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IP電話の工事とは?基礎から費用相場までわかりやすく解説【お役立ち情報】 | OFFICE110

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IP電話の工事とは?基礎から費用相場までわかりやすく解説

IP電話の工事とは?基礎から費用相場までわかりやすく解説

インターネット回線を利用して通信するIP電話を導入すれば、経費の削減や業務効率のアップなどさまざまな効果が期待できます。

また、全般的に導入工事についても従来の電話回線の導入工事と比較すれば手間・費用の負担が少ないという特徴があります。

ただし、IP電話にはさまざまな種類があるため導入のポイントについて理解したうえで検討することが重要です。

本記事では、IP電話の特徴やメリット・デメリットなどの基本情報をふまえたうえで、工事内容や費用について解説します。
通信費の削減やスマホ内線化などの業務効率向上のために本記事を参照していただきますと幸いです。

目次

  1. IP電話とは?基礎から簡単に解説

  2. IP電話導入のメリット・デメリット

  3. IP電話導入の工事内容と費用相場

  4. IP電話導入のご相談は「OFFICE110」まで
  5. IP電話導入に関するよくある質問

  6. まとめ
登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

IP電話とは?基礎から簡単に解説

IP電話とは、インターネット接続によって通話ができる電話のことです。
「03」や「06」から始まる固定電話もあれば、光電話、地域の情報を含まない「050」から始まる電話もあります。

使用できる機能は通話・保留・録音機能・アドレス帳の利用などで、固定電話と違いはあまりありません。
運営会社によっては、さらに便利な機能がついていることもあります。

IP電話の仕組み

IP電話の仕組みは以下の図のようになっています。

IP電話の仕組み

まず、音声信号を電気信号に変換し、変換された電気信号はIPパケットに変換されます。
そしてインターネット経由で送信され、受信側のVolPゲートウェイで電気信号に復元され、音声信号に変換されます。

※VolPゲートウェイ…電話回線とインターネット回線を中継してどちらの回線でも通話できるようにする機器のこと。

IP電話の3つの種類

一口に「IP電話」といっても3種類あります。
それぞれ異なる特徴があるため、使い勝手や事業規模に応じて検討するとよいでしょう。

①OABJ番号型

OABJ番号型は、光電話、NTTのひかり電話、クラウドPBXなどのIP電話です。

OABJ番号とは、従来の固定電話番号で使われている「03(東京)」や「06(大阪)」など、10桁の番号が割り当てられる電話の種類を指します。

市外局番から始まる電話番号を使用することで発信先の地域がわかるため、顧客や引き取り先に信頼されやすいほか音声の品質が高いことが特徴です。

OABJ番号型でよくみられる光電話は、インターネットサービスと併せて利用できる光ファイバーを使った電話サービスのことです。
サービスを提供する会社によって「光電話」「ひかり電話」などのように表記されます。

