Home
導入実績12万社 DXマーク認証取得事業者
営業時間 平日 9:00〜21:00
フリーダイヤル:0120-595-110
24時間電話受付 全国対応 相談無料
「サイバー攻撃の種類と被害」記事一覧

企業のネットワークセキュリティ対策11選|何から始めるか優先順に解説

企業のネットワークセキュリティ対策11選を優先順に解説する記事のアイキャッチ

ネットワークセキュリティ対策とは、社内外の通信経路と接続機器を守り、不正アクセス、情報漏えい、業務停止を防ぎやすくするための技術と運用の組み合わせです。

対策は、ファイアウォールやUTMを導入するだけでは完結しません。ネットワークの構成と外部公開点を把握し、更新、認証、通信制御、分離、監視、バックアップ、初動手順を継続して見直すことが重要です。

この記事では、企業ネットワークの主な脅威、最初に取り組む優先順位、実行したい11の対策、製品の役割と確認用チェックリストを解説します。

この記事でわかること
  • ネットワークセキュリティの意味と企業を狙う主な脅威
  • 中小企業が優先したい対策と具体的な実行項目
  • ファイアウォール、UTM、IDS・IPSなどの役割と限界
この記事の目次
  1. ネットワークセキュリティとは?
  2. 企業ネットワークで起きる主な脅威
  3. ネットワークセキュリティ対策は何から始める?
  4. 企業が行うネットワークセキュリティ対策11選
  5. 製品・サービスの役割と限界
  6. 自社の不足を確認するチェックリスト
  7. ネットワークセキュリティの相談はOFFICE110へ
  8. ネットワークセキュリティ対策に関するよくある質問
  9. まとめ

企業向けセキュリティ対策全体を確認したい方は、以下の総合案内もご覧ください。

法人向け情報セキュリティ対策を詳しく見る|OFFICE110

ネットワークセキュリティとは?

ネットワークセキュリティは、通信の機密性・完全性・可用性を守るために、接続機器、通信経路、認証、設定、ログ、運用手順を管理する取り組みです。

対象はオフィス内のLANやインターネット回線だけではありません。ルーター、無線LAN、サーバー、パソコン、複合機やIoT機器、クラウドへの接続、テレワークの経路、利用者のIDまで含めて考えます。

また、「社内ネットワークだから安全」とは限りません。認証情報が盗まれたり、管理されていない端末が接続されたりすると、侵入後に被害が広がるおそれがあります。ネットワークの場所だけで信頼せず、利用者、端末、接続先、状況を確認して必要な範囲だけ許可する考え方が大切です。

企業ネットワークで起きる主な脅威

企業ネットワークでは、入口への攻撃だけでなく、侵入後の横展開、通信の盗聴、設定ミス、サービス停止などが起こり得ます。IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」でも、ランサム攻撃、サプライチェーン、脆弱性悪用、リモート環境、DDoSなどが組織向けの脅威として挙げられています。

脅威起こり得ること主な備え
公開機器やVPNの脆弱性悪用未更新の機器やサービスから侵入される資産把握、更新、不要な公開の停止
認証情報の窃取正規利用者になりすまして接続される多要素認証、最小権限、異常ログイン監視
マルウェア侵入後の横展開1台の感染からサーバーや別端末へ被害が広がるネットワーク分離、端末対策、通信監視
DDoS・DoS大量または不正な通信でサービスが利用しにくくなる通信監視、回線・クラウド側の防御、対応手順
中間者攻撃・無線LANの悪用通信の盗聴や改ざん、偽アクセスポイントへの接続が起きる暗号化、安全な無線設定、証明書確認
内部不正・設定ミス過大な権限や誤設定で情報が漏れる権限分離、変更管理、ログ、定期点検

攻撃の仕組みを詳しく知りたい場合は、踏み台攻撃、DoS攻撃、中間者攻撃の解説も参考にしてください。

ネットワークセキュリティ対策は何から始める?

すべてを一度に変えるのではなく、事業停止や情報漏えいにつながりやすい箇所から順に進めます。担当者、期限、確認方法を決め、実施したことを記録してください。

対策の優先順位の目安
  1. 最優先:ネットワーク構成、接続機器、外部公開点、管理者アカウントを把握し、サポート切れと重大な未更新を解消する
  2. 次に実施:管理者とリモート接続へ多要素認証を適用し、不要な通信を止め、重要な領域を分離する
  3. 継続運用:ログとアラート、バックアップの復元、連絡・隔離・復旧手順を定期的に確認する

