050電話番号とは?安全性・メリット・取得方法を解説
「050からの着信はどこから?」
「導入コストや安全性は大丈夫?」
そんな疑問を感じていませんか?
「050番号」は、インターネット回線を使ったIP電話の一種で、近年ではビジネス利用も増えています。
低コストで導入できるのが魅力ですが、注意すべき点もあります。
本記事では、050電話番号の仕組みやメリット・デメリット、導入方法をわかりやすく解説します。
通信コストの削減や、050番号の安全性・信頼性が気になる方は、ぜひご覧ください。
050電話番号やビジネスフォンの導入・活用に関するご相談はOFFICE110へ

監修者
登 雄三
(のぼり ゆうぞう)
保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
「050」から始まる電話番号とは
050から始まる電話番号は、おもに企業や公的機関で広く利用されている電話番号です。
従来の固定電話や携帯電話と異なる技術を使用しており、コストや利用方法において大きなメリットがあります。
まずは、050電話番号についての基本から解説してきます。
050電話番号とはIP電話の一種
「050電話番号」はインターネットを利用したIP電話の一種で、通常の固定電話に比べて低コストで利用できるのが特徴です。
通話データをデジタル化し、インターネットを介してやり取りするため、従来の電話回線を使用しません。通話データは小さなパケットに分割されて送信され、受信側で再び音声として組み立てられる仕組みです。
このように、050電話番号は低コストかつ柔軟に利用できるため、ビジネスシーンで非常に役立つ電話番号システムと言えます。
IP電話について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
050電話番号はどこからの着信?
050番号は全国どこからでも発信可能なIP電話専用の番号です。特定の地域に限定されないため、「どこからの着信か」を番号だけで判断することはできません。
インターネットを利用したIP電話サービスで使われる番号で、地域に縛られずどこからでも利用できるのが特徴です。
通常の電話番号との違いは以下の通り。
- 一般的な固定電話:03(東京)、06(大阪)など市外局番で地域が特定可能
- 携帯電話:080・090・070で始まり、個人の携帯電話と判別可能
- 050番号:IP電話専用で地域に依存せず、全国どこからでも発信可能
現在、050番号は以下のような用途で広く利用されています。
- 企業の営業部門やサポートセンター
- リモートワーク中の社員からの業務連絡
- コールセンターや顧客サポート
- 一部の公的機関
- 個人事業主のビジネス用電話
050番号からの着信は決して珍しいものではなく、正当なビジネス利用が大半を占めています。
- このように、050電話番号は特定の地域に限定されず、幅広い用途で活用されるIP電話専用の番号です。
050電話番号のイメージと安全性
050電話番号は、一部では「怪しい」といったイメージが持たれることがあります。
ここでは、そのようなイメージが生まれる理由や、050電話番号から着信があった場合の対処方法について詳しく解説します。
050番号が「怪しい」と言われる理由
050番号が「怪しい」と言われる理由の一つは、営業電話や迷惑電話の発信に多く使われているためです。
特に、050番号を使った詐欺まがいの電話がかかってくることがあるため、一部の人に悪いイメージが定着しています。
しかし、050番号は多くの企業や公的機関が利用しています。そのため、必ずしも危険な番号ばかりではないことを理解した上で、適切な対応を行う必要があるでしょう。
050電話の着信への対処法
050番号からの着信があった場合、まずは発信元を確認することが大切です。
発信元が信頼できるかどうかを判断するには、番号検索サイトや公式アプリを活用して、電話番号の詳細を確認してみましょう。
また、迷惑電話や営業電話の可能性がある場合は、電話の設定から着信拒否を行うと安心です。着信拒否については各端末の設定メニューから簡単に行えます。
050から始まる着信でも、信頼できる番号であれば安心して対応できるようになります。
050電話番号のビジネス利用のメリット
050番号をビジネスで利用するメリットは、以下の4つです。
- 初期費用やランニングコストが安い
- 工事不要で番号をすぐに取得できる
- どこでも同じ番号を利用できる
ここでは、コスト面や利便性、導入のしやすさなど、具体的なメリットについて詳しく解説します。
低コストで利用できる
050電話番号を利用することで、ビジネスにおいて大幅なコスト削減つながるメリットがあります。
インターネットを利用して通話を行うため、従来の固定電話と比べて通話料金が大幅に安くなり、初期費用やランニングコストも抑えられます。
さらに、回線工事が不要で専用の電話機も必要ないため、導入コストも非常に低く抑えられます。
新規オフィス設立時に電話回線を引く必要がないため、初期費用を数万円削減することが可能です。さらに、050番号同士の通話であれば無料で利用できる点も大きなメリットです。