②050番号型

050番号型はIP電話に利用される電話番号です。
0ABJ番号IP電話とは異なり、局番は含まれておらずプロバイダーによって番号が割り当てられています。

インターネット回線を利用しているため利用料金を安く抑えられるほか、同じプロバイダーであれば通話は無料となります。

③電話番号不要型

電話番号不要型とは、電話番号を使わなくても通信可能なIP電話のことです。
よく知られるサービスとしては、SkypeやLINEなどがあります。

パソコンやスマホにアプリをインストールするだけで利用できるため、非常に手軽なのが特徴です。

IP電話導入のメリット・デメリット

IP電話を導入すれば以下のようなメリットがあります。

  • 通話料が安い
  • 初期導入費用が安い
  • 簡単な工事で導入できる
  • さまざまなシステムと連携しやすい

基本料金が安いほか同一プロバイダー間の通話が無料で利用できるだけでなく、無線接続の場合は配線工事費用が安くなります。

また、スマホやPCを電話機として使用することも可能です。
スマホの内線化もできるため、外出が多くてもすぐに対応できます。

ただし、以下のようなデメリットもあります。

  • 電話番号の引き継ぎができない場合がある
  • 音質が通信環境に左右される

IP電話の種類によってメリットとデメリットは異なるため、それぞれのメリット・デメリットについても詳しく解説します。

光電話の場合

光電話は、光回線と呼ばれる「光ファイバー」を使った専用のインターネット回線を利用するIP電話の1つです。

光電話は、高速インターネット通信網を利用しているため、IP電話のなかでも特に音質や通信の安定性に定評があります。

サービスとしてはNTTの「ひかり電話」やソフトバンクの「ソフトバンク光」などがあります。
光電話とひかり電話の違いを知りたい方は「ひかり電話とは?仕組み・種類・メリットデメリットを解説【最新】」をご覧ください。

例えばフレッツ光の場合、仕組みは以下の図のようになっています。

フレッツ光(ひかり電話)の仕組み

※プロバイダー…回線をインターネットとつなげる役割を担う接続事業者のこと。

光電話のメリット

光電話のメリットは主に5つです。

  • 音質が安定している
  • 電話の基本料金が安い
  • 通話料金が安い
  • 電話番号の引き継ぎができる
  • 同じプロバイダー同士は通話料が無料になる

光電話は、音質の良さとコストの安さを両立したコミュニケーションサービスです。
従来のアナログ回線は、距離によって通信料が高くなることがありますが、光電話の通話料金は全国一律です。

また、光電話は従来の電話と同じように、市外局番から始まる番号が付与されます。
エリアによっては同じ番号を使えないこともありますが、引越しによって住所が変わった場合でも、近隣であればそのまま利用することも可能でしょう。

光電話のデメリット

光電話のデメリットは以下の3つです。

  • 障害により使えなくなることがある
  • 電話番号を引き継げないことがある
  • 光回線の設備がないと使えない

例えば停電によって電力が遮断されると、インターネットはもちろん電話も使えなくなってしまいます。
光回線の事業者によるメンテナンスが実施された場合も使えなくなることがあるため、タイミングが重なってしまうと非常に不便でしょう。

また、光電話に乗り換える場合は、乗り換え元の契約内容によっては、電話番号を引き継げない場合があります。
電話番号の引き継ぎは、契約元がアナログ回線の場合に限られるため、他のIP電話サービスやケーブルテレビなどの電話番号からの番号引き継ぎはできません。

クラウドPBXの場合

クラウドPBXとは、PBX(主装置)をクラウド上に設置し、インターネット回線を利用して電話の発着信をコントロールするシステムです。
本社は支局など複数拠点で利用できるほか、スマホ・PC・タブレット端末で使用できるため、外出先やリモートワーク時にも役に立ちます。

従来のビジネスフォンとの違いは、以下のようなイメージです。

(画像挿入)

クラウドPBXのメリット

クラウドPBXを導入すれば、業務効率化・コスト削減などさまざまなメリットがあります。
具体的には次の7つです。

  • 外出先でも会社番号で対応できる
  • 拠点間が離れていても内線通話ができる
  • ビジネスフォン以上の機能が使える
  • 導入時の初期費用を削減できる
  • 外線や転送不要で通話料を削減できる
  • 台数の増減とレイアウト変更が簡単
  • 災害や緊急時にも使える

クラウドPBXのメリットを簡単にいえば、スマートフォンやパソコンなどを使って、どこでもインターネットに接続できるサービスであるということです。

外出先でも、転送機能を利用しなくても会社の電話番号で受発信できるため、リアルタイムなコミュニケーションを転送料なしで利用できます。

また、ビジネスフォンの通常の内線通話と同様にクラウドPBXの内線も通話料がかかりません。
社外にいても無料で内線できるので社内のコミュニケーション活性化やテレワーク化などさまざまな場面で役立ちます。

