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法人携帯でもeSIMを利用したいものの、「法人名義で契約できる?」「どの携帯会社が対応している?」「今の物理SIMから変更できる?」と気になる方も多いでしょう。結論からいうと、eSIMは法人名義でも契約でき、新規契約・MNP・物理SIMからの切り替えにも利用できます。
ただし、法人契約では個人契約と同じ方法で手続きできるとは限りません。申し込み窓口や物理SIMからの変更方法、機種変更・故障時の再発行、eSIMクイック転送の可否などは、キャリアや契約内容によって異なります。契約時だけでなく、端末を入れ替えるときやトラブルが起きたときにどう対応するかまで確認しておくことが、法人でeSIMを選ぶうえでは大切です。
本記事では、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・ワイモバイルの法人eSIM対応状況や主な料金プランを比較し、新規契約やMNP、物理SIMからの切り替え方法、導入時の注意点を解説します。自社の運用にはeSIMと物理SIMのどちらが合うのかを判断する際の参考にしてください。
この記事の目次
監修者
旗島 洸司(はたしま こうじ)
保有資格: ソフトバンククルー/ドットコムマスター/ITパスポート
OFFICE110にて21年以上にわたり法人向け通信インフラの導入を支援。ソフトバンク・NTT西日本で全国2位の営業実績を持ち、業界のスペシャリストとして活躍する。特に法人携帯の分野では、提案力とサポート力を強みに、500超えの企業から支持されている。
法人でもeSIMは契約できますが、選ぶ際に見るべきなのは「契約できるか」だけではありません。端末の対応状況や物理SIMとの違い、機種変更時の手続きまで把握しておかないと、導入後に想定外の手間が発生することがあります。
契約前に押さえたいのは、「法人名義で利用できるか」「物理SIMと何が違うか」「法人契約特有の手続きがあるか」の3点です。まずは、この3つからeSIMの基本を整理します。
法人契約でも、新規契約・MNPのほか、対応する契約では物理SIMからeSIMへの切り替えが可能です。2026年8月時点では、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・ワイモバイルなどが法人向けeSIMに対応しています。
利用するには、契約する携帯会社が法人向けeSIMに対応していることに加え、スマートフォン自体もeSIM対応機種であることが必要です。どちらか一方だけが対応していても、法人回線をeSIMで利用することはできません。
そのため、これから法人スマホを新しく導入する場合や一斉に端末を更新する場合も、eSIM対応端末と法人回線を最初から組み合わせて導入できます。物理SIMから切り替える場合だけでなく、新規導入時からeSIMを選択肢に含められます。
eSIM(Embedded SIM)とは、スマートフォンなどの端末にあらかじめ組み込まれているSIMのことです。従来の物理SIMのようにカードを挿入するのではなく、契約した回線情報である「eSIMプロファイル」を端末へダウンロードして利用します。
eSIMと物理SIMは、どちらも携帯電話回線を利用するためのSIMです。SIMの種類によって通信品質や電波のつながりやすさが変わるわけではなく、主な違いは回線情報の設定方法や機種変更時の扱いにあります。
また、利用する端末によってはSIMの種類を自由に選べません。たとえばiPhone 17は物理SIMに対応していないため、携帯回線を利用するにはeSIMが必要です。このような端末を法人で導入する場合は、契約するキャリア側も法人eSIMに対応していることが前提になります。
法人でeSIMを利用する際に注意したいのが、個人契約で利用できるeSIMの移行方法や手続きが、法人契約でもそのまま使えるとは限らないことです。
たとえばauでは、対応するiPhone・iPad間でeSIMを移行する「eSIM転送」を提供していますが、法人契約では利用できません。ソフトバンクでも、レンタル契約や一部の法人向けサービスではeSIMクイック転送を利用できません。
