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法人スマホのキッティングとは?4つの手順と費用・外注の判断基準

法人スマホのキッティングとは?4つの手順と費用・外注の判断基準

法人スマホの導入や入れ替えを任され、「社員へ渡す前に、どこまで設定すればいい?」「社内だけで準備できる?」と悩んでいませんか?端末を購入しても、業務アプリや通信の設定が済んでいなければ、そのままでは業務に使えません。

そこで必要になるのが、配布前にスマホの設定や動作確認を行うキッティングです。この作業は社内の担当者が行うほか、専門業者へ依頼することもできます。ただ、必要な作業や費用がわからなければ、自社で対応できるのか、外注した方がよいのか判断しにくいでしょう。

この記事では、法人スマホのキッティングについて、作業内容と配布までの手順、外注費用の例、自社対応と外注の選び方をまとめて解説します。自社に必要な準備を洗い出し、無理なく進める方法を考える際にお役立てください。

この記事を読めば、自社に合うキッティングの進め方がわかります
  • 必要な設定・確認項目がわかり、社員へ渡すまでに何を準備すべきか整理できる
  • 担当者の負担や期限を踏まえ、社内で行う作業と外注する作業を検討できる
  • 料金例と追加費用の内訳がわかり、見積もりを比べる際の確認ポイントを押さえられる

この記事の目次

  1. スマホのキッティングとは?社員への配布前に行う準備
  2. 法人スマホのキッティングを進める4つの手順
  3. スマホのキッティングにかかる費用と期間
  4. キッティングは自社で行う?外注する?判断のポイント
  5. 法人スマホの導入・入れ替えはOFFICE110へ
  6. 法人スマホのキッティングに関するよくある質問
  7. まとめ|設定内容と担当を決め、社用スマホの配布を進めよう
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旗島 洸司

監修者

旗島 洸司(はたしま こうじ)

保有資格: ソフトバンククルー/ドットコムマスター/ITパスポート

OFFICE110にて21年以上にわたり法人向け通信インフラの導入を支援。ソフトバンク・NTT西日本で全国2位の営業実績を持ち、業界のスペシャリストとして活躍する。特に法人携帯の分野では、提案力とサポート力を強みに、500超えの企業から支持されている。

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OFFICE110にて21年以上にわたり法人向け通信インフラの導入を支援。ソフトバンク・NTT西日本で全国2位の営業実績を持ち、業界のスペシャリストとして活躍する。特に法人携帯の分野では、提案力とサポート力を強みに、500超えの企業から支持されている。

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スマホのキッティングとは?社員への配布前に行う準備

スマホのキッティングとは、社員が業務で使えるように、端末の設定から動作確認・配布準備までを行うことです。

具体的には、初回起動時の設定や業務アプリの導入、会社の方針に沿ったセキュリティ設定を行います。設定後の動作確認や、誰にどの端末を渡すかの記録も、キッティングに含まれる準備です。

ここでは、法人スマホにキッティングが必要な理由と、配布前に行う主な作業を解説します。

法人スマホにキッティングが必要な理由

法人スマホにキッティングが必要なのは、会社が定めた設定で、社員が配布後すぐに業務を始められるようにするためです。事前に準備することで、次のような問題を防ぎやすくなります。

キッティングで防ぎたい3つの問題
  • セキュリティ設定の漏れや、未承認アプリの利用
    画面ロックが未設定のまま使われたり、未承認のアプリが導入されたりしないよう、必要な設定を会社側で決めて確認します。
  • 必要なアプリにログインできない・必要な機能が使えない
    営業用の顧客管理アプリなら、インストールだけでなく、利用者のアカウントで担当する顧客情報を開けるかまで確認することが大切です。
  • 設定方法に関する問い合わせや、配布後の設定のやり直し
    共通の手順で設定・動作確認を済ませておくと、社員が各自で設定に悩む時間や、管理担当者が個別に対応する手間を減らせます。

