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「ビジネスフォンの基礎知識」記事一覧

ビジネスホンの手軽で便利な周辺機器 ヘッドセット(インカム)とは

ビジネスフォンで電話対応をしながら、パソコン入力やメモ、資料確認を行う場合、受話器を持ったままでは作業しにくくなります。そこで活用されるのが、インカムやヘッドセットです。

ビジネスフォンの現場では「インカム」と「ヘッドセット」がほぼ同じ意味で使われることもありますが、厳密には意味が異なります。インカムは通話・連絡の仕組みを含む広い呼び方、ヘッドセットは耳に装着するマイク付き機器です。

この記事では、インカムとヘッドセットの違い、ビジネスフォンで利用するメリット、向いている業務、片耳・両耳などの基本的な種類を解説します。

固定電話やビジネスフォンへの具体的な接続方法を確認したい方は「固定電話とヘッドセットの接続方法」、ワイヤレス利用を検討している方は「ビジネスフォンでワイヤレスヘッドセットを使う条件」をご確認ください。

この記事の目次
  1. インカム・ヘッドセットとは
  2. ビジネスフォンでインカムを使うメリット
  3. インカム・ヘッドセットが向いている業務
  4. インカム・ヘッドセットの基本的な種類
  5. ビジネスフォン用ヘッドセットの基本的な選び方
  6. 接続方法とワイヤレス利用の確認先
  7. よくある質問
  8. まとめ

ヘッドセット、接続ケーブル、コードレス電話機、着信通知機器など、ビジネスフォンと組み合わせて使う機器を確認したい方は、ビジネスフォンの周辺機器一覧をご覧ください。

登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

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2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

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インカム・ヘッドセットとは

インカムとヘッドセットは、どちらも音声でやり取りする場面で使われる言葉です。ただし、指している範囲が異なるため、まず違いを整理しておきましょう。

インカムとは

インカムとは、一般に離れた相手と音声で連絡を取り合うための通信機器や仕組みを指す言葉です。無線機、親機・子機、イヤホンマイクなどを組み合わせたシステム全体を「インカム」と呼ぶ場合もあります。

一方、コールセンターや電話受付の現場では、ビジネスフォンやパソコンに接続するマイク付きヘッドセットを、慣用的に「インカム」と呼ぶことがあります。

ヘッドセットとは

ヘッドセットとは、耳に装着するスピーカー部分と、口元の音声を拾うマイクが一体になった機器です。ビジネスフォン、固定電話、パソコン、スマートフォンなどに接続して使用します。

ビジネスフォンで利用する場合は、受話器の代わりとして通話に使います。ただし、電話機の型番や端子、必要なアダプタによって利用可否が異なるため、すべてのヘッドセットをそのまま接続できるわけではありません。

インカムとヘッドセットの違い

比較項目 インカム ヘッドセット
基本的な意味 音声連絡に使う通信機器・仕組みの総称 マイクとイヤホン・ヘッドホンが一体になった装着機器
主な用途 スタッフ間連絡、業務連携、通話 電話対応、オンライン会議、音声入力
構成 無線機や親機などを含む場合がある 頭部や耳に装着する機器単体を指すことが多い
ビジネスフォンでの呼ばれ方 電話対応用ヘッドセットを「インカム」と呼ぶことがある

ビジネスフォンの記事や販売現場では、両者が同じ意味で使われることもあります。製品を探す際は、呼び方だけで判断せず、接続先や利用目的を確認することが大切です。

販売店や職場によって呼び方が異なるため、製品を選ぶ際は「インカム対応」という表記だけで判断せず、電話機の型番・接続方式・利用目的まで確認してください。

ヘッドホン・イヤホンとの違い

ヘッドホンやイヤホンは、主に音声を聞くための機器です。マイク付きの製品もありますが、通話用として設計されたヘッドセットとは、マイク位置や操作ボタン、装着方法などが異なります。

機器 主な役割 ビジネスフォン利用時の注意点
ヘッドセット 聞く・話す 電話機との互換性や接続方式を確認する
ヘッドホン 主に聞く マイクがなければ通話できない
イヤホン 主に聞く マイク付きでも電話機へ直接接続できるとは限らない

