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店舗に受付用のスマホを置きたい、社員に配るスマホで点検アプリだけを使わせたい。こうした用途で端末の設定や管理サービスを調べると、「キオスクモード」という言葉が出てきますが、どのような機能なのでしょうか?
キオスクモードは、使えるアプリや操作を限定して、スマホなどを業務専用にする機能です。受付アプリだけを開く設定や、点検と報告の2つのアプリを使う設定など、必要な作業に合わせて利用範囲を決められます。
そこで本記事では、Androidでキオスクモードを設定・解除する方法と、端末をまとめて管理するMDM(モバイルデバイス管理)の活用を解説します。iPhone・iPadやWindows11の設定・解除も、よくある質問で確認できます。
この記事の目次
監修者
旗島 洸司(はたしま こうじ)
保有資格: ソフトバンククルー/ドットコムマスター/ITパスポート
OFFICE110にて21年以上にわたり法人向け通信インフラの導入を支援。ソフトバンク・NTT西日本で全国2位の営業実績を持ち、業界のスペシャリストとして活躍する。特に法人携帯の分野では、提案力とサポート力を強みに、500超えの企業から支持されている。
キオスクモードとは、スマホやタブレットで使えるアプリ・操作を制限し、特定の業務に使うための機能です。受付や商品案内など、用途を絞って使う機器を「キオスク端末」と呼びます。キオスクモードを設定すれば、市販のスマホやタブレットも、こうした業務専用の端末として活用できます。
Androidだけでなく、iPhone・iPadやWindowsにも、使えるアプリや操作を制限する機能があります。ここでは、1つのアプリに固定する場合、複数のアプリを使う場合、Webサイトを表示する場合の違いを見ていきましょう。
シングルアプリモードは、指定した1つのアプリだけを使えるようにするモードです。例えば、来店者が名前や訪問先を入力する受付アプリに固定すれば、利用中にメールや写真など別のアプリへ移る操作を制限できます。
キオスクモードで動かすアプリを「キオスクアプリ」と呼ぶこともあり、この例では受付アプリがそれに当たります。名前の入力や受付情報の送信は受付アプリが担い、キオスクモードはそのアプリだけを使わせる役割です。
マルチアプリモードでは、管理者が指定した複数のアプリを、利用者が切り替えて使えます。1つのアプリだけでは作業が終わらない場合に、業務に必要な組み合わせを残せるのが特徴です。
例えば、点検結果を記録するアプリと、担当者へ報告するチャットアプリを許可しておけば、記録から連絡までを同じ端末で進められます。一方、許可していないゲームなどのアプリは使えません。
ブラウザ型は、Webサイトの閲覧やWebアプリの操作に利用を限定する使い方です。店頭で商品カタログを見てもらったり、Webの予約フォームに入力してもらったりする端末に使われます。ブラウザを1つだけ許可すれば、シングルアプリモードでWeb専用の端末にすることも可能です。
ただし、ブラウザだけを使わせても、ページ内のリンクから別のサイトへ移れることがあります。指定したサイトだけを利用させるには、アクセスを許可するURLを指定できるブラウザや端末管理の機能が必要です。
専用端末の制限:Android Developers「Lock task mode」
単一・複数アプリの利用:ソフトバンク「KIOSTA」
Webの利用・URL制限:Microsoft「Microsoft Edge キオスク モード」
iPhone・iPadの利用制限:Apple「アクセスガイド」
キオスクアプリの呼称・Windowsの利用制限:Microsoft「シングル アプリ キオスクを構成する」
確認日:2026年11月5日
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キオスクモードを業務に使うメリットは、操作の迷いや業務外の利用を減らし、必要な作業に使いやすい端末にできることです。来店客が触る端末と、社員が持ち歩く端末では、制限したい操作も異なります。
