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【保存版】複合機のセキュリティリスクと6つの対策を徹底解説

オフィス業務に欠かせない複合機ですが、ネットワークにつながる現在ではPCと同じようにサイバー攻撃や情報漏えいの標的になり得る機器です。

万が一情報が流出すると、社会的信用の失墜知的財産の損失個人情報保護法違反といった重大なトラブルに発展する可能性があります。見落としがちな設定や運用のスキも含めて、早めに対策を講じておくことが重要です。

この記事では、複合機に潜む6つのセキュリティリスクとその被害事例、そしてリスク別の具体的な対策をわかりやすく整理します

この記事でわかること
  • 複合機に潜む6つの代表的なセキュリティリスク
  • 実際に起きた事故事例と被害パターン
  • リスク別に押さえるべき具体的なセキュリティ対策
  • 導入時・入れ替え時に意識したいセキュリティ重視の選び方

複合機をこれから導入する方も、すでに運用中の環境を見直したい方も、自社のセキュリティレベルを確認し、「今どこから対策すべきか」を整理するヒントとして読み進めてみてください。

なお、複合機のセキュリティ対策を短時間で把握したい方は、以下の動画もあわせてご覧ください。

この記事の目次

  1. 複合機にセキュリティ対策は必須!放置で重大な事故に

  2. 複合機の6つのセキュリティ脅威とは?事故事例も紹介

  3. 【6大リスク別】複合機のセキュリティ対策を徹底解説!

  4. 複合機の導入やセキュリティ対策は「OFFICE110」にお任せを

  5. 複合機セキュリティに関するよくある質問(FAQ)

  6. まとめ

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千々波 一博

監修者

千々波 一博
(ちぢわ かずひろ)

保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/生成AIパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネジャー検定

2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。

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2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。

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複合機にセキュリティ対策は必須!放置で重大な事故に

複合機にセキュリティ対策は必須!放置で重大な事故に

オフィスで日常的に使っている複合機は、印刷・コピー・スキャン・FAXなどあらゆる情報が集まる機器であり、適切な対策をしていないと社内外への情報漏えいの起点になってしまうリスクがあります。

最近の複合機は、PCやサーバーとネットワーク接続されているだけでなく、USBメモリやSDカードなどの外部記憶媒体の利用クラウドサービスとの連携Webサーバー機能などを備えた多機能なモデルが一般的です。

これらの機能が不正アクセスや不適切な設定・運用によって悪用されると、複合機に接続されたPC内のデータや、複合機で読み取った原稿データが外部に流出するおそれがあります

こうした背景から、複合機はプリンターというよりも「ネットワーク機器」「情報システム」の一部と考え、包括的な情報漏えい対策を行うことが不可欠です。

複合機から情報漏えいが起きた場合の主な影響
  • 機密情報・ノウハウの流出:設計図、見積書、社内資料などが外部に渡り、競合他社に不利な情報が伝わる。
  • 顧客情報の漏えい:顧客名簿や契約書、個人情報を含む書類が流出し、社会的信用の失墜や損害賠償リスクにつながる。
  • 法令違反や業務停止のリスク:個人情報保護法などへの抵触、取引停止や監査対応による業務への影響が出る可能性がある。

複合機は日々進化しており、オフィス内だけでなくリモート環境やインターネット経由で利用できる機種も増えています。国内ではIPA(情報処理推進機構)がデジタル複合機向けのセキュリティ要件を公表しており、国際標準に基づいた対策の重要性が指摘されています。

もし現在、パスワード管理やアクセス制御、ログ管理などの基本的な対策が十分でない場合は、まず自社の複合機の利用状況と設定を棚卸しし、放置されがちなリスクから順に対策を始めることが重要です。