ビジネスフォンでインカムを使うメリット

インカムやヘッドセットをビジネスフォンに導入すると、受話器を手に持たずに電話対応できます。特に、通話と別の作業を同時に行う業務で効果を発揮します。

両手を使いながら電話対応できる

最大のメリットは、通話中も両手を使えることです。キーボード入力、書類確認、メモ、商品の確認などを、受話器を持たずに進められます。

入力・確認作業を同時に進めやすい

顧客情報や注文内容を聞きながら、その場でパソコンへ入力しやすくなります。受話器とキーボードを持ち替える必要がなくなり、確認漏れや入力の中断を減らしやすくなります。

マイク位置を一定に保ちやすい

口元にマイクを固定できるため、受話器の持ち方による音量のばらつきを抑えやすくなります。周囲の音をどの程度拾うかは、マイクの指向性やノイズ低減機能、使用環境によって異なります。

受話器を支える負担を減らせる

受話器を肩と首で挟みながら作業する必要がなくなります。長時間の電話対応では、軽さ、側圧、イヤーパッド、装着方法なども確認し、担当者の負担が少ない製品を選ぶことが重要です。

インカム・ヘッドセットが向いている業務

コールセンター・問い合わせ窓口

通話件数が多く、顧客情報の入力や検索を同時に行うコールセンターでは、ヘッドセットが広く利用されています。長時間装着するため、通話品質だけでなく、軽さや装着感も重要です。

電話環境全体を検討している場合は「コールセンター向けビジネスフォン」もご確認ください。

受付・事務・営業サポート

電話を受けながら担当者の予定を確認したり、顧客情報を検索したりする業務にも向いています。片耳タイプを選ぶと、通話しながら周囲の呼びかけを確認しやすくなります。

予約受付・受注対応

予約日時や注文内容を聞き取りながら、管理画面や伝票へ入力する業務では、両手が使えることで確認作業を進めやすくなります。

移動しながら電話対応する業務

店舗や倉庫などで席を離れて対応する場合は、ワイヤレスタイプが候補になります。ただし、利用できる通信方式、動作範囲、バッテリー、電話機との互換性は製品ごとに異なります。

ワイヤレス利用の条件は「ビジネスフォンでワイヤレスヘッドセットは使える?」で詳しく解説しています。

ヘッドセットを利用できるかどうかは、ビジネスフォンの型番や端子、主装置の設定によって異なります。導入目的と現在の電話環境を整理しておくと、必要な機器や接続方法を判断しやすくなります。

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インカム・ヘッドセットの基本的な種類

有線タイプとワイヤレスタイプ

種類 特徴 向いている使い方 主な確認事項
有線タイプ ケーブルで電話機や接続機器につなぐ 自席で長時間電話対応する業務 端子、対応コード、ケーブルの取り回し
ワイヤレスタイプ ベースや無線機能を介して利用する 席を離れて電話対応する業務 対応方式、通信範囲、充電、互換性

有線とワイヤレスのどちらが優れているかではなく、通話する場所と移動の有無で選ぶことが大切です。

片耳タイプと両耳タイプ

片耳タイプは、通話しながら周囲の音を聞きやすい点が特徴です。受付や事務など、社内の呼びかけにも対応する業務に向いています。

両耳タイプは、左右から通話音声を聞けるため、電話対応へ集中しやすくなります。一方で、周囲の声や呼び出しに気づきにくくなる場合があるため、利用環境を確認しましょう。

オーバーヘッド型とイヤーフック型

オーバーヘッド型は、頭頂部にバンドをかけて装着する一般的な形状です。安定して装着しやすく、長時間の電話対応に利用されています。

イヤーフック型は、耳にかけて使用する軽量なタイプです。髪型を崩しにくい反面、耳の形や製品によって装着感が変わるため、可能であれば実際に試着して確認すると安心です。

ビジネスフォン用ヘッドセットの基本的な選び方

基礎記事では、製品ごとの細かな比較ではなく、選定前に整理しておきたい基本条件を確認します。

周囲の音を聞く必要があるか

同僚の呼びかけや来客対応がある場合は片耳タイプ、通話へ集中したい場合は両耳タイプが候補になります。周囲音を完全に遮断してよいか、業務上の安全性も含めて判断しましょう。

利用時間と装着感を確認する

長時間使用する場合は、重量だけでなく、側圧、イヤーパッドの素材、調整範囲、眼鏡との干渉も確認します。複数人で共用する場合は、清掃方法や交換用パーツも確認しておくと運用しやすくなります。

マイク性能と操作性を確認する

周囲が騒がしい環境では、マイクの指向性や送話時のノイズ低減性能を確認します。また、ミュートや音量調整、着信応答などの操作がどこで行えるかも製品によって異なります。

