【導入方法別】ビジネスフォンの価格相場と安く抑える4つの方法
ビジネスフォン導入を検討する際、最も気になるのが「価格」ではないでしょうか?
「導入にはいくらかかる?」「新品と中古、どちらがお得?」「リースとレンタル、どちらが自社に合う?」など、費用に関する疑問や不安を抱えている企業担当者の方も多いでしょう。
本記事では、ビジネスフォンの価格相場を導入方法別に徹底解説!
さらに、主装置や電話機、工事費などの費用内訳、導入費用を安く抑える4つの方法まで、ビジネスフォンの価格に関するあらゆる疑問にお答えします。
記事を読むことで、ビジネスフォン導入の費用感を具体的にイメージでき、自社に最適な導入方法を選択できるようになります。
ぜひ、ビジネスフォン導入をご検討の方はお役立てください。
監修者
登 雄三
(のぼり ゆうぞう)
保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
【導入方法別】ビジネスフォンの価格相場とメリット・デメリット
ビジネスフォンを導入する際は、新品購入、中古購入、リース契約、レンタル契約の4つの方法があり、それぞれ価格相場やメリット・デメリットが異なります。
最適な導入方法は、企業の規模や予算、利用期間、必要な機能などによって変わるものです。
ここでは、4つの導入方法の価格相場とメリット・デメリットを解説しますので、自社に適した方法を選ぶ際の参考にしてください。
1. 新品ビジネスフォンの購入
新品ビジネスフォンの導入は、長い期間使用する場合や最新機能を利用できる点が大きなメリットです。
ただし、初期費用が高額になるため、予算に余裕がある場合に選ぶのがよいでしょう。
新品ビジネスフォン購入の価格相場とメリット・デメリット
新品ビジネスフォンの価格相場は、導入規模や機器の種類、台数によって大きく変動します。
具体例として、電話機10台を導入する場合、主装置や設置工事費を含めて約70~80万円が相場です。
新品の場合、電話機1台あたりの相場は3〜4万円程度です。これに加えて、設置工事費として15万~20万円程度がかかります。
新品ビジネスフォンのメリット・デメリット
新品ビジネスフォンのメリット・デメリットは以下の通りです。
- ■新品購入のメリット
- 最新の高性能機能が使える
- メーカー保証が付き長期間の利用でも安心
- セキュリティ対策が充実している
- ■新品購入のデメリット
- 初期費用が高額になる
- 機能が過剰で業務に不要な場合がある
新品購入は、最新機能や充実したセキュリティ対策を重視し、長期間の利用を予定している企業におすすめです。
2. 中古ビジネスフォンの購入
中古ビジネスフォンは初期費用を大幅に抑えたい企業にとって、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
ここでは、中古ビジネスフォンのメリット・デメリットと、価格相場について詳しく解説します。
中古ビジネスフォン購入の価格相場
中古ビジネスフォンの価格は新品の半額以下になることも多く、状態や年式、機能によって大きく異なります。
電話機単体の価格は、1台あたり約5,000円〜1万2,000円が相場となります。
例えば10台のセットの場合、機器代が約20万〜30万円、工事費が約8〜12万円ほどが一般的です。
中古ビジネスフォンのメリット・デメリット
中古ビジネスフォンを選ぶ際のメリットとデメリットは以下の通りです。
- ■中古ビジネスフォン購入のメリット
- 新品よりも導入費を大幅に抑えられる
- 幅広い選択肢の中から、予算や用途に合った機器を選べる
- ■新品ビジネスフォンのデメリット
- メーカー保証が受けられない、または保証期間が短い場合が多い
- すでに生産終了している機種が多く、希望する機能が未搭載の可能性がある
- 新品と比べて故障リスクが高い
中古ビジネスフォンは、導入費用を抑えたい場合や短期間の利用を予定している場合におすすめです。
購入時には製品の状態や販売店の信頼性を十分に確認することが大切です。
具体的には、販売実績や口コミ、保証内容、返品・交換の可否などを確認しましょう。
- 中古品の価格は業者や機器の状態によって異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
3. リース契約
ビジネスフォンのリース契約とはリース会社が代わりに機器を購入し、月々の定額料金で使用する契約です。
導入時に一括で費用を支払う必要がないため、初期費用を抑えられる点が大きな特徴です。
