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電気工事会社の正しい選び方とは?費用相場や施工の流れも解説【お役立ち情報】 | OFFICE110

「電気工事の会社選び」記事一覧

電気工事会社の正しい選び方とは?費用相場や施工の流れも解説

電気工事会社の正しい選び方とは?費用相場や施工の流れも解説

オフィスの「電気工事」を検討していて、どの工事会社に依頼したら良いかお悩みの方も多いのではないでしょうか?

電気工事会社を選ぶ際には、まずは電気工事の種類や工事内容を正しく理解した上で、業者を比較検討するときに何を重要視すべきかをしっかりと把握しておくことが大切です。

そこで今回は電気工事の実施で失敗しないために、以下の4点を詳しく解説していきます。

  • 電気工事の基礎知識
  • 電気工事の種類別の費用相場
  • 電話工事会社の選び方のポイント
  • 電気工事の依頼から施工までの流れ

電気工事の依頼が初めての方にもわかりやすくご紹介するため、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の目次

  1. そもそも電気工事とは?作業範囲も解説

  2. 電気工事の種類別の費用相場まとめ

  3. 電気工事会社を選ぶ際の6つのチェックポイント

  4. 電気工事会社への依頼から施工完了までの流れ

  5. 電気工事は低価格・高品質のOFFICE110にお任せ
  6. まとめ
登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

そもそも電気工事とは?作業範囲も解説

そもそも電気工事とは?作業範囲も解説

電気工事の基礎知識を理解しておくと、電気関連のトラブルが起きたときや、修理を依頼するときに役立つことがあります。

例えば、トラブル時にありがちな「どの業者に連絡すればわからない」という問題は、工事業者の対応範囲をおおまかに理解しておくことで、スムーズに対処できます。

そこでまずは、電気工事の基本のポイントを押さえておきましょう。

電気工事とは?

電気工事とは、各種電気機器や電灯・送電線・配電盤などの電気に関連した工事です。

電気工事を法制度の観点で分類した場合は、以下の2つに分類できます。

  • 電気保安に関する電気工事:一般用電気工作物または自家用電気工作物(送電や発電に関連する機械、貯水地・鉄道など多種多様)の設置や変更を行う工事
  • 建設工事における電気工事:発電・変電設備や送配電設備などを設置する工事

一般的に「電気工事」としてイメージされるは「建設工事における電気工事」は、さらに以下の2つの種類に分類されます。

  • 外線工事:電柱の設置や交換・変圧器の新設など発電所から建物に至るまでの幅広い箇所における工事
  • 内線工事:建物内の各電気設備(照明・コンセント・スイッチ・床暖房・太陽光発電など)の設置・配線・配管の工事

電気工事と電気通信工事との違い

電気工事と混同されやすいのが「電気通信工事」です。
電気通信工事は、テレビ・電話・インターネット・PC・放送設備・防犯カメラなどの通信情報機器に関連した「弱い電気」を扱う工事です。