ここでは、受付・現場業務・案内表示の3つに分け、どのような使い方でメリットが得られるかを見ていきましょう。
受付や飲食店の注文端末では、来店客が使うアプリに操作先を絞り、別の画面へ迷い込む誤操作を減らせます。初めて触る端末でも、複数のアイコンから受付や注文のアプリを探す必要がありません。業務に不要なアプリを開かせないことは、その中にある情報へのアクセスを抑えるうえでも役立ちます。
例えば、飲食店でセルフオーダーアプリを固定すれば、客がメニューを選んで注文を送信する間に、無関係なアプリへ移る操作を制限できます。注文を客自身で入力する仕組みと組み合わせることで、店員が注文を聞き取って端末へ入力する手間も減らせるでしょう。ただし、注文の受付や決済、多言語表示は利用するアプリ・サービス側の機能であり、キオスクモードを有効にするだけで追加されるものではありません。
来店客に使ってもらう場合は、実際の設置位置から文字を読めるか、ボタンを押しやすいかも大切です。QRコードや社員証で受け付けるなら読み取りへの対応を、飲食店に置くなら汚れを拭き取れる仕様や倒れにくい固定具を、端末とあわせて確かめましょう。
社員に配る点検・報告用スマホでは、社内ルールだけに頼らず、業務に関係のないアプリの利用を制限できることがメリットです。作業中に使えるアプリを会社が指定するため、業務用端末でのゲームや動画視聴などを抑えられます。
例えば、設備点検でチェック項目の入力と現場写真の添付が必要なら、その作業に使うアプリやカメラは利用できるようにしておきます。倉庫で商品のコードを読んで在庫を更新する用途も同様です。業務を終えるために必要な機能は残し、そのほかの利用を制限することで、専用端末として扱いやすくなります。この考え方は、教材や試験用のアプリに利用を絞る学校の端末にも応用できます。
持ち歩く現場端末では、アプリの制限に加えて、使用場所に合う本体も必要です。屋外の点検なら雨や粉じん、落下への備えを、倉庫でコードを繰り返し読むなら読み取りの速さや持ちやすさを確認すると、実際の作業に合う端末を選びやすくなります。
商品カタログや施設案内を見せる用途では、対応する市販のスマホやタブレットを、案内表示用の端末として活用できます。例えば、売り場に置いた端末で商品の使い方を動画で流したり、来店客に商品情報のWebページを見てもらったりする使い方です。画面で情報を表示する電子看板は「デジタルサイネージ」とも呼ばれます。
汎用端末を使えると、画面の大きさや設置スペース、予算に合わせて機種を選べるため、追加や入れ替えの際も、条件に合う市販機種から選べます。手元にある端末を再利用する場合は、使うアプリや管理方法に対応していることが条件です。案内文や動画の作成、表示内容の更新は別途アプリや配信サービスで行うため、端末代とは別に作成・配信の費用も見込んでおきましょう。
また、営業時間中ずっと表示するなら、給電方法や発熱、バッテリーへの負担も考慮する必要があります。連続使用を想定した機種や設置方法を選び、充電を制御する機能などは機種ごとの対応を確認してください。
業務専用端末の用途とアプリ制限:Android Developers「Dedicated devices overview」
業務外利用の制限・汎用端末の活用:ソフトバンク「KIOSTA」
受付・注文・点検・案内表示の用途と端末条件:京セラ「キオスクモードとは?Android端末を業務専用端末にする3つの方法と端末選びのポイント」
Androidでキオスクモードを設定する方法のうち、本記事では標準のアプリ固定、京セラ端末向けのDevice Control、MDMの3つを取り上げます。同じアプリを表示し続ける使い方でも、解除の扱いや、離れた場所から設定を変えられるかに違いがあります。
このほか、専用のキオスクソフトや自社開発という方法もありますが、この3つについて、解除と遠隔管理の違いを比べていきましょう。
表は横にスクロールできます。
各機能・サービス単体での比較です。MDMの対応範囲や認証方法は製品・設定によって異なり、遠隔操作には端末との通信も必要です。確認日:2026年11月5日
