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固定電話の引っ越しでは、今の電話番号をそのまま使えるのか、費用はいくらか、いつ手続きすべきかで迷いやすいものです。
特にオフィス移転では、回線だけでなく主装置・内線・外線・配線の確認も必要になる場合があります。
この記事では、固定電話の引っ越しの番号継続の条件、手続き、費用、工事前の確認点を整理します。
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監修者
登 雄三(のぼり ゆうぞう)
保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
固定電話の引っ越しで電話番号をそのまま使えるかどうかは、移転先の住所、利用中の回線種別、NTTの収容局などによって変わります。現在と同じ市区町村内への移転でも、必ず同じ番号を使えるとは限らないため、手続き前に確認しておくことが大切です。
固定電話とひかり電話、光回線電話などの違いから整理したい方は、ひかり電話や固定電話回線の違いを整理した記事もあわせて確認しておくと、移転時の判断がしやすくなります。
同じ市区町村内で引っ越す場合でも、電話番号をそのまま使えるかは確認が必要です。NTT西日本では、同一市区町村内でも引っ越し前後で収容局が異なる場合など、電話番号が変更になる場合があると案内されています。出典:NTT西日本「お引越し・移転のお手続き」|確認日:2026年7月7日
そのため、「近くに引っ越すから番号は変わらない」と決めつけず、移転先住所をもとに通信事業者へ確認しましょう。取引先や顧客に案内している代表番号を使っている場合は、番号変更の有無を早めに把握しておくことで、名刺・Webサイト・チラシ・請求書などの変更準備も進めやすくなります。
都道府県をまたぐ引っ越しでは、現在の契約がNTT東日本エリアかNTT西日本エリアかも確認しましょう。エリアをまたぐ場合は、現在の契約をそのまま移転するのではなく、旧住所側の手続きと新住所側の手続きが分かれることがあります。
固定電話の番号を変えたくない場合は、手続き前に「移転先でも同じ番号を使えるか」を確認するのが最初の一歩です。もし番号が変わる場合は、旧番号へのアナウンスや転送、取引先への周知もあわせて準備しておきましょう。
固定電話の引っ越し手続きは、移転先がどこかによって大きく3つに分かれます。自宅の固定電話とオフィスの固定電話では確認すべき範囲が異なるため、まずは「住所」「契約中の回線」「利用中の電話設備」を整理しましょう。
同じ市区町村内で引っ越す場合は、現在の電話契約を移転できる可能性があります。ただし、電話番号をそのまま使えるかは住所だけで決まるわけではなく、収容局や契約中の回線種別によって変わります。
手続き時には、現在の電話番号、契約者名義、現在の住所、新住所、工事希望日を確認されることが一般的です。オフィス移転の場合は、これに加えて、電話機の台数、回線数、FAX利用の有無、主装置の移設有無も整理しておくと、工事業者との調整がスムーズです。
同じNTT東日本エリア内、または同じNTT西日本エリア内で引っ越す場合も、移転先住所によって手続き内容が変わります。電話番号が変わる可能性もあるため、早めに通信事業者へ確認しましょう。
NTT東日本の「116」「0120-116000」などの電話窓口は、2025年2月1日から受付が午前9時〜午後5時、土日・年末年始を除く営業日に変更されています。出典:NTT東日本「サービスお問い合わせ・お申し込み窓口(116等)の営業日変更について」|確認日:2026年7月7日
NTT西日本エリアの加入電話・光回線電話・ワイヤレス固定電話の移転手続きでは、Webや電話での申し込みが案内されています。手続き対象の回線や受付方法は、利用中のサービスによって異なるため、公式ページで確認してください。出典:NTT西日本「お引越し・移転のお手続き」|確認日:2026年7月7日
NTT東日本・NTT西日本のエリアをまたぐ場合は、現在の契約をそのまま移すのではなく、旧住所側の契約手続きと新住所側の申し込みが分かれる可能性があります。電話番号も変わる前提で、周知や旧番号への案内方法を確認しておきましょう。
また、INSネットを利用している場合は特に注意が必要です。NTT西日本では、INSネットの新規・移転申込受付は2024年8月31日に終了しており、サービス提供は2028年12月31日に終了予定と案内されています。出典:NTT西日本「INSネットのサービス終了について」|確認日:2026年7月7日
