。

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まとめ

複合機の初期管理パスワードはメーカーによって設定されていますが、セキュリティを保つためにも導入時には初期管理パスワードを変更することをおすすめします。

初期管理者パスワードのままの場合、情報漏えいや改ざんのリスクが高まってしまいます。

そのため、まだ初期パスワードを変更されていない場合は本記事もしくはマニュアルを参考にして速やかに変更しましょう。