新品と中古のビジネスフォンの違いを徹底解説!導入のポイントもご紹介
「ビジネスフォンは新品と中古、どちらがいいの?」
「新品と中古の違いを教えてほしい」
「費用を抑えてビジネスフォンを導入したい」
ビジネスフォンの導入で、このような疑問を抱えていませんか?
実は、ビジネスフォンの基本的な機能は、新品も中古もほとんど変わりません。
ただし、新品と中古にはそれぞれ異なるメリット・デメリットが存在します。
この違いを理解せずに選んでしまうと、後で大きな後悔を招く可能性も…
そこで本記事では、ビジネスフォンの導入を成功させるための秘訣を大公開します。
新品と中古のビジネスフォンの違いから、導入する際のポイントまでを詳しく解説。
自社に最適なビジネスフォンを見つけ、スムーズな導入を実現しましょう!
これから、ビジネスフォンの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
監修者
登 雄三
(のぼり ゆうぞう)
保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
ビジネスフォンの新品・中古の違いを比較
冒頭でも述べましたが、新品と中古のビジネスフォンの大きな違いはありません。
ビジネスフォンに必要な機能は中古品にも搭載されているため、中古が新品よりも劣っていることは基本的にはありません。
ただし、新品ビジネスフォンの機種によっては、中古のビジネスフォンには搭載されていない最新機能が使用できる場合もあります。
また、購入や契約方法に関しては、新品と中古の間で選択肢が異なります。
ここからは、新品・中古のビジネスフォンの違いを項目別に解説します。
①価格面の違い
ビジネスフォンは新品と中古の価格差は大きく、新品の方が高額です。
ここからは、新品と中古のビジネスフォンの価格の違いについてくわしく解説していきます。
新品ビジネスフォンの場合
新品のビジネスフォンを導入する場合は、「購入」or「リース契約」の2択になります。
以下の表では、SAXAのPLATIAⅢを10台セット導入した場合のそれぞれの概算費用をまとめました。
新品で購入する場合 | リース契約の場合(84ヶ月) | |
---|---|---|
物品代 | 87万2,400円 | 1万2,320円/月 |
工事費 | 14万円 | なし |
合計 | 101万2,400円 | 103万4,880円 |
新品で購入とリース契約のそれぞれの料金を比較すると、合計金額がリース契約のほうが2万円ほど高いです。
これはリース契約の手数料がかかっているためで、今回の場合はおよそ1.2%の利率がかけられています。
しかし、リース契約は初期費用を抑えられるメリットがあるため、手数料はかかりますが、少しでもコストを抑えながら長く利用したい場合は、リース契約がおすすめです。
中古ビジネスフォンの場合
中古のビジネスフォンを導入する場合は、「購入」or「レンタル」の2択になります。
中古ビジネスフォンとして人気の高いNTTのαN1を、10台セットで導入した場合のそれぞれの費用概算は、以下のとおりです。
中古で購入する場合 | レンタルする場合 | |
---|---|---|
物品代 | 34万7,000円 | 9,000円〜12,000円/月 |
工事費 | 9万円 | 9万円 |
合計 | 43万7,000円 | 9万円9,000円〜10万2,000円(初期費用) |
中古ビジネスフォンの価格は、新品ビジネスフォンと比べると、新品の1/3前後の価格で購入できます。
なお、中古ビジネスフォンはリース契約ができませんが、レンタルでの導入が可能です。
レンタルの場合は、リース期間よりも短い期間で契約できる上に、途中解約も可能です。
- そのため、本格的に利用する前に使い勝手を確認してみるのもおすすめです。
②機能面の違い
新品と中古のビジネスフォンの機能面について解説します。
新品と中古のビジネスフォンとでは、大きな機能面での差はありません。
中古品であっても、基本的な電話業務に必要な機能はしっかりと搭載されています。新品と遜色ない機能を持っているので、安心して利用できます。
それでは新品と中古で、どのような機能面に差があるのかを確認してみましょう。
新品ビジネスフォンの場合
最近のビジネスフォンは、基本的なビジネスフォンの機能の他に、以下の機能が搭載されています。
- スマートフォンの内線化機能
- リモートコールバック機能
- 通話録音機能
- IVR(自動音声応答装置)機能
- 防犯センサー機能
- 緊急地震速報機能
内線・外線・転送などの基本機能以外に、機種によっては上記の便利機能が搭載されているものがあります。
ただし、最新機能を搭載していても使用しなければ意味がありません。
