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落雷でビジネスフォンが故障!原因・対策・対処法とは

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落雷でビジネスフォンが故障!原因・対策・対処法とは

落雷でビジネスフォンが故障!原因・対策・対処法とは

落雷後に電話が使えなくなった場合、必ずしも電話機の故障が原因とは限りません。

電話機以外にも、ルーターや主装置などのさまざまな機器が、落雷による急激な電流・電圧の影響で故障する可能性があるからです。

そこで、本記事ではビジネスシーンの落雷対策に役立つ、以下の内容について詳しく解説します。

  • 落雷によって電話が使えなくなる原因
  • 落雷で故障する可能性のある機器
  • 落雷で電話が使えなくなった時の対処法

さらに、落雷からオフィスのビジネスフォンを守るために、知っておくべき対策についても、くわしく紹介していきます。

落雷による影響で電話が使えなくなった方や、これから落雷対策したい方は、本記事をぜひ参考にしてください。

この記事の目次

  1. 落雷で電話が故障!症状・原因・機器を解説

  2. 落雷で電話が使えなくなった時の対処法

  3. 落雷からビジネスフォンを守る4つの対策

  4. ビジネスフォンの落雷対策はOFFICE110にお任せ
  5. まとめ
登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

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落雷で電話が故障!症状・原因・機器を解説

落雷の影響で電話が使えなくなった場合、電話機そのものが故障しているケースと、電話機以外の機器が故障しているケースの2つが考えられます。

この章では、落雷による電話故障の症状や原因、そして故障が疑われる機器について、それぞれ詳しく解説します。

落雷で電話が使えなくなる時の症状

落雷後、電話が使用できなくなった場合、以下のような症状が発生することがあります。

  • 受話器を上げても「ツー」音が聞こえない
  • 電話機の電源が入らない
  • コードレス電話機のみが使えない
  • 雑音が入る
  • 着信ができない・着信音がならない
  • 発信ができない
  • 相手の声は聞こえるが相手に声が届かない(片側通話)
  • 電話をかけると故障ガイダンスが流れる
  • 主装置の電源が入らない
  • NTT機器の「ひかり電話」が消灯している
  • NTT機器の電源が入らない
上記の症状が発生した場合は、落雷による故障の可能性が高いですが、念のため、NTTなどの通信事業者に連絡して復旧状況も確認しておきましょう。

落雷で電話が使えなくなる主な原因

落雷で電話が使えなくなる主な原因は「雷サージ」です。
雷サージとは、雷が落ちた時に発生する高圧の電流のことです。

通信回路や電源回路から侵入して、電話機やその他の機器に損傷を与える可能性があります。

雷サージには以下の3種類があり、それぞれ異なる特性を持っているため、及ぼす影響も異なります。

雷サージの種類 特徴 影響
直撃雷 建物の避雷針、建物、電柱などに直接落雷し、直接電源線、通信線、電気・電子機器に一時的に流れる過電流・過電圧のこと。 衝撃は大きい
影響は局所的
誘導雷 直撃雷が発生した付近で発生する強い磁界によって、電源回路や通信回路に過電流や過電圧が誘導される現象のこと。
直撃雷に比べて発生頻度は高く、
通常の雷被害のほとんどを占める。また、落雷地点から離れていても影響が及ぶため、注意が必要。

衝撃は比較的小さい
影響は広範囲
逆流雷(間接雷) 直撃雷が発生し地中に流れた過電流・過電圧が建物や電柱に影響を及ぼす現象 衝撃は比較的大きい
影響はやや限定的
山頂負荷供給配電線などで多く発生