ISDN回線や古い電話設備を使っているオフィスでは、移転を機に回線構成を見直す必要が出ることがあります。電話番号だけでなく、FAX、内線、外線、代表番号、転送設定まで含めて確認しておくと安心です。
固定電話の引っ越しは、申し込み、工事日程の調整、回線・電話機の確認、移転先での工事という流れで進みます。オフィス移転では、通信事業者の回線工事とビジネスフォン業者の電話工事を分けて考えることが重要です。
固定電話の引っ越しは、まず契約中の通信事業者へ移転を申し込むところから始まります。NTT東日本・NTT西日本、光コラボ、他社回線など、契約先によって窓口や手続きが異なるため、請求書や契約書で契約先を確認しておきましょう。
申し込み時には、現在の電話番号、契約者名義、現在の住所、新住所、工事希望日、支払い方法などが必要になる場合があります。法人の場合は、移転日だけでなく、営業開始日や電話を止められない時間帯も共有しておくと、工事日程を調整しやすくなります。
移転日が決まったら、電話を使えない時間が発生するかどうかを確認しましょう。訪問工事が必要な場合は立ち会いが必要になることがあり、局内工事だけで済む場合は、午前または午後の時間帯で工事が進むこともあります。
NTT西日本では、訪問工事の場合、取り付け場所の電話設備の状況などにより異なり、工事時間は概ね30分〜1時間30分程度と案内されています。出典:NTT西日本「お引越し・移転のお手続き」|確認日:2026年7月7日
実際の工事時間は、建物の設備、配線状況、回線数、電話機の台数によって変わります。特に営業開始日の朝から電話を使いたい場合は、移転作業と電話工事の順番を事前に決めておきましょう。
オフィスで固定電話を使っている場合は、回線だけでなく、電話機・主装置・内線・外線・FAXの利用状況も確認しておきましょう。ビジネスフォンは、家庭用電話機と違い、主装置を経由して複数の電話機や内線を管理していることが多いためです。
ここを確認せずに移転日だけ先に決めてしまうと、回線は開通しているのに内線が使えない、代表番号の着信先が想定と違う、FAXが使えないといったトラブルにつながることがあります。
移転先では、通信事業者による回線工事と、必要に応じた電話工事を行います。ビジネスフォンを利用している場合は、主装置の設置、電話機の接続、内線番号の設定、外線着信の設定などを確認します。
なお、電話工事が必ず必要とは限りません。既存設備や回線種別によっては大きな工事が不要な場合もありますが、オフィスのレイアウト変更、電話機の増減、主装置の移設がある場合は、事前に工事業者へ相談しておくと安心です。
固定電話の引っ越し費用は、通信事業者の移転工事費だけでなく、オフィス内の電話工事費によっても変わります。費用を正しく見るには、回線工事とビジネスフォン工事を分けて考えることが大切です。
通信事業者の移転工事費は、回線種別、訪問工事の有無、建物の設備状況によって変わります。NTT西日本では、加入電話・光回線電話・ワイヤレス固定電話の引っ越しに伴う電話工事について、3,300円〜22,000円程度の工事費が必要で、複数配線工事などでは別途工事料が必要と案内されています。出典:NTT西日本「お引越し・移転のお手続き」|確認日:2026年7月7日
NTT東日本では、フレッツ光・ひかり電話などの各種工事費について、2026年7月1日申込分から基本工事費の改定が案内されています。ひかり電話や光回線をあわせて移転する場合は、最新の工事費を公式ページで確認してください。出典:NTT東日本「各種工事費の新設および改定について」|確認日:2026年7月7日
オフィスでビジネスフォンを使っている場合は、通信事業者の回線工事とは別に、電話工事業者へ依頼する費用がかかることがあります。たとえば、主装置の移設、電話機の設置、内線番号の設定、外線着信の設定、LAN配線や電話配線の整理などです。
費用は、電話機の台数、主装置の種類、既存配線を流用できるか、工事する距離、作業人数によって変わります。現行環境をそのまま移せる場合と、移転を機にレイアウトや回線数を見直す場合では、必要な作業も変わるため、見積もり時に条件をそろえて確認しましょう。
工事費や配線まわりもあわせて確認したい方は、ビジネスフォン工事の費用相場や業者選びのポイントも参考にしてください。
固定電話の引っ越しでは、見積もり時に想定していなかった作業が増えると、追加費用が発生する場合があります。特にオフィス移転では、電話回線だけでなく、配線・主装置・電話機の配置も確認が必要です。