このように、キッティングは社員がスマホを使い始めるためだけの準備ではありません。顧客情報や社内データを守り、配布後の問い合わせや設定のやり直しを減らすためにも重要です。事前に利用環境を整えておくことで、社員は本来の業務に取りかかりやすくなり、管理担当者も個別の設定対応に追われずに済みます。

キッティングで行う主な作業

キッティングの主な作業は、通信・端末・業務アプリの設定、セキュリティ対策、動作確認、配布準備です。作業を終えたときに何を確認すればよいかも、あわせて整理しました。

作業の種類 具体的な作業 完了時に確認すること
通信 SIM・eSIMの利用設定(モバイル回線を使う場合)
APN(データ通信の接続先)・Wi-Fiの設定
利用する回線・Wi-Fiにつながり、必要な通話やデータ通信ができるか
端末・OS 初回起動時の設定、必要なOS更新
入れ替え時のデータ移行
端末が正常に起動し、必要なデータを引き継げているか
業務アプリ アプリ・メールの設定
利用アカウント・権限・ライセンスの準備
利用者の権限でログインし、必要な機能を使えるか
管理・セキュリティ 会社方針に沿った画面ロックの設定
端末管理サービスへの登録(利用する場合)
会社が指定した設定が、端末側に反映されているか
配布準備 端末と利用者の記録、付属品・利用案内の用意
必要に応じた管理ラベル・ケースの取付け、梱包・配送
端末・付属品・配布先が管理記録と一致し、利用開始の案内がそろっているか

自社で必要な作業を洗い出す際は、導入する端末・回線・アプリの条件に合わせて、作業範囲を決めることがポイントです。たとえば、端末の入れ替えでは移行するデータの確認が必要になる一方、APNが自動設定される端末なら、接続先を手入力する必要はありません。

なお、回線をeSIMで新しく契約する場合や、物理SIMから切り替える場合は、端末の設定とあわせて契約先の対応や手続きも確認しておきましょう。法人契約できるサービスと切り替え方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事 eSIMは法人契約できる?5社比較・切り替え方法・注意点を解説【2026年】 eSIMは法人契約できる?5社比較・切り替え方法・注意点を解説【2026年】 eSIMは法人名義でも契約できます。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・ワイモバイルの5社を、対応状況・料金プラン・切り替え方法で比較。新規契約・MNP・物理SIMからの変更、機種変更・再発行・eSIMクイック転送、eSIMと物理SIMの違いや選び方まで解説します。

法人スマホのキッティングを進める4つの手順

法人スマホのキッティングは、必要な設定を決める→設定方法を選ぶ→少数で試してから全台を設定する→確認して引き渡す、という順で進めます。最初から全台を設定するよりも、少数の端末で手順や動作を確かめてから作業を広げる方が、やり直しを抑えられます。

その際、社内で作業する場合も外注する場合も、実際にスマホを使う部署に、必要なアプリや使い方を確認しておきましょう。ここでは、設定を始める前にそろえておくものから、社員へ引き渡す際の確認事項まで、順を追って解説します。

法人スマホのキッティングの4つの手順:準備内容と担当の決定、設定方法の選択、少数端末での検証と設定、確認して社員へ配布

①利用部署・業務に合わせて設定内容と作業環境を準備する

まずは、スマホを使う社員・用途・配布日を確認し、必要な設定と準備するものを決めることが大切です。たとえば営業担当者に配るなら、会社のメールを使うのか、外出先で顧客情報を確認するのかによって、入れておくアプリや設定が変わります。

メールや顧客管理アプリを使うには、アプリを入れるだけでなく、社員ごとのログイン用IDなどの「アカウント」が必要です。また、顧客情報を見られる人、編集できる人を分けている場合は、社員が担当業務に必要な操作をできるようにする「権限」の設定も欠かせません。