また、雷による影響で停電した際、通電時に一度に高い電気が流れ込む「サージ電流」が発生することがあります。

サージ電流、雷サージ同様に電源ケーブルだけでなく、通信機器を通じてLANケーブル経由で機器に悪影響をあたえる可能性があることも理解しておきましょう。

落雷で故障の可能性が疑われる機器

落雷により、故障の可能性が疑われる機器は電話機・主装置・ONU などが挙げられます。

状況にもよりますが、電話機だけが壊れて主装置が壊れないことは基本的に起こりにくいため、各機器の故障を疑いましょう。

落雷による電話関連の故障は、以下の機器と経路で発生する可能性があります。

機器 雷サージ・サージ電流の侵入経路
ONU 電源ケーブルから雷サージが侵入する可能性あり
光ファイバーケーブルは電気を通さないため、雷の影響を受けない
VDSLモデム 電源ケーブルや壁の電話線から侵入する可能性あり
ターミナルアダプタ(ISDNルーター) 電源ケーブルや壁の電話線から侵入する可能性あり
主装置 電源ケーブルやONUと接続しているLANケーブルから侵入する可能性あり
ルーター モデムやONUの電源ケーブルや電話線から侵入した雷サージが、LANケーブルを通して影響を及ぼすことがある
パソコン 電源ケーブルやルーターと接続したLANケーブルから侵入する可能性あり
Wi-Fiでネット接続している場合は電源ケーブルから侵入する可能性あり
FAX・複合機 電源ケーブルや電話線、また主装置やルーターなどから侵入する可能性あり
ハブ 電源ケーブルやONUと接続しているLANケーブルから侵入する可能性あり
テレビ 電源ケーブルや同軸ケーブル(テレビのアンテナ線)、ルーターなどと接続しているLANケーブルから侵入する可能性あり
ビジネスフォン 電源ケーブルや主装置と接続しているLANケーブルや電話線から侵入する可能性あり
電話機親機 電源ケーブルや主装置と接続しているLANケーブルや電話線から侵入する可能性あり
コードレス電話機(子機) 電源ケーブルから侵入する可能性あり
コードレス電話機のアンテナだけが故障するケースもある
サンダーカット 雷サージやサージ電流の強さによっては、サンダーカット自体が故障する可能性あり

落雷で電話が使えなくなった時の対処法

落雷で電話が使えなくなった場合、まずどの機器が故障しているのかを把握する必要があります。

ただし、落雷による電話の故障は、基本的に自分で修理することが難しいため、簡単な対処法を実践した後は、すぐに業者に連絡することをおすすめします。

対処方法については、これからご紹介する内容を参考にしてみてください。

主装置などの機器の電源をオフオンする

複数の電話回線を利用している場合、電話機にはゲートウェイ(ルーター)や主装置があることが多いです。
まず、ゲートウェイの電源を抜いて、15分ほど待ってから電源を入れなおしましょう。

ただし、ビジネスフォンの主装置については、自分でオフオンせずに、サービス提供元の業者に依頼したほうがよいでしょう。

主装置にはバックアップ機能がありますが、バックアップ電池が切れている場合、主装置の電源を切るとデータが消失してしまう危険性があるためです。

業者に問い合わせて現地調査を依頼する

落雷で電話が使えなくなった場合、自分で対処できることは電源を入れなおすくらいしかありません。
業者でも、現地で点検をしてみないと原因特定や修理が難しい場合が多いです。

業者に点検してもらって、電話回線が原因だった場合、さらに電話会社に連絡する必要があります。
訪問修理などには時間がかかることが多いため、なるべく早く問い合わせましょう。

機器の状態によっては買い替えが必要に!