具体例として、050サービスの「050 plus」では月額330円から利用でき、従来の固定電話(NTT)の月額2,750円と比べて圧倒的に安価に利用できます。
このように、050電話番号を導入することで初期費用と月額料金を大幅に削減でき、ビジネスにおける通信コストの効率的な管理が可能になります。
どこでも同じ番号を利用できる
050電話番号は、インターネット環境さえあれば全国どこでも同じ番号を使用できるので、柔軟な働き方を可能にします。
地域に依存しないため、オフィスの移転やリモートワーク時でも電話番号を変更する必要がありません。市外局番がないため、地域ごとの電話番号変更の手間がなく、どこでも同じ番号で通話が可能です。
例えば、複数の拠点を持つ企業では、オフィスを移転しても050番号をそのまま使い続けられて、社員は自宅や外出先からも同じ番号で通話できます。これにより、リモートワークが増加している企業でも、業務のスムーズに連携を行えます。
このように、050電話番号は地域に縛られることなく同じ番号を利用できるため、柔軟な働き方を推進する企業にとって大きなメリットがあります。
- ただし、通信事業者を変更すると番号が変わる点には注意が必要です。
工事不要で簡単に番号を取得できる
050電話番号は、工事不要でスピーディーに取得・利用できるため、非常に便利です。
インターネット回線を利用するため、従来の固定電話のような開通工事が必要なく、手間や時間、費用を大幅に削減できます。
例えば、IP電話アプリをインストールするだけで最短即日で050番号を取得し、利用開始が可能です。
スマホやパソコンでも利用でき、専用の電話機を購入する必要もないため、初期費用も削減できます。
新規オフィス設立時やスタートアップ企業にとっては、時間とコストの両方を節約できるメリットがあります。
このように、050電話番号はスピーディーに番号を取得し、すぐに使い始めたい場合に最適な選択肢といえるでしょう。
050電話番号のビジネス利用のデメリット
続いては、050電話番号の3つのデメリットについて解説します。
- 信用性が低く営業活動が不利になる恐れがある
- 通話環境によって通話品質が不安定になる
- 緊急通報の一部の電話番号に発信できない
それぞれ詳しくみていきましょう。
信用性が低く営業活動が不利になる恐れがある
050から始まる番号は、一部の人に「怪しい」というイメージがあり、営業活動において信用度が低くなる可能性があります。
営業電話や迷惑電話に使われることが多い050番号は、信頼性が低いと感じる人が一定数存在します。
例えば、セールス目的で050番号から電話をかけた場合、顧客が「危ない番号だ」と誤解し、着信拒否をする可能性も。その結果、電話が繋がらず、営業活動がスムーズに進まないばかりか、ビジネスに悪影響を与えることも考えられます。
このように、050電話番号を営業活動に利用する場合、信頼性の問題により、顧客とのコミュニケーションが難しくなる可能性があるため、慎重に検討する必要があります。
通話環境によって通話品質が不安定になる
050電話番号は、通話品質が不安定になるリスクがあります。
インターネット回線を利用するため、通信環境によっては通話中に音声が途切れたり遅延したりする可能性があるからです。
例えば、Wi-Fiの接続が不安定だと、重要なビジネス会議中に音声が途切れ、会話がスムーズに進まなくなる可能性も考えられます。その結果、取引先や顧客からの信頼を損ねてしまう恐れもあります。
このように通信環境に依存するため、050番号の利用には通話品質のリスクを考慮する必要があるでしょう。
緊急通報など一部の電話番号に発信できない
050電話番号には、110番や119番などの緊急通報番号に発信できない制約があります。
これは、緊急通報が発信者の位置情報を基に対応する仕組みになっているため、インターネット回線を利用する050番号では位置情報が特定できないためです。
また、一部のサービスでは0120番号など、特定の番号にも発信できないケースがあるため注意が必要です。
例えば、オフィス内で急病人が出た場合、050電話番号では救急車を呼ぶことができません。
そのため、緊急時には別の固定電話や携帯電話を用意しておく必要があります。事前に発信できない番号を確認しておくことが、迅速な対応につながります。
- このように050電話番号を利用する際は、緊急時に対応できる別の通話手段を確保しておくことが不可欠です。
050電話番号の3つの導入方法
050電話番号の導入にはおもに以下の3つの方法があり、それぞれ異なる特徴やメリットがあります。
- IP電話アプリを利用する
- VoIPアダプターを利用する
- クラウドPBXを導入する
自社のビジネスニーズに合った方法を選ぶことで、コストを抑えつつ効率的に電話環境を整えることができます。
ここでは、それぞれの導入方法について詳しくご紹介していきます。
IP電話アプリを利用する
050電話番号を手軽に利用する方法として、IP電話アプリを使うのがおすすめです。
スマートフォンやパソコンにインストールするだけで簡単に利用開始できるため、導入コストがほとんどかからない点がメリットです。