ドコモでも、法人契約のeSIMを再発行する場合は、NTTドコモビジネスの営業担当者またはドコモショップへの問い合わせが案内されています。eSIMに対応しているキャリアでも、法人契約では利用できる機能や手続き方法が異なるため、個人向けの案内だけを見て判断しないことが重要です。
法人向けeSIMは、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・ワイモバイルなどで利用できます。ただし、キャリアによって違いが出るのは、eSIMを契約できるかどうかだけではありません。
新規・MNPだけでなく、物理SIMからの変更や機種変更、eSIMクイック転送まで含めて比較することが重要です。特に端末を入れ替える機会がある法人では、契約後にどの方法でeSIMを移行できるかまで確認しておきましょう。
○:対応 △:契約内容・申し込み窓口などによって利用可否が異なる ×:法人契約では利用不可 要確認:法人向け公式情報では一律の対応可否を確認できない項目 ※2026年8月時点の各社公式情報をもとに整理しています。利用できる手続きは端末・契約内容・申し込み窓口などによって異なります。
ドコモでは法人名義でもeSIMを利用でき、新規契約のほか、現在利用している物理SIMからeSIMへの変更にも対応しています。eSIM対応端末であれば、新しく法人回線を契約する場合だけでなく、既存のドコモ回線をeSIMへ切り替えて利用することも可能です。
物理SIMからeSIMへの変更や、機種変更・故障などに伴うeSIMの再発行では、法人契約向けの手続きが必要です。法人契約でeSIMを再発行する場合は、NTTドコモビジネスの営業担当者またはドコモショップへの問い合わせが案内されています。
また、ドコモでは対応するiPhone間で利用できる「eSIMクイック転送」を提供していますが、法人契約について一律の利用可否は公式情報で明示されていません。機種変更を予定している場合は、現在の法人回線でクイック転送を利用できるか、再発行が必要になるかを事前に確認してください。
auでは法人契約でもeSIMを利用でき、新規契約やMNPのほか、機種変更・SIM再発行にも対応しています。現在auの法人回線を利用している場合も、契約内容や端末が対応していれば、eSIMへの変更や新しい端末での再設定が可能です。
ただし、機種変更時のeSIM移行には注意が必要です。auでは対応するiPhone・iPad間でeSIMを移行できる「eSIM転送」を提供していますが、法人契約ではeSIM転送を利用できません。
そのため、auの法人eSIMで端末を変更する場合は、個人契約のように端末間でそのままeSIMを転送するのではなく、法人契約に対応したeSIMの再発行・開通手続きで新しい端末へ回線を移すことになります。
ソフトバンクでは法人契約でもeSIMを利用でき、新規契約・MNP・機種変更のほか、現在利用しているUSIMカードからeSIMへ切り替えることも可能です。すでにソフトバンクの法人回線を使っている場合も、対応端末へ変更するタイミングなどでeSIMを選べます。
設定方法は、QRコードからeSIMプロファイルをダウンロードする「QRコード方式」と、対応端末へ設定情報を配信する「自動ダウンロード方式」の2つです。どちらを使うかは申し込み内容によって変わるため、案内された手順に沿って設定・開通を進めましょう。
機種変更では、eSIMクイック転送を使えるかどうかも確認しておきたいポイントです。レンタル契約中の回線や一部の法人向けサービスでは、eSIMクイック転送を利用できません。対象外の場合は新しい端末への移行方法を確認し、必要に応じてeSIMを再発行してください。
楽天モバイルでは法人契約でもeSIMを利用でき、新規契約・MNPのほか、現在の物理SIMからeSIMへ切り替えることもできます。物理SIMからの変更やeSIMの再発行は、「my 楽天モバイル Office」から手続き可能です。
機種変更時は注意が必要で、楽天モバイルの法人契約ではeSIMクイック転送を利用できません。eSIMを利用している端末を変更する場合は、新しい端末用にeSIMを再発行して回線を移します。
また、楽天モバイル法人には、契約中の回線に対する通常の「機種変更手続き」がありません。新しい端末を用意したうえで、物理SIMならカードを差し替え、eSIMなら再発行する流れとなるため、端末を変更するときは利用中のSIMに合わせて手続きを進めましょう。