ここでは、リース契約のメリット・デメリットと、具体的な価格相場について解説します。
ビジネスフォンのリースの価格相場
ビジネスフォンのリース料金は、導入する機器の種類や台数、リース期間などによって異なります。
なお、リース期間は5年~7年で設定されることが一般的です。
ビジネスフォン10台を、それぞれの期間でリースした場合の月額費用の相場は以下の通りです。
- 5年リースの場合: 月額約12,000〜15,000円
- 7年リースの場合: 月額約9,000〜12,000円
契約期間中の総支払額は、新品購入価格よりも高くなる点に注意が必要です。
sec-01-1-1ビジネスフォンのリースのメリット・デメリット
ビジネスフォンをリースするメリット・デメリットは、以下の通りです。
- ■リース契約のメリット
- 初期費用を抑えて新品の機器を導入できる
- 月々の支払いが一定のため、資金計画が立てやすい
- 固定資産税の支払いや減価償却などの事務処理が不要
- 多くの場合、動産総合保険が付帯されている
- ■リース契約のデメリット
- 総支払額が新品購入価格より高くなる
- 原則として中途解約ができない
- 契約終了時に機器の返却が必要(※再リースを除く)
リース契約は、初期費用を抑えたい場合や資金を他の投資に回したい場合におすすめです。
また、定期的に最新機種に入れ替えたい場合にも適しています。
4. レンタル契約
ビジネスフォンのレンタル価格は、契約期間や導入機種、台数によって大きく変動します。
一般的な価格相場は以下の通りです。
- 1ヵ月レンタルの場合
– 電話機(1台あたり):1,000円~3,000円/月
– 主装置:5,000円~/月
ただし、これらはあくまで目安であり、業者や契約プランによっても価格が異なります。
また、契約期間は数日~数週間といった短期から、数ヶ月・1年以上の長期まで様々です。
レンタル契約では機器レンタル料以外に、設置・撤去工事費、オプション料金などが別途発生するケースが多いため、見積もり時には総額を確認することが重要です。
ビジネスフォンのレンタルのメリット・デメリット
ビジネスフォンをレンタル契約するメリット・デメリットは以下の通りです。
- ■レンタルのメリット
- 短期間から利用できる
- 利用期間を柔軟に設定できる
- 多くの場合、機器の設置や設定などのサポートが含まれる
- ■レンタルのデメリット
- 長期間利用するとリースより割高になる
- 取り扱い機種が限定される
- 最新機能が利用できない場合がある
レンタル契約の主なメリットは、契約期間が柔軟で、短期間であればリースよりも費用を抑えられる点です。また、途中解約が可能なため、急な変更に対応しやすいのも魅力です。
- 一方、長期利用を考えるとリース契約よりも割高になる場合があるため、利用期間によって適切に選択する必要があります。
ビジネスフォンの価格を決める3つの要素
ビジネスフォンの導入には、主に「主装置」「電話機」「工事費用」の3つの要素が価格に大きく影響します。
これらの価格は、選ぶ機器の規模や種類によって変動します。ここからは、各費用の内訳について詳しく解説していきます。
主装置の価格
最初に、主装置とは電話機同士の内線機能を制御し、外部からの着信を各電話機に振り分ける重要な機器です。
主装置の価格は、接続する電話機の台数や回線数によって異なり、20万円〜50万円以上が一般的です。
通常、主装置は3つのクラスに分けられ、グレードが上がるほど価格も高額になります。
主装置は規模に応じた選択が導入費用を左右するため、慎重な検討が必要です。
ビジネスフォンの主装置について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
電話機の価格
ビジネスフォンは高機能のため、家庭用電話機にくらべて高額になる傾向があります。
電話機の価格相場は、新品と中古でそれぞれ以下の通りです。
- 新品: 2〜5万円程度
- 中古品: 3,000円〜1万5,000円程度
なお、IP電話機やコードレス電話機などを選ぶと、さらにコストがかかることがあります。
設置工事費
ビジネスフォンの導入には、専門業者による工事が必要です。
工事費用は、配線工事や設定作業などによって異なりますが、5台の電話機を導入する場合で約10万円前後が目安です。
導入台数が増えれば費用も上がりますが、大規模導入の場合は業者による割引きも見込めます。
- お見積もり時にサービス内容を確認しておくことをおすすめします。
ビジネスフォンの月額料金と運用コスト