「ノイズキャンセリング」という名称でも、装着者が聞く周囲音を抑える機能と、相手へ届く雑音を抑えるマイク機能では役割が異なります。必要な機能を区別して確認しましょう。

電話機との接続可否を確認する

外観や価格だけで選ぶと、電話機へ接続できない場合があります。購入前に、電話機のメーカー名・型番、接続端子、主装置・PBXの構成、必要なアダプタを確認してください。

同じ形状の端子でも、結線や送受話レベルが異なることがあります。端子が物理的に差し込めることだけで、互換性を判断しないようにしましょう。

端子の形が合っていても、正常に通話できるとは限りません。購入前に電話機とヘッドセットの型番を照合してください。

接続方法とワイヤレス利用の確認先

本記事は、インカムとヘッドセットの基礎理解を担当しています。具体的な接続手順やワイヤレス方式の比較は、次の記事で詳しく解説しています。

確認先の目安:固定電話への接続手順は接続方法の記事、Bluetooth・DECTなどの無線条件はワイヤレスの記事で確認できます。

確認したいこと 参考記事
固定電話のどこへ接続するか、端子がない場合、音が出ない場合の確認 固定電話とヘッドセットの接続方法を解説
Bluetooth・DECT、通信距離、バッテリー、電話機との互換性 ビジネスフォンでワイヤレスヘッドセットは使える?

購入前に確認したい内容に応じて、接続方法とワイヤレス利用の記事を使い分けると、必要な条件を整理しやすくなります。

ヘッドセットの対応可否は、電話機の型番や端子、主装置の設定によって異なります。購入前に現在の電話環境を確認しておくと、接続できない製品を選ぶリスクを抑えられます。

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インカム・ヘッドセットに関するよくある質問

ビジネスフォンのインカムとは何ですか?

ビジネスフォンで使うインカムとは、ヘッドセットなどを装着して、受話器を持たずに通話するための機器や仕組みを指します。通話しながらパソコン入力や資料確認ができるため、コールセンター、受付、営業、受注業務などで利用されています。

インカムとヘッドセットの違いは何ですか?

ヘッドセットは、イヤホンやヘッドホンにマイクを組み合わせた機器です。一方、インカムは通話や相互連絡を行う仕組み・機器全般を指す言葉として使われます。オフィス電話では、通話用ヘッドセットを「インカム」と呼ぶこともありますが、厳密には完全に同じ意味ではありません。

ヘッドセットとヘッドホン・イヤホンの違いは何ですか?

ヘッドセットには、相手の声を聞く部分に加えて、自分の声を届けるマイクが付いています。ヘッドホンは主に音声を聞くための機器です。イヤホンにはマイク付きの製品もありますが、端子や接続方式が合っていても、ビジネスフォンで必ず使えるとは限りません。

片耳タイプと両耳タイプはどちらが向いていますか?

周囲の呼びかけや来客にも対応したい場合は、片耳タイプが向いています。コールセンターなどで通話に集中したい場合は、両耳タイプが候補になります。ただし、装着感や周囲の音の聞こえ方には個人差があるため、利用環境に合わせて選びましょう。

ビジネスフォンでインカムを使うメリットは何ですか?

受話器を持たずに通話できるため、パソコン入力、資料確認、商品検索などを同時に進めやすくなります。また、受話器を肩と耳で挟む必要がなくなり、長時間の電話対応における身体的な負担を軽減しやすい点もメリットです。

まとめ

ビジネスフォンの現場では、マイク付きヘッドセットを「インカム」と呼ぶことがあります。ただし、厳密には、インカムは通信機器や仕組みを含む広い呼び方で、ヘッドセットは耳に装着する通話機器です。

ヘッドセットを導入すると、両手を使いながら電話対応でき、入力や確認作業を進めやすくなります。選定時は、有線・ワイヤレス、片耳・両耳などの違いだけでなく、装着感、マイク性能、電話機との互換性を確認しましょう。

具体的な接続方法は「固定電話とヘッドセットの接続方法」、BluetoothやDECTなどの利用条件は「ビジネスフォンでワイヤレスヘッドセットを使う条件」で確認できます。

ヘッドセットとあわせて、接続ケーブル・コードレス電話機・増設ベル・外部スピーカーなどを確認したい方は、OFFICE110の周辺機器一覧をご覧ください。

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