ワイモバイルでは法人契約でもeSIMを利用でき、法人オンラインストアでは新規・追加・MNPを申し込めます。eSIMのみの契約にも、対応端末と回線をセットで申し込む方法にも対応しているため、導入方法に合わせて選べます。
一方、契約後の手続きは利用する窓口によって異なります。たとえば法人ダイレクトでは機種変更を申し込めますが、法人オンラインストアは新規・追加・MNPが中心です。機種変更を予定している場合は、現在の契約に対応した手続き窓口を確認しておきましょう。
また、端末レンタルサービスの利用回線や、法人ダイレクト・法人オンラインストアで契約した回線ではeSIMクイック転送を利用できません。物理SIMからeSIMへの変更についても、法人向け公式情報では一律の手続きが案内されていないため、切り替えたい場合は契約窓口への確認が必要です。
ドコモ: NTTドコモビジネス「法人向けモバイル お見積り・お申し込み」、 NTTドコモ「eSIMについて」、 NTTドコモ「eSIMクイック転送について」 au: KDDI「eSIM 開通のお手続き」、 au「現在利用しているSIMカードをeSIMに変更する方法」、 au「eSIM転送ができない場合の対処方法」 ソフトバンク: ソフトバンク「法人向け eSIMサポート」、 ソフトバンク「QRコード方式」、 ソフトバンク「自動ダウンロード方式」 楽天モバイル: 楽天モバイル法人「SIM・eSIM」、 楽天モバイル法人「eSIMの再発行手続き手順」、 楽天モバイル法人「eSIMクイック転送に対応していますか」 ワイモバイル: ワイモバイル「eSIMならワイモバイル法人」、 ワイモバイル「法人ダイレクトでのご契約手続き」、 ワイモバイル「法人オンラインストア」
法人でeSIM対応スマホを契約する場合の月額料金は、キャリアや料金プランによって異なります。データ通信が少ない端末向けの小容量プランから、Web会議やテザリングにも使いやすい大容量・無制限プランまで、各社で選べる内容はさまざまです。
2026年8月時点の主なプランを見ると、楽天モバイルは3GB月額2,178円~と低料金で、ワイモバイルは複数回線の契約で法人向け割引を利用できます。ドコモには国内通話無料の法人向けプランがあり、au・ソフトバンクも小容量から無制限まで選択可能です。料金だけでなく、通話量やデータ使用量、契約回線数に合わせて比較しましょう。
※料金・プラン内容は2026年8月時点です。記載料金は割引適用前を基本とし、ワイモバイルは法人契約割引3の適用例も併記しています。割引・オプション・契約条件などによって実際の支払額は異なります。
出典: NTTドコモ「ドコモ Biz かけ放題 提供条件書」「ドコモ Biz データ無制限 提供条件書」、 KDDI「スマホミニプラン+ 5G/4G」「使い放題MAX+ 5G/4G」「auバリューリンクプラン」、 ソフトバンク「料金プラン・割引」「ミニフィット2」「テイガク無制限」、 楽天モバイル法人「料金プラン」、 ワイモバイル「シンプル3 S/M/L」「法人契約割引3」
▼ 法人携帯4社の料金プランやおすすめを詳しく比較したい方はこちら
法人でeSIMを契約・変更する方法は、現在の契約状況や端末を入れ替えるかどうかによって異なります。新しく回線を契約する場合と、すでに利用している法人回線をeSIMへ切り替える場合では、必要な手続きや確認ポイントも同じではありません。
ここでは、「新規・追加契約」「MNP」「物理SIMからeSIMへの切り替え」「機種変更・故障」の4つのケースに分けて、eSIMを契約・変更する基本的な流れと注意点を整理します。
法人携帯を新規契約・追加する場合は、利用するキャリアと端末の両方がeSIMに対応していれば、申し込み時にeSIMを選べます。手元のeSIM対応端末を使って回線のみ契約する場合と、端末も新しく導入して回線とセットで申し込む場合があるため、まずは利用する端末と必要な回線数を決めておきましょう。
ここで押さえておきたいのは、eSIMを選んでも、法人契約に必要な確認や審査がなくなるわけではないことです。法人確認書類や担当者の本人確認書類など、契約に必要なものはキャリアや申し込み窓口によって異なるため、事前に確認しておくとスムーズに進められます。