複合機の6つのセキュリティ脅威とは?事故事例も紹介

複合機まわりのセキュリティリスクは、大きく分けると6つのパターンに整理できます。

どれも「よくある使い方」の延長で起こりやすく、ひとたび事故になると取引停止や賠償対応など、ビジネスへの影響が長期化する点が厄介です。

ここではまず、代表的な6つのリスクの全体像を確認してから、起こり方と事例を見ていきます。

複合機の6つのセキュリティリスク
  • ネットワーク経由のサイバー攻撃:外部からの不正アクセス・盗聴・改ざん
  • 電話回線経由の不正アクセス:FAX回線を悪用した侵入や不正発信
  • 操作パネルの不正操作:権限のない社員による閲覧・送信・削除
  • 記憶媒体(HDD)の持ち出し:保存データの抜き取り・流出
  • 出力紙の持ち出し・盗み見:トレイ放置など紙からの情報漏えい
  • FAX誤送信などの人的ミス:番号・宛先の打ち間違いによる誤送信

①ネットワーク経由のサイバー攻撃によるリスク

ネットワーク接続された複合機は便利な一方で、インターネット経由の不正アクセスや盗聴・改ざんの入口にもなり得ます。

最近の複合機はPCやスマホ、クラウドと連携してデータの送受信ができるため、設定次第では社外から管理画面にアクセスされたり、通信途中の情報を盗み見られたりするリスクがあります。

特に、管理画面のID・パスワードを初期値のまま使っていたり、「000000」「password」といった推測しやすい文字列にしていたりすると、外部から簡単にログインされてしまう可能性があります。

【事例】管理パスワード未設定で企画書データが流出
  • 状況:新製品の企画書を複合機内のボックスに保存して共有していた。
  • 原因:管理画面のログイン情報を初期設定のまま変更していなかった。
  • 被害:外部から不正アクセスされ、企画内容が第三者に流出した疑いが発生。
  • 教訓:導入直後にID・パスワードを必ず変更し、アクセス元も制限する必要がある。

複合機はウイルス感染するのか?

セキュリティと聞くとまず「ウイルス感染」を思い浮かべる方も多いでしょう。

複合機の制御にはメーカー独自のOSが使われることが多く、一般的なPCに比べると狙われにくい側面はありますが、ファームウェアの脆弱性を突いた攻撃が報告されているのも事実です。

また、複合機そのものが標的にならなくても、複合機に搭載されたサーバ機能を「踏み台」にして社内PCへ侵入されるリスクがあります。

【事例】複合機サーバの脆弱性が入口となり社内PCが感染
  • 状況:スキャンデータ共有用に複合機の簡易サーバ機能を利用していた。
  • 原因:ファームウェア更新が長期間実施されておらず、既知の脆弱性が放置されていた。
  • 被害:複合機経由で社内PCがウイルス感染し、業務停止や取引先への連絡対応が発生。
  • 教訓:ファイアウォールの導入と、ファームウェア更新・パッチ適用を定期的に行うことが重要。

なお、複合機のウイルス対策について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事 複合機はウイルス感染する?リスクと正しいセキュリティ対策【最新】 複合機はウイルス感染する?リスクと正しいセキュリティ対策【最新】 今回は、複合機にウイルス感染する危険性についてご説明いたします。あわせて、複合機の不正アクセス防止など、おすすめのセキュリティ対策法もご紹介しますので、ぜひとも実践してみてはいかがでしょうか。

②電話回線経由の不正アクセスによるリスク

FAX機能付きの複合機は電話回線とつながっているため、設定や機種によっては電話回線側から不正アクセスされるリスクがあります。

悪意ある第三者に乗っ取られると、国際電話への不正発信で高額請求を受けたり、FAX経由で社内ネットワークに侵入されたりする可能性があります。

現在販売されている主要メーカーの製品は、FAX回線から社内LANに直接アクセスできないよう配慮されていますが、古い機種や、詳細不明な中古機を使っている場合は注意が必要です。

