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広いフロアや工場、店舗、受付まわりでは、ビジネスフォンが鳴っていても着信に気づきにくいことがあります。周囲の音が大きい場所では呼び出し音が届きにくく、反対に店舗や施設では大きな音を出しにくい場合もあります。
そのようなときに役立つ周辺機器が、着信を光や音で知らせるパトライトやフラッシュベルです。ランプの点滅やフラッシュで着信を見える化できるため、電話の取り逃し対策として活用できます。
ただし、パトライトやフラッシュベルは、すべてのビジネスフォンにそのまま接続できるわけではありません。電話機の型番、主装置、配線状況、接続方法によって、対応可否や工事の必要性が変わります。
この記事では、ビジネスフォンに取り付けるパトライト・フラッシュベルの基本、活用シーン、おすすめ機種、取り付け方法、選ぶ際の注意点を解説します。
監修者
登 雄三(のぼり ゆうぞう)
保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
パトライトやフラッシュベルは、ビジネスフォンの着信を光や音で知らせる周辺機器です。電話の呼び出し音だけでは気づきにくい場所や、大きな着信音を鳴らしにくい場所で活用されます。
まずは、パトライトやフラッシュベルがどのような機器なのか、どのような場面で使われるのか、設置時に何を確認すべきかを整理しておきましょう。
フラッシュベルは、電話の着信を光や音で知らせる周辺機器です。ビジネスフォンの呼び出し音に気づきにくい場合でも、ランプの点滅やフラッシュによって視覚的に着信を確認しやすくなります。
パトライトは、表示灯や回転灯として知られる機器の一種です。工場や倉庫など、音が届きにくい場所で視覚的に異常や呼び出しを知らせる用途でも使われています。
ビジネスフォンの着信対策として使う場合は、電話機・主装置・回線・電源装置などとの接続方法を確認したうえで、職場環境に合う機器を選ぶことが大切です。
パトライトやフラッシュベルは、音だけでは着信に気づきにくい場所や、着信音を大きくしにくい場所で活用されます。
たとえば工場では、呼び出し音だけでは機械音に埋もれてしまうことがあります。一方、店舗では音を大きくしすぎると接客の妨げになることがあります。このように、現場によって必要な通知方法は異なります。
パトライトやフラッシュベルを選ぶ際は、「音を大きくしたいのか」「光で知らせたいのか」「離れた場所にも通知したいのか」を先に整理しましょう。
パトライトやフラッシュベルの取り付けに工事が必要かどうかは、接続方法や機種、既存のビジネスフォン環境によって異なります。
主装置や電話回線と連動させる場合、配線や電源装置の接続が必要になることがあります。この場合は、販売店や電話工事業者へ確認するのが安全です。
一方で、音や振動を検知するセンサー式、または簡易的に設置できるタイプの機器では、比較的シンプルに導入できる場合もあります。ただし、ビジネスフォン対応可否は機種ごとに異なるため、購入前に必ず確認しましょう。
自社で機器だけを購入しても、電話機や主装置に対応していなければ動作しない場合があります。導入前には、電話機の型番、主装置の型番、設置したい場所、通知したい範囲を確認しておくと安心です。
パトライトやフラッシュベルには、工場・倉庫向け、受付・店舗向け、音と光を併用するタイプなど、さまざまな種類があります。ここでは代表的な機種を紹介します。
なお、メーカー仕様や販売状況は変更される場合があります。導入前には、メーカー公式情報や販売店、設置業者へ最新情報を確認してください。
SKS/SKH/SKPは、株式会社パトライトの回転灯シリーズです。設備や産業機械、フォークリフトなどの異常報知に使われるシリーズで、ビジネスフォンの着信を光で知らせたい場合にも、設置環境や接続方法によって検討候補になります。
SKシリーズは、Φ80・Φ100・Φ150のサイズ展開があり、設置場所の広さや視認距離に合わせて選びやすい点が特徴です。ビジネスフォンの着信通知用途では、受付や小規模スペースでは小型、工場・倉庫など広い場所では視認性を重視したサイズを検討します。
従来のSKH-EAは長く使われてきた機種ですが、AC電圧タイプには生産終了・在庫限りの型式があります。現在の記事でおすすめ機種として掲載する場合は、SKH-EAではなく、現行シリーズであるSKS/SKH/SKPを中心に紹介する方が安全です。
SKS/SKH/SKPを検討する際の確認ポイントは以下です。
なお、パトライト本体は電話機に直接つなげば必ず動作するものではありません。ビジネスフォンの着信と連動させるには、主装置、電話回線、外部出力、センサー機器、電源装置などの確認が必要になる場合があります。
導入前には、使用中のビジネスフォンの型番、主装置の型番、設置したい場所、通知したい範囲を確認し、販売店や工事業者へ対応可否を確認しましょう。
STR-LTB2/RTS-1ピエゾセンサーは、高輝度LEDの点滅と高音量ベルで、電話や接続端末の呼び出しを知らせる機器です。騒音環境や、着信音が届きにくい場所で検討されることがあります。
RTS-1ピエゾセンサーは音や振動を検知する仕組みのため、取り付ける端末や鳴動音の種類、音量設定によって調整が必要になる場合があります。
また、ビジネスホンで使用する場合は、別途RTS-1またはSTR-ADPが必要とされる場合があります。導入前に、電話機・主装置・接続方法を確認しましょう。
