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LAN配線方式とは?速度・接続方法や他方式との違いを解説【お役立ち情報】 | OFFICE110

「光回線のLAN工事」記事一覧

LAN配線方式とは?速度・接続方法や他方式との違いを解説

LAN配線方式とは?速度・接続方法や他方式との違いを解説

「LAN配線方式」とは、集合住宅における光回線の配線方式の一つです。

そのほかにも、「光配線方式」や「VDSL方式」があり、配線方式によってインターネットの通信速度や安定性に差が出るため、方式を選ぶ際には十分に注意が必要です。

そこで今回は、図解を用いつつ、LAN配線方式にフォーカスしながら光配線方式・VDSL方式との違いについて分かりやすく解説します。

マンションだけでなく、オフィスビルや商業施設に光回線を導入する際のヒントにもなりますので、社内のインターネット環境を見直す際の参考にしてください。

この記事の目次

  1. LAN配線方式とは?基礎をわかりやすく解説

  2. LAN配線方式・光配線方式・VDSL方式の違い

  3. LAN配線方式のメリット

  4. LAN配線方式のデメリット

  5. オフィスのLAN構築のご相談は『OFFICE110』へ
  6. LAN配線方式に関するよくある質問

  7. まとめ
登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

LAN配線方式とは?基礎をわかりやすく解説

LAN配線方式とは、マンションなど集合住宅における光回線の配線方式の一つです。
ここでは、LAN配線方式の概要と接続方法についてわかりやすく解説します。

LAN配線方式とは

LAN配線方式は、集合住宅で用いられる3つの配線方法のうちの一つで、共用スペースから各部屋へLANケーブルを使用して光回線を通す方式です。

一戸建ての場合、電話線やエアコンの穴、または直接壁に開けた穴を通して光ファイバーケーブルを建物内に引き込み、ONU(光回線終端装置)に接続してデジタル信号に変換します。

これにより、無線ルーターやパソコンなどの機器がインターネットに接続できます。

一方、マンションやその他の集合住宅では、光ファイバーケーブルが共用スペースに引き込まれ、そこから各部屋へ配線されるため、インターネット接続が可能になります。

LAN配線方式の接続方法

LAN配線方式は、電柱から集合住宅の共用スペースまで光ファイバーケーブルでつなぎ、共用スペースから各部屋までをLANケーブルでつなぐ接続方法のことです。

LAN配線方式の接続方法のイメージは、下図のとおりです。

LAN配線方式

(画像引用:LAN配線方式/NTT東日本 FLET’S光

各部屋に設置されているLANコネクタとパソコンの間は、LANケーブルで直接接続できます。
複数のパソコンを利用する場合は、ブロードバンドルーターや無線ルーターが必要です。

なお光電話を使用する際の配線イメージは、以下のとおりです。

ひかり電話をお使いになるお客さまの代表的な接続構成図

(画像引用:フレッツ 光ネクスト サポート情報

部屋内のLAN配線については、利用する端末の数や有線接続・無線接続にするかなど、必要に応じて各自で行うのが一般的です。

LAN配線方式・光配線方式・VDSL方式の違い

マンションなど集合住宅における光回線の配線方式には、LAN配線方式のほかにも、光配線方式・VDSL方式があります。
それぞれの違いを表にまとめると、以下のとおりです。

配線方式 LAN配線方式 光配線方式 VDSL方式
共用スペースまでの回線 光ファイバーケーブル
建物内の回線 LANケーブル 光ファイバーケーブル 電話回線電話回線
最大通信速度(理論値) 概ね100Mbps~1Gbps 概ね1Gbps~10Gbps 概ね100Mbps

ここでは、光配線方式とVDSL方式の特徴を、LAN配線方式と比較しながら解説します

光配線方式の特徴

光配線方式は、電柱から集合住宅の共用スペースまでだけでなく、共用スペースから各部屋までも光ファイバーケーブルでつなげる接続方法です。

光配線方式の接続方法のイメージは、下図のとおりです。

光配線方式

(画像引用:光配線方式/NTT東日本 FLET’S光

共用スペースから各部屋までも光ファイバーケーブルが使用されているため、一軒家で光回線を利用するのと同様に、高速かつ安定した通信速度でインターネット接続ができるのが大きな特徴です。

各部屋に光コンセントを設置し、ONUを経由することでインターネット接続ができます。
なお、ONUとパソコンや無線ルーターなどの機器との間は、LANケーブルで接続します。

LANケーブルと光ファイバーケーブルの違いについては、以下の記事もご覧ください。

工場までのネット工事は光ケーブルLANで決まり!6つのメリット

VDSL方式の特徴

VDSL方式は、電柱から集合住宅の共用スペースまでを光ファイバーでつなぎ、共用スペースから各部屋までを電話回線でつなげる接続方法です。

VDSL方式の接続方法のイメージは、下図のとおりです。

VDSL方式

(画像引用:VDSL方式/NTT東日本 FLET’S光

古いマンションなどでは、各部屋につながっている既存の電話回線を使用できることが多く、新たに工事をせずに光回線を導入できるメリットがあります。
各部屋に設置されているモジュラージャックとVDSL宅内装置をつなぎ、宅内装置とパソコンや無線ルーターなどはLANケーブルで接続します。