審査後は、QRコードや自動ダウンロードなど、キャリアから案内された方法でeSIMプロファイルを設定します。ダウンロードにはWi-Fiなどの通信環境が必要です。複数回線をまとめて追加する場合は、電話番号・利用者・端末・eSIMの設定情報をあらかじめ紐付けてから作業すると、取り違えを防ぎやすくなります。
現在の電話番号をそのまま使いたい場合は、MNPで乗り換えを申し込み、乗り換え先でeSIMを選択します。電話番号を変えずに、他社の法人回線へeSIMで乗り換えることが可能です。
eSIMでのMNPでは、プロファイルを端末へ設定しただけでは、乗り換えが完了しない場合があります。乗り換え先で回線切り替えを行うことで旧回線から新回線へ移行するため、案内された開通手順まで完了させましょう。
MNP予約番号が必要かどうかも、キャリアや申し込み方法によって異なります。予約番号を取得して申し込む場合は有効期限があるため、法人確認書類や契約情報などを先に準備してから取得するとスムーズです。
また、回線切り替え中は一時的に通話・通信を利用できないことがあります。複数回線をまとめて乗り換える場合は、業務への影響が少ない時間帯に切り替える、回線ごとに順番に開通するなど、切り替えの進め方も決めておくと安心です。
現在の法人回線をそのまま使いたい場合も、キャリア・契約・端末が対応していれば、電話番号を変えずに物理SIMからeSIMへ切り替えられます。MNPや新規契約ではなく、今使っている回線のSIMをeSIMへ変更する手続きです。
特に法人契約で確認しておきたいのが、申し込み窓口です。物理SIMからeSIMへの変更を、オンラインだけで完結できるとは限りません。楽天モバイル法人では「my 楽天モバイル Office」から手続きできますが、ドコモの法人回線ではNTTドコモビジネスの営業担当者またはドコモショップへの問い合わせが案内されています。
また、eSIMプロファイルの設定にはWi-Fiなどの通信環境が必要です。業務で使用中の端末を切り替える場合は、設定作業を行う時間と通信環境を確保し、通話・SMS・モバイル通信が正常に使えることまで確認してから運用を再開しましょう。
機種変更や故障で端末を入れ替える場合、eSIMは物理SIMのようにカードを抜いて新しい端末へ差し替えることができません。eSIMクイック転送を利用するか、新しい端末用にeSIMを再発行して回線を移します。
どちらの方法を使えるかは、キャリアや法人契約の内容によって異なります。たとえば楽天モバイル法人ではeSIMクイック転送を利用できず、ソフトバンク法人でもレンタル契約や一部の法人向けサービスは対象外です。クイック転送を使えない場合は、契約先の窓口や管理画面からeSIMを再発行しましょう。
故障や紛失で旧端末を操作できない場合も、eSIMの再発行が必要になることがあります。特に業務用スマホをすぐ復旧させたい場合は、あらかじめ再発行の窓口や手順を確認しておくとスムーズです。
旧端末を操作できる場合も、新しい端末への移行が完了する前にeSIMプロファイルを削除しないでください。一度使用したQRコードを再利用できず、再発行が必要になるケースがあります。新端末で通話・SMS・モバイル通信を確認してから、旧端末側のeSIMを削除しましょう。
※eSIMの申し込み・設定・再発行方法は、契約内容や端末、申し込み窓口によって異なる場合があります。 出典: NTTドコモ「eSIMについて」、 KDDI「eSIM 開通のお手続き」、 ソフトバンク「法人向け eSIMサポート」、 ソフトバンク「QRコード方式」、 楽天モバイル法人「eSIMの再発行手続き手順」
eSIMには、物理SIMのようなカードを使わないからこそのメリットがあります。法人携帯では1台だけでなく複数の端末をまとめて導入・管理することも多いため、SIMの管理方法や端末の運用にどのような違いが出るかを確認しておくことが大切です。
特に法人利用では、SIMカードの管理負担やセキュリティ、複数回線の使い分け、端末への回線設定といった場面でeSIMの特徴を活かせます。ここからは、法人携帯でeSIMを利用する4つのメリットを具体的に見ていきましょう。
eSIMには取り外せるSIMカードがないため、カードの配布・回収・保管や、端末への抜き差しといった物理的な作業を減らせます。複数台を扱う法人では、SIMカードの所在確認や端末との照合、紛失・取り違えへの対応も減るため、導入や端末入れ替え時の管理負担を抑えられるのがメリットです。
