ビジネスフォン工事は業者に頼むべき?費用と選び方を徹底解説
「ビジネスフォンの設置工事ってどのように進めるの?」
「そもそも取り付け工事って自分でできるの?」
「工事にどれくらいの費用がかかるんだろう?」
こんな疑問をお持ちではありませんか?
結論から言うと、ビジネスフォンの設置工事には専門知識が必要です。
そのため、専門資格を持った技術者に工事を依頼するのが安心です。
また、導入時には工事の流れや手続き、費用をしっかり把握することが重要となります。
さらに、導入する電話機の台数やオフィスの電源設備なども、事前に確認しておく必要があるでしょう。
本記事では、ビジネスフォンの設置工事で失敗しないために、導入の流れや費用相場、信頼できる業者の選び方、そして導入時の注意点を徹底解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
ビジネスフォン設置工事の種類
冒頭でもお伝えしましたが、ビジネスフォンの設置工事には専門知識が必要です。
設置工事には、主に次の3種類があります。
- 交換機器工事
- 電話配線工事
- 電話機設定工事
上記は、ビジネスフォンを設置する際に欠かせいない工事です。
それぞれの工事内容について詳しく解説していきます。
交換機器工事
「交換機機器工事」とは、会社の内線電話や外線電話を接続するため、機内交換機(PBX)を設置・交換する工事のことです。
この交換機は「主装置」とも呼ばれ、回線を複数の電話機につなぎビジネスフォンの大元となる装置です。
主装置からビジネスフォンに配線をしていくので、電源の確保できる一定のスペースを事前に用意しておきましょう。
「ビジネスフォンの主装置」について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
電話配線工事
「電話配線工事」とは、オフィス内の電話回線を敷設し、電話機と主装置を正しく接続するための工事です。
配線が適切に行われることで、すべての電話機が正常に機能します。
オフィスの床やカーペットだけでなく、壁の中を這わせて引っかかりや断線させないよう取り付ければなりません。
特にビジネスフォンが故障する原因として一番多いのが断線です。
設置工事中でも引っかかりがないかを確認しながら、慎重に作業を進めていく必要があります。
電話機設定工事
「電話機設定工事」とは、設置した電話機に各種設定を施し、必要な機能(内線設定、発信制限、留守番電話機能など)を有効にする工事です。
これにより、業務に必要な機能を使用できるようになります。
その際、配線を行なったビジネスフォンを一台ずつ動作確認を行い、問題がないかの検証が必要です。
具体的には、内線・外線が使用できるか、音量や聞き取りづらさはないかなどの確認していきます。
- ビジネスフォンの自分でできる設定について知りたい方は、以下の記事をご参考ください。
ビジネスフォン工事の流れと必要な日数
前章では、ビジネスフォン設置に必要な3種類の工事について紹介してきました。
ここからは、ビジネスフォンの設置工事の流れと導入までに必要な日数について解説していきます。
ビジネスフォン工事の流れ
ビジネスフォンの設置工事の具体的な流れは、以下の通りです。
【ビジネスフォン工事の流れ】
- 見積もり
- 電話線の手配
- 主装置の取り付け作業
- 電話機の接続・設定
- 露出配線のチェック
- 立ち会いの元確認
- 作業完了
上記のように、ビジネスフォンを実際に使用できるようになるまでには、いくつかの工程を進めていく必要があります。
その際、工事で業務に支障が出ないよう、業者は慎重に選び、時間に余裕を持って手配を進めることが大切です。
ビジネスフォン工事に必要な日数
ビジネスフォンの設置工事にかかる日数は、地域や建物のタイプ、設置する電話機の台数によって変わります。
また、回線の申し込みの有無によっても必要な日数が異なります。
日数の目安ついては、以下の表をご参考ください。
【回線の申し込みが無い場合】
種類・条件 | 日数 |