手元で一時的に固定するなら標準のアプリ固定、対応する京セラ端末を現地で管理するならDevice Controlが候補です。ただし、Device Controlは再起動時の解除操作があるため、利用者による解除をどこまで防げるかを実機で確かめてから選びます。離れた端末の設定変更や紛失対応まで必要なら、対応するMDMを選びましょう。
Android標準のアプリ固定(画面固定)は、端末の設定で有効にし、使用中のアプリを固定する方法です。追加の管理サービスを契約せずに試せるため、目の届く場所で、一時的に受付アプリなどへ利用を絞りたいときに使えます。
一方、固定を解除するときの操作は、画面下のナビゲーションによって分かれます。操作後にPIN・パターン・パスワードを求められた場合は、その認証が必要です。
そのため、利用者へ渡す前に、解除時に認証を求められることと、認証情報を利用者が知らないことを確かめておきましょう。認証なしで戻れてしまう場合は、画面ロックを設定し、アプリ固定の設定でも解除時の認証を有効にします。項目名は機種・OSによって異なります。うまく解除できない場合は、設定方法別の対処法もご覧ください。
京セラのDevice Controlは、対応端末で使えるアプリや機能を制限し、同じ設定をほかの端末へ複製できるアプリです。基本機能は無料で、遠隔管理を行わずに業務用の設定をそろえたい場合の候補になります。閉域ネットワークでアプリや端末のソフトウェアを更新する「DCLU」は、別の有償機能です。
実際に導入する際は、管理者の利用登録と、初回設定用のWi-Fiを準備します。使用中の端末は工場出荷時の状態へ初期化するため、必要なデータを先に退避させます。端末全体を管理する「デバイスオーナー」の権限をほかのMDMが持っている場合は、そのまま併用できません。
さらに、「アプリ連携の許可」を有効にすると、固定したアプリから別アプリを起動できます。ただし、複数アプリを一覧から選ぶ機能は、京セラの公式資料には明記されていません。アプリを連携して起動する使い方とは区別し、一覧からの選択が必要なら、その機能への対応を確認して選んでください。
なお、Kioskモードは、電源を入れ直したときの専用画面を素早く5回タップして解除する手順です。ユーザーガイドにはこの操作時の認証について記載がないため、利用者だけで解除できるかどうかは、採用する端末と設定で実際に確かめる必要があります。電源メニューを無効にする設定もありますが、その場合の解除は端末ごとの強制再起動手順を使うため、電源メニューを隠せば解除を防げるとは判断できません。ポリシー全体の停止は管理者がサインインして行う別の操作なので、設定後のサインアウトも忘れないようにしましょう。
MDMを使う方法では、管理者が許可するアプリと制限を決め、登録した業務端末へ設定を配信します。Androidの「ロックタスクモード」などを利用し、標準のアプリ固定を解除する操作では抜けられない構成にできる点が特徴です。
この方法を導入する前に、使う機種・Androidのバージョン・アプリが、その製品のキオスク機能に対応しているかを確認してください。画面や登録方法はMDMごとに異なりますが、専用端末化はおおむね次の流れで進めます。
一方、解除するときは、管理者が管理画面から制限を変更するなど、製品の手順に従います。管理用の認証情報を利用者へ共有してしまうと制限を外せるおそれがあるため、権限の管理も欠かせません。MDMでは、こうした設定に加えて、配布後のアプリ変更や端末の状態確認もまとめて行えます。
標準の設定・解除:Google「画面の固定と固定解除」
ロックタスクモードと標準の固定との違い:Android Developers「Lock task mode」
Device Controlの機能・費用区分・導入条件:京セラ「Device Control」
初期化・Wi-Fi・設定の複製・機種差:京セラ「Device Control紹介資料」(PDF)
配布用端末への導入・アプリ連携・Kiosk解除・ポリシー停止:京セラ「Device Controlユーザーガイド」7.1.1(PDF、10〜16・21ページ)