本来、自社にとって必要のない機能のために、無駄なコストを支払うことにもなってしまいます。
新品のビジネスフォンを購入する際は、事業内容や状況を踏まえて、必要な機能の洗い出しを行いましょう。
中古ビジネスフォンの場合
中古のビジネスフォンは、新品と同様にビジネスフォンの基本的な機能が搭載されています。
年代がそこまで古くない中古機種であれば、最新のビジネスフォンに搭載されている機能を問題なく使用できます。
また、メーカーや機種によって使用できる機能が異なるため、導入前に自社に必要な機能のリストアップをしておきましょう。
最新機能が不要で、ビジネスフォンとしての最低限の機能を使えれば問題ない方は、中古のビジネスフォンで十分です。
③耐用年数・保証の違い
新品と中古のビジネスフォンでは、耐用年数や保証期間が異なります。
耐用年数とは、購入時と同じくらいの性能や効果を維持できる期間のことです。
また、新品と中古では、保証の有無も確認すべき重要なポイントです。
新品・中古のビジネスフォンで、どういった点が異なるのかくわしく確認していきましょう。
新品ビジネスフォンの場合
新品のビジネスフォンの耐用年数は製造年から6年と法律上で定められています。
ただし、6年が経過すると使用ができなくなるわけではなく、ビジネスフォン自体の故障や不具合がなければ、法定年数を超えても使用可能です。
実際に、購入から10年以上経っても問題なく使用できているケースもあります。
法定年数よりも長く使用するコツとしては、定期的なメンテナンスが重要です。
また、新品のビジネスフォンの場合は、1年間のメーカー保証が付きます。
この場合、保証期間中の故障は無償で機器の交換が可能です。
そのほかの不具合やトラブル時も、保証期間内であれば対応してもらえます。
ビジネスフォンを長く安心して使いたい方は、新品のビジネスフォンの購入をおすすめします。
中古ビジネスフォンの場合
中古ビジネスフォンの耐用年数は、製造年と使用頻度によって大きく異なるため、一概には言えません。
購入前に、販売店に見積もりと保証内容を確認することをおすすめします。
また、中古ビジネスフォンの耐用年数は、製造年と使用頻度によって大きく左右されます。
モデルが古くても使用頻度が少ない場合は、新品同様の年数で使用可能です。
一方、見た目はきれいでも、5年以上前の機種の可能性もあり、実際の耐用年数は短くなる場合がある点に注意しましょう。
なお、耐用年数に関しては自分でも計算が可能です。
中古の耐用年数を計算する方法は次の通りです。
法定耐用年数を全て経過している場合 | 法定耐用年数×20%=耐用年数 |
---|---|
法定耐用年数の一部を経過している場合 | (法定耐用年数-経過年数)+経過年数×20%=耐用年数 |
たとえば、法定年数の6年が経過しているビジネスフォンの場合は、6×20%=1.2年となります。
計算して算出した耐用年数の小数点は、2年未満なら繰り上げ、2年以上の場合には切り捨てとなっています。そのため、1.2年の場合は小数点を切り上げて2年が正しい耐用年数です。
中古ビジネスフォンの耐用年数は、購入前に必ず確認しておきましょう。
- 保証内容も販売店によって異なるため、購入前に確認することをおすすめします。
④見た目の違い
新品と中古のビジネスフォンでは、一般的に新品の方が見た目がきれいです。
ただし、中古でも年数がそれほど経っておらず、新品同様の状態のものが数多く流通しています。
ビジネスフォンは、メーカーや機種によってデザインやカラーなどが異なるため、自社のオフィスに馴染む電話機を選択することが大切です。
新品ビジネスフォンの場合
新品のビジネスフォンは、汚れやキズがなくデザイン性にも優れているものが多いです。
特に新しく事業を始める際は、中古よりも新品を選ぶことで仕事のモチベーションにもつながります。
予算的に余裕がある場合、新品ビジネスフォンの購入を検討してみてもいいでしょう。
また、自社オフィスにお客様が来社された際に、新品のほうがよい印象を持たれやすくなります。
会社目線だけではなく、お客様目線も意識して、新品と中古のどちらがいいかを検討しましょう。
中古ビジネスフォンの場合
中古ビジネスフォンでは、ボディーの表面に細かい傷や日焼け、汚れがついているものが出回っています。
中古品として再販売する際に、電話機の本体をメンテナンスをしていても、消せない傷や日焼けが残ってしまうためです。
また、過去の使用状況によっては、内部が汚れている可能性もあります。
内部がクリーニングされていないと、内部基板の故障に繋がる可能性も高いです。
購入してすぐ故障した、使えなくなったなどの不具合を防ぐためにも、念入りにクリーニングされているか、動作確認、故障箇所、老朽化がないかを購入時に確認しておきましょう。
ビジネスフォンは新品・中古どちらがおすすめ?