追加費用が出やすい例:電話機の台数が増える、配線距離が長い、既存配線を流用できない、主装置の移設や設定変更が必要、FAXや複数番号の着信設定がある、営業時間外工事を希望する、など。
固定電話の基本料金や通話料まで見直したい場合は、固定電話の料金を安くする方法を整理した記事もあわせて確認しておくと、移転時のコストを見直しやすくなります。
オフィス移転では、固定電話の移転手続きだけでなく、ビジネスフォンの主装置・内線・外線・配線を同時に確認する必要があります。電話番号が移転できても、社内の電話環境が整っていなければ、営業開始日に電話対応が滞る可能性があります。
ビジネスフォンを利用している場合は、主装置の設定確認が重要です。主装置は、外線からの着信、内線通話、保留、転送、代表番号の着信先などを管理する中心機器です。
移転先で席配置や部署構成が変わる場合は、内線番号や着信グループも見直しましょう。たとえば、受付電話をどの部署で受けるか、営業時間外の留守番電話をどうするか、FAX番号を残すかなど、移転後の運用に合わせた設定が必要です。
既存の電話機や主装置を移設できるかは、機種、利用年数、配線状況、移転先のレイアウトによって変わります。現在の電話機をそのまま使える場合もありますが、古い機種や保守終了機種では、移転を機に入れ替えを検討した方がよいケースもあります。
配線についても、移転先の既存配線を流用できるとは限りません。電話機の設置場所が変わる、部署ごとの島配置が変わる、LAN配線と電話配線を整理したい、といった場合は、事前の現地確認が役立ちます。
移転当日は、回線切り替えや機器設置のタイミングによって、一時的に電話が使えない時間が発生することがあります。特に代表番号を顧客対応に使っている会社では、電話が止まる時間帯を事前に決め、代替連絡手段を準備しておきましょう。
光回線電話やワイヤレス固定電話では、停電時の利用可否も確認しておくと安心です。NTT西日本では、光回線電話・ワイヤレス固定電話について、無停電電源装置(UPS)などを準備することで停電時も利用できる可能性があると案内されています。出典:NTT西日本「お引越し・移転のお手続き」|確認日:2026年7月7日
固定電話の移転で多い失敗は、番号継続だけに気を取られて、工事日程・配線・主装置・周知の準備が後回しになることです。移転前に次の項目を確認しておくと、移転後の電話トラブルを防ぎやすくなります。
たとえば、番号変更の案内が遅れると、旧番号へ電話した取引先がつながらず、問い合わせや受注機会を逃す可能性があります。反対に、移転前からアナウンスや転送、Webサイト上の番号変更準備を進めておけば、電話番号が変わっても混乱を抑えやすくなります。
電話回線を増やす必要があるか迷っている場合は、電話回線を増やす前に確認したいポイントも参考にしてください。
固定電話の移転では、電話番号の継続可否、回線数、移転工事、ビジネスフォンの主装置・内線・外線・配線など、会社ごとに確認すべき内容が変わります。特にオフィス移転では、通信事業者への手続きと電話工事業者への相談を分けて進めることが大切です。
OFFICE110では、固定電話の移転にあわせたビジネスフォン環境の確認や、回線数・電話機台数・工事内容に応じた相談ができます。移転後に電話が使えない、内線がつながらない、代表番号の着信先が想定と違うといった不安がある場合は、事前に条件を整理しておきましょう。
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固定電話の引っ越しでは、移転先住所や回線種別によって、電話番号をそのまま使えるか、どの手続きが必要かが変わります。特にオフィス移転では、固定電話の回線手続きだけでなく、ビジネスフォンの主装置・内線・外線・配線まで確認しておくことが重要です。
費用も、通信事業者の移転工事費、電話工事業者の作業費、電話機台数、配線状況によって変わります。移転日が近づいてから慌てないように、番号継続の可否、工事日程、電話機の配置、取引先への周知を早めに整理しておきましょう。
固定電話の移転とあわせて、主装置・内線・外線・配線まで含めた電話環境を見直したい方は、ビジネスフォンのTOPページも参考にしてください。移転後、どの電話環境なら無理なく運用できるかを、この機会に一度整理してみてください。
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