法人携帯が故障した！今すぐ実践すべき3つの対処法を解説

「法人携帯の活用法」記事一覧 更新日: 2025年10月30日

法人携帯が故障した！今すぐ実践すべき3つの対処法を解説

法人携帯が故障してしまい、以下のような疑問や不安をお持ちの方ではありませんか？

まず社用携帯が故障してしまった場合、携帯の状態や故障の種類、保証サービスの加入の有無などによって取るべき対応が異なるため、まずはこれらを正しく把握することが大切です。

例えば、iPhoneかAndroidかで修理の依頼先が変わりますし、修理代金によっては、修理ではなく機種変更の方がお得なケースもあります。

そこで今回は、法人携帯の故障でよくあるトラブル・原因をご紹介し、故障したときの適切な対処法についてわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

法人携帯の故障でよくあるトラブルと原因

現場で多いのは、「水没」「落下による割れ」「画面がつかない」「電池の急な持ち低下」「充電できない」の5タイプです。

持ち運びが多く稼働時間も長い法人携帯は、ちょっとした油断や経年の積み重ねで不具合が出やすくなります。以下では、よくある“原因の筋”を押さえながら、それぞれの特徴を整理します。

トラブル①水没した

水没は発生件数が多く、通電を止めるかどうかで復旧の成否が大きく変わります。

耐水モデルでも、真水以外（海水・洗剤・アルコールなど）は想定外。内部に入り込んだ水分は乾いた後も腐食や接点不良を進めます。見た目が平気でも、時間で悪化するのがやっかいです。

要するに、通電を止めて触らないことが最大の防御。早めの点検に回すほどダメージは抑えられます。

トラブル②画面や本体が割れた

割れ・へこみは“見える損傷”の裏で、配線やセンサーに負荷を残し、後から症状が出やすいのが特徴です。

落下や圧力でガラスとフレームが歪むと、微細な亀裂から水分が入りやすくなり、タッチ不良や発熱、カメラのブレなど二次的な不具合を招きます。

要は“動くうちにバックアップ→早期診断”。長く我慢して使うほどトラブルは増えます。

トラブル③画面がつかなくなった

電源が入らない・すぐ落ちるときは、電池・ソフト・配線のどれか（または複合）が原因のことが多いです。

バッテリーの電圧が急降下して保護回路が働いたり、OSがハングしたり、落下で表示系のケーブルが外れたり。原因が一つに絞れないため、やみくもな操作は逆効果になりがちです。

結論としては、簡単な切り分けだけ行い、記録を残して正規窓口へ。無理な再起動の連打は禁物です。

トラブル④バッテリーが持たなくなった

“持ち低下”は消耗品ゆえの自然な劣化で、温度と使い方の影響を強く受けます。

0％放置や100％の長時間保持、車内などの高温環境は劣化を早め、残量表示の乱高下や突然のシャットダウンにつながります。膨張は安全上のサインで、迷わず使用停止が安全です。

まとめると、兆候が出た時点で“交換か更新”に舵を切るのが結果的に安上がりです。

トラブル⑤充電できなくなった

最も多いのは周辺機器の不良ですが、ポートの摩耗や異物、水分検知や温度制御でも充電は止まります。

ケーブル断線・アダプタ不良に気づかず本体を疑うパターンは珍しくありません。逆に、端子のピン曲がりや腐食はアクセサリ交換では直らず、早めの診断が必要です。

結局のところ、アクセサリで直るなら即解決。端子・基板側なら有償修理の領域——早めに見極めるほどロスは減ります。

法人携帯が故障した時の3つの対処法

復旧を最短で進めるには、担当者へすぐ共有してデータを守り、症状に合わせて「修理」「保証交換」「機種変更」の三択から最適なルートを選ぶのがいちばん確実です。

本章では、どの状況で修理／保証交換／機種変更を選ぶべきかと、社内手続きから復旧までの進め方をシンプルに解説します。

判断前の下ごしらえとして、充電器・ケーブルを替えて試す、強制再起動を行う、発生時刻と症状をメモしておく――ここまで整えておくと、次の判断がぐっとラクになります。

対処法①修理に出す

自然故障の可能性が高く、同じ機種を使い続けたいときは「修理」が本命です。

メーカー保証の範囲内なら無償になることがありますが、水濡れ・落下などの過失損傷は有償になりがちです。預かり修理中は業務が止まりやすいので、代替機の手配や着信転送を先に段取りしておくと安心です。