ここまで、新品のビジネスフォンと中古のビジネスフォンの違いについて解説してきました。
新品と中古のどちらがいいかは、会社の方針や予算によっても変わります。
ビジネスフォンを導入する際は、新品と中古のメリットとデメリットを理解したうえで、自社にはどちらが最適かを検討しましょう。
最新機種を長期利用したいなら新品がおすすめ
中古のビジネスフォンには搭載されていない最新機能を使いたい方や故障などのリスクをなるべく減らしたい方は、新品のビジネスフォンがおすすめです。
新品のビジネスフォンには、業務効率を向上させる最新機能が搭載されています。
導入コストが高くても業務効率が向上することで、無駄な残業を減らすなど、他の部分でのコスト削減が期待できます。
なお、最新機種は将来的な事業拡大に向けて、拡張性が高い点も魅力です。
また、新品の場合はリース契約を選択することで、初期費用を抑えながら最新機種を利用できます。
メーカーの保証だけでなく、場合によっては販売店の保証もつくため、安心して最新機種を長期利用できる点もメリットでしょう。
低コストで手軽に導入したいなら中古がおすすめ
導入費用を抑えてビジネスフォンを使用したい場合は、中古のビジネスフォンがおすすめです。
中古品は、新品のおよそ1/3のコストで導入できます。
ただし、中古のビジネスフォンを選ぶ際は、故障や不具合で買い替えをする場合に注意が必要です。この場合、同じメーカーのものを選ぶことで、互換性を保つことができます。
導入コストを抑えてビジネスフォンを導入したい場合は、中古のビジネスフォンが最適な選択肢と言えるでしょう。
ビジネスフォンを導入する際の3つのポイント
ここからは、新品と中古のビジネスフォンを導入する際に、注意すべきポイントについて解説します。
ポイントは以下の3つです。
- 電話機代を含めたトータルコストを把握する
- 購入・リース・レンタルのどれが最適か検討する
- ビジネスフォン専門の優良な販売店を選ぶ
それでは、くわしく解説していきます。
電話機代を含めたトータルコストを把握する
一つ目のポイントは、ビジネスフォンの導入にあたり、トータルコストを把握することが重要です。
ビジネスフォンの導入には本体費用や主装置費用、ユニット費用、工事費用などのさまざまな費用が必要になります。
導入台数や機能によって費用が変わるため、事前に把握しておくことが大切です。
ビジネスフォン導入には、次のような費用がかかります。
- ビジネスフォンの本体費用
- 主装置費用
- ユニット費用
- 工事費用
また、ビジネスフォンの導入台数によって、主装置のサイズや工事費が変動します。
主装置の価格は20万円〜と幅があり、大規模な導入では100万円以上かかる場合もあります。さらに、使用したい機能によってユニットの費用も異なります。
ビジネスフォンの導入費用を無料で見積もってくれる業者もありますので、積極的に利用しましょう。
- 当社「OFFICE110」では、無料見積もりサービスを行っております。お気軽にお問い合せください。
購入・リース・レンタルのどれが最適か検討する
次にトータルコストが把握したら、どの購入方法でビジネスフォンを導入するのかを決めておきましょう。
ビジネスフォンの導入方法としては「購入」・「リース」・「レンタル」の3つがあります。
以下は、目的別の購入方法を表したものです。
購入方法 | 目的 |
---|---|
新品 | 最新機能の使用と安心した長期利用が目的の場合 |
中古 | 初期費用を抑えて、最低限の機能の利用が目的の場合 |
リース | 初期費用を抑えて、長期利用が目的の場合 |
レンタル | 初期費用を抑えて、短期利用が目的の場合 |
この表はあくまで参考ですが、現在の会社の状況や導入目的に合わせて、最適な購入方法を選択することが大切です。
ビジネスフォン専門の優良な販売店を選ぶ
最後に、ビジネスフォンの購入場所についてです。
ビジネスフォンは、実店舗・ネットのどちらでも購入できます。
ビジネスフォンの導入には相応の費用がかかるため、失敗しないためにも信頼できる販売店を選ぶ必要があります。