ビジネスフォンを導入する際は初期費用に加えて、月額料金や長期的な運用コストも考慮することが重要です。
ここでは、月額料金の内訳と長期的な運用コストについて具体的に説明します。
月額料金の内訳
ビジネスフォンの月額料金は、基本料金、通話料金、メンテナンス費用で構成されます。
具体的な料金イメージは以下の通りです。
- 基本料金:月額3,000円~5,000円
- 通話料金:発信者課金制で1分あたり10円~30円程度
- メンテナンス料金:月額1,000円~2,000円が目安(契約内容による)
各社のプランは異なるため、希望する機能やコストに合ったプランを選ぶには、複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。
長期的な運用コスト
長期的な運用コストをシミュレーションすることで、5年や10年単位での総費用を予測できます。
例えばリース契約の場合、月額料金が5年間続くため、総コストは月額10,000円なら年間12万円、5年間で60万円となります。
一方、購入の場合、初期費用が高額でも長期的には安くなることがあります。
どちらが経済的かを判断するためには月額料金に加え、メンテナンス費やアップグレードの必要性を考慮したシミュレーションが不可欠です。
- 企業の通信コストを正確に把握するためにも事前に複数のプランを比較し、最適な選択を行いましょう。
ビジネスフォンの価格を抑える4つの方法
ビジネスフォンの導入コストを抑えるための具体的な方法を4つご紹介します。
- 規模や用途に適した導入方法を選ぶ
- 複数の業者から見積もりを取る
- 型落ちの中古ビジネスフォンを購入する
- クラウドPBXの導入で初期費用を削減する
これらの方法を活用することで、最適な価格でビジネスフォンを導入できます。
以下でそれぞれ詳しく解説します。
規模や用途に適した導入方法を選ぶ
ビジネスフォンを導入する際は、自社の規模や用途に合ったシステムを選ぶことが大切です。
例えば、従業員が10名以下の場合、大規模なシステムは必要ありません。
無駄なコストを避けるため、必要なチャネル数(同時に利用できる外線の数)や内線の数を考慮し、必要最低限の機能を持った製品を選びましょう。
主装置の価格は、機能や収容台数によって大きく異なり、20万円~50万円程度が一般的です。
複数のプランやオプションを比較して、適切なものを選ぶことでコスト削減につながります。
複数の業者から見積もりを取る
ビジネスフォンの導入時には、少なくとも3社以上の業者から見積もりを取得することをおすすめします。
同じ条件で比較することで、最適な価格やサービス内容を判断できます。
また、業者によって提供するサービスや保証が異なるため、料金だけでなく、サポート内容も重要な判断材料としてチェックしましょう。
見積もりの際は、初期費用や月額料金、メンテナンス費用などの項目を詳細に確認し、長期的な契約になる場合は総コストのシミュレーションを行いましょう。
型落ちの中古ビジネスフォンを購入する
最新機能が不要な場合、型落ちの中古ビジネスフォンを選ぶことで大幅にコストを抑えられます。
中古品は新品に比べて約1/4〜1/5の価格で購入できます。
また中古品とは言え、十分な基本機能を備えているので、コストを抑えてビジネスフォンを導入したい場合は特におすすめです。
ただし、中古品の状態や保証内容をしっかり確認し、信頼できる業者から購入することが大切です。
当社「OFFICE110」は、ビジネスフォン導入12万社以上の実績で、高品質な電話機をリーズナブルな価格で提供しております。
クラウドPBXの導入で初期費用を削減する
「クラウドPBX」は、ビジネスフォンの主装置をインターネット上に設置することで、高額な機器の購入や設置工事が不要になるため、初期費用を大幅に削減できます。
そのため、リモートワークや多拠点のオフィスを持つ企業にも適しています。
ただし、クラウドPBXにはランニングコストが発生するため、利用頻度や通話量に応じたプラン選びが重要になります。
導入の際は、通話品質やサポート体制も確認しておきましょう。
クラウドPBXについてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください
ビジネスフォンの価格に関するよくある質問
ここでは、ビジネスフォンの価格に関するよくある質問をご紹介します。
料金に関する不安を解消し、導入の判断に役立つ情報ばかりです。ぜひご覧ください。
ビジネスフォンの価格はなぜ高いのですか?