業者に点検を依頼した際、機器の状態によっては買い替えが必要になる場合があります。
電話機1台だけや部品交換だけなら、それほど費用はかかりません。

しかし、主装置の故障で交換する場合、数百万円の費用がかかることもあります。
主装置の交換の場合、同じ型番の電話機でないと動かないため、オフィス内の電話機をすべて買い替える必要があるからです。

主装置の価格は新品で約20万円程度、中古で約10万円程度が相場となります。

また、電話機を買い替える場合、電話機代金だけでなく設置費用もかかるため、まとまった費用が発生する可能性があります。この点を考慮しておくことが重要です。

もし、落雷時による影響で電話機が故障してしまった場合は、当社「OFFICE110」におまかせください。

ビジネスフォンは社内外で円滑なコミュニケーションを取る上で欠かせないツールです。
「OFFICE110」が代わりになる最適な電話機を提供し、安定した電話業務の継続をサポートします。

ビジネスフォンが落雷で被害を受けた方以外に、落雷対策を万全にしておきたい場合にも、ぜひ一度「OFFICE110」にご相談ください。

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落雷からビジネスフォンを守る4つの対策

落雷からビジネスフォンを守るには、以下の4つの対策があります。

  • 対策① サンダーカット(雷防護アダプタ)を導入する
  • 対策② UPS(無停電電源装置)を導入する
  • 対策③ SPD(サージ防護デバイス)を導入する
  • 対策④ 雷鳴が聞こえたら電話線・電源ケーブルを抜く

それぞれの対策について、詳しく解説していきます。

対策①サンダーカット(雷防護アダプタ)を導入する

落雷からビジネスフォンを守る対策として、サンダーカットが有効です。
サンダーカットは、情報機器やネットワーク構成機器の雷被害のリスクを低減するための対策部品となります。

具体的には、電源側と通信側の双方から、雷被害のリスクを低減する仕組みです。
サンダーカットは、ADSL回線・ISDN回線・電源・接地などから侵入する雷サージを防ぎ、IP電話やその他の情報機器を保護する役割があります。

また、一部のサンダーカット製品には、雷防護機能が正常であるかを確認できるパイロットランプが搭載されています。

ここからは、落雷対策におすすめのサンダーカットを紹介していきます。

NTTサンダーカット「TAP-7」

NTTサンダーカット「TAP-7」は、7つの通信機器を接続できるコンセントタイプのサンダーカットです。1.5kVまでの高電圧に対応します。

同時接続する機器の合計電力が、1500wを超えないように注意が必要です。
なお、本機器の価格相場は、約8,000円~10,000円程度で販売されています。

白山製作所「サンダーカットハイブリッド」

白山製作所「サンダーカットハイブリッド」は電話線などの通信回路と、電源回路から侵入する雷サージを遮断できます。
雷サージを避雷針へ誘導しつつ、耐圧トランスで遮断する2段構えの雷防護製品です。

また、サンダーカットハイブリッドは、機器を個別に接続する必要がないため、大規模オフィスなどでも広く導入されています。

また、サンダーカットハイブリッドは、出力容量に応じた以下のようなラインナップがあります。

品名 絶縁容量 価格 適用回線 接続回線数
サンダーカットハイブリッド
HYS300-2MJ
300VA 4,600円 ADSL・アナログ・
ISDN回線文字
2回線
サンダーカットハイブリッド
HYS750-2MJ
750VA 72,000円 ADSL・アナログ・
ISDN回線
2回線
サンダーカットハイブリッド
HYS1500-2MJ
1500VA 192,000円 ADSL・アナログ・
ISDN回線
2回線

対策②UPS(無停電電源装置)を導入する

落雷や停電が発生した際に、主装置やパソコンを安全にシャットダウンし、データを保護するためには、「UPS(無停電電源装置)」の導入が有効です。

UPSはバッテリーを内蔵しており、停電発生時にそのバッテリーから電力を供給することで、一定時間、主装置やパソコンに電力を供給し続けられます

これにより、安全なシャットダウンとデータの保護が可能になります。

「OFFICE110」では、『OMRON』のUPS BY50SG5を取り扱いしております。
OMRON UPS BY50SG5は長寿命(5年)バッテリー搭載で、バッテリー交換は誰でも簡単にできます。