VDSL方式は電話回線を利用したインターネット接続であるため、通信速度はそれほど速くありません。
光回線の一般的な通信速度は1Gbpsであるのに対し、VDSL方式では最大100Mbpsまでです。
一本の光ファイバーケーブルを電話回線で各部屋に共有するため、利用者が多いほど通信速度が低下するデメリットもあります。

LAN配線方式のメリット

LAN配線方式が導入された集合住宅には、主に以下の3つのメリットがあります。

  • 低価格・無料で利用できる場合がある
  • 工事不要で低コスト&すぐに利用できる
  • 無線ルーターを各自用意しなくてよい場合がある

ここでは、それぞれのメリットについて解説します。

低価格・無料で利用できる場合がある

LAN配線方式が導入された集合住宅のメリットとして、光回線を低価格・無料で利用できる場合があることが挙げられます。

マンションなど集合住宅で光回線を使用する場合、一般的に入居者は個別に回線契約をする必要があり、月額料金は3,000~5,000円ほどが相場です。

しかし、LAN配線方式のマンションでは、「全戸一括型インターネット」を導入しているケースが多く、建物のオーナーが一括で契約しています。

光回線の費用の全額または一部を建物のオーナーが負担してくれるため、入居者は低価格または無料でインターネット接続ができます。

工事不要で低コスト&すぐに利用できる

LAN配線方式が導入された集合住宅には、工事不要で低コスト&すぐに利用できるメリットもあります。

「インターネット対応マンション」などと呼ばれる集合住宅で、共用スペースから各部屋の間にLANケーブルが設置されている場合は、既存の設備を利用して光回線の導入が可能です。

工事をしたり新しく機器を設置したりする必要はなく、建物のオーナーはコストを大幅に抑えてインターネット設備を導入できます。

各部屋にLANコンセントが設置されている場合は、入居者はパソコンをLANケーブルに接続するだけですぐにインターネット利用が可能です。

開通工事とそれに伴う費用、および個別契約で発生する解約金もかからないため、入居者にとっても手間やコスト面で大きなメリットになります。

無線ルーターを各自用意しなくてよい場合がある

LAN配線方式の集合住宅には、無線ルーターを各自用意しなくてもよい場合があるメリットもあります。

「全戸一括型インターネット」を導入している集合住宅では、オーナーが以下の方法でWi-Fi環境も整えている場合があります。

  • 各部屋に専用の無線ルーターを設置
  • 外壁プレートに埋込型Wi-Fiを設置
  • 建物の外壁に外壁型Wi-Fiを設置

上記のようにWi-Fi環境が標準装備されている場合は、入居者は無線ルーターを各自用意することなく、パソコン・スマートフォン・タブレットなど複数の端末でインターネット接続が可能です。

なお、Wi-Fi環境のない集合住宅で無線接続をしたい場合は、各自で無線ルーターを用意する必要があります。

LAN配線方式のデメリット

LAN配線方式には、以下のようなデメリットもあるため注意が必要です。

  • 最大通信速度が光配線方式よりも遅い
  • 利用者が集中すると速度が低下しやすい
  • リプレイスが難しく将来的な拡張性が低い

ここでは、それぞれのデメリットについて解説します。

最大通信速度が光配線方式よりも遅い

LAN配線方式のデメリットは、最大通信速度が光配線方式よりも遅いことです。

LAN配線方式の最大通信速度は1Gbpsですが、これは「ベストエフォート型」と呼ばれる理論値で、回線の込み具合や接続配線の種類などさまざまな要因によって通信速度は落ちていきます。

LAN配線方式では、電柱から共用スペースまでは光ファイバーケーブルでつながっていますが、共用スペースから各部屋まではLANケーブルでつなげています。

既設のマンション設備によってはLANケーブルやスイッチングハブの規格が1Gbpsに対応しておらず、最大通信速度が100Mbpsである場合も珍しくありません。

利用者が集中すると速度が低下しやすい

LAN配線方式のデメリットとして、利用者が集中すると速度が低下しやすいことも挙げられます。

これは、一本の光ファイバーケーブルをLANケーブルで分岐・分配して複数の部屋でシェアしているためで、利用者が多くなれば通信速度が低下する場合があります。
特に、夜間や休日などは回線が混雑しやすくなり、通信速度が遅くなったり安定しなかったりするため注意が必要です。

高画質・大容量の動画コンテンツや、高負荷のオンラインゲームを楽しみたい方にとっては、ストレスになる可能性があるでしょう。

リプレイスが難しく将来的な拡張性が低い

LAN配線方式のデメリットには、リプレイスが難しく将来的な拡張性が低いことも挙げられます。

一度マンション内にLANケーブルを配線すると、後で新しいLANケーブルに交換するのは難しくなります。
LANケーブルの配線工事をするにはコストや時間がかかるため、個人の意向だけではなくオーナーや管理組合などによる決定が必要です。