企業が行うネットワークセキュリティ対策11選

企業が優先して確認したい対策を11項目に整理しました。まず表で全体像を確認し、その後の3つの項目で、対策を組み合わせる理由と実施順を説明します。

対策目的・要点
1. 構成と資産を棚卸しする回線、機器、クラウド接続、外部公開点、管理者、保守期限を一覧化する
2. サポート切れを解消するOS、機器、ファームウェア、ブラウザをサポート中の版に保つ
3. ルーターと公開設定を見直す初期パスワード、管理画面の外部公開、不要ポート・サービスを見直す
4. MFAと最小権限を適用する管理者とリモート接続を優先し、通常利用と管理作業の権限を分ける
5. 不要な通信を遮断する業務に必要な送受信だけを許可し、例外を定期的に見直す
6. ネットワークを分離する重要サーバー、業務端末、ゲスト、IoT・複合機の通信範囲を分ける
7. 無線LANを安全に運用する暗号化、管理用パスワード、ゲスト分離、接続機器を定期確認する
8. リモート接続を多層化する接続経路に加えて、認証、端末状態、アクセス先、ログを確認する
9. ログと通信を監視する異常を確認する人、通知先、対応開始の基準を決める
10. バックアップを分離する元データと障害原因を共有しないコピーを用意し、復元を試す
11. 初動と復旧を準備する連絡、影響確認、隔離、証拠保全、復旧、社外連絡の判断者を決める

①〜④ 構成を把握し、侵入口と権限を減らす

対策①〜④は、守る対象を把握し、侵入に使われる入口と過大な権限を減らす段階です。構成や資産が分からなければ、更新対象、不要な公開、MFAを適用すべき管理者も判断できません。回線と機器だけでなく、クラウド接続、外部公開点、管理者、保守期限を同じ台帳で確認します。

サポート切れや重大な未更新が見つかった場合は、更新・移行・隔離のいずれかを決めます。たとえばWindows 10は2025年10月14日に通常サポートが終了しています。一部の延長サポートやLTSCなどの例外を除き、サポートされる環境へ移行するか、やむを得ない機器は重要資産から分離してアクセスを制限します。

管理画面の外部公開、不要ポート、不要サービスを止めたうえで、管理者とリモート接続へMFAを優先して適用します。通常利用と管理作業のアカウントを分け、必要な人へ必要な期間だけ権限を付与すると、認証情報が悪用された場合の影響を抑えやすくなります。

⑤〜⑧ 通信を制御し、侵入後の拡大を防ぐ

対策⑤〜⑧は、必要な通信だけを許可し、侵入されても重要な領域へ移動しにくくする段階です。ファイアウォールやUTMは設置して終わりではありません。許可する通信、例外の理由、設定を見直す担当と周期まで決めます。

重要サーバー、業務端末、ゲストWi-Fi、IoT・複合機を同じ通信範囲へ置かず、業務上必要な経路だけを許可します。ネットワークを分離すると、1台が侵害された場合の横展開を狭め、影響範囲を特定しやすくなります。

企業ネットワークを多層防御し、業務端末・重要サーバー・ゲストWi-Fi・IoT・複合機を分離する構成図
企業ネットワークの多層防御と分離の構成例

無線LANは社内用とゲスト用を分け、管理対象外の端末を重要資産へ近づけないことが基本です。詳しい設定と運用は、無線LANセキュリティの解説も確認してください。リモート接続はVPNやZTNAなどの経路だけに頼らず、MFA、端末状態、アクセス先の制限、利用ログを組み合わせます。

⑨〜⑪ 異常を見つけ、復旧できる状態をつくる

対策⑨〜⑪は、侵入や障害を早く見つけ、被害を広げずに復旧する段階です。認証、ルーター、ファイアウォール、サーバーのログを集め、誰が異常を確認し、どこへ通知し、何を基準に対応を始めるかを決めます。通信の検知・遮断を補う仕組みは、IDS・IPSの解説も参考にしてください。

バックアップは元データと障害原因を共有しない場所へ分離して保存し、世代を残して実際に復元できるか試します。初動手順には、連絡、影響確認、ネットワーク隔離、証拠保全、復旧、社外連絡の判断者まで記載し、委託先を含めて確認します。

インシデントの疑いがあるときは、自己判断でむやみに電源を切らないでください。
ログやメモリー上の情報が失われ、原因調査が難しくなる場合があります。ネットワークからの隔離を含め、社内で定めた対応手順や専門家からの指示がある場合は、その指示を優先することが重要です。

RAIDは複数ディスクで故障に備える仕組みですが、誤削除、ランサムウェア、機器全体の故障、災害までカバーするバックアップそのものではありません。バックアップは元データと障害原因を共有しない場所へ保存し、実際に戻せるか確認します。

製品・サービスの役割と限界

ネットワークセキュリティ製品は、それぞれ守る範囲が異なります。1製品ですべての脅威へ対応できるわけではないため、自社の構成、重要資産、運用体制に合わせて組み合わせます。