さらに、クラウドPBXはIVRや自動録音などの機能をオプションで利用できるため、コスト削減と業務効率化を両立できます。

クラウドPBXのデメリット

クラウドPBXのデメリットは以下の4つです。
主装置をクラウド上に設置するクラウドPBXならではのデメリットがあります。

  • 通信環境に通信品質が左右される
  • 電話番号を引き継げないことがある
  • ランニングコストがかかる
  • セキュリティ面を強化しなければならない

クラウドPBXのデメリットの多くは、導入する事業者の選び方とインターネット環境に左右されます。
導入後に音質や通信の安定性に不満を感じた場合は、元に戻すのは簡単ではないため、導入前に慎重に確認しましょう。

また、コストの削減効果・インターネットの環境・セキュリティなどは、クラウドPBXの販売業者に相談して提案を受けることによりリスクを軽減できます。

IP-PBXの場合

IP-PBXとは、従来の内線・外線機能をインターネット回線で使える電話のことです。
インターネット回線を用いた固定電話・スマホ・タブレット端末などのIP電話機で利用できます。

最大の特徴は、IPネットワーク上でIP電話機同士をつないで各種機能を制御することです。
通話をIPネットワーク内で完結させることにより、安定した通話を実現しています。

種類は「ハードウェア型」と「ソフトウェア型」の2つです。
ハードウェア型の場合はオフィス内にIP-PBX専用主装置を設置し、ソフトウェア型の場合は自社サーバーへソフトウェアをインストールしてネットワークを構築して利用します。

IP-PBXのメリット

IP-PBXのメリットは主に以下の3つです。

  • スマホやパソコンを内線用の端末として利用できる
  • コスト削減につながる
  • 自社でセキュリティを管理できる

IP-PBXはクラウドPBXと同様に、インターネット回線を通じてスマホやパソコンをビジネスフォン子機として使用できるビジネスフォンサービスです。

クラウドPBXとの最大の違いは社内にPBXを設置するか否かで、導入によって得られるメリットは基本的に同様です。

クラウドPBXとは異なり、PBXを自社に設置することになるため、クラウド上にPBXのデータを保存することに不安を感じる方は、IP-PBXの方が安心して利用できるかもしれません。

また、クラウドPBXと比較した場合、1台ごとに利用料が発生するクラウドPBXと異なりIP-PBXはユーザーごとの利用料がかからないこともメリットであるといえるでしょう。

IP-PBXのデメリット

デメリットは以下の3つです。
主に導入においてデメリットが発生します。

  • サーバーやPBXを自社で導入しなくてはならない
  • 自社でのセキュリティ対策が必要
  • 故障やトラブルの復旧に時間とコストがかかる

IP-PBXは自社内にサーバーやPBXを設置しなくてはならないため、導入や保守の負担を導入企業が負担することになります。

自社での管理が可能である点をメリットと捉えるかデメリットと捉えるかは考え方次第ですので、総合的に判断してクラウドPBXと比較検討するとよいでしょう。

クラウドPBXとIP-PBXとを詳しく比較したい方は「クラウドPBXとIP-PBXを徹底比較|仕組み・機器設置・費用を解説」を参考にしてください。

電話アプリの場合

電話アプリは、一般的に「IP電話アプリ」と呼ばれます。

IP電話アプリは、インターネット上の仲介サーバーを経由してデータ化した音声を送り合う仕組みです。
アプリをダウンロードするだけで利用できる手軽さからビジネスだけでなく、プライベートで使う人も多いです。

電話アプリのメリット

IP電話アプリをビジネスフォンの代わりとして使うメリットは、以下の3つです。

  • 導入コストが抑えられる
  • 手軽に導入できる
  • 簡単にオフィスレイアウトできる
  • 電話取次対応を軽減できる

電話アプリは、個々のサービスによって料金やサービスの概要は大きく異なりますが、基本的にはライセンス契約してアプリを導入するだけで利用可能です。

電話アプリのデメリット

IP電話アプリのデメリットとしては、以下の3点があげられます。

  • 特定の電話番号に発信できない
  • 基本的に市外局番を取得できない
  • 回線の安定度が通信環境に左右される

IP電話アプリで発信できない電話暗号は、110や119などの短縮ダイヤルです。
これらの短縮ダイヤルは、発信者の位置情報を取得する必要があるため、局番情報を取得できない電話アプリからは取得できないということです。