そのため古いマンションなどでは、既設のLANケーブルが100Mbpsまでしか対応しておらず、光回線の恩恵を十分に得られていないケースも少なくありません。

オフィスのLAN構築のご相談は『OFFICE110』へ

オフィスのLAN構築のご相談は『OFFICE110』へ

オフィスのLAN配線工事は『OFFICE110』までご相談ください。

『OFFICE110』のLAN工事は、プロの工事人による丁寧かつスピーディな工事で、配線の美しさなど見た目の仕上がりが違います。

LAN配線工事は、以下のようなケースで必要です。

  • オフィス・店舗の新規開業・移転で新たにネットワークの構築をしたい
  • 従業員の増加で多くのケーブルが必要
  • 配線が絡まっていてオフィスの見栄えが悪い
  • レイアウトを変更するために配線を見直したい

LAN構築・ネットワーク構築だけでなく、回線選定・機器の導入・セキュリティ対策などもワンストップで対応いたします。

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LAN配線方式に関するよくある質問

LAN配線方式に関するよくある質問

LAN配線方式に関して、以下の3つの疑問が生じるでしょう。

  • LAN配線方式の速度を改善する方法は?
  • LAN配線方式ではONUは不要?
  • 宅内のLAN配線は自分でできる?

ここでは、それぞれの質問の答えをご紹介します。

LAN配線方式の速度を改善する方法は?

マンションなど集合住宅で光回線を利用していて、通信速度が遅いと感じる方もいらっしゃるでしょう。
通信速度を改善する方法には、以下のようなものがあります。

  • ブロードバンドルーターや無線ルーターなど接続機器を再起動する
  • ブロードバンドルーターや無線ルーターをアップグレードする
  • 高品質なLANケーブルを使用する
  • IPv6・IPoE接続に切り替える
  • 端末のネットワーク設定を最適化する

これらは入居者が個別に行える対策ですが、建物の既設のインターネット設備によっては改善されない可能性があるため注意が必要です。

工事が必要になりますが、根本的な対策としてオーナーが速度を改善する方法もあります。
たとえば、共用スペースから各部屋までを接続しているLANケーブルの規格が古いため、通信速度が100Mbpsに限られている場合は、1Gbps対応のLANケーブルに交換できるでしょう。

また、LAN配線方式から光配線方式に変えることで、各部屋に高速の光回線を提供できるようになります。

LAN配線方式ではONUは不要?

LAN配線方式では、各部屋にONUを設置する必要はありません。

LAN配線方式は、電柱から光ファイバーケーブルを建物内に引き込みますが、PT(Premises Termination) を経由して共用スペースに設置されている集合型回線終端装置(ONU)に接続します。

共用スペースから各部屋まではLANケーブルでつながっており、各部屋に設置されているLANコンセントに、パソコンやルーターなどの機器をLANケーブルで接続することでインターネットを利用できます。

宅内のLAN配線は自分でできる?

宅内のLAN配線は、基本的に自分でもできます。

LANコンセントからパソコンの間はLANケーブルで接続し、複数のパソコンを利用する場合はブロードバンドルーターや無線ルーターを使って接続します。

見た目を気にせずに配線する場合は、LANケーブルを床や壁に這わせることで、他の部屋でも有線接続が可能です。

部屋やフロアをまたいだ有線接続で、見た目をすっきりさせたい場合は、業者に依頼する方がよいでしょう。
オフィスなどクオリティの高い配線をする必要がある場合も、業者に依頼した方が安心です。

オフィスのLAN配線や配線整理のご相談は、プロの工事人による丁寧かつ美しい配線を業界最安値で提供する『OFFICE110』まで、お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

LAN配線方式の概要を、光配線方式・VDSL方式との違いとともに解説しました。
それぞれの違いをまとめると、以下のとおりです。

  • LAN配線方式:電柱から集合住宅の共用スペースまで光ファイバーケーブルでつなぎ、共用スペースから各部屋までをLANケーブルでつなぐ接続方法
  • 光配線方式:電柱から集合住宅の共用スペースまでだけでなく、共用スペースから各部屋までも光ファイバーケーブルでつなぐ接続方法
  • VDSL方式:電柱から集合住宅の共用スペースまでを光ファイバーでつなぎ、共用スペースから各部屋までを電話回線でつなぐ接続方法

LAN配線方式が導入されている集合住宅では、低コストかつ工事不要ですぐに光回線を利用できるなどのメリットがあります。

ただし、1本の光ファイバーケーブルをLANケーブルで分岐させて配線するため、VDSL方式と同様で通信速度が光配線方式と比べて遅くなる傾向にあります。

また利用者が増えると通信速度や安定性に影響を及ぼすデメリットもあるため、光回線を導入する際には配線方式に注意が必要です。

オフィスのLAN配線や配線整理は、高い技術力を持つプロの工事人に任せるのが安心です。
社内のインターネット環境を見直したい方は、法人向けのLAN構築・ネットワーク構築で豊富な経験を持つ『OFFICE110』までお気軽にご相談ください。

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