仕組み主な役割注意点
ファイアウォール条件に基づいて通信を許可・遮断する許可済み通信の中の攻撃や端末侵害は別対策が必要
UTMファイアウォール、IPS、Web・メール対策などを一体で管理する機能、性能、運用支援、障害時の影響を確認する
IDS・IPS不審な通信を検知し、構成によっては遮断する検知ルールの更新と誤検知への対応が必要
VPN・ZTNA社外からの接続経路やアクセス先を制御するMFA、端末確認、最小権限、ログを併用する
端末保護パソコンやサーバー上の不審な動作を検知・抑止するネットワーク側の分離・監視と役割が異なる
バックアップ破壊・暗号化・誤削除後の復旧に備える分離保管、世代管理、復元テストが必要

導入時は、必要な機能だけでなく、誰がアラートを確認するか、設定変更を誰が承認するか、障害時に誰へ連絡するかまで決めます。製品の選定と日々の運用を切り離さないことが重要です。

自社の不足を確認するチェックリスト

次の項目に「いいえ」「不明」がある場合は、担当者と期限を決めて確認します。チェックした日付と証跡を残すと、次回の点検や経営層への説明に使えます。

確認項目担当の例証跡の例
機器、回線、外部公開点、管理者が一覧になっている情報システム構成図・資産台帳
サポート切れや重大な未更新がない情報システム・保守会社更新履歴・保守期限
管理者とリモート接続にMFAが適用されているID管理者設定画面・適用一覧
不要ポートと不要な外部公開が停止されているネットワーク管理者通信ルール・診断結果
ゲスト、IoT、重要サーバーが必要に応じて分離されているネットワーク管理者セグメント図
ログの確認者と異常時の連絡先が決まっているセキュリティ担当運用手順・対応記録
分離バックアップから復元できることを確認したシステム管理者復元テスト記録
委託先を含む初動・復旧手順を訓練した責任者・関係部門訓練記録・改善点

点検は一度で終わりではありません。拠点追加、機器交換、クラウド導入、人事異動、委託先変更があったときにも、構成・権限・通信ルール・連絡網を更新します。

ネットワークセキュリティの相談はOFFICE110へ

OFFICE110サポートチームの集合写真

ネットワーク対策は、機器を追加する前に現状を整理することが大切です。拠点数、接続機器、テレワーク方法、守りたい情報、現在の運用体制によって、優先する対策は変わります。

OFFICE110では、オフィスのネットワーク構築や情報セキュリティに関する相談を受け付けています。現在の課題を整理し、ファイアウォールやUTMを含めて必要な対策を検討したい場合はご相談ください。

社内セキュリティでお困りなら

ご相談・見積依頼

  • 24時間受付中
  • 原則即日対応

ネットワークセキュリティ対策に関するよくある質問

ネットワーク対策の優先順位や製品の役割について、よくある疑問に回答します。

中小企業はネットワークセキュリティ対策を何から始めるべきですか?

最初に、ネットワーク構成、接続機器、外部公開点、管理者アカウントを把握します。
そのうえで、サポート切れの解消、管理者とリモート接続への多要素認証、不要通信の遮断、バックアップの復元確認を優先します。

ファイアウォールやUTMを導入すれば十分ですか?

ファイアウォールやUTMだけで、すべての脅威へ対応できるわけではありません。
更新、認証、最小権限、ネットワーク分離、端末対策、ログ監視、バックアップ、初動手順を組み合わせて運用します。

VPNを使っていればリモート接続は安全ですか?

VPNは通信経路を保護する仕組みですが、VPNだけで安全が保証されるわけではありません。
多要素認証、接続端末の状態確認、アクセス先の制限、ログ監視を併用し、機器やソフトウェアを更新します。

NASやRAIDはバックアップになりますか?

RAIDは主にディスク故障へ備える仕組みで、バックアップそのものではありません。
誤削除、ランサムウェア、機器全体の故障、災害に備え、元データと分離した別のコピーを持ち、復元できるか確認します。

専任のセキュリティ担当者がいない場合はどうすればよいですか?

社内責任者を決め、保守会社や外部専門家の担当範囲と連絡先を明確にします。
資産・更新・権限・ログ・バックアップ・初動の確認項目を手順化し、定期点検と異常時の判断が属人化しないようにします。

まとめ

ネットワークセキュリティ対策は、通信経路と接続機器を守るための技術と運用の組み合わせです。まず構成、資産、外部公開点、管理者アカウントを把握し、サポート切れの解消、MFA、不要通信の遮断、分離、監視、バックアップ、初動手順を優先して進めます。

ファイアウォールやUTMなどは重要な構成要素ですが、1製品だけで対策は完結しません。担当者と確認方法を決め、設定・ログ・復元・連絡体制を定期的に点検しましょう。

企業向けセキュリティ対策全体は、以下の総合ページで確認できます。

法人向け情報セキュリティ対策を詳しく見る|OFFICE110
次にGoogleでセキュリティについて調べるとき、 OFFICE110の関連情報を見つけやすくできます。

セキュリティ お役立ち情報