【事例】FAX回線の悪用で高額な国際電話料金が発生
  • 状況:海外との取引が少ない国内企業で、古い複合機をFAX専用機として利用。
  • 原因:FAX回線側のセキュリティ対策が不十分で、不正発信を検知する仕組みもなかった。
  • 被害:短期間に多数の国際電話が発信され、高額な通話料金が請求された。
  • 教訓:古いFAX機能付き複合機は、入れ替えや回線側の制限設定を検討する必要がある。

③操作パネルの不正操作によるリスク

社内の人しか触らないからといって油断していると、操作パネルからの不正操作で機密情報が簡単に閲覧・持ち出しされてしまう場合があります。

ユーザー認証や機能制限を行っていない複合機では、誰でも保存ボックスやアドレス帳にアクセスできてしまい、本来権限のない社員が機密文書をコピー・FAX送信することも技術的には可能です。

そのため、利用者ごとにアクセス権限を設定し、保存ボックスアドレス帳FAX送信などの機能を必要な範囲に制限することが重要です。

【事例】誰でも使える状態の複合機から社内機密が持ち出された
  • 状況:営業資料や見積書を複合機のボックス機能に保存して全社で共有していた。
  • 原因:利用者制限やパスワード設定がなく、部署を問わず誰でも閲覧・印刷できる状態だった。
  • 被害:一部の機密資料が不正にコピーされ、外部に流出した形跡が見つかった。
  • 教訓:部署・権限ごとにアクセス権を分け、重要なボックスには認証を必須化するべき。

④記憶媒体(HDD)の持ち出しによるリスク

多くの複合機にはHDDやSSDといった記憶媒体が搭載されており、そこにスキャンデータや印刷ジョブ、FAX履歴などが保存されます。

もし何らかの形で記憶媒体が持ち出されたり、廃棄・返却時に中身が消去されていなかったりすると、保存されていた顧客情報・社内資料がまとめて漏えいする危険があります。

そのため、記憶媒体の暗号化データ消去機能を活用し、複合機の廃棄・返却時にはデータが残っていないことを確認することが重要です。

【事例】返却時にHDD初期化を怠り、顧客データが流出
  • 状況:リース満了に伴い複合機を返却したが、返却前のデータ消去手続きを実施していなかった。
  • 原因:「リース会社側で初期化してくれるだろう」と思い込み、自社での確認を行わなかった。
  • 被害:後にHDD内に顧客情報が残っていたことが判明し、個人情報保護の観点から対応が必要に。
  • 教訓:記憶媒体の暗号化と、返却・廃棄時のデータ消去手順を社内ルールとして明文化するべき。

⑤出力紙の持ち出しや盗み見によるリスク

もっとも身近で、発生頻度が高いのが「紙からの情報漏えい」です。

印刷した資料をトレイに置きっぱなしにしたり、一時的に席を外したりすると、その隙に第三者に見られたり、写真を撮られたり、最悪そのまま持ち去られたりする可能性があります。

そのため、重要書類の印刷は必要最小限にとどめ、可能な範囲でペーパーレス化を進めることで、紙媒体からの情報漏えいリスクを抑えることが可能です。

【事例】トレイ放置の顧客リストが第三者に盗み見された
  • 状況:顧客名簿を印刷した直後に別件対応が入り、トレイに置いたまま席を外してしまった。
  • 原因:機密文書印刷機能を使わず、印刷完了から回収までに時間が空いてしまった。
  • 被害:別フロアの来訪者が名簿を目にした可能性があり、後日名簿情報の一部流出が判明。
  • 教訓:重要書類はセキュリティ印刷を使うか、印刷完了を待って即時回収する運用が必要。

なお、ペーパーレス化について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事 ペーパーレスFAX複合機おすすめ3選!メリット・デメリットも解説 ペーパーレスFAX複合機おすすめ3選!メリット・デメリットも解説 ペーパーレスFAXとは、受信したFAXを複合機やコピー機で印刷せず、データとして保存するFAXのことです。今回は、ペーパーレスFAXの種類を紹介した上で、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。