複数アプリ・Web用の制限と許可URL:Google「Example policies: dedicated devices」
KIOSTAの対応機能と紛失時リカバリーオプション:ソフトバンク「KIOSTA」
確認日:2026年11月5日。設定画面・操作は機種、OS、アプリのバージョンで異なります。
MDMでキオスク端末を管理すると、離れた端末の設定変更や状態確認、紛失時の対応を管理画面から行えます。各店舗や現場へ端末を配ったあとも、管理担当者が1台ずつ回収して操作する負担を減らせる点が利点です。
ただし、使える機能は製品・プラン・OS・管理方式によって異なります。ここでは、業務専用のAndroid端末を運用する際に役立つ3つの使い方を見ていきましょう。
MDMでは、業務アプリや利用制限の設定を、管理画面から複数の端末へ配信できます。店舗や営業所ごとに担当者へ設定変更を頼む手間が減り、同じ業務で使う端末の設定をそろえやすくなるのが利点です。
例えば、各拠点の点検用スマホに、報告用のチャットアプリを追加したい場面を考えてみましょう。MDMなら、アプリの配信と、キオスクモードで使えるようにする設定をまとめて変更できるため、端末を回収して設定する手間を省けます。
ただし、通信できない端末には変更が届きません。管理画面の適用状況と、未反映の端末の電源・通信を確かめてください。
対応するMDMでは、OSやアプリの状態を把握し、OS更新を行う時間帯も調整できます。管理画面を見るときは、端末のバージョンとあわせてその情報が最後に報告された時刻も確認し、情報が古いままになっていないかを確かめましょう。
例えば、受付用スマホのOS更新を営業時間外の時間帯に設定すれば、来店客が操作している最中の更新・再起動を避けやすくなります。
ただし、Androidの管理機能によるOS更新の延期は、1つの更新につき30日までです。メーカーや通信会社の判断で、重要なセキュリティ更新が延期の対象外になる場合もあります。更新を止め続ける運用ではなく、業務への影響を抑えながら適用するために活用しましょう。
対応するMDMなら、紛失した端末の遠隔ロック・データ消去や、不調な端末の遠隔再起動を行えます。キオスクモードによるアプリの制限に加え、手元にない端末の紛失や不調に備えるための機能です。
ただし、ロック・消去・再起動は目的も影響も異なります。実行する前に、次の違いを押さえておきましょう。
なお、遠隔操作を実行するには、端末の電源が入り、通信できる状態であることが必要です。管理画面から指示を出したあとは、端末側で処理が完了したことまで確かめましょう。これらの機能が追加オプションになる製品もあるため、必要な操作に対応したプランを選びます。
また、AndroidだけでなくiPhone・iPadなども一緒に管理したい場合は、対象OSと各OSで使える機能を製品ごとに確かめます。MDM全体の仕組みや、導入前に整理する管理要件については、こちらの記事もご覧ください。
アプリ・設定の遠隔配信、端末一覧管理:ソフトバンク「KIOSTA」
状態報告・OS情報・アプリ情報・設定の適用状況:Google「REST Resource: enterprises.devices」
OS更新の時間帯・延期と例外:Android Developers「Manage system updates」
ロック・消去・再起動の違いと対応条件:Google「Method: enterprises.devices.issueCommand」
確認日:2026年11月5日。Googleの資料はAndroidの管理機能の根拠であり、すべてのMDM製品の対応を保証するものではありません。
KIOSTA(キオスタ)は、Android端末のキオスク化と一元管理に対応する、ソフトバンクのMDMサービスです。Android専用のため、iPhone・iPadも管理する場合は、それらに対応する別のMDMを選ぶ必要があります。
MDMは製品ごとに料金や機能が異なります。ここではKIOSTAを一例に、利用できる機能と公式料金、導入前の準備を紹介します。
