スマホを格安化!ビジネスフォンとも相性の良い050plusとは
「050plus」はNTTコミュニケーションズが提供するIP電話アプリです。現在は新規申込を終了しています(OCN「050 plus」)。既存ユーザーは継続利用が可能です。
050plusは個人向けサービスで、法人向けの「050plus for BIZ」および「050plus Wモード」は2020年3月31日に提供終了しました(NTTコミュニケーションズのお知らせ)。
オフィスや店舗のビジネスフォンのIP化により、要件によっては通話コストの抑制や運用の簡素化が見込めます。本記事は提供状況の整理と、代替(クラウドPBX/IP内線化)検討の入口を目的とします。

監修者
登 雄三
(のぼり ゆうぞう)
保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
050plus/050plus for BIZとは
個人向けサービスの050plusのサービスとビジネス向けの050plus for BIZについて紹介します。
050plusのサービス概要
050plusは、NTTコミュニケーションズのサービスでスマートフォンから格安で通話できるIP電話アプリです。
月額330円(税込)で利用でき、以下のメリットがあります(公式料金ページ)。
- 050plus利用者同士の通話料が24時間無料
- NTTコミュニケーションズ提携しているIP電話との通話が24時間無料
- 固定電話や市外局番への通話が割安料金で利用可能
- 海外からでも国内と同じ通話料で通話できる
- 格安スマホやデータ通信専用のSIMカードでも登録し、発着信できる
- 050の電話番号を持つことができる
個人向けサービスではありますが、オフィスや店舗のビジネスフォンが無料通話対象のIP電話の場合、従業員や役員が自身の携帯電話を050plusにすれば、24時間無料通話できます。
050plus for BIZについて
050plus for BIZは法人向けに提供されていましたが、2020年3月31日に提供終了しています(公式)。また、050plus Wモードも同日に提供終了となっています。
050plus for BIZと050plusの違い
050plus for BIZと050plusの大きな違いは以下の通りです(提供当時の概要。現在は申込不可)。
- 050plus for BIZは内線機能・転送機能を設定できた
- 提供終了のため、現行の料金案内はありません
- 050plus for BIZは管理者が通話明細をウェブダウンロードできた
050plus for BIZを契約することで、スマートフォンがビジネスフォンの子機として使用できるようなイメージでした。
また、スマートフォンを内線化できるサービスもあります。スマホ内線化サービスとの大きな違いはビジネスフォン代表番号発信ができないことです。
050plus(for BIZ)の通話料について
050plus(for BIZ)の通話料について解説します。
アプリ同士、提携IP電話は無料
050plus同士の通話と、NTTコミュニケーションズが提携しているIP電話相手の通話料は24時間無料です(対象一覧は公式料金ページ参照)。インターネットを使用した通話のため、インターネット環境が必要です(3G端末、エリアでも利用できますが、音声に遅滞が生じる可能性が高くなります)。
ニフティ株式会社、株式会社ネスク、株式会社TOKAIコミュニケーションズ、株式会社イージェーワークス、ビッグローブ株式会社、株式会社コネクシオ、フュージョン・コミュニケーションズ株式会社など、非常に幅広く提携されています。
国内固定電話・提携外有料IP電話
国内の固定電話に発信する際は、3分あたり8.8円(税込)です。固定電話から050plus番号への通話料は発信側事業者の料金が適用されます(例:NTT東西は全国一律11.88円)。
国内の携帯電話・PHS
国内の携帯電話に発信する場合は1分あたり17.6円(税込)です。なお、PHS向け料金プランは2021年1月31日で終了しており対象外です(Y!mobile)。
国際電話
相手先がアメリカの場合は1分あたり9円、中国の場合は1分あたり29円という風に、国ごとに料金が設定されています。最新の一覧は公式の国際通話料ページで確認できます。
海外からの通話が国内電話と同料金
海外出張などの際にも、050plusであれば国内と同様の料金で使用できます。
※注意点としては、050plusを利用する際にデータ通信を行うことです。
- インターネット電波が無い場所では利用できないこと
- フリーwi-fi環境で使用しないとデータ通信料金が発生してしまうこと
に注意してください。
また、現地国の通信会社が提供するサービスによっては、VoIPなど特定のサービスについて制限をかけている場合もあります。さらに契約の携帯電話会社にて、海外のインターネット接続に関して制限がかかっている場合もあります。
電話連絡が予想される際には、あらかじめ使用状況について確認を取るなどの対策をしましょう。
050plus(for BIZ)の登録方法・利用メリット
050plus(for BIZ)の登録方法、利用方法について案内します。
050plus(for BIZ)の登録方法
現在、050plusの新規申し込みは終了しています(OCN「050 plus」)。既存ユーザーの初期設定やマニュアルは同ページをご参照ください。
050plus for BIZ/050plus Wモードは提供終了のため、新規登録・利用はできません(NTTコミュニケーションズ)。
050plus for BIZの利用メリット
050plus for BIZは以下のような場面のデメリットを解消できる可能性がありました(現在は提供終了)。
<個人使用の携帯電話を業務に使用していた場合>
- 通話料を会社で負担する場合は、個人使用分と仕事で使用した分との精算のために明細を確認する必要があり手間と時間がかかる
- 通話料を会社で負担せず従業員の自己負担とする場合、負担を避けるため緊急の用事以外は事務所に戻ってからの対応となることが増える。その結果、ビジネスチャンスを逃したり、対応が後手に回り顧客満足度が下がったりしてしまう。
- 顧客に、プライベートの携帯電話番号を伝えなければならない状況が生じてしまうことがある
<会社から従業員に携帯電話を貸与した場合>
- 通話が多いため、請求の負担が大きい
- 従業員は、外出時にプライベートの携帯電話と会社貸与の携帯電話の2台を持って外出しなければならない
050plus for BIZを利用した場合は、
- プライベートとビジネスをしっかり切り分けられる
- 通話料や余分なコストを削減できる(オフィスや店舗の電話が無料通話可能なIP電話であれば無料通話できる。また、スタッフの携帯電話同士でも両方の携帯電話にアプリを導入すれば通話料無料になる)
- アプリから発信した分の料金はすべて会社に請求され、通話明細をダウンロードすることもできるので、経理担当者は面倒な清算業務を簡素化できる
- 海外出張の際にも、国内同様の通話料で安心して通話できる
といったメリットがありました。
よくある質問(FAQ)

050plusは今から新規で申し込めますか?
月額基本料と主な通話料はいくらですか?
050plus for BIZや050plus Wモードは使えますか?
海外からも日本と同じ通話料で使えますか?
ただし、渡航先のVoIP制限や公衆Wi-Fiの品質、契約回線の海外接続制限には注意してください。
ビジネス用途で検討中。何を選べばよい?
クラウドPBX/スマホ内線化/据置型ビジネスフォンを比較すると判断が速いです。
まとめ
050plus、050plus for BIZについて紹介しました。
個人向けの050plusサービスは、通話料を節約でき、050の電話番号を手軽に持てるという面で非常に便利なサービスです(料金の詳細は公式料金ページ参照)。一方で、050plus for BIZと050plus Wモードは提供終了、また050plus自体も新規申込は終了しています(OCN「050 plus」)。
オフィスのビジネスフォンをIPビジネスフォンにすれば、各拠点と携帯電話間の通話も無料にでき、さらに利便性が高くなります。
なお、導入前に知っておきたいビジネスフォンの選び方・注意点も併せて確認しておくと安心です。

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