たとえば50台の法人スマホを準備する場合、物理SIMでは50枚のカードを正しい端末と照合して挿入・配布する必要がありますが、eSIMならSIMカード50枚の仕分け・挿入・保管といった作業が発生しません。
端末の追加や入れ替えが多い企業ほど、こうした違いは大きくなります。回線と端末・利用者の紐付け管理は残るものの、SIMカードという現物を扱わなくてよいぶん、運用をシンプルにできます。
eSIMは端末に組み込まれているため、SIMカードだけを紛失したり、第三者に抜き取られたりすることがありません。物理SIMのようにカードだけを別のスマートフォンへ挿し替え、電話番号やSMSを不正利用されるリスクを防げるのがセキュリティ面でのメリットです。
また、端末そのものを紛失・盗難された場合でも、eSIMだけを取り外して別の端末へ移すことはできません。そのため、SIMカードだけを持ち出されて、会社の電話番号やSMSを別端末で使われるといったリスクを減らせます。
特に、業務用アカウントの本人確認などでSMSを利用している場合は、電話番号の管理も重要です。端末のロックや紛失時の回線停止とあわせて運用することで、法人携帯の紛失・盗難時に不正利用されるリスクを抑えやすくなります。
eSIM対応のデュアルSIM端末なら、1台のスマートフォンに複数の回線を設定し、用途に合わせて使い分けられます。たとえば業務用と個人用の電話番号を1台にまとめたり、通話用とデータ通信用で異なる回線を使ったりすることが可能です。
法人利用では、1人で複数の電話番号を使う場合や、業務によって回線を分けたい場合に便利です。回線ごとにスマートフォンを用意しなくてもよいため、2台持ちによる端末の持ち運びや充電、管理の負担を減らせます。
また、iPhoneでは物理SIMとeSIMを組み合わせる方法だけでなく、iPhone 13以降の対応モデルなら2つのeSIMを使ったデュアルSIMにも対応しています。eSIM専用端末を導入する場合でも、対応機種であれば1台で複数回線を使い分けられるのがメリットです。
eSIMは回線情報をデジタルで端末へ設定するため、契約方法によってはSIMカードの配送や受け取りを待たずに開通準備を進められます。たとえばソフトバンク法人では、QRコード方式に加えて、対応端末へeSIMプロファイルを配信する「自動ダウンロード方式」も用意されています。
さらに、対応する端末・通信事業者・デバイス管理環境を組み合わせれば、管理者側からeSIMの設定を進めることも可能です。Appleの企業向け管理機能では、eSIMのインストールやユーザーによる追加・削除の制限にも対応しているため、多数の法人スマホを導入する場合でも、従業員一人ひとりに設定を任せず管理しやすくなります。
特に、複数拠点へ端末を配布する場合や、まとまった台数を一斉に導入する場合は、こうした仕組みを活用することで設定作業の負担を抑えられます。ただし、利用できる設定方法はキャリアや端末、管理環境によって異なるため、自社の契約で対応しているか事前に確認しておきましょう。
出典: Apple「AppleデバイスでeSIMを使用するための準備をする」、 Apple「eSIMでデュアルSIMを活用する」、 Apple「iPhone 17 – 技術仕様」、 ソフトバンク「法人向け eSIMサポート」、 GSMA「A Guide to eSIM Architectures」
eSIM対応スマホの法人契約・乗り換えもOFFICE110へ
OFFICE110では、ソフトバンク・au・NTTドコモ・ワイモバイルの主要4キャリアをまとめて比較し、自社の使い方に合うeSIM対応スマホと法人回線をまとめて導入できます。「eSIMと物理SIMのどちらを選ぶべきか分からない」という段階から無料でご相談・お見積もりいただけますので、お気軽にお問い合わせください。
eSIMはSIMカードの管理を減らせる一方、設定方法や端末交換時の対応は物理SIMと異なります。対応端末や通信環境に加えて、法人契約ではキャリアや契約内容によって利用できる手続きが変わるため、導入前に確認しておきたい点があります。
特に法人で導入する場合は、契約時の設定だけでなく、複数台への登録方法や機種変更・故障時の復旧方法まで確認しておくことが大切です。ここでは、eSIMを導入する前に押さえておきたい5つのデメリット・注意点を解説します。
