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「ビジネスフォンでオフィスの防犯対策もできるのか」と気になっていませんか。
一部のビジネスフォンには、人感センサーで侵入を検知し、電話機の音やLEDで警告したり、登録した電話番号へ異常を知らせたりするセキュリティ機能があります。ただし、利用できる機能は電話機・主装置・周辺機器の構成によって異なります。
この記事では、ビジネスフォンの盗難防止機能・不審者威嚇機能の仕組みと、カメラ連携、導入前の確認事項、利用時の注意点を解説します。
現在の設備で利用できるか判断するために、確認すべき機器や運用条件も整理していきます。
監修者
登 雄三(のぼり ゆうぞう)
保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
ビジネスフォンのセキュリティ機能には、無人時のオフィスや店舗で侵入を検知し、電話機から警告したり、外出先へ通知したりする防犯機能があります。
一部のビジネスフォンには、電話機に搭載された人感センサーや外部センサーを利用する「盗難防止機能」「不審者威嚇機能」があります。
警戒中に人の動きなどを検知すると、電話機から音や光で警告し、あらかじめ登録した連絡先へ自動発信できる機種があります。夜間や休日など、オフィスが無人になる時間帯の異常確認を補助する機能です。
この記事で扱うのは、主に侵入や盗難に備える物理的な防犯機能です。
ウイルス、不正アクセス、情報漏えいなどへの対策は、UTMやルーター、端末管理などを含む情報セキュリティの領域です。ビジネスフォンの防犯機能だけで、社内ネットワーク全体のセキュリティを確保できるわけではありません。
電話システムの乗っ取りや不正発信への備えは、物理的な防犯とは別に確認が必要です。詳しくはビジネスフォンの不正利用対策をご覧ください。
センサー検知や外部通知は、すべてのビジネスフォンで利用できる共通機能ではありません。
電話機のセンサー搭載状況、主装置の機種、外部センサーやカメラとの接続可否、社内設定によって利用できる範囲が変わります。現在の設備へ追加できるかは、電話機と主装置の型番を確認したうえで販売店や施工業者へ確認してください。
基本操作や便利機能の全体像を先に把握したい場合は、セキュリティ機能の前にビジネスフォンの使い方を確認すると、防犯機能をどの場面で活用するか整理しやすくなります。
盗難防止機能と不審者威嚇機能は、侵入を検知して終わるのではなく、警告や外部通知までを一連の流れとして行える場合があります。
警戒モードに設定すると、電話機に内蔵された人感センサーや、接続した外部センサーが人の動きなどを検知します。
検知方法や範囲は機種・センサー・設置場所によって異なります。入口や通路などの監視したい場所と、センサーの向きや検知範囲が合っているかを事前に確認することが重要です。
異常を検知すると、電話機から大きな警告音を鳴らし、LEDランプを点滅させて侵入者を威嚇できる機種があります。
例えば、サクサの「PLATIAⅢ」では、セーフティモード中に電話機のセンサーが異常を検知すると、大音量とLEDで威嚇する機能が案内されています。ただし、警告によって侵入被害を必ず防げるわけではありません。出典:サクサ「PLATIAⅢ」|確認日:2026年8月10日
センサーが異常を検知したとき、あらかじめ登録した携帯電話や固定電話へ自動発信し、音声メッセージなどで異常を知らせられる機種があります。
登録できる連絡先の数や発信順、応答がなかった場合の動作は製品によって異なります。通報を受ける担当者を決め、連絡先が変わったときは登録内容も更新しましょう。
自動発信を受けた人が、現場の音を確認したり、電話機のスピーカーを通じて現場へ音声を届けたりできる機種もあります。
外出先から直接警告できる点は不審者威嚇機能の特徴ですが、通話方法や音量は機種・設定によって異なります。実際の運用前に、担当者が通報を受けてから対応する流れを確認しておく必要があります。
対応するセキュリティ機器やネットワークカメラを組み合わせると、センサー検知時の撮影や、外出先からの画像・ライブ映像確認ができる構成もあります。
例えば、サクサのオフィスセーフティ送信機「BS1000」は、対応機器を組み合わせることで、異常発生時の音声・メール通報や、パソコン・スマートフォンからの画像・ライブ映像確認に対応しています。カメラ連携はビジネスフォン単体の共通機能ではなく、対応機器やインターネット環境が必要になる場合があります。出典:サクサ「オフィスセーフティ送信機 BS1000」|確認日:2026年8月10日
ビジネスフォンの防犯機能を利用したい場合は、機能名だけで判断せず、現在の機器構成と希望する運用を照らし合わせて確認しましょう。
まず、現在使っている電話機と主装置のメーカー・型番を確認します。