KIOSTAでは、1つのアプリに固定する設定と、許可した複数のアプリを使う設定の両方に対応しています。ホーム画面のアイコンの大きさ・配置や壁紙も変更でき、利用者に合わせて画面を整えられる点が特徴です。
また、管理画面からGoogle Playアプリや利用制限の設定を配信し、複数端末の状態を一覧で確認できます。
実際に、ソフトバンクが公開するエフ・ジェー・コミュニティの事例では、約500台のスマホにKIOSTAを導入し、使える機能を業務に必要なものへ限定しています。管理人・清掃員などの業務に合わせたアプリ配信や、研修期間中だけ動画視聴用アプリを追加する運用が、その具体例です。
ソフトバンク公式に掲載されているKIOSTAの基本料金は、1IDあたり月額300円(税抜)です。遠隔ロックやデータ消去を使う場合は、紛失時リカバリーのオプション料金が加わります。
ソフトバンク公式掲載内容。確認日:2026年11月5日。オプションは基本サービスのデバイス数と同数で契約。最低利用期間は1カ月、月額使用料は初月無料です。端末代・回線料金・業務アプリの利用料などは、この表の料金に含めていません。
例えば、10台に基本サービスと紛失時リカバリーを付ける場合、通常月のサービス料金は合計5,000円(税抜)です。紛失対策が必要な端末だけにオプションを付ける契約ではないため、導入台数全体で費用を見積もりましょう。ソフトバンクには全機能を30日間使える無料トライアルもあり、実際の端末や業務アプリとの組み合わせを試せます。
さらに、KIOSTAは管理サーバーと定期的に通信するため、ソフトバンクはパケット利用に対応した料金プランへの加入を強く推奨しています。業務アプリで使う通信量に加え、管理のための通信も考えて回線を選ぶことが大切です。
KIOSTAの導入前には、対応機種・OSの照合、管理者アカウントの用意、端末の初期化・登録の準備が必要です。Android端末なら一律に使えるわけではないため、購入や配布に先立って次の3点を押さえておきましょう。
特に台数が多い場合は、登録だけでなく、アプリの配信や利用制限の設定までを含むキッティング(業務で使うための初期設定)の時間も見込んでおく必要があります。
機能・公式料金・契約条件・対応端末・登録方法:ソフトバンク「KIOSTA」(ページ内の料金・注意事項・設定方法・動作確認済みデバイス)
約500台の業務専用化とアプリ配信の事例:ソフトバンク「株式会社エフ・ジェー・コミュニティ 導入事例」(2026年3月)
確認日:2026年11月5日。料金・契約条件はソフトバンク公式の掲載内容であり、OFFICE110独自の提供価格・条件ではありません。
1台から、お得な法人向けプランで契約
キオスクモードで使う業務用スマホを新しく用意するなら、端末代と毎月の通信費も気になるところです。OFFICE110では、法人向けのお得な料金プランを1台から契約できます。受付に置くのか、現場へ持ち歩くのかなど、使う場面と台数をお聞かせください。ご相談・お見積もりは無料で承ります。
キオスクモードは操作を絞れる反面、制限しすぎると、業務に必要な操作まで止めてしまうことがあります。
ここでは、利用制限、更新や通信断、解除、入力情報の残留という4つの注意点と、運用前にできる対策を整理します。
利用を許可するアプリや機能を絞りすぎると、業務に必要な通話や、別のアプリへ切り替える操作まで制限される場合があります。例えば、点検アプリだけを許可した結果、報告に使うチャットやログイン時の認証アプリを開けなくなるケースです。
そのため、導入前はアプリが起動するかだけでなく、ログインから撮影・入力・送信・担当者への連絡まで、実際の仕事の流れを試しましょう。カメラやQRコードの読み取りも、アプリ内の機能なのか、別のアプリを呼び出すのかで確認する設定が異なります。必要なアプリの許可と、カメラなどの利用権限を合わせて確かめてください。
OSやアプリの更新、再起動の後に、業務画面に戻らない、再ログインが必要になるといった問題が起こることがあります。更新時は少数の端末で先に試し、キオスクモードの復帰と業務アプリの動作を確かめてから、残りの端末へ適用する方法が有効です。