eSIMを利用するには、スマートフォン自体がeSIMに対応していることが前提です。新しい端末なら対応機種を選べますが、現在使っている社用スマホをそのまま利用する場合は、機種ごとに対応状況を確認しなければなりません。
また、見落としやすいのが故障時に使う予備端末です。メイン端末がeSIM対応でも、交換先の予備機が非対応なら、その端末へeSIM回線を移すことはできません。既存端末を流用する場合や予備機を用意している法人は、実際に交換で使う端末まで含めて確認しておきましょう。
eSIMはプロファイルを端末へダウンロードして設定するため、Wi-Fiなど、設定に使えるインターネット接続を別途確保する必要があります。物理SIMのようにカードを挿入するだけでは、回線を使える状態になりません。
オフィス内で設定するなら大きな問題になりにくいものの、従業員の自宅や外出先、Wi-Fiのない拠点へ端末を直接送る場合は要注意です。受け取った場所で通信環境を用意できなければ、そのまま開通作業を進められないため、端末の配送先とあわせて「どこで初期設定するか」まで決めておくとスムーズです。
eSIMの設定に使うQRコードやプロファイルは、再利用できない場合があります。そのため、誤った端末へeSIMを登録したり、必要なプロファイルを削除したりすると、再発行が必要になることもあります。
特に複数台をまとめて設定するときは、回線と端末の取り違えに注意が必要です。たとえば20台を一斉に開通する場合、電話番号と利用者、設定する端末が整理されていないと、別の端末へeSIMを登録してしまう可能性があります。
再発行になると、その回線だけ開通が遅れ、端末の配布予定にも影響しかねません。複数台を設定する際は、電話番号・利用者・端末・eSIMの設定情報を1回線ずつ紐付けてから作業すると、取り違えを防ぎやすくなります。
物理SIMは、端末が故障してもカードを予備機へ差し替えて回線を移せる場合があります。一方、eSIMではeSIMクイック転送を利用するか、新しい端末用にeSIMを再発行する手続きが必要です。
さらに法人契約では、クイック転送を利用できないケースがあります。楽天モバイル法人はeSIMクイック転送に対応しておらず、ソフトバンク法人でもレンタル契約や一部の法人向けサービスは対象外です。そのため、契約によっては端末が故障しても、物理SIMのように予備機へ差し替えてすぐ復旧できません。
業務用スマホを止めたくない場合は、予備端末を用意するだけでなく、故障時にクイック転送を使えるのか、再発行ならどこから申し込むのかまで事前に確認しておきましょう。
法人スマホをMDMで管理している場合は、eSIMの設定と端末制限を適用する順番にも注意が必要です。eSIMに関する設定変更をMDMで制限した状態では、プロファイルを正常にダウンロードできない場合があります。
実際にソフトバンク法人では、MDMで「eSIM設定を変更」を制限している場合、eSIMをダウンロードできないと案内しています。複数台を一斉にキッティングするなら、たとえばeSIMの設定・開通を済ませてから必要なMDM制限を適用するなど、作業する順番をあらかじめ決めておくと安心です。
特に管理者が複数いる場合は、人によって設定順序が変わらないよう、eSIMの開通からMDM適用までを社内のキッティング手順として統一しておくと運用しやすくなります。
▼ 法人携帯をMDMで一括管理する方法や導入時のポイントはこちら
出典: KDDI「eSIM 開通のお手続き」、 au「eSIM転送ができない場合の対処方法を知りたい(iPhone/iPad)」、 ソフトバンク「法人向け eSIMサポート」、 ソフトバンク「自動ダウンロード方式」、 ワイモバイル「商品到着後のご対応」
法人携帯でeSIMと物理SIMのどちらが適しているかは、端末の導入方法や交換頻度、SIMカードの管理方法によって変わります。特に判断材料になるのが、「端末を新規・一斉更新するか」「SIMカードの管理を減らしたいか」「故障時に予備端末へすぐ回線を移したいか」の3点です。
新規導入や一斉更新を機にSIMカードの管理負担を減らしたいならeSIM、現在の端末・物理SIMを活かしながら端末交換のしやすさを重視するなら物理SIMが有力です。まずは、自社に近いケースを以下の表で確認してみましょう。