⑥FAX誤送信などの人的ミスによるリスク

最後は、システムの脆弱性ではなく「人の操作ミス」が原因となるリスクです。

FAX番号や宛先を1桁間違えただけでも、本来送るはずのない相手に機密情報を送信してしまうことがあり、回収不能な形で情報が外部に出てしまう点が大きな問題です。

そのため、FAX番号の二重確認宛先確認画面番号の再入力機能を活用し、人的ミスが起こることを前提とした送信ルールを整えることが重要です。

【事例】FAX番号1桁の打ち間違いで取引条件が第三者へ流出
  • 状況:仕入先へ取引条件を記載した書類をFAX送信していた。
  • 原因:担当者が番号を手入力した際に1桁だけ誤入力し、送信前の確認も不十分だった。
  • 被害:取引条件や価格情報が見知らぬ第三者に送信され、取引先からの信頼低下につながった。
  • 教訓:番号の二重確認や誤送信防止機能の活用など、人的ミス前提の運用ルールが必須。

ここまで見てきたように、複合機の情報漏えいは、外部からの不正アクセスだけでなく、保存データや出力紙、FAXの誤送信など、さまざまな経路から発生する可能性があります。

そのため、こうしたリスクを抑えるには、日常の運用ルールを整えるだけでなく、ユーザー認証アクセス制御データ暗号化誤送信防止機能などを備えた複合機を選ぶことも重要です。

「現在の複合機で対策が十分か分からない」「セキュリティを重視して入れ替えたいが、どの機種を選ぶべきか判断できない」という場合は、OFFICE110へご相談ください。情報漏えい対策に配慮した最適な複合機をご提案します。

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【6大リスク別】複合機のセキュリティ対策を徹底解説!

前章では、複合機に潜む6つのセキュリティリスクについて説明しました。情報漏えいを防ぐには、リスクを把握するだけでなく、発生経路に合わせて具体的な対策を講じることが重要です。

ここからは、「現実的にまず何をすればよいのか」という視点から、6つのリスク別に実践的なセキュリティ対策を解説します。

【複合機の6つのセキュリティ対策】
  • 対策① ネットワーク経由のサイバー攻撃への備え
  • 対策② 電話回線(FAX)経由の不正アクセス対策
  • 対策③ 操作パネルの不正操作を防ぐアクセス制御
  • 対策④ 記憶媒体(HDD)からの情報流出対策
  • 対策⑤ 出力紙からの盗み見・持ち出し防止
  • 対策⑥ FAX誤送信など人的ミスを前提にした仕組みづくり

対策① ネットワーク経由のサイバー攻撃

ファイヤーウォール機能

複合機を社内ネットワークに接続している以上、「どこから誰がアクセスできるか」をコントロールすることが最優先です。

IPフィルタリングで許可した端末だけを接続させる

ネットワーク対応複合機は、PCやサーバと同じようにIPアドレス(識別番号)を持っています。
これを活用して、「このIPからのアクセスだけ許可する」というIPフィルタリング設定を行うことで、想定外の端末からの通信をシャットアウトできます。

  • 社内LANの特定セグメント(部署単位など)からのみアクセス許可
  • ゲスト用Wi-Fiや社外ネットワークからはアクセス禁止

ファイアーウォールで社内ネットワークの入口を守る

ファイアーウォールは、インターネットからの不正アクセスやサイバー攻撃をブロックする「防火壁」の役割を担う機能です。

複合機単体で備えている場合もありますが、ファイアーウォール機能付きルーターゲートウェイを導入し、社内ネットワーク全体を守る構成にしておくと安心です。

UTM機器で多層防御をまとめて効かせる

UTM(Unified Threat Management)は、ファイアーウォール・IDS/IPS・アンチウイルスなど、複数のセキュリティ機能を1台に集約した機器です。