電気通信工事と電気工事の違いを簡単にまとめると、以下の通りです。

  • 工事内容や扱う電力の大きさ
  • 電気通信工事は比較的「小さな電力」、電気工事は「大きな電力」を扱う

  • 資格
  • 電気通信工事:「工事担当者」「電気通信主任技術者」など
    電気工事:「電気工事士」「電気主任技術者」など

電気工事と電気通信工事の両方に対応可能な工事業者もありますが、本来はそれぞれ依頼先が異なる点に注意が必要です。

電気工事会社に依頼できる・できない工事

具体的に電気工事業者が対応している主な工事内容は、以下のとおりです。

  • コンセント工事
  • スイッチ工事
  • 照明器具工事
  • エアコン・空調設備工事
  • ブレーカー・分電盤・配電盤工事 など

一方で、以下のような工事は電気工事業者の対応範囲外です。

  • 建設工事
  • 土木工事
  • 配管工事
  • 内装工事
  • 外構工事
  • 機械設備工事
  • 電話工事
  • LAN工事 など

電気工事業者は電気設備に関連する工事は行いますが、上記のような電気を主としない工事は専門の別業者が担当します。

電気工事の種類別の費用相場まとめ

工事の費用相場

この章では、以下の4つの電気工事の費用相場をご紹介します。

  1. コンセント工事
  2. スイッチ工事
  3. エアコン工事
  4. ブレーカー工事

ただし、実際の電気工事の請求額は工事業者の料金形態や状況などにより異なるため、あくまで目安として参考にしてください。

種類①コンセント工事

コンセント工事とは、電気コードを接続するコンセントに関連した工事です。
主なコンセント工事の種類は、以下の通りです。

  • 新設工事:コンセントがない場所に設置する工事
  • 増設工事:2口しかない差込口を4口・6口に増やすなど、差し込み口の増設工事
  • 電圧変更工事:コンセントの対応電圧を100Vから200Vに変更するなどの工事

コンセント工事の費用相場

コンセント工事の費用相場は、おおむね以下の通りです。

  • 新設工事1~5万円
  • 差込口の増設工事5,000~2万円
  • コンセントの電圧変更工事4,000~3万円

なお費用は依頼する電気工事会社によって変動するため、詳細な金額が知りたい方は、実際に問い合わせて見積もりを取ってもらいましょう。

種類②スイッチ工事

スイッチ工事とは、照明など電気製品に電気を通すスイッチに関連した工事です。
主に以下のような種類があります。

  • 新設工事:新しくスイッチを設置する工事
  • 増設工事:新しく増やして別の箇所からスイッチで操作できるようにする工事
  • 交換工事:既存のスイッチの新しいものに交換をする工事

スイッチ工事の費用相場

スイッチ工事の費用相場は、おおむね以下の通りです。

  • 新設工事5,000~3万円
  • 増設工事4,000円前後
  • 交換工事4,000円前後

なお配線作業が伴う場合は、配線工事分の費用がかかる点に注意が必要です。

配線は「1mごとに1,000円」など、単価が設定されているケースが一般的。
また配線に伴い配管工事まで加わると、1mごとに1~3万円ほど発生するケースもあります。

種類③エアコン工事

エアコン工事とは、空調設備に関連した工事で、内容としては以下のようなものが含まれます。

  • 取付工事:新たにエアコンを新設する工事
  • 撤去工事:既存のエアコンを撤去する工事

オフィスの場合、規模や広さによっては業務用のエアコンが必要となる場合があります。
業務用のエアコンは重量があるため、家庭用エアコンよりも工事の作業が困難です。

エアコン工事の費用相場

エアコン工事の費用相場は、おおむね以下の通りです。

  • 取付工事4~20万円
  • 撤去工事数千~20万円

取付工事は、エアコンの種類により費用が大きく異なります。
壁掛け型や床置き型よりも、天井吊型や天井埋め込み型のほうが単価は高めです。
またエアコンの馬力が高くなるほど、工事費も高くなります。

撤去工事については、エアコンの大きさや種類によって費用が左右されます。
フロンガスの回収費用2~3万円のほか、回収料金と処理費用などがそれぞれ数千~数万円かかるでしょう。

種類④ブレーカー工事

ブレーカー工事とは、電気の流れを遮断するブレーカー関連・分電盤関連の工事です。
工事の種類としては、以下のものが挙げられるでしょう。

  • アンペア数変更工事:電気の容量を増やすなど変更する工事
  • 電圧変更工事:100Vから200Vへの昇圧など電圧を変更する工事<
  • 分電盤交換工事:分電盤本体や漏電ブレーカー・安全ブレーカーなどの交換工事

ブレーカー工事の費用相場

ブレーカー工事の費用相場は、おおむね以下の通りです。

  • アンペア数変更工事無料(基本的に電力会社が行う)
  • 電圧変更工事5,000円前後
  • 分電盤交換工事数千~数万円(すべて交換する場合は10万円程度)