---|---|
中古のビジネスフォン購入 | 在庫があれば当日設置可能 ※設置場所の条件や業者のスケジュールに左右される場合があるため、事前確認が必要 |
新品リース契約 | 最短1週間前後(審査~工事まで) ※リース会社や審査状況よって前後する可能性あり |
新品一括購入 | 2~3日(商品発注~工事まで) |
【回線の申し込みがある場合】
種類・条件 | 日数 |
---|---|
NTTの回線(アナログ・INS)の申し込みあり | 1週間~2週間 |
NTTの回線(光回線) | 2週間~3か月(エリアの状況により異なる) |
ビジネスフォン導入までの費用相場
ビジネスフォン工事の料金は、一般的に「設置工数×単価」で計算されます。
例えば、5台の電話を設置する場合、業者派遣や主装置の設置を含めて「単価×7」で計算されます。
当社「OFFICE110」では、工数7×単価7,000円で計算するため、工事費用は49,000円となります。
ビジネスフォンの台数が増えるほど、工数が増えて料金も高くなりますが、台数が多い場合はボリュームディスカウントで単価が下がることがあります。
値引きの内容は業者によって異なるため、複数の業者から見積もりを取り、事前に確認しておきましょう。
ビジネスフォン(新品・中古)端末の費用相場
ビジネスフォンを導入する際、新品と中古の選択肢があり、予算に応じて選択する必要があります。
新品のビジネスフォンは、最新の機能が搭載され、長期のメーカー保証が付いています。
一方、中古の場合は価格が新品の3分の1程度で、保証期間は短いものの機能的にはほとんど差がありません。
新品・中古のビジネスフォンの費用相場は以下の通りです。
状態 | 費用相場 |
---|---|
新品 | 10,000円~40,000円前後 |
中古 | 5,000円~15,000円前後 |
ビジネスフォンの費用を抑えたい場合は、中古品を検討するのも一つの手段です。
中古品とはいえ、新品と大きな機能差がなく、しっかりとメンテナンスされたものが多いので、安心して利用できます。
主装置(PBX)の費用相場
主装置(PBX)は、ビジネスフォンの導入時に必ず購入が必要で、1台あたりの相場は新品で20万円〜、中古品で1万5千円〜です。
主装置は、外部回線をオフィスの各電話機に接続したり、社内の電話機同士をつなげたりする重要な役割を担っているため、ビジネスフォンのシステムには欠かせません。
通常、主装置はビジネスフォンとセットで販売されています。
販売業者によって価格が異なるため、コストを抑えて導入するためにも複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。
工事の費用相場
ビジネスフォン設置工事の費用相場は、一般的に4万円以上かかることが多いため、予算をしっかり確保しておく必要があります。
なお、工事費の内訳は以下の通りです。
【工事費内訳】
内訳 | 費用(1台あたり) |
---|---|
電話機 搬入・工事 | 3,000~5,000円 |
主装置 搬入・工事 | 2,000~3,000円 |
配線工事 | 2,000~3,000円 |
作業員の人件費 | 5,000~10,000円(作業員1人あたり) |
これらの費用は、電話機の台数が増えると比例して増加します。
例えば電話機5台の場合、合計で20,000円〜30,000円ほどの費用が発生することになります。
工事費用を抑えるためには、中古電話機の購入を検討したり、複数の業者から見積もりを取ったりするのがおすすめです。
- 「OFFICE110」では、ビジネスフォンの販売から工事まで一括で対応しており、お得な割引も用意しています。
ビジネスフォン工事業者の選び方
ビジネスフォンの工事業者はたくさんあり、どの業者を選べばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
ここでは、信頼できる工事業者の選び方をご紹介していきますので、ぜひご参考ください。
資格保有の有無の確認は必須!