ウイルス・不正侵入・スパム・DoS攻撃などを包括的に監視・防御できるため、複合機だけでなく社内PCもまとめて守りたい場合に有効です。

ユーザー認証とパスワード運用を徹底する

複合機の管理画面やスキャンデータ共有機能には、ユーザー名+パスワードでログインさせる認証機能が用意されています。

  • 導入直後に「管理者パスワード」を必ず変更する
  • 汎用的なパスワード(「0000」「password」など)は使用しない
  • 部署・権限ごとにアカウントを分ける

なお、複合機の初期パスワードを確認する方法や、管理者パスワードの変更手順、パスワードを忘れた場合の対処法について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事 複合機の初期パスワードと変更方法を解説!忘れた時の対処法まとめ 複合機の初期パスワードと変更方法を解説!忘れた時の対処法まとめ 本記事では、主要な複合機メーカーごとの初期パスワードとその変更方法を紹介します。また、管理者パスワードを忘れてしまった際の対処法についても詳しく解説します。さらに、初期管理パスワードに関するよくある質問にもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

ログを収集して「誰が・いつ・何をしたか」を残す

複合機のログ(利用記録)には、印刷・スキャン・送信の履歴やアクセス元などが残ります。

ログを定期的に確認・保管しておけば、トラブル発生時に原因を追跡しやすくなるほか、「記録されている」という事実自体が不正利用の抑止力になります。

対策② 電話回線経由の不正アクセス

FAX機能付きの複合機は電話回線につながっており、古い機種設定では、ここが思わぬ侵入口になることがあります。

基本的に、現在の主要メーカー製品はFAX回線から社内LANに直接アクセスできない設計になっていますが、古いモデルをお使いの場合は次の点を確認しましょう。

  • メーカーサイトやマニュアルで「FAX回線から内部ネットワークにアクセスできない設計」であるか確認
  • 国際電話や特定の番号への発信を回線側で制限する(キャリアに相談)
  • セキュリティ要件を満たした新しいモデルへの入れ替えを検討する

なお、IP電話網を使うFAX機能(インターネットFAXなど)の場合は、ネットワーク側のセキュリティ(ファイアーウォール・UTMなど)もセットで見直しておくと安心です。

対策③ 操作パネルの不正操作

操作パネルからの不正操作は、「社内の誰でも自由に使える状態」であるほど起こりやすくなります。

そのため、権限のない社員が機密文書にアクセスできないよう、複合機側のアクセス制御を必ず設定しておきましょう。

ICカード認証で「使える人」を明確にする

社員証や交通系ICカードなどを使って、ICカードをかざした人だけが複合機を操作できるようにする方法です。

  • ICカードがない人は印刷・スキャン・FAXができないよう制限
  • 誰がいつどの機能を使ったかをログと紐づけて管理

ログイン設定+機能制限で権限に応じた使い分け

ユーザー名とパスワードでログインさせ、ユーザーごとに使える機能保存ボックスを制限することも有効です。

  • 一般社員は「コピー・プリントのみ」、管理職は「FAX送信・スキャン送信も可」などの制御
  • 機密ボックスは特定部署のみアクセス可能にする

なお、複合機のICカード認証機能について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事 ICカード認証式の複合機とは?メリット・デメリットを徹底解説 ICカード認証式の複合機とは?メリット・デメリットを徹底解説 ICカード認証式の複合機とは、個人に貸与されたICカードを使って認証しないと使えない複合機のことです。複合機にICカード認証を付けることでセキュリティ対策やコスト削減につながります。ICカード認証のメリット・デメリット、おすすめの導入先をご紹介します。

対策④ 記憶媒体(HDD)の持ち出し

複合機内部のHDD/SSDには、印刷ジョブ・スキャンデータ・FAX履歴など、さまざまな情報が一時保存されます。

ここからの情報流出を防ぐには、「運用ルール」「機能設定」の両面で対策することが重要です。

重要なデータは印刷後に残さない(データ消去の運用)