設定前にそろえておきたい情報
  • 誰に、いつ、何台渡すか:利用者・部署・配布日・配布先と、機種・OS・台数をまとめる
  • どのアプリを、何のために使うか:会社のメール、顧客管理、日報の入力など、用途とアプリ名を確認する。ログイン用ID、有料アプリの利用契約、閲覧・編集できる範囲もそろえる
  • 会社として統一する設定は何か:接続するWi-Fi、画面ロックのルール、スマホをまとめて管理するサービスを使うかどうかを決める
  • 誰がどこまで設定するか:社内担当者・外注先が済ませる作業と、社員本人が行うログインや本人確認の操作を分ける

必要な情報は利用部署やアプリの管理者にも確認し、誰が何を用意し、いつまでに渡すかを決めておくことが大切です。設定担当者だけで準備を抱え込まず、キッティングを始める日までにそろえましょう。

なお、端末の入れ替えや再利用を伴う場合は、次の準備も必要です。OSを更新する予定があれば、アプリの対応状況も先に確認しておきます。

該当するケース追加で準備・確認すること
新しい端末へ入れ替える旧端末から引き継ぐ連絡先や業務データを整理する
別の社員の端末を再利用する必要なデータの引き継ぎと、前利用者のデータ・ログイン情報の消去を計画する。再設定は会社の手順に沿って行う
OSを更新する使う予定のアプリが、更新後のOSに対応しているか確認する

キッティングを行う場所には、端末を取り違えずに並べられる机や安全な保管場所、充電器、Wi-Fiなどの通信環境も整えておきましょう。台数が多い場合は、ダウンロードが集中して社内の通信を圧迫しないよう、同時に作業する台数や時間帯を調整します。

②手作業・自動設定の方法を選ぶ

キッティングの設定方法には、1台ずつ操作する方法と、MDMを使って複数のスマホをまとめて設定する方法があります。MDM(モバイルデバイス管理)は、会社がスマホの設定や利用状況をまとめて管理するための仕組みです。

MDMでは、同じ業務アプリの導入や画面ロックの設定を、管理画面から複数の端末へまとめて反映できます。繰り返しの操作を減らしたい場合や、配布後も会社で設定を管理したい場合に検討するとよいでしょう。

設定方法作業の進め方選ぶ際の確認ポイント
1台ずつ手作業で設定担当者が各端末を操作し、アプリの導入や通信・画面ロックなどを設定する台数と設定項目に対して、作業・確認の時間を確保できるか。設定漏れを防ぐため、共通の手順書を用意する
MDMでまとめて設定会社が決めた設定やアプリを、登録した複数の端末へまとめて反映する使う端末・OSが対応しているか。必要な設定をMDMで行えるかと、手作業が残る範囲を確認する

ただし、MDMを使っても、すべての設定や操作を自動化できるわけではありません。会社で決めた設定をどこまで反映できるかは、MDMの製品やOSによって異なります。提供元には必要な設定項目を伝え、手作業が残る範囲も確認しましょう。

さらに、対応する端末では、MDMなどへ端末を登録する作業も省力化できる「自動登録」が利用できます。これからスマホを購入するなら、機種だけでなく販売店や管理サービスの対応も確認しておきましょう。

スマホの種類自動登録に使う仕組み購入前に確認すること
iPhoneApple Businessを利用した自動デバイス登録購入端末を自社のApple Businessに追加でき、内蔵の管理機能または外部の管理サービスへ登録できるか
AndroidAndroid Enterpriseのゼロタッチ登録対応する機種・販売店・端末管理サービスがそろうか。販売店による登録用アカウントの準備も必要

購入済み端末の登録方法は、機種や購入経路によって異なります。利用条件や手順は、Appleの登録手順やGoogleの利用条件で確認できます。

配布後の紛失対策や利用ルールの管理も含めてMDMを検討したい方は、以下の記事で仕組みや導入時の確認事項を詳しく解説しています。

関連記事 法人携帯をMDMで一括管理|セキュリティ&コスト最適化の全手順 法人携帯をMDMで一括管理|セキュリティ&コスト最適化の全手順 法人携帯を運用するにあたり、最も重要なのは導入後の「管理」。管理が不十分だと、社員の私的利用や重大なセキュリティ事故を引き起こす可能性があるのです。そこで今回は、法人携帯の導入後によくある「悩み」をご紹介した上に、管理におすすめのMDMサービスを徹底解説します!