専門店は知識や実績が豊富で、安心して利用できます。
優良な販売店かどうかを見極めるために、以下の項目のチェックを推奨します。
- 導入実績が豊富
- 保証期間が長い
- 導入工事をしてもらえる
- サポート体制が手厚い
ビジネスフォンを購入する際には、専門の販売店を選ぶことが重要です。
これにより、自社にぴったりなビジネスフォンを手に入れ、導入後も安心して運用・サポートを利用できるでしょう。
ビジネスフォンの導入・買い替えはOFFICE110へ
ビジネスフォンの導入や買い替えは、導入実績も申し分なくサポートも手厚い「OFFICE110」がおすすめです。
「OFFICE110」は、全国120,000社以上の取引実績のある信頼できる販売店で、購入から工事までを一貫して行え、アフターサポートも充実しています。
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台数制限もないため、何台導入しても費用がかかることはありません。
コストを抑えてビジネスフォンの導入をお考えの方や「0円ビジネスフォン」の詳しい内容を知りたい方は「OFFICE110」まで気軽にお問い合わせください。
ビジネスフォンの導入に関するよくある質問
ここからは、ビジネスフォンの導入に関するよくある質問について解説します。
ビジネスフォンの導入に工事は必要ですか?
ビジネスフォンを導入する際は、工事が必要かどうかについては状況によります。
新設や拡張、増設の場合は専門業者による工事が必要ですが、1台だけ取り替える場合は本体のみの交換で済むこともあります。
注意点として、ビジネスフォン関連の工事には国家資格が必要です。
無資格の業者も存在するため、工事を依頼する際は国家資格を持つ専門業者かどうかを確認しましょう。
ビジネスフォンのメーカーはどこが良いですか?
ビジネスフォンのメーカーとしては、NTT・ NEC・SAXA・ナカヨなどが知られています。
なかでもNTTは国内シェアが50%を占め、多くの企業で導入されています。
また、NTTは中古品の流通量も多く、迅速に修理・交換対応ができる点も魅力です。
また、最大で576台の電話機を接続でき、拡張性にも優れており、小規模から大規模な事業者まで、幅広く柔軟に対応できます。
ビジネスフォンの子機や主装置だけ購入できますか?
ビジネスフォンの子機や主装置だけでも購入可能です。
ただし注意点として、設置の際はいずれも専門の業者に工事を依頼する必要があることです。
厳密に言えば、既存の子機を単純に入れ替えたり、未使用のHUBにケーブルを接続するだけであれば特別な工事は不要です。
ただし、子機の場合は専用のアンテナへの配線工事やデータ設定が必要で、工事が複雑になる場合があります。
個人で工事や設定を行うと故障のリスクが高まるため、専門の業者に依頼することがおすすめです。
まとめ
今回は、新品と中古のビジネスフォンの違いや、それぞれの導入の際のポイントをご紹介しました。
結論を言うと、最新機能や新しい電話機が使いたいなどのこだわりがない限り、新品よりも中古ビジネスフォンの購入がおすすめです。
なぜなら、導入コストが圧倒的に安く、新品ビジネスフォンと同等の機能が使えるからです。
また、中古ビジネスフォンはクリーニング・メンテナンスを行うことで、見た目も新品と比べて遜色がないものも多いです。
さらに、比較的新しいタイプの機種から古い機種まで選べる範囲が広く、予算や目的に合わせた機種選びができます。
導入目的や予算を考慮して、新品と中古のビジネスフォンのどちらがいいかを検討しましょう。
サービス対応エリア
日本全国スピード対応
ビジネスフォンのご提案・サポート可能エリア
当社では、新品・中古ビジネスフォンのご提案・保守サービスを提供しております。地域によって、サービス内容や訪問可能エリアが異なる場合がございます。詳しくは、お気軽にお問い合わせください。
北海道 | 北海道(札幌) |
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