機密文書を扱うときは、印刷送信が終わったデータを複合機内に残さない運用を徹底します。

  • 定期的にボックス内のデータを削除する
  • 退職者や部署変更時にも保存データを棚卸し・削除する

具体的な複合機のデータ消去方法をあらかじめ把握し、誰が消去作業を行うのかも決めておくと運用がスムーズになります。

なお、データ消去の方法について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事 複合機(コピー機)のデータ消去は必要?データ消去方法を徹底解説 複合機(コピー機)のデータ消去は必要?データ消去方法を徹底解説 複合機・コピー機には、さまざまな情報が記録されているため、情報漏えいを防ぐために、適切なタイミングでデータ消去を行うことが重要です。本記事では、複合機のデータ消去が必要な理由を解説した上で、データの消去方法や不正アクセスを防ぐ方法について解説します。

記憶媒体の暗号化・上書き消去機能を有効化する

記憶媒体に蓄積されるデータを暗号化+上書き消去しておけば、万が一HDDが持ち出されても簡単には内容を復元できません。

主要メーカーはハードディスク暗号化や残存データの自動上書き機能を提供しているため、導入時に「有効になっているか」を必ず確認しておきましょう。

複合機への物理的なアクセスを制限する

複合機の記憶媒体を取り外すには、本体のカバーを開けるなど、第三者が機器へ物理的に接触して操作する必要があります。

そのため、来訪者や不特定多数の人が複合機へ自由に近づけないよう、設置場所や入室権限を見直す「物理的なセキュリティ」も有効です。

  • 来客や不特定多数が出入りする場所には設置しない
  • サーバールームや施錠できるエリアに設置し、入室権限を限定する

対策⑤ 出力紙の持ち出しや盗み見

紙からの情報漏えいは、複合機の設定変更や大がかりな設備の導入を必要とせず、「今日からすぐにでも対策できる」分野です。

印刷時の運用ルールと複合機に搭載されているセキュリティ機能を組み合わせて、出力紙の放置・盗み見・社外への持ち出しを防ぎましょう。

セキュリティ印刷機能(機密文書印刷)を使う

操作パネルであらかじめ設定したパスワードを入力し、本人確認ができた人だけが印刷を実行できる機能です。

印刷ジョブだけを先に複合機へ送信し、本人が操作パネルで認証するまで紙が出力されないため、機密文書がトレイに放置されるのを防げます。

また、出力後の文書が不正にコピーされるリスクを抑えたい場合は、複写時に「コピー禁止」などの文字を浮かび上がらせる地紋印字機能も有効です。

複合機の地紋印字機能のメリットや設定・操作方法について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事 複合機の地紋印字機能とは?メリットや設定・操作方法を徹底解説 複合機の地紋印字機能とは?メリットや設定・操作方法を徹底解説 本記事では、複合機の機能である地紋印字についてご紹介します。機密文書のセキュリティ対策に困っている方、不正コピー防止などに困っている方など、機能や仕組み・メリットについて解説します。地紋印字で不正コピーや情報漏洩を実現したい方は参考にしてください。

周囲の環境と使い方を見直す

複合機の置き場所日常の使い方を少し工夫するだけでも、紙からの情報漏えいリスクは大きく減らせます。

  • 人通りの多い入口付近・来客スペースのすぐ横などは設置場所として避ける
  • 重要書類は、印刷完了を確認してからその場で回収する運用を徹底
  • 不要になった紙はその場でシュレッダーにかける
  • 社員教育で「紙も機密情報の一部」という意識を浸透させる

社員教育で「紙も機密情報の一部」という意識を浸透させる

「出力した紙を長時間放置しない」「共有スペースに置きっぱなしにしない」といった基本ルールを、社内規程や研修を通じて繰り返し周知し、従業員が日常業務の中で確実に実践できる運用へ落とし込んでいくことが大事です。