③業務で使えるか試してから対象端末へ展開する

全台の設定を始める前に、代表となる端末で、社員が実際に行う操作を試すことが重要です。アプリが起動するだけでは、業務に必要な情報を見られるか、入力した内容を保存できるかまでは分かりません。機種・OS・使うアプリが異なる場合は、それぞれの組み合わせで確認できる端末を選び、利用する社員にも試してもらいましょう。

たとえば、会社のメールと顧客管理アプリを使う営業担当者向けなら、次のような操作を試します。

営業用スマホで試す操作の例
  1. 電話の発着信と、社内・外出先でのメール利用
    電話をかける・受ける操作を試す。メールの送受信は社内Wi-Fiにつないだ状態と、Wi-Fiを切って携帯回線を使う状態の両方で確認する。
  2. 顧客情報の閲覧と営業記録の入力
    顧客管理アプリで担当顧客の情報を開き、テスト用の営業記録を入力・保存する。管理者と社員では見られる情報が異なる場合があるため、実際に使う社員のIDで確認することが大切。
  3. 会社で決めた画面ロックの動作
    一定時間操作しないと画面がロックされるか、解除に暗証番号が必要かを確認する。会社で暗証番号の桁数などを決めている場合は、その条件も満たしているかを見る。

外出先でメールや顧客管理アプリを使う予定なら、会社が社内ネットワークだけに利用を制限していないかも確認します。制限がある場合は、社内の管理担当者に認められた接続方法を確認したうえで試しましょう。

事前の確認で問題がなければ、確認できた手順で、残りの端末のキッティングを進めます。不具合があれば先に設定や手順を直して再確認することで、全台を設定した後に同じ作業をやり直す負担を抑えられます。

④動作・配布先・社員が行う操作を確認して引き渡す

引き渡し前には、端末ごとの作業結果と配布先を確認し、社員が使い始めるための案内を添えることが大切です。担当者が済ませる設定・動作確認と、本人のログインなど配布後に行う操作を区別して、次の項目を確かめましょう。

社員へ渡す前の確認項目
  • 配布前に行う設定・動作確認が済んでいるか:対象の全端末について、通話・メール・業務アプリ・画面ロックなど、事前に決めた確認項目をチェックする
  • 端末と渡す相手が合っているか:端末の管理番号と利用者を照合し、充電器などの付属品や配送先も確認する
  • 社員が行う操作を順番に案内できるか:接続方法、初回ログイン、本人確認など、利用開始に必要な手順をまとめる
  • 困ったときの連絡先が分かるか:設定担当者や社内の窓口を、利用開始の案内に記載する

キッティングの作業結果は、端末ごとのチェック表に残します。たとえば「メール設定済み・初回ログインは本人が実施」と分けて記録すれば、受け取った社員に何を案内すべきかが明確です。配布後に確認する項目には、確認する担当者と時期も記載しておきましょう。

なお、自動登録を利用し、社員が初めて電源を入れてネットにつないだ後に登録やアプリ導入が始まる場合は、配布前にすべての動作を確認することはできません。利用開始の案内には最初の接続方法と完了後の連絡方法も加え、配布して終わりにせず、社員が使い始められたかまで確認することが大切です。

社員への配布に向けて、法人スマホをお得に導入しませんか?