なお、依頼先は端末によって変わります。ざっくり「iPhone＝Apple系」「Android＝契約キャリア／メーカー」が基本の考え方です。

iPhoneの場合：Appleや正規サービスプロバイダ

Apple Store、正規サービスプロバイダ、キャリアの一部店舗が窓口です。軽微な部品交換は即日対応のケースもありますが、基板交換・在庫取り寄せになると日数を要します。修理の流れや持ち物はApple公式の修理案内で事前に確認しておくとスムーズです。

Androidの場合：キャリアや販売メーカー

キャリア契約端末は各社の修理窓口（オンライン／店舗）が基本です。SIMフリー端末は販売メーカー対応になるのが一般的。受付方法や代替機の可否、配送修理の有無は会社ごとに異なるため、社内台帳で機種・購入元を確認して手続きを選びましょう。

iPhone・Android共通：修理の専門業者

待ち時間の短さや価格で選ばれることがありますが、非正規修理はメーカー保証の対象外になる可能性があります。依頼する場合は、総務省の基準を満たした登録修理業者かを確認して選びましょう（制度概要：総務省「登録修理業者制度」）。

修理を選ぶなら、受付予約・見積もり・代替機を同時に走らせて、待ち時間を具体的に短くしましょう。

対処法②キャリアの保証サービスを利用する

補償に加入していて復旧を急ぐなら「保証交換」がいちばん速い選択です。

Webやアプリ、店舗で申請すれば、在庫が合う限り当日〜翌日に交換端末を受け取れます。到着後は旧端末の初期化・返送と並行して、MDMでプロファイルと業務アプリを復元。業務チャットやメールは手順書どおりに再ログインすればすぐに戻せます。

主な補償メニューと確認ポイントを簡潔にまとめました。

キャリア	主な補償サービス	ポイント
ドコモ	・smartあんしん補償／・ケータイ補償サービス	当日〜翌日交換あり／自己負担・回数制限
au	・故障紛失サポート／・故障紛失サポート with Cloud／・持ち込み故障サポート	交換端末配送／データ復元手順を要確認
ソフトバンク	・あんしん保証パック with AppleCare Services／・あんしん保証パックネクスト／・あんしん保証パックプラス	AppleCare連携プランあり／対象機種に注意
Apple	・AppleCare+ for iPhone／・AppleCare+ 盗難・紛失プラン	画面割れ等に定額対応／盗難・紛失は条件あり

注意点は3つ。非正規修理歴があると対象外になり得ること、利用回数に上限があること、自己負担額の設定があること。台帳で加入状況を確認し、修理見積もりと「時間・費用」を横並びで比べると迷いません。

加入済みなら「保証交換」を第一候補に。条件が合わない場合だけ、修理や機種変更へ切り替えましょう。

対処法③機種変更する

修理費が高い・納期が長い・OSサポート残が短いなら「機種変更」が時間と総額で有利です。

この機会に運用を整えると、あとがラクです。耐衝撃や防水、電池の持ち、テザリングの安定、カメラ要件、eSIM可否など必須条件を先に言語化し、MDM対応とOSサポート残も確認しておきましょう。

移行は、旧端末のバックアップ→新端末のキッティング→プロファイル配布・アプリ自動導入→主要アカウント再認証の順。旧端末はワイプの証跡を残して回収・返却すれば、監査上も安心です。台数が多い場合は法人窓口で一括切替のスケジュールを組むと、現場の停止をさらに抑えられます。

“止まっている時間”もコストに含めて判断し、条件に当てはまるなら機種変更を第一候補にしましょう。

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まとめ

法人携帯を壊してしまった場合は、携帯の状態や保証サービスの加入の有無などによって取るべき対応が異なります。

そのため、まずは会社端末を管理する部署の方に相談し、適切な対処を聞くのが正解です。
その後、修理・交換・機種変更など、状況に合った方法で対応しましょう。

改めてになりますが、会社に黙って勝手に修理するのは厳禁です。
バレてしまう可能性が高いですし、黙ってやり過ごそうとしたことに対して不信感を抱かれてしまい、今後の仕事がやりづらくなってしまうこともあり得ます。

壊してしまったことは仕方ないので、キチンと報告して始末書を書き、適切に対処しましょう。

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