なお、紙からの情報漏えいを防ぐための具体的な対策や、社内で整備すべき運用ルールについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事 紙の情報漏洩を防ぐ!コピー機セキュリティと運用ルール実践ガイド 紙の情報漏洩を防ぐ!コピー機セキュリティと運用ルール実践ガイド 放置プリントや誤配布、廃棄ミスなど紙の情報漏洩リスクを、コピー機のセキュリティ機能と運用ルールの見直しで減らす方法を解説。自社に合う現実的な対策の考え方やチェックポイントを知りたい方におすすめの記事です。

対策⑥ FAX誤送信などの人的ミス

FAX誤送信は、システムの問題ではなく「人のうっかり」から起こるため、ゼロにすることは難しいリスクです。

そのぶん、ミスを前提にした仕組みづくりが重要になります。

宛先の二重確認をルール化する

  • 重要書類の送信時は、番号と送り先名称を二人で確認する「ダブルチェック」をルール化
  • 新規のFAX番号は登録前に電話で確認する

履歴送信に頼りすぎない

送信履歴から選ぶと楽な一方で、似た名称の取引先を誤って選ぶリスクもあります。

重要度の高い文書については、履歴ではなくアドレス帳や手入力+確認で送るなど、運用ルールを決めておくと安心です。

複合機の誤送信防止機能を活用する

最近の複合機には、次のような誤送信対策機能が搭載されているものもあります。

  • FAX番号を2回入力させ、数字が一致しないと送信できないようにする
  • 送信前に宛先情報の確認画面を必ず表示する
  • よく使う宛先はアドレス帳に登録し、数字入力の機会を減らす

FAXの利用頻度が高い場合は、メール+暗号化ZIPクラウドストレージなど、より安全な手段に徐々に切り替えていくことも、中長期的な対策として検討する価値があります。

複合機の導入やセキュリティ対策は「OFFICE110」にお任せを

OFFICE110

複合機のセキュリティ対策は、管理者パスワードの変更アクセス権限の設定出力紙の管理など、日常の運用を見直すことから始められます。

しかし、実際に必要な対策は、使用している複合機の機種やネットワーク構成、取り扱う情報、利用人数によって異なります。また、ユーザー認証やデータ暗号化、誤送信防止機能なども機種ごとに差があるため、自社だけでは判断しづらい場合があります。

そのため、現在の複合機のセキュリティに不安がある場合や、情報漏えい対策に配慮した機種へ入れ替えたい場合は、OFFICE110にまとめてご相談ください

弊社では、お客様の利用環境や印刷枚数、ネットワーク構成、必要なセキュリティ機能、予算などを丁寧に確認したうえで、業務の利便性とセキュリティの両方に配慮した複合機をご提案します。

OFFICE110の特長
  • 豊富な導入実績:全国12万社以上のサポートで培ったノウハウ
  • セキュリティ要件に合う機種提案:ユーザー認証やアクセス制御、データ暗号化など必要な機能を確認
  • 複合機とネットワーク環境をまとめて相談:UTMやルーターを含めたセキュリティ対策にも対応
  • 新品・中古を幅広く取り扱い:必要な機能や予算に合わせて最適な機種を選定
  • ワンストップ対応:販売・搬入・設置・設定・保守まで一貫してサポート

さらに、OFFICE110では対象の新品コピー機が最大80%OFF、中古コピー機が大特価になるなど、導入コストを抑えやすいキャンペーンも実施しています。
現在のセキュリティ対策に不安がある場合や、情報漏えい対策に配慮した複合機を導入したい場合は、OFFICE110までお気軽にお問い合わせください。

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複合機セキュリティに関するよくある質問(FAQ)

複合機(コピー機)よくある質問
複合機のセキュリティ対策を検討する際は、具体的に何から始めるべきか、ウイルス感染返却時のデータ消去にどのように備えるべきか迷うことも少なくありません。
ここでは、複合機の情報漏えい対策やウイルス対策について、よくある質問に回答します。

複合機のセキュリティ対策はまず何から始めれば良いですか?