eSIM対応スマホを新しく導入し、SIMカードを物理的に扱う手間を減らしたい法人にはeSIMが向いています。特に導入台数が多いほど、カードの配布・保管・回収や端末への差し替えを減らせるメリットを活かしやすくなります。
たとえば、複数の部署や拠点へ法人スマホをまとめて配布する場合、物理SIMではカードと端末を照合して挿入・回収する作業が発生します。eSIMなら、SIMカードという現物を扱わずに済むため、新規導入や一斉更新時の作業負担を抑えられます。
また、デュアルSIM対応端末で複数の回線を使いたい場合にも有力です。業務用の主回線と副回線などを1台にまとめれば、回線ごとにスマートフォンを持ち歩く必要がなく、端末管理の負担も減らせます。
現在の端末・物理SIMをそのまま利用したい場合や、故障時の端末交換を柔軟に行いたい法人には物理SIMが向いています。既存の物理SIMを継続利用するなら、eSIMへの変更やプロファイル設定といった新たな手続きも発生しません。
特に違いが出るのが、スマートフォンの故障や交換時です。SIMサイズや端末の対応条件を満たしていれば、物理SIMはカードを予備端末へ差し替えて回線を移せるため、eSIMの再発行が必要なケースより早く復旧できる場合があります。
そのため、端末の貸し替え・入れ替えが頻繁にある企業や、故障時の復旧スピードを重視する場合は物理SIMも有力です。ただし、次回の機種変更でeSIM専用端末を導入する可能性があるなら、現在の運用だけでなく、今後利用する端末まで見据えて選びましょう。
eSIM対応スマホを法人で導入したいものの、「どのキャリアを選べばいい?」「eSIMと物理SIMのどちらが合う?」「料金や端末もまとめて比較したい」と迷っている方は、OFFICE110へご相談ください。ソフトバンク・au・NTTドコモ・ワイモバイルの主要4キャリアをまとめて比較し、自社に合う料金プラン・端末をご提案します。
利用台数や通話量、データ容量、希望する端末などを伺いながら条件を整理するため、キャリアや機種がまだ決まっていなくても問題ありません。新規契約はもちろん、現在の電話番号を引き継ぐMNPや機種変更にも対応しており、端末と回線の契約から初期設定・納品までまとめて進められます。
料金面でも、OFFICE110では法人向けの特別プランを用意しており、24時間かけ放題付きで月額990円〜、対象端末は1円〜など、導入コストを抑えられるプランがあります。価格だけで決めるのではなく、実際の通話量やデータ利用量まで確認するため、必要以上のプランや端末を選ばずに済むのもポイントです。
※料金・端末価格・適用条件は契約内容や台数などにより異なります。詳しくはお問い合わせください。
また、法人携帯は導入後に回線の追加や機種変更、プランの見直しが必要になることもあります。OFFICE110なら契約後も窓口が変わらず、端末の不具合なども含めて継続してご相談いただけます。全国12万社以上の導入・取引実績をもとに、1台から複数台まで法人携帯の導入・運用をサポートします。
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eSIMは法人名義でも契約でき、新規契約・MNPのほか、現在使っている物理SIMから切り替えることもできます。ただし、利用できる端末や申し込み方法、機種変更・故障時の移行方法はキャリアや契約内容によって異なるため、「契約できるか」だけでなく導入後の運用まで確認して選ぶことが大切です。
新規導入や一斉更新でSIMカードの管理負担を減らしたいならeSIM、既存端末を活かしたい場合や故障時の交換しやすさを重視するなら物理SIMが有力です。現在の使い方だけで判断せず、次回の機種変更や故障時の対応までイメージしながら、自社に合うSIMを選びましょう。
eSIM対応スマホの法人導入もOFFICE110にお任せください
OFFICE110では、ソフトバンク・au・NTTドコモ・ワイモバイルの主要4キャリアをまとめて比較し、利用台数や通話量、データ容量、希望する端末に合わせて自社に合う法人携帯をご提案します。 新規契約・MNP・機種変更から、端末準備・納品、導入後の回線追加や端末変更までまとめて対応できますので、「eSIMと物理SIMのどちらがいい?」という段階からでもお気軽にご相談ください。