社員へ配布するスマホや回線の手配は、OFFICE110が承ります。法人向けのお得な料金プランを1台から契約でき、複数台ならさらにお得な条件での導入が可能です。全国に対応し、最短即日での納品にも対応していますので、配布予定の台数や希望時期をお気軽にご相談ください。

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スマホのキッティングにかかる費用と期間

キッティングで行う作業が分かったら、次に気になるのは費用と準備にかかる時間でしょう。社内で対応するか、外注するかを考えるうえでも、どの程度の予算と日数が必要かを把握しておきたいところです。

ここでは、外注サービスの料金・納期を例に、追加料金が発生する作業と、社員への配布に間に合わせるための日程の考え方を解説します。

外注費用の例と追加料金がかかる作業

公開されている料金例では、日立ケーイーシステムズの基本料が1台900円〜(税抜)、SPPMの基本推奨プランが1台3,080円(税込)です。ただし、料金に含まれる作業や利用条件も、金額とあわせて確認することが大切です。

提供元・基本料金含まれる作業・利用条件別料金になる作業・配送
日立ケーイーシステムズ
スマホ・タブレット
900円〜/台(税抜)
  • 開梱・梱包
  • 初回起動時の設定、またはバックアップからの復元(復元はiOS限定)
  • 個別設定(ネットワーク・メール等):
    各150円〜/台
  • アプリの追加:150円〜/アプリ
  • SIMカードの挿入・通信確認等:500円〜/台
  • 輸送:900円〜/梱包した箱1箱
いずれも税抜
SPPM
基本推奨プラン
3,080円/台(税込)
  • 設定内容:提供元の推奨設定。変更できる項目には制限あり
  • 利用条件:端末管理サービス(MDM)のSPPM3.0向け。キッティングだけの契約は不可
  • 送料:おおよそ700円/台(税込)。発送先の場所・数によって変わるため見積もり
  • フルカスタマイズプラン:設定内容を自由に指定する場合は都度見積もり

出典:日立ケーイーシステムズの料金表、SPPMのキッティング代行(2026年10月20日確認)。各社の料金例であり、OFFICE110の提供価格や一般的な相場を示すものではありません。

こうした料金の違いを踏まえ、自社で見積もりを取る際は、次の3点を確認しましょう。

見積もりで確認したい3つのポイント
  • 必要な作業の費用がすべて含まれているか
    表の設定・配送費に加え、設定手順書の作成や事前検証、管理ラベル・付属品の取付けなどが別料金になる場合があります。部署別の設定やアプリの動作確認も含め、依頼する作業と料金の範囲を明確にしておくことが大切です。
  • 導入後もサービス利用料がかかるか
    MDMや有料の業務アプリを利用する場合は、設定作業の料金とは別に、サービス自体の初期費用・月額・年額料金にも注意が必要です。使い続ける間の支払いは、導入時の費用と分けて予算に含めます。
  • 同じ依頼内容で、配布までにかかる総額を比べているか
    複数社から見積もりを取る際は、台数・作業内容・配送先をそろえることが比較の前提です。基本料金の安さだけで決めず、必要な設定と配送まで含めた支払額を判断材料にしてください。

社員への配布日までに確保したい準備期間

キッティングの準備期間は、端末や設定情報をそろえるところから、設定・動作確認を経て社員へ渡すまでを見込んでおく必要があります。外注する場合も、設定作業に加えて、配送や届いた端末を確認する時間が必要です。

納期の一例として、SPPMのキッティング代行では30台程度で約1週間を目安としています(繁忙期・閑散期を除く)。ただし、申し込み後からなのか、端末を預けてからなのか、配送の日数も含むのかは明記されていないため、依頼時に確認が必要です。

こうした納期の目安を踏まえ、実際の日程は社員が使い始める日から逆算して決めます。配布前に必要な準備を、次の4つの期限に分けると整理しやすくなります。

利用開始日から逆算して決める4つの期限
  1. 社員へ渡す日
    本人の初回ログインや認証が必要な場合は、その操作を済ませて使い始められるように配布日を決める。
  2. 各拠点で受け取る日
    台数・付属品・動作を確認する時間を見込み、出荷日ではなく到着日を外注先と確認する。
  3. 全台の設定を終える日
    到着日に間に合うよう、梱包・配送の日数も含めて外注先と調整する。社内で作業する場合も、担当者が確保できる作業時間を踏まえて設定完了日を決める。
  4. 端末・設定に必要な情報をそろえる日
    作業開始前に端末、設定項目、必要なアカウントを用意する。事前検証で問題が見つかった場合の修正・再確認の時間も確保する。