また、アプリをインストールすればすぐに050番号を取得して利用できるため、時間をかけずに導入できます。
IP電話アプリは手軽に050番号を取得・利用したい方にとって最適な導入方法です。
VoIPアダプターを利用する
VoIPアダプターを利用することで、050番号を従来の固定電話機やビジネスフォンで使用できます。
VoIPアダプターは、既存の固定電話機をインターネット回線に接続してIP電話に変換する装置です。
これにより、新しい電話機が不要で、今使っている電話機で050番号を利用できるのが大きなメリットと言えるでしょう。
このように、既存の電話設備を活用することで回線工事の手間やコストを抑えて、050番号を導入したい企業におすすめの方法です。
クラウドPBXで050番号をもっと便利に活用する
クラウドPBXを導入すると、050番号をスマートフォン・PC・タブレットなど複数の端末で自由に使えるようになります。
従来オフィス内に設置していた電話システム(PBX)をインターネット上のクラウドに移設し、すべての端末を一元管理できる仕組みです。
これにより以下のようなメリットが得られます。
- 場所を選ばない通話
自宅・外出先・出張先からでも会社の050番号で発着信可能 - オフィス移転もスムーズ
物理的な電話工事が不要で、設定変更だけで新オフィスでも利用開始 - 通信コストを大幅削減
内線通話は完全無料、外線通話料も従来より安価 - リモートワーク対応
在宅勤務中でも会社番号での電話対応が可能
例えば、営業担当者が外出中でも会社の050番号で顧客からの電話を受けられるため、「担当者が不在で折り返します」といった機会損失を防げます。また、複数拠点間の内線通話が無料になるため、支社間の連絡コストも大幅に削減できます。
とくに複数拠点を持つ企業やリモートワークを推進する企業にとって、クラウドPBXは050番号を最大限活用できる最適な方法と言えるでしょう。
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050電話番号に関するよくある質問
ここからは、「050電話番号」に関するよくある疑問についてお答えしていきます。
不審な電話番号を調べる方法はありますか?
はい、電話番号検索サイトやインターネット検索を活用することで不審な電話番号を特定できます。
不審な電話番号の発信者情報を確認する際は、以下の方法を組み合わせて利用することが効果的です。
- 電話番号検索サイトを利用する
専用の検索サイトで番号の登録情報や口コミを確認できます。 - Google検索をする
電話番号をそのまま検索すると、企業情報や詐欺情報が見つかる場合があります。 - SNSで調べる
TwitterやFacebookで同じ番号からの迷惑電話情報が投稿されている場合があります。
これらの方法を活用すれば、詐欺や営業電話を事前に特定し、適切に対応できます。
とくに050番号からの不審な電話が増えているため、番号を確認してから応答することをおすすめします。
050電話番号はどんなビジネスに適してる?
050電話番号は、コスト削減や柔軟な働き方を重視する企業に最適です。
とくにスタートアップ企業やリモートワーク中心の会社、頻繁にオフィス移転する企業にとって大きなメリットがあります。
050番号の主な特徴として、固定電話のような回線工事が不要で導入が非常に簡単です。
インターネット環境さえあれば場所に縛られずに利用でき、オフィス移転時の電話番号変更や工事費用が不要になります。
海外でも050電話番号は使える?
はい、インターネットに接続できる環境があれば、世界中どこでも050電話番号を利用できます。
050番号はIP電話技術を使用しているため、海外出張や海外勤務の際も同じ番号で通話が可能です。顧客や取引先に番号変更の連絡をする必要がなく、一貫した連絡手段を維持できます。
ただし、海外での利用時はインターネット回線の品質によって通話品質が左右される場合があるため、安定したWi-Fi環境での利用をおすすめします。
国際ローミング料金も発生しないため、海外での通信コストを大幅に削減できる点も大きなメリットです。
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まとめ
050から始まる番号は、インターネットを介して通話を行うIP電話用の電話番号です。
従来の固定電話と比べて安価で手軽に取得できるというメリットがありますが、一方で「怪しい」「危ない」といったイメージを持たれていることもあります。
しかし、実際には大企業や公的機関でも広く利用されており、信頼性のあるサービスとして普及しています。
050電話番号を導入する際は、発番可能なサービスに契約し、利用する端末に合わせて適切な方法で設定を行いましょう。
特にビジネスフォンへの導入は設定が複雑になることがあるため、当社『OFFICE110』のような専門業者に依頼することをおすすめします。
050電話番号の取得や運用に関してご不明点があれば、『OFFICE110』へお気軽にご相談ください。

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