ビジネスフォンで国際電話はどうかける?”マイライン”で通話料がお得に!
グローバル化が進む中、どのような職種でも海外の顧客と触れ合うことが。
「英語はちょっと…」と言ってはいられない時代となりました。
ただし、いざビジネスフォンで国際電話をかけようにもやり方を知らない方が多いのだとか。確かに、普段ほとんど国際電話を使用していないのに使いこなせる方が驚きです。
そこで、今回はビジネスフォンでの国際電話のかけ方を詳しくご紹介しましょう。
国際電話をよりお得にしてくれる、”マイライン”についてもまとめていますので参考にしてください。
ビジネスフォンでの国際電話のかけ方
国際電話のかけ方、としていますが実は使用している電話会社によって微妙に異なります。
そこで、まずはビジネスフォンでの国際電話のかけ方として基本となることから見ていきましょう。
①ビジネスフォンで国際電話のかけ方(基本編)
国際電話も国内電話も、ビジネスフォンの操作としては基本的に同じです。
唯一異なるのは”入力する番号の長さ”。
国内電話であれば固定電話は10桁、携帯電話なら11桁が最大桁数。
例えば、東京都庁の代表番号は”03-5321-1111”とちょうど10桁です。
対して、国際電話では以下の3つの番号を入力する必要があります。
- 国際アクセス番号(6桁)
- 国番号(2桁)
- 電話番号(10桁〜11桁)
ビジネスフォンの受話器をあげ”外線ボタン”を、上記の番号を順番に入力するだけ。
”国際アクセス番号+国番号+電話番号”の3つを入力すれば国際電話ができます。
※電話番号だけは、最初の”0”を抜いて入力する。
②ビジネスフォンで国際電話には”国際アクセス番号”が
国番号(国を表す番号)、電話番号(個々を表す番号)はどちらも固定です。
ただし、国際アクセス番号については使用している電話会社によって異なります。
◆固定電話の場合
- NTT…0033-010
- KDDI…001-010
- ソフトバンク…0061-010
- 楽天…0038-010
◆携帯電話の場合
- NTT…010
- KDDI…001-010
- ソフトバンク…010
上記の他にも、日本にはいくつかの電話会社がサービスを提供しています。
ビジネスフォンで国際電話をかける前に、各電話会社の国際アクセス番号を調べておくと安心です。
③国際電話には”+”から始まる番号も
”0”から始まるのが一般的な電話番号ですが、中には”+”で始まっていることもあります。
実は、”+”のついた電話番号は、国番号と電話番号が一緒になっているものです。
例えば、+1-234-56-7890の”1”は国際番号、”234-56-7890”は電話番号ということ。
つまり、国際アクセス番号に続いて、”+”のあとの電話番号を入力するだけでつながります。
④国際電話の”不正利用”に要注意”
ビジネスフォンに限らずですが、電話機を乗っ取られて不正に国際通話される事例が増えています。
当然、国際電話料金は国内電話料金よりも高く、不正に利用されれば高額請求につながります。
ビジネスフォンは主装置によってネット回線とつながっていることも多くあります。
一般電話機(家庭用電話機)に比べて不正アクセスされやすく、乗っ取られやすい訳です。
国際通話する・しないに関わらず、ビジネスフォンにはパスワードを設定し、正しくセキュリティを施しましょう。
特に、“IP-PBX”や”IP電話用”を設置しているオフィスは狙われやすいので要注意です。
ビジネスフォンでの国際電話の主要相手(国番号)
ビジネスフォンは”国際アクセス番号+国番号+電話番号”で国際通話できるとのことでした。
では、実際に主要な相手国を想定してビジネスフォンでの国際電話をかけてみましょう。
①アメリカ(ワシントン編)
NTTの回線から、アメリカ(ワシントン)に国際電話をかけるには以下の情報が必要です。
- 国際アクセス番号…0033-010
- 国番号…1
- 電話番号…202(市外局番)-000-0000
上記の通り、”0033-010-1-202-000-0000”を入力すればワシントンにいる相手を呼び出せます。
②イギリス(ロンドン編)
KDDIの回線から、イギリス(ロンドン)に国際電話をかけるには以下の情報が必要です。
- 国際アクセス番号…001-010
- 国番号…44
- 電話番号…20(市外局番)-0000-0000
上記の通り、”001-010-44-20-0000-0000”を入力すればロンドンにいる相手を呼び出せます。
③中国(上海編)
ソフトバンクの回線から、中国(上海)に国際電話をかけるには以下の情報が必要です。
- 国際アクセス番号…0061-010
- 国番号…86
- 電話番号…21(市外局番)-0000-0000
上記の通り、”0061-010-86-21-0000-0000”を入力すれば上海にいる相手を呼び出せます。
ビジネスホンの国際電話は”マイライン”がお得!