また、通信が途切れたときに作業を続けられるかは、業務アプリのオフライン対応次第です。端末内で作業できても、MDMの設定変更や遠隔操作を受け取るには通信が必要になるため、利用場所に合う接続方法を選びましょう。
それでも停止した場合に備え、電源・通信の確認からアプリの再起動までの復旧手順と、対応する担当者を決めておくと安心です。受付や点検を止められない現場では、設定済みの予備機や紙での一時受付など、復旧を待つ間の代替手段も用意しておきましょう。
解除用の認証情報を失うと保守作業が進まなくなり、反対に利用者へ知られると、管理者の意図しないタイミングで制限を解除されるおそれがあります。誰が解除するのかを決め、認証情報を扱う人を必要な担当者に絞ることが基本です。
そのうえで、担当者の不在時にも対応できるよう、解除手順と認証情報の保管先を権限のある代行担当者へ引き継いでおきましょう。
なお、画面の操作を制限しても、端末そのものの持ち去りは防げません。来訪者が触れる受付端末は固定具を使うなど、設置場所に応じた盗難対策も必要です。
キオスクモードでアプリやWebサイトを限定しても、入力内容やログイン状態が自動的に消えるとは限りません。例えば、受付フォームの氏名や連絡先、予約内容が画面に残ると、次の利用者から見えてしまう可能性があります。
そこで、共用端末ではアプリやWebサービス側で、利用終了時のログアウト・画面上の入力内容の消去と、一定時間操作がない場合の処理を設定できるか確かめましょう。確認するのは、最初の画面へ戻るだけでなく、前の情報を再表示できないかという点です。入力を途中でやめた場合も、「戻る」操作や履歴から前の情報を見られないかが確認の対象です。
許可するアプリ・操作の制限:Android Developers「Lock task mode」
OS更新時期の管理:Android Developers「Manage system updates」/遠隔指示の実行状態:Google「Method: enterprises.devices.issueCommand」
Android標準の固定解除と認証:Google「画面の固定と固定解除」
ブラウザの入力情報保護・セッションリセットの例:Microsoft Learn「Microsoft Edge キオスク モードを構成する」(Windows版Edgeの仕様であり、AndroidやKIOSTAに共通する機能ではありません)
確認日:2026年11月5日。復旧方法や利用終了時の処理は、採用する製品・アプリ・設定に合わせて確認してください。
キオスクモード用にスマホを新しくそろえる場合、受付に置く1台と、点検担当者へ配る複数台では、必要な予算や通信の使い方が変わります。業務で使う機能を確保しながら、端末代と毎月の通信費も抑えたいところです。
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「点検担当者10人分のスマホを、できるだけ費用を抑えてそろえたい」といったご相談も歓迎です。機種やプランが決まっていなくても、使う場所と必要な台数からお聞かせください。ご相談・お見積もりは無料です。
業務用スマホを、お得な法人向け条件で
キオスクモードは、使えるアプリや操作を限定し、スマホなどを業務専用にする仕組みです。受付や点検に必要な機能へ絞ることで、操作の迷いや業務外の利用を減らせます。
設定方法を選ぶときは、使わせたいアプリに加えて、誰が解除・設定変更を行うかを決めましょう。目の届く場所で一時的に使うならAndroid標準のアプリ固定が候補になります。一方、管理者だけが解除できるようにし、離れた複数端末の設定も変更したい場合はMDMがおすすめです。
導入する方法が決まったら、まずは少数の端末で実際の仕事を試してください。通常の入力・送信だけでなく、再起動後に業務画面へ戻るか、共用時に前の利用者の情報が残らないかまで確かめることが大切です。使う場所に合う端末と通信環境もそろえ、確認できた設定をほかの端末へ広げていきましょう。
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