外注する場合は、社員が使い始める日と依頼内容を伝え、希望日までに納品できるか、社内で必要な準備を間に合わせられるかを確認しましょう。端末の用意から社員への配布まで、双方が対応できる日程に調整しておくことが大切です。

キッティングは自社で行う?外注する?判断のポイント

キッティングを自社で行うか迷ったら、まずは社内の担当者が、必要な設定と動作確認を配布日までに終えられるかを考えます。台数が少なくても、通常業務と並行して準備する時間が取れなければ、外注を検討する理由になります。

ただし、外注しても社内の準備や確認がすべて不要になるわけではありません。ここでは、自社の体制に合う方法の選び方と、外注先へ依頼する前に確認したい内容を解説します。

社内対応と外注を比較するポイント

社内対応と外注を選ぶ目安は、必要な知識と作業時間を社内で確保できるかどうかです。設定方法が分かっていても、期限までに全台の作業を終えられなければ、外注も選択肢になります。今後の入社や故障による追加配布も含め、次の4つの観点で自社の状況を整理できます。

比較する観点社内対応を検討しやすい状況外注を検討したい状況
担当者の時間設定・動作確認・配布後の質問対応まで、担当者が時間を確保できる通常業務との兼務で、必要な作業時間を確保しにくい
設定に必要な知識必要な設定と手順が決まっており、担当者が作業・確認できるMDMの設定や部署ごとの設定の違いなど、社内だけでは対応が難しい作業がある
配布期限・配送先社内の人員で設定から発送まで進め、配布日に間に合わせられる一括導入や複数拠点への発送を、期限までに終える人手が足りない
入社・故障時の追加配布追加端末を設定する担当者と手順を継続して確保できるその都度担当者を確保するのが難しく、継続して依頼できる外注先が必要

費用の面では、外注費だけでなく、社内で作業する時間と通常業務への影響も含めて比べることが大切です。社内対応にも準備・設定・確認にかかる人件費があり、外注する場合も、依頼内容をまとめる時間や納品後の確認は必要です。外注でどの作業を減らせるのかまで見ると、支払う費用に見合うかを判断しやすくなります。

また、すべての作業を外注する必要はなく、設定する内容は社内で決め、端末への設定作業を依頼する方法もあります。外注先が対応できる範囲に応じて、たとえば次のような分担が可能です。

社内と外注先で分担する例
  • 社内:使い方を決め、設定に必要な情報を用意する
    使うアプリ、社員が閲覧・編集できる情報の範囲、画面ロックなどのルールを決め、ログイン用IDを用意する。
  • 外注先:端末の設定から配送までを行う
    決めた手順に沿って設定・動作確認を行い、管理ラベルの貼付、梱包、指定先への配送を担当する。
  • 社内:納品内容を確認し、社員の利用開始を支援する
    作業報告と届いた端末を確認し、本人の初回ログインなどを案内する。利用開始後の質問を受ける社内窓口も用意する。

一方、どの設定が必要かを決める段階から支援が必要なら、端末の操作代行だけでなく、設定内容の相談にも対応できる外注先を選ぶことが重要です。決まった作業を任せたいのか、設定方法から相談したいのかによって、探すサービスも変わります。

外注先に確認する作業範囲・情報管理・納品後の対応

キッティングを外注する際は、外注先が完了させる作業と、納品後に自社で行う作業を明確にしておくことが大切です。「アプリの設定込み」でも、インストールまでなのか、実際に使えることの確認まで含むのかで、社内に残る作業は変わります。