同じメーカーのビジネスフォンでも、シリーズや主装置の構成によって利用できる機能は異なります。電話機にセンサーが付いていても、主装置の設定や接続条件によっては希望する通知方法を使えない場合があります。
希望する防犯範囲によっては、外部センサー、送信機、ネットワークカメラ、ルーターなどの追加機器が必要です。
電話機周辺だけを検知したいのか、入口・倉庫・店舗全体を確認したいのかによって必要な構成が変わります。既存の防犯カメラやセンサーを流用できるとは限らないため、接続規格や対応機器も確認してください。
自動発信先には、夜間や休日でも異常を確認できる担当者の電話番号を設定します。
誰が警戒モードを開始・解除するのか、通報を受けたら何を確認するのか、必要に応じて誰へ連絡するのかを社内で決めておきましょう。担当者の異動や電話番号の変更があった場合は、登録情報の更新も必要です。
外部センサーやカメラを追加する場合は、配線工事や主装置の設定変更が必要になることがあります。
導入費用は、対応機器の有無、監視する場所、追加するセンサーやカメラの数、配線環境などで変わります。現在の構成を確認せずに機器だけを購入すると接続できない可能性があるため、導入前に販売店や施工業者へ相談してください。
現在のビジネスフォンで防犯機能を利用できるか分からない場合は、電話機と主装置のメーカー・型番、監視したい場所、カメラ連携の希望をお伝えください。必要な機器・設定・工事と、既存設備の流用可否を確認しやすくなります。
ご相談・見積依頼
ビジネスフォンの防犯機能は無人時の異常確認に役立ちますが、機能だけに任せきりにせず、限界を理解したうえで運用することが大切です。
自動発信機能は、登録した社内担当者や管理者へ異常を知らせる仕組みが中心です。警察や警備会社への通報、現場への駆け付けまで含まれるとは限りません。
サクサの「BS1000」でも、異常発生を通報する装置であり、災害防止装置ではないと案内されています。求める対応範囲が、異常通知までなのか、警備員の駆け付けまで必要なのかを導入前に整理しましょう。出典:サクサ「オフィスセーフティ送信機 BS1000」|確認日:2026年8月10日
センサーの検知範囲や精度は、設置位置、向き、障害物、周辺環境などの影響を受けます。
設置後は、想定する動線で検知できるか、通常業務で不要な反応が起きないかを確認してください。センサーが反応することを前提にするだけでなく、検知できなかった場合も想定して施錠などの基本対策を続ける必要があります。
導入後は、センサーの検知、警告音とLED、自動発信、通報先の応答、カメラ映像などを定期的に確認しましょう。
機器の故障だけでなく、電話番号の変更、ネットワーク環境の変更、カメラの向きのずれなどで、想定した動作ができなくなる場合があります。社内の防犯点検に動作テストを組み込むと、異常時の連絡漏れを防ぎやすくなります。
ビジネスフォンの防犯機能は、施錠、防犯カメラ、入退室管理、社内の緊急連絡ルールなどと組み合わせて活用することが重要です。
カメラで人物を識別できる画像を記録する場合は、保存期間や閲覧権限を決め、録画データを適切に管理してください。防犯機能を導入する目的と、社内で必要な対応範囲を整理したうえで構成を選びましょう。出典:サクサ「iageカメラシステム」|確認日:2026年8月10日
ビジネスフォンの盗難防止機能や不審者威嚇機能は、電話機だけを見ても利用可否を判断できません。主装置との組み合わせ、センサーやカメラの接続、通報方法、配線・ネットワーク環境まで確認する必要があります。
OFFICE110では、現在の電話機・主装置で対応できる機能、追加が必要な機器や設定工事、既存設備の流用可否などを確認しながら、防犯対象となる場所と運用方法に合わせた構成をご案内します。
ご相談の際は、電話機と主装置のメーカー・型番、監視したい入口や部屋、外出先への通知方法、カメラ連携の希望をお伝えください。現在の環境で実現できる範囲と、導入に必要な条件を整理できます。
一部のビジネスフォンには、センサーで侵入を検知し、音やLEDで警告したり、登録した電話番号へ自動発信したりするセキュリティ機能があります。対応機種では、ハンズフリー通話を利用した音声での警告も可能です。
ネットワークカメラとの連携や広い範囲の監視には、追加のセンサー、送信機、カメラ、ネットワーク環境などが必要になる場合があります。現在の設備で利用できるかは、電話機と主装置の型番、必要な防犯範囲を整理して確認しましょう。
ビジネスフォンの防犯機能だけに依存せず、施錠や防犯カメラ、入退室管理、緊急時の社内ルールと組み合わせることも大切です。機種の対応状況や必要な工事が分からない場合は、OFFICE110へご相談ください。
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