いずれにせよ、電話アプリは個々のサービスにより大きく異なるため、自社にマッチしたアプリを選ぶことが非常に重要です。

IP電話導入の工事内容と費用相場

IP電話導入の工事内容と費用相場

IP電話導入の工事内容と費用は、IP電話の種類によって異なります。

例えば光電話の場合、光回線の設備が整っていなければ利用できません。
そのため、設備を整える工事も必要です。

ただし、IP電話アプリの場合は工事不要です。
アプリをインストールして設定するだけで利用できます。

光電話の場合

IP電話はプロバイダーが提供する回線であり、光電話は光ファイバーを所有している回線事業者が提供します。
そのため、光電話を利用する際には光回線設備が必須です。

もしお住いに光回線の設備が整っていなければ、まずはその工事から必要です。

工事の内容

光回線の設備が整っていない場合、光電話対応ルーターを設定する工事が必要です。
このとき、自分で設定するか業者に設定してもらうか選ぶことができます。

業者に連絡して工事日程を決定したら、当日に工事担当者がルーターを設置しに訪問します。
時間は業者にもよりますが、NTT東日本のフレッツ光の場合、所要時間は約1時間です。

例:NTT東日本 フレッツ光の工事内容
【業者による作業】

  1. 光ケーブルを家の中へ引き込む
  2. 光コンセントとWi-Fiルーター(ホームゲートウェイ)を接続する
  3. Wi-Fiルーター機器を接続する

【お客様による作業】
スマホ・タブレット・パソコンの設定と電話機の設置

工事費用

工事費用は光回線の開設工事の有無で異なります。
また、派遣の有無でも変わるようです。

例えば、ドコモ光電話の場合は次のようになっています。

【基本工事料】

  • 無派遣工事…1,100円/1工事
  • 派遣工事…4,950円/1工事

【交換機等工事料】

  • 基本機能…1,100円/1利用回線
  • ドコモ光電話バリュー…1,100円/1利用回線
  • 同番移行…2,200円/1番号
  • 発信電話番号通知の変更…770円/1番号

【機器工事料】

  • 設置料…1,650円/1装置
  • 設定料…1,100円/1装置

なお、NTT東西ひかり電話を利用中でドコモ光へ転用の場合、工事料は発生しません。

※オプションサービスを除く
※ドコモ光を新たに契約する場合は別途新規費用が必要

クラウドPBXの場合

クラウドPBXには、アプリケーションをインストールのみで利用できるタイプと、社内に機器を設置してNTTひかり電話などと接続して利用するタイプがあります。
そのため、機器の設置の有無によって工事内容が変わります。

工事の内容

アプリケーションをインストールするのみで利用できるタイプは、工事が必要ありません。

一方、インターネット回線に光回線を利用するタイプの場合、アダプターの設置工事が必要になります。
すでに光回線を利用していれば、すぐに導入可能です。

また、電話番号を引き継ぐ場合はVolPゲートウェイの設置が必要です。
利用する場合、既存のアナログ電話網とIP電話網をつなぐ工事が必要になります。

工事費用

アプリケーションをインストールするのみで利用できるタイプは、サーバーの初期設定費用のみで導入可能です。
費用相場はベンダーによって異なりますが、10,000~50,000円前後かかります。

インターネット回線に光回線を利用するタイプの場合、アダプターの設置が必要です。
設置機器代は30,000~50,000円前後、工事費は10,000円前後かかります。

また、VolPゲートウェイの設置には1台100,000円前後、作業費用が10,000円前後かかります。

IP-PBXの場合

IP-PBXにはソフトウェア型とハードウェア型の2種類があり、ハードウェア型の場合、各施設へIP-PBX機器の設置と設定が必要です。
そのため、設置台数や規模が大きければ大きいほど工事期間が長くなり、費用も高くなります。