たとえば顧客管理アプリなら、外注先が導入と起動を確認し、社員本人のログインや顧客情報の閲覧確認は社内で行う分担も考えられます。こうした作業の区切りに加え、預ける端末・情報の管理と、納品後に困ったときの対応も依頼前の確認事項です。

外注先へ依頼する前に確認したい4つの項目
  • どの端末に、どこまで作業してもらえるか
    対応する機種・OS、購入済み端末の持ち込み可否、設定・動作確認・管理ラベル貼付・梱包の範囲を確認する。配送は一括納品か各拠点への直送かも決める。
  • 作業が完了したことを何で確認できるか
    端末ごとの作業報告やチェック表を受け取れるか確認する。社員本人の操作など未完了の項目も分かる形で残し、納品時は自社の確認結果と照合する。
  • 預けた端末や情報をどう管理するか
    端末の保管・持ち出し管理に加え、誰がどのデータやログイン情報を扱い、作業後にどう削除・返却するかを確認する。渡す情報は必要なものに絞り、本人の認証は社員が行う方法も相談する。
  • 納品後、どの相談に対応してもらえるか
    設定漏れの修正・端末故障・操作の質問について、窓口、対応期間、有料になる範囲を確認する。入社や故障時の追加端末も、継続して依頼できるかを確かめる。

任せる範囲が決まったら、社内に残る準備・確認・社員への案内にも、担当者と対応時期を決めておくことが大切です。外注先から端末が届いた後に「誰も確認していない」「社員へ使い方を案内できない」とならないよう、納品後に社内で行う作業も、配布までの予定に組み込んでおきましょう。

法人スマホの導入・入れ替えはOFFICE110へ

法人携帯の導入・見直しならOFFICE110にご相談ください

キッティングの準備とあわせて社員用スマホの導入・入れ替えも進めるなら、「端末や回線はできるだけ安くそろえたい」「設定作業に間に合うよう、必要な台数を受け取りたい」とお考えではないでしょうか。OFFICE110なら、法人向けの料金プランや特典を活用し、端末代と毎月の通信費を抑えて契約できます。

OFFICE110で社員用スマホをお得に導入できる理由
  • 法人向けのお得な料金プランを、1台から契約できる
    少数台の導入でも法人向けプランを利用でき、毎月の通信費を抑えられます。
  • 複数台の導入はさらにお得。端末割引・キャンペーンも活用できる
    契約台数や新規・乗り換えなどの条件に応じた特典をご案内。通信費だけでなく、スマホ本体の購入費用も抑えた導入をご提案します。
  • 全国対応で、キッティングの予定に合わせて端末の手配を相談できる
    設定・動作確認を始めたい時期に合わせ、必要台数や在庫、契約条件を確認して納品日程をご案内します。
  • 契約後も継続サポート。追加導入や入れ替えも相談できる
    社員が増えた際の回線追加や端末の買い替えも、同じ窓口で対応します。

「社員10人分のスマホと回線をそろえると、いくらかかる?」「来月の配布に向けて、今から端末を手配できる?」といった段階からのご相談も歓迎です。端末代・月額料金のお見積もりと、納品時期のご相談は無料ですので、機種やプランが決まっていなくても、お気軽にお問い合わせください。

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法人スマホのキッティングに関するよくある質問

法人スマホのキッティングについて、担当者が迷いやすい疑問にお答えします。
購入済みの端末を使いたい方や、少数台の外注を検討している方も、自社の状況に合わせてご確認ください。

キッティングと初期設定・セットアップは何が違いますか?

キッティングは、端末の初期設定だけでなく、業務アプリの導入や動作確認、社員への配布準備まで含む作業を指すことが一般的です。
ただし、「初期設定」「セットアップ」との呼び分けや作業範囲は、サービスによって異なります。
外注する際は、サービス名だけで判断せず、必要なアプリの導入や動作確認まで依頼できるか、見積もりの作業項目で確かめることが大切です。

スマホのキッティングにMDMは必須ですか?