国内電話に比べ、国際電話は国際通話料が高くて頻繁に通話するのは難しいもの。
そこでおすすめしたいのが、ビジネスホンの国際電話をお得にしてくれる”マイライン”です。
①マインラインって何?
マイラインとはあらかじめ電話会社を登録しておくことで、識別番号の入力を省略できるというもの。例えば、KDDIであれば”001(国際アクセスコード)”のように、電話会社ごとに識別番号があります。
先述した通り、ビジネスフォンで国際電話をかけるには”国際アクセス番号”を最初に入力する必要が。国際アクセス番号の中には、”識別番号(国際アクセスコード)”と”国際プレフィックス”があるのです。
マイラインに登録しておけば、識別番号の部分を入力しなくていいので簡単に国際電話がかけられます。
②国際通話料金がお得!
ちなみに、KDDIの提供するマイラインを利用すると、通常よりも国際電話がお得にかけられます。
例えば、平日深夜(23:00~翌8:00)に国際電話をしたときの例を以下にまとめました。
- アメリカ…4円/6秒
- イギリス…6円/6秒
- 中国…8円/6秒
アメリカの時差は-14〜-17時間、イギリスの時差は-9時間ほど。
日本の深夜23:00〜翌8:00は、アメリカの朝9:00〜夕方6:00とビジネスアワーです。
ただし、国や地域、時間帯によっては他の電話会社の方がお得なこともあります。
主に国際電話をかける国はどこなのか、相手を考えた上で電話会社を選ぶのも1つの手です。
よくある質問(FAQ)

ビジネスフォンから国際電話をかける基本的な手順は?
ビジネスフォンの受話器を上げて外線ボタンを押したあと
1)国際アクセス番号(例:NTTなら 0033-010)
2)相手国の国番号(例:アメリカ1/イギリス44/中国86 など)
3)市外局番の先頭の「0」を除いた電話番号
を続けて入力すれば国際電話がかけられます。
「+1-○○○-…」など“+”から始まる番号は、どうダイヤルすればいい?
「+1-234-56-7890」のような表記は、+の後ろが「国番号+市外局番+電話番号」を意味します。
ビジネスフォンでは、
まず自社回線の国際アクセス番号(例:0033-010、001-010 など)
続けて「+」以降の数字(この例なら「1-234-56-7890」)
をそのまま入力すればOKです。
自社の国際アクセス番号(0033/001/0061など)が分からないときは?
国際アクセス番号は電話会社ごとに異なります。固定電話でよく使われる例としては、
・NTT:0033-010
・KDDI:001-010
・ソフトバンク:0061-010
・楽天:0038-010
などがあります。
どの事業者経由でかけているか分からない場合は、請求書や契約書・社内の回線管理資料を確認し、不明な場合は回線会社やビジネスフォンの保守業者に問い合わせると安心です。
国際電話の不正利用・高額請求が心配です。ビジネスフォンで気をつけることは?
ビジネスフォンは主装置経由でネットワークにつながるケースも多く、IP-PBX・IP電話環境では不正アクセスのリスクが高まります。
以下の対策を取ることで、思わぬ高額請求のリスクを下げやすくなります。
・主装置やWeb設定画面の初期パスワードを変更
・不要な国・宛先への国際発信制限を設定
・国際電話を使わない部署には発信制限をかける
・不自然な通話明細がないか定期的にチェックする
国際電話が多いので通話料を抑えたいです。マイラインはどんなメリットがありますか?
マイラインは、利用する電話会社を事前登録しておく仕組みで、国際電話の場合は「識別番号(001など)」の入力を省略できます。
たとえばKDDIをマイライン登録しておくことで
・国際アクセス番号の一部入力を省略できる
・KDDIの国際通話割引(時間帯・国別の割安料金)が適用される
などのメリットがあります。
主に通話する国・時間帯によってお得な会社が異なるため、どの国にどれくらい電話するのかを整理したうえで、最適な事業者のプランやマイライン登録を検討するのがおすすめです。
まとめ
今回は、ビジネスフォンでの国際電話のかけ方についてまとめてみました。
ビジネスフォンで国際電話をかけるのに必要な番号は主に3つ。
- 国際アクセス番号(6桁)
- 国番号(2桁)
- 電話番号(10桁〜11桁)

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