また、ソフトウェア型を利用する場合でも専門知識を持つ担当者による環境構築が必要です。
工事の内容や費用は状況によって変わるため、業者に確認するとよいでしょう。

工事の内容

工事内容はIP-PBX機器の設置と設定です。
専門的な知識が必要なため、業者による工事が必要になります。

工事の内容や費用はケースバイケースとなるため、業者へ問い合わせるとよいでしょう。

工事費用

IP-PBXの工事費用はケースバイケースです。
設置数や規模によって費用は異なります。

複数社に見積もりを依頼して、条件に合う業者を探しましょう。

なお、インターネット回線未契約の場合は、別途インターネットの回線工事も必要です。

IP電話導入のご相談は「OFFICE110」まで

IP電話導入のご相談は「OFFICE110」まで

ひかり電話への切り替えやクラウドPBXの導入は「OFFICE110」にお任せください。

当社ではひかり電話向けのプランをご用意しております。
電話番号はそのままで通信網の運用管理を一元化し、規模に合ったプランをご提示します。

また、最大200Mbps(技術規格最大値)のフレッツ光で、高速&安定のインターネット環境もご利用可能です。
VPNを同時利用することもできます。

そのほか、オプションサービスも豊富です。

「ビジネスフォンをひかり電話にして経費を削減したい」とお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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IP電話導入に関するよくある質問

IP電話導入に関するよくある質問

IP電話導入に関して、以下のような質問が多く寄せられます。
質問に回答しているため、IP電話に対して不安がある方はぜひ参考にしてください。

IP電話の電話料が安い理由は何ですか?

通話料が安い理由は、電話回線を使用せずインターネット回線を使用するため、コストが料金に左右されないことが大きな要因です。

従来のビジネスフォンが使用していた電話回線は、距離や時間帯によって料金が大きくなる傾向があります。
しかし、ビジネスフォンは電話回線を使用する固定電話よりも通話料が低く設定されているため、IP電話に変更すると電話料が安くなるわけです。

ただし、ビジネスとして運用する際に完全に無料になるわけではありません。
サービスにもよりますが、無料になるのは同一のプロバイダーのみ、もしくは社内通話のみです。

通話料が安いことは事実ではあるものの、全て無料になるわけではないことに注意してください。

IP電話の電話番号は変えられますか?

IP電話を新規で使用する場合、電話番号の引き継ぎは光電話の場合は可能ですが、そのほかのIP電話は電話番号が変わるケースが多いです。
ただし、プロバイダーを変更する場合、050番号型は変わりません。

ほかにも、ポータビリティ制度を利用していれば電話番号が変わらないこともありますが、引越しによりエリアが変わった場合は市外局番が変わるため電話番号が変更になります。

固定電話はいつ廃止になりますか?

NTTは、アナログ固定電話のIP網移行を2024年1月1日から実施することを発表しています。
IP網への切り替えは順次行われますが、お住いの地域によって時期は異なるでしょう。

この際、すでに加入している場合は手続き不要です。
追加工事もなく、料金も発生しません。

最近では固定電話のIP網以降に便乗した悪質な販売行為もあります。
IP電話への切り替えによって電話機の交換や回線の切替工事は必要ないため、不審な電話や訪問者に注意してください。

なお、アナログ固定電話は設備の老朽化などにより、将来的に廃止になることも考えられます。
将来のことを考えて、今のうちにIP電話に移行しておいた方が業務に支障ないかもしれません。

まとめ

IP電話にはいくつか種類があり、工事内容も工事費用も種類によって異なります。
また、電話番号の引き継ぎも種類によって異なるため、導入する際は注意してください。

IP電話を利用するには、場合によってはインターネット回線や光回線などの設備から整える必要があります。
オフィスの引越し前は使えていても、引っ越し後の建物で設備が整っておらず、使えないこともあるでしょう。

IP電話導入時のコストをなるべく抑えるためにも、設備の有無は重要です。
導入前に設備が整っているか、整っていない場合はどのような工事が必要になるか考えておきましょう。

なお、IP電話はこれまでのビジネスフォンになかった機能が多く利用できる電話です。
オプションによって使える機能が異なるため、業務の効率化につながりそうな機能はないか、ぜひ吟味してください。

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