1台ずつ通信設定やアプリの導入を行うだけなら、MDMは必須ではありません。
一方、複数のスマホへ同じ設定をまとめて反映したり、配布後も会社がアプリやセキュリティ設定を管理したりする場合には、MDMが役立ちます。
導入を迷っている方は、法人携帯のMDM管理について解説した記事を参考に、配布後に必要な管理と、利用する端末で使える機能を確認してください。

購入済みのスマホでも自動登録できますか?

購入済みのスマホでも利用できる場合がありますが、機種・購入先・管理サービスの条件を満たす必要があります。
iPhoneとAndroidでは登録方法が異なり、購入後に会社の管理対象へ追加できるケースもあれば、対応する販売店からの購入が必要なケースもあります。
自動登録の仕組みと利用条件を参考に、機種・OS・購入先を管理サービスの窓口へ伝え、登録の可否や初期化の必要性を確認してから進めてください。

数台だけでもキッティングを外注できますか?

はい、1台からキッティングを受け付けるサービスもあります。
ただし、最低台数や利用条件は依頼先によって異なり、SPPMのキッティング代行は1台から利用できる一方、キッティングだけの単体契約はできません。
少数台でも送料や最低料金がかかる場合があるため、希望する台数・作業内容を伝え、必要なサービス契約も含めた総額を確認することが大切です。

外注すれば、社員は何も設定せずに使えますか?

外注しても、社員本人のログインや認証など、配布後の操作が残る場合があります。
たとえば顧客管理アプリをインストール済みでも、利用する社員が自分のIDでログインする必要があるケースです。
外注先には社員が行う操作と利用開始までに必要な確認を聞き、配布時に操作手順と問い合わせ先を案内しておくと、社員も迷わず使い始めやすくなります。

社員にスマホを再配布するときも、キッティングは必要ですか?

はい、使う社員が変わるときも、必要なアプリや閲覧権限、通信・セキュリティ設定の見直しが必要です。
引き継ぐデータを整理し、前の利用者の不要なデータやログイン情報を残さず渡せるようにしたうえで、端末の管理記録も更新します。
初期化や再登録の要否は管理担当者が提供元の手順で確認し、配布前には新しい利用者が必要なアプリや機能を使えるかを確かめてください。

まとめ|設定内容と担当を決め、社用スマホの配布を進めよう

法人スマホのキッティングは、端末の設定だけでなく、動作確認や社員への引き渡しまでを含む準備です。会社のセキュリティ方針に沿って、社員が必要な機能を使える状態に整えることで、設定漏れや配布後の手戻りを減らせます。

社員への配布をスムーズに進めるために、次の4点を押さえておきましょう。

法人スマホのキッティングで押さえておきたい4つのポイント
  • 必要な設定と担当者を決める
    配布する台数・部署・利用開始日を整理し、アプリやセキュリティの設定内容、準備・作業・確認の担当を決める。
  • 少数の端末で試してから、全台の設定を進める
    手作業・自動設定の方法を選び、機種や部署を代表する端末で、通信や業務アプリが実際に使えるか確認する。
  • 費用と日程は、準備から配布までを含めて考える
    外注は基本料金だけでなく、必要な作業・配送を含む総額で比較。社内の準備や、届いた端末を確認する時間も予定に組み込む。
  • 作業の完了を確かめ、使い始め方を社員へ伝える
    端末ごとの作業結果と配布先を記録し、本人が行うログイン・認証の手順や、困ったときの問い合わせ先を案内する。

社内対応と外注のどちらがよいかは、台数だけでは決まりません。担当者の知識や確保できる時間、配布期限に合わせて、無理なく進められる方法を選ぶことが大切です。社内で設定内容を決め、対応できる外注先へ端末の設定作業を任せるなど、必要に応じて分担する方法もあります。

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