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電気工事会社を選ぶ際の6つのチェックポイント

電気工事会社を選ぶ際の6つのチェックポイント

電気工事を行う会社は多く存在しますが、安心して依頼できる工事会社を選ぶには、以下の6つのポイントを覚えておきましょう。

  • 依頼する工事の有資格者が在籍しているか
  • 電気工事の十分な実績があり評判のよい会社か
  • 工事の前に現地調査(下見)をしてもらえるか
  • 見積もり内容は明確で説明をしてもらえるか
  • 見積もりの金額とサービス内容は妥当か
  • 保証やアフターサービスは充実しているか

それでは続いて、工事会社の選び方の各ポイントをわかりやすく解説します。

依頼する工事の有資格者が在籍しているか

まずは必ず、依頼する工事に必要な資格の保有者が在籍していることを確認しましょう。

そもそも感電の危険性を伴う電気工事は、基本的に資格がないと行えません。
資格を保有していない会社が電気工事をおこなった場合、法律により罰則が課されます。
そもそも違法な工事をしているという点で、信頼できる業者とはいえません。

そこで注意すべき点は、工事内容によって異なる種類の資格が必要だと理解することです。

たとえば、「第二種電気工事士」は600V以下の一般用電気工作物に関する工事はできますが、600V以上かつ最大電力500KW以上の自家用電気工作物に関する工事には「第一種電気工事士」の資格が必要です。

『有資格者在籍とホームページに記載されていれば安心できる業者である』というわけではないため、必ず頭に入れておいてください。

電気工事の十分な実績があり評判のよい会社か

電気工事業者を選ぶにあたり、「実績」や「評判」も必ず確認しておきましょう。

一概に実績の少ない会社は技術力が低いとはいえないものの、実績を重ねている業者に依頼する方がリスクが少ないのは間違いありません。

実績を知る方法の一つとして、ホームページの「実績」「導入事例」を確認してみてください。
また稼働年数が長く実績を積んでいるほど信頼できる可能性が高いため、あわせて設立年もチェックすることをお勧めします。

さらに拠点や電話番号が実在しない場合は悪徳業者の可能性があるので、こちらも要確認です。

評判については、口コミサイトやSNSを確認し、ポジティブな意見が多ければ検討の余地があるでしょう。

工事の前に現地調査(下見)をしてもらえるか

工事業者に見積もりを出すにあたって、現地調査をおこなっている会社に依頼しましょう。

オフィス環境は現場ごとに異なります。
工事の内容・手順・必要な部材などを確認するために、現地調査は必要不可欠な工程です。

現地調査を行わずに工事を進めようとする電気工事業者は、相場よりも高額の請求をする業者か、もしくは適切な作業を行わない業者かのいずれかです。

もしくは、工事当日になって「想定外のトラブルにより工事ができない」「部材が足りない」「想定よりも費用がかかってしまった」といったことにもなりかねません。

こういったリスクを避けるため、必ず現地調査をして見積もりを提示する業者を選びましょう。

見積もり内容は明確で説明をしてもらえるか

見積もりを出されたときには、内容をしっかり確認し、詳細が記載されているかチェックしておきましょう。

もし内訳に「数量:一式」「雑費:○○円」など不明瞭な項目がある場合は要注意です。
何にどれくらいかかったかの内訳が分からず不親切ですし、他社の見積もりとの比較もしづらくなります。

別のポイントとして、見積もりに関する説明を受けることも大切です。
仮に見積もりの詳細に問題がなさそうでも、どんな工事をどのような理由で行うのか、担当者に話を聞きます。

こうすることで、後々「必要な工事が抜けていた」「思っていた内容と違う」などのトラブルを防げます。
説明を受けるときに、なにか疑問や違和感を覚えるようなら、その場で確認してください。