複合機のセキュリティ対策は、現在の利用環境を把握し、基本設定を見直すことから始めましょう。
設置場所やネットワークの接続方法、管理者パスワード、ユーザー認証の有無を確認したうえで、アクセス制限や出力紙の管理などの運用ルールを整えることが重要です。
具体的な対策は、複合機の6つのセキュリティ対策で詳しく解説しています。

複合機がウイルスに感染することはありますか?

PCより事例は少ないものの、複合機にもウイルス感染リスクはあります。
ネットワーク接続やサーバを通じて侵入される可能性があるため、ファイアウォールやUTMの導入、不要なプロトコルの停止が有効です。
ネットワーク経由の対策は、ネットワーク経由のサイバー攻撃への備えで詳しく解説しています。

リースや入れ替えで複合機を返却するとき、内部のデータはどうなりますか?

返却前に複合機内データの消去方法と対応範囲を必ず確認しましょう。
メーカーや保守会社がHDD初期化・上書き消去を行うケースもあれば、オプション対応になる場合もあります。
返却前のデータ管理については、記憶媒体からの情報流出対策も参考にしてください。

機密文書を印刷するときは、どのような対策が必要ですか?

機密文書を印刷するときは、本人が複合機の前で認証してから出力するセキュリティ印刷が有効です。
印刷後はすぐに書類を回収し、共有スペースや排紙トレイに放置しない運用を徹底しましょう。
出力紙への対策は、出力紙の持ち出しや盗み見への対策で詳しく解説しています。

セキュリティを強化すると印刷コストや使い勝手が悪くなりませんか?

設計次第でセキュリティ強化と使い勝手の両立は十分可能です。
ICカード認証やセキュリティ印刷は、運用が定着すれば負担を増やさずに不正利用やムダ印刷の抑止につながります。
印刷頻度や部署ごとの業務内容に合わせてルールや権限を調整すれば、コスト増を抑えながら安全性を高められます。

小規模オフィスでもUTMやファイアウォールは導入した方が良いですか?

インターネット常時接続なら小規模オフィスでも基本対策は導入すべきです。
規模に関係なく、複合機やPCが外部と通信している限り、不正アクセスやマルウェア感染のリスクは存在します。
ルーター一体型UTMなど中小規模向けのサービスもあるため、予算とリスクに合わせて最小限の防御ラインを用意しておくと安心です。

複合機の初期パスワードは変更した方が良いですか?

複合機を導入したら、初期設定の管理者パスワードは必ず変更しましょう。
初期パスワードをそのまま使用すると、第三者に推測されて管理画面へ不正にアクセスされる可能性があります。
変更する際は、単純な数字や社名を避け、ほかの機器とは異なるパスワードを設定することが大切です。

まとめ

複合機のセキュリティを強化するには、本体の機能だけに頼らず、機器の設定・社内の運用ルール・従業員への周知を組み合わせることが大切です。

まずは、管理者パスワードやアクセス権限が適切に設定されているかファームウェアが更新されているか不要なデータが残っていないかを確認しましょう。あわせて、印刷物の放置やFAXの誤送信を防ぐルールを整えることで、日常に潜むリスクも抑えやすくなります。

実際に、複合機から顧客情報や機密文書が流出すると、取引先からの信用低下や損害賠償、業務停止などにつながる可能性があります。事故が起きてから対応するのではなく、現在の設定や使い方を定期的に確認し、リスクを未然に防ぐ体制を整えましょう

なお、現在の複合機で必要なセキュリティ機能を満たしているか判断できない場合や、安全性に配慮した機種へ入れ替えたい場合は、OFFICE110までご相談ください。利用環境や予算を確認したうえで、業務に適した複合機の選定から設置・設定・保守までご提案します。

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