ビジネスフォン工事を依頼する際は、工事担任者の資格を持った業者を選ぶことが必須となります。
ビジネスフォンの設置には、電気通信回線と端末設備を接続するために、国家資格である「工事担任者」が必要だからです。
これは、電気通信事業法第73条で定められており、資格を持った人が工事を直接行うか、現場で監督することが義務付けられています。
資格を持たずに工事を行う業者も存在し、無資格の施工が原因でトラブルや不具合が発生することもあります。
こうした問題を避けるためには、事前に業者のホームページや見積もり時に資格保有の有無を確認することが重要です。
見積もりに工事内容が明記されているか
ビジネスフォン工事の見積もりに、工事内容が詳細に明記されているかを必ず確認しましょう。
見積もりに「工事一式」としか書かれていない場合、具体的な工事内容や料金の内訳が不明瞭でトラブルの原因になるからです。
例えば、配線工事や電話機の設置、主装置の工事などが見積もりにきちんと記載されていれば、作業内容が明確になりトラブルを防げます。
また、万が一工事に不備があった場合でも明細があれば、業者の過失を証明する材料となり、適切な対応を求めることができます。
見積もりに工事内容や料金の詳細が記載されていることを確認することで、トラブルを防ぎ、安心して工事を依頼できるでしょう。
アフターフォロー対応があるか
ビジネスフォンの導入時には、アフターフォローやサポート対応がしっかりしている業者を選ぶことが重要です。
ビジネスフォンは設置後も長期間にわたって使用されるため、使い続ける中で不具合が発生することがあります。
その際に、迅速な対応や修理が保証されているかどうかが、日常業務に大きな影響を与える可能性があるからです。
主なアフターフォローの内容として、不具合時のサポート対応や1年間保証などが一般的です。
- さらに、故障時に修理や交換をしてもらえるサービスがあれば、万が一のトラブルにも安心して対応できるでしょう。
ビジネスフォン工事の際に気をつけたいこと
ビジネスフォンの工事は、専門業者に依頼すれば安心です。
ただし、工事をスムーズに進めるために、事前に確認しておくべき点が3つあります。
ここでは、工事前の確認事項について詳しく解説していきます。
主装置周辺の電源の確認
主装置周辺の電源確認は、ビジネスフォン工事をスムーズに進めるために欠かせません。
主装置はオフィス内のすべての電話機を接続する中心的な役割を担っています。
そのため、電源や配線ケーブルの配置が不適切だと、工事当日に設置場所を変更する必要が出てしまう可能性があります。
この様な事態を防ぐために、工事業者と十分な打ち合わせを行い、事前に電源や配管の確認を徹底しましょう。
これにより、工事の遅延や余分な費用を避けることができます。
設置場所の状況を確認
ビジネスフォンの工事を依頼する際には、設置場所の状況を事前にしっかり確認しておきましょう。
設置する場所のフロア構成や床の形状によって、配線の方法や工事費用が変わります。
そのため、事前の確認を怠ると、予想以上の追加費用が発生してしまう場合も。
例えば、ワンフロアの場合、配線の接続は比較的スムーズに行えます。
一方、複数階にまたがる場合は配線方法が異なるため、その分費用の発生する可能性もあります。
こうした設置環境を事前に業者に伝えておくことで、工事当日に予想外の費用が発生するリスクを避けられるでしょう。
当日は責任者が立ち会う
ビジネスフォン工事当日は、決定権のある責任者が現場に立ち会うことが望ましいです。
工事当日に予期せぬ変更が発生することがあり、現場で迅速に対応できる担当者が必要になります。
予期せぬ事態に迅速に対応するためにも、工事当日は決定権を持った責任者が立ち会い、工事の進行をスムーズに進められるようにしましょう。
ビジネスフォン工事の見積もりはOFFICE110へ
ビジネスフォンの設置には、電話回線の接続や配線作業が含まれるため、「工事担任者」資格が必要です。
当社「OFFICE110」では、ビジネスフォンの販売から設置工事まで、すべて一括で対応しています。
さらに、今なら「電話工事・LAN工事・電気工事・内装工事」の中から3つをお申し込みいただくと、工事代金が20%OFFになるお得なキャンペーンも実施中です。
工事費用を抑えたい方、自社に最適な電話環境を構築したい方は、お気軽に当社までお問い合わせください。
まとめ
最後に、ビジネスフォンの設置工事についてのおさらいです。
【ビジネスフォンの設置工事について】
- 専門資格を持った技術者の作業が必要
- 工事日数は状況によって異なる
- オフィスのスペースと電源を確認する
- 工事料金は工数×単価で計算する
- アフターフォローが重視して業者を選ぶ
ビジネスフォンの設置工事は、配線や機器の設定などが必要なため、専門的な技術が必要です。
また、工事後に不具合が見つかることもあるので、余裕を持ったスケジュールで進めると安心です。
業務開始までにスムーズに設置をするためにも、早めに業者に問い合わせておきましょう。
- 「OFFICE110」では、ビジネスフォンの導入や工事に関するお悩みに対応いたします。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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