見積もりの金額とサービス内容は妥当か

続いて、見積もりの金額は適正か(かつ予算内か)も確認しましょう。

とはいえ、電気工事の適正価格を判断するためには専門知識が必要であるため、一般的に見積もりが適正か否かを判断するのは困難です。

効果的な方法は、複数の工事業者に相見積もりを依頼して比較検討することです。
さらに相見積もりを取ることで、価格の安い工事業者へ依頼することにもつながります。

ただし単純に最安の見積もりを提示した会社に依頼するのではなく、本記事でご紹介している他のチェックポイントを総合的に鑑みて決めてください。

保証やアフターサービスは充実しているか

最後に、保証やアフターサービスについての情報も重要なチェックポイントです。

具体的には、以下のような点を確認しておきましょう。

  • 施工中に設備や建物への損傷があった場合の補償
  • 工事後に不具合が発生した場合の補償
  • 点検や再工事などに関する規定
  • 営業担当の対応が迅速か など

良心的で実績のある電気工事会社に依頼するとしても、工事に「絶対」はありません。
人が作業する以上、何かしらのリスクは存在します。

そのため、問題が起きた場合の責任の所在や工事会社の対応のあり方について入念にチェックすることが大切です。

電気工事会社への依頼から施工完了までの流れ

電気工事会社に依頼してから、実際に施工完了するまでの流れは、以下のとおりです。

  1. 見積もりと現地調査を依頼する
  2. 工事のスケジュールを決める
  3. 電気工事の実施
  4. 確認後支払いをして完了

どのような流れで工事が進むのか、詳しくみていきましょう。

ステップ①見積もりと現地調査を依頼する

工事を依頼する前に、見積もりを出してもらいましょう。
正確な見積もりを出してもらうためには、前述のように現地調査が必要なため、工事会社と日時を合わせます。

オフィスの問題点を正確に伝え、どのような仕上がりを臨んでいるか要望を明確にします。
工事会社が予期せぬ提案をする場合は、その理由をしっかり尋ねましょう。

可能であれば、ほかの工事会社にも同様に見積もり・現地調査の依頼をしてください。

ステップ②工事のスケジュールを決める

依頼先の工事会社が決まったら、工事の段取りを決めます。
その際は以下のような項目をチェックするとよいでしょう。

  • 工事の着工日時
  • 工事期間
  • 工事場所(箇所)
  • 工事により影響が出るかもしれない業務

複数の工事を同時に行う場合は、スケジュールのすり合わせを行いましょう。

たとえば内装工事など他の工事を別の業者に依頼したいのであれば、スケジュールが被らないようにご注意ください。
「電気工事の配線作業が終わらなければ内装工事に移れない」といった支障が生じます。

また仮に工事期間が重複しないとしても、工事が何かしらの理由で遅れれば、後に控えている工事に影響が出てしまいます。
万が一の事態も考え、ある程度余裕のある日程を組むようおすすめします。

ステップ③電気工事の実施

段取りが決まった後は、電気工事の実施です。

数日続くような工事であるなら、事前に打ち合わせたスケジュール通りに工程が進行しているか、適宜担当者に確認するようおすすめします。

可能であれば、できるだけ工事場所に立ち会うか近くに待機して、作業員とのコミュニケーションを円滑に図れるようにしましょう。
打ち合わせになかった状況が発生するとも限らないからです。

ステップ④確認後支払いをして完了

工事が終了したら、まずは仕上がりを確認しましょう。

具体的には、打ち合わせ通りの工事が行われたか、オフィスの課題が解決しているか、何か不具合が発生していないか、入念にチェックします。

少しでも疑問を感じるようなら、後回しにせず、その場で担当者に問い合わせましょう。
時間が経過すると、問題点や責任の所在が曖昧になる可能性があります。

問題がなければ支払いをして完了となりますが、後になって問題が発生しないとも限らないため、その後も工事箇所に不備が生じていないかチェックしましょう。

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  • 仕上がりの美しさを重視
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まとめ

電気工事とは、各種電気機器や電灯・送電線・配電盤などの電気に関連した工事です。
電気通信工事とともに、オフィス内のさまざまな場所で必要とされる工事であり、オフィスの新設・移設・増設時などに欠かせません。

本記事でご紹介した代表的な工事種別や費用相場、また電気通信工事の選び方を参考に、必要な作業を依頼してください。

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