STR-LTB2/RTS-1を検討する際の確認ポイントは以下です。
パイオニア TF-TA21-Wは、光と音で電話の着信を知らせるフラッシュベルです。光と音を切り替えて使えるため、一般電話機やFAX向けの着信通知機器として検討されることがあります。
ただし、販売ページ等では、ホームテレホン、ビジネスホン、ローゼット式の電話機などでは使用できない旨の注意が確認できます。そのため、ビジネスフォン用途で検討する場合は、事前に対応可否を必ず確認してください。
ビジネスフォンに使う前提で「接続するだけで使える」と判断するのは避けましょう。電話機の種類や接続方式によっては利用できない場合があります。
家庭用電話機向けのフラッシュベルは、ビジネスフォンで使えない場合があります。購入前に、電話機の型番・主装置・接続方式を確認してください。
パトライトやフラッシュベルの取り付け方法は、使用する機器やビジネスフォンの構成によって異なります。ここでは代表的な接続方法を紹介します。
実際の接続可否は、電話機・主装置・回線種別・配線状況によって変わります。導入前には、取扱説明書やメーカー情報、販売・工事業者へ確認してください。
ビジネスフォンや主装置とパトライトの間に、着信信号を検知する電源装置などを接続し、着信時にランプを点灯・点滅させる方法です。
この方法では、回線や主装置との接続が関係するため、機器の対応可否や配線状況の確認が必要です。複数の電話機や複数部署で通知したい場合は、主装置側の設定も含めて確認しましょう。
電話回線や主装置側の信号と、パトライト側の電源を組み合わせて、着信時に通知する方法です。構成によっては、パトライトのスイッチ操作を残したまま運用できる場合があります。
ただし、電源装置や配線の組み合わせによって動作条件が変わります。使用しない時間帯に通知を止めたい場合や、特定の部署だけで通知したい場合は、事前に運用方法を整理しておきましょう。
電話機側のスピーカー端子や外部出力端子などを利用して、パトライトやフラッシュベルと連動させる方法です。
ただし、すべてのビジネスフォンに対応端子があるわけではありません。また、端子があっても、接続できる機器や設定方法は機種によって異なります。
「配線だけで設置できる」と判断せず、対応端子の有無、出力方式、接続する機器の仕様を確認してください。
接続方法別の確認ポイントは以下です。
\ 設置可能かを相談する /
パトライトやフラッシュベルは、着信の取り逃し対策として有効ですが、職場に合わない機器を選ぶと、かえって業務の妨げになることがあります。設置前に、音量・光量・対応機種・費用条件を確認しましょう。
パトライトは機種によって光量が異なります。フラッシュベルの場合は、光量だけでなく、音量や着信音の種類も確認が必要です。
工場や倉庫では強い光や大きな音が必要になる場合があります。一方で、店舗・受付・医療施設などでは、強すぎる光や大きすぎる音が来客や利用者の負担になることもあります。
選定時には、設置場所の広さ、周囲の明るさ、騒音レベル、スタッフの視線に入る位置かどうかを確認しましょう。
パトライトやフラッシュベルには、一般電話機向け、FAX向け、ビジネスフォン環境で使えるものなど、さまざまな種類があります。
家庭用電話機向けの機器は、ビジネスフォンでは使用できない場合があります。同じように見える製品でも、接続方式や対応インターフェースが異なるため注意が必要です。
購入前には、電話機の型番、主装置の型番、対応端子、電源要件、メーカーの接続可否情報を確認してください。
パトライトやフラッシュベルの費用は、本体価格だけで決まるわけではありません。設置点数、配線距離、接続方式、主装置との連動有無によって、必要な部材や工事内容が変わります。
費用が変わる主な条件は以下です。
正確な費用を確認するには、電話機の型番、主装置の型番、設置したい場所、通知したい範囲を整理しておくとスムーズです。
「ビジネスフォンの着信に気づきにくい」「工場や倉庫で電話音が聞こえない」「店舗や受付で大きな着信音を鳴らしたくない」
このようなお悩みがある場合は、OFFICE110にご相談ください。
パトライトやフラッシュベルは、電話の着信を光や音で知らせる便利な周辺機器です。ただし、現在お使いの電話機や主装置、回線種別、配線状況によって、設置できる機器や接続方法が変わります。
OFFICE110では、電話機の型番、主装置の有無、設置したい場所、通知したい範囲、音を出せる環境かどうかを確認したうえで、パトライト・フラッシュベル・増設ベル・転送設定など、現場に合う対策をご案内します。
パトライトやフラッシュベルの選び方、設置方法、費用の考え方について、よくある質問をまとめました。
パトライトやフラッシュベルは、ビジネスフォンの着信に気づきにくい環境で、電話の取り逃しを減らすために役立つ周辺機器です。工場や倉庫では光と音で知らせる方法、店舗や受付では光を中心に知らせる方法など、職場環境に合わせた選定が重要です。
ただし、パトライトやフラッシュベルは、すべてのビジネスフォンで同じように使えるわけではありません。電話機の型番、主装置、接続方式、配線状況によって、対応可否や工事の必要性が変わります。
導入前には、電話機・主装置・設置場所・通知したい範囲を確認し、自社の環境に合う方法を選びましょう。着信音だけで届かない場所でも、光や転送設定を組み合わせることで、電話対応の取り逃しを減らせる可能性があります。
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