「OFFICE110」が提供するUPSは、【本体3年保証+バッテリー3年間無償提供サービス】がご利用でき、保守コストの削減が可能です。

対策③SPD(サージ防護デバイス)を導入する

SPDはサージ防護デバイスのことで、雷サージを安全に放出し、過電流・過電圧が機器を破壊するのを防ぐ保安器です。

SPDを電源線と通信線に取り付けることで、雷サージがSPDを経由してアースなどに流れ、安全に地中へ放出されます。

なかでも『SHODEN』のSPDは、保護対象機器や回線系ごとに専用のSPDがあり、主なものとして以下の3種類があります。

SPDの種類 タイプ 特徴
電源用SPD 電源用
PV用(直流電源用)
小型電源用
電源を通して侵入する雷サージからあらゆる電源設備を守る
太陽光発電システム向けや低圧電源用、耐雷トランス(電源用保安装置)などもある
通信用SPD 通信・信号用
LAN・ネットワーク用
電話用
ITV用
同軸ケーブル用
電力通信用
計装用
異常電圧・電流から人や通信・制御機器を保護する
電話・信号・制御・同軸・LANなど、目的と防護レベルに応じたさまざまな種類がある
SPDの寿命または故障を監視し、故障表示と故障状態を外部に送信することも可能
屋外の監視カメラ用のSPDは屋外に設置可能で、カテゴリ6に対応しているためデータを高速転送も可能
一般民需用 サンダーブロッカーPro
サンダーブロッカー
雷サージを電源、通信回線とは異なる経路に逃がすことで機器を保護
サンダーブロッカーProは繰り返し使用でき、寿命がわかる表示つき

対策④雷鳴が近づいたら電話線・電源ケーブルを抜く

落雷による被害を防ぐには、雷が近づいたら電源ケーブルと電話線を抜きましょう

ただし、主装置をいきなり電源を切るとデータが消える恐れがあるので、事前に「サンダーカット」や「SPD」などの雷サージ対策をしておきましょう。

また、雷が近づいてからケーブルを抜こうとすると、感電の恐れがあるので十分に注意してください。

ビジネスフォンの落雷対策はOFFICE110にお任せ

office110
落雷によってビジネスフォンが故障したり、雷対策を検討している場合は、「OFFICE110」に気軽にご相談ください!

落雷によるビジネスフォンの故障は、データの消失はじめ、業務に大きな支障をきたす可能性があります。

そのため、落雷が起こる前にきちんと対策しておけば、被害を最小限に留めることができます。

「OFFICE110」では、雷によるビジネスフォンの故障にスピーディーに対応し、業務の復旧をサポートするため、代替え用の電話機の提案が可能です。
さらに、雷サージ対策機器の導入など、状況に合わせて最適な対策をご提案いたします。

今なら、設置費用もビジネスフォン代金もすべて無料のキャンペーン中です。

ぜひお気軽に、「OFFICE110」へお問い合わせください。

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まとめ

落雷によるビジネスフォンの故障を防ぐには、事前に対策をしておくことが大切です。

落雷時にビジネスフォンが故障する主な原因が、「雷サージ」です。
雷サージとは、落雷によって発生する大電流のことです。この大電流がビジネスフォンに流れ込むと、故障やデータの消失につながる可能性があります。

落雷からビジネスフォンを守る対策として有効なのは、下記の4つです。

  • 対策① サンダーカット(雷防護アダプタ)を導入する
  • 対策② UPS(無停電電源装置)を導入する
  • 対策③ SPD(サージ防護デバイス)を導入する
  • 対策④ 雷鳴が聞こえたら電話線・電源ケーブルを抜く

落雷は、日本で年間100万回以上発生する自然現象です。
また、落雷による被害は、高額な機器の故障やデータの消失など、多岐にわたります。そのため、オフィスでは日頃から落雷対策をしておくことが重要です。

当社では、落雷後の故障対応はもちろん、事前の落雷対策に関しても経験豊富なスタッフが提案させていただきます。落雷対策をお考えの方は、ぜひ「OFFICE110」にお問い合わせください。

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