ビジネスフォンが高額になる理由には、次の2点が挙げられます。
■主装置の導入が必要
ビジネスフォンの中心となる「主装置」には、内線や外線の管理機能が含まれており、その価格が高くなる要因です。主装置の価格は数十万円が相場となります。
■配線工事が不可欠
ビジネスフォンを導入する際には、専門的な配線工事が必要です。配線工事費用は設置規模に応じて変動しますが、数万円から十数万円かかる場合があります。
これらの費用は長期的な設備投資と捉え、運用コストを含めて費用対効果を考慮することが重要です。
付加サービスの料金や追加コストはどれくらいかかりますか?
付加サービスには留守番電話や転送機能、録音機能などが含まれ、利用するサービスの種類や数によって料金が変わります。
一般的な価格帯は、1つのサービスにつき数百円から数千円です。
自社に必要なサービスのみを選ぶことで、無駄な追加コストを抑えられます。
ビジネスフォンを格安で導入する手段はありますか?
業者が提供するキャンペーンを利用することで、導入コストを大幅に削減できる場合があります。
例えば、工事費無料や機器の割引キャンペーンなどが不定期に実施されているため、複数の業者に問い合わせて確認しましょう。
ビジネスフォンの導入費用を抑えたいならOFFICE110へ!
ビジネスフォン導入にかかる費用や機種選びでお悩みの企業様は、ぜひ「OFFICE110」にご相談ください。
新品から中古、リース、レンタルまで、お客様のニーズに合わせた最適なプランを低コストでご提供いたします。
当社は、ビジネスフォン業界で30年以上の実績を持ち、これまで累計12万社以上の導入をサポートしてきました。
専門知識豊富なスタッフが、お客様の事業規模やご利用状況を丁寧にヒアリングし、無駄なコストを抑えた最適なプランをご提案いたします。
例えば、
- 「初期費用を抑えたい」というお客様には、月額3,000円~のリースプラン
- 「とにかく安く導入したい」というお客様には、中古ビジネスフォン
- 「短期間だけ利用したい」というお客様には、1日単位から契約可能なレンタルプラン
など、お客様のニーズに合わせて柔軟に対応いたします。
さらに、「OFFICE110」なら導入から設置工事、アフターサポートまでワンストップで対応。
複数の業者とやり取りする手間を省き、スムーズな導入を実現します。
「ビジネスフォンの価格が知りたい」「どの導入方法が自社に合っているかわからない」といったお悩みも、ぜひお気軽にご相談ください。
専門スタッフが、お客様に最適なプランをご提案いたします。
まとめ
ビジネスフォン導入の費用は、導入方法・規模・機種・業者によって大きく左右されます。
特に導入方法は、初期費用だけでなく月々のランニングコストにも影響するため、複数業者からの見積もり取得や慎重な比較検討が必要になります。
- ■導入方法別のポイント
- 新品: 初期費用は高いが、最新機能と長期利用に最適
- 中古: 初期費用を抑えられるが、保証や機能に制約がある場合も
- リース: 初期費用を抑えられて月額払いで利用可能だが、総額は高め
- レンタル: 短期利用に最適だが長期では割高
導入前に、自社の規模・利用期間・必要な機能を明確にし、運用コストも含めて総合的に判断しましょう。
「導入方法で迷っている」「価格相場を知りたい」という方は「OFFICE110」へご相談ください。導入実績12万社の当社が、最適なプランをご提案します。
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当社では、新品・中古ビジネスフォンのご提案・保守サービスを提供しております。地域によって、サービス内容や訪問可能エリアが異なる場合がございます。詳しくは、お気軽にお問い合わせください。
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