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本社と支店、営業所どうしの電話が多い企業では、「拠点間の通話料を減らしたい」「全国の拠点を内線番号でつなぎたい」と考えることがあります。
その候補の一つが、NTTドコモビジネスが提供するNTTメンバーズネットです。メンバーズネットを利用すると、共通のユーザナンバ(内線番号)を使って、グループ内・グループ外へ通話できる企業内通話網を構築できます。
ただし、2026年8月時点では、利用できる回線条件に注意が必要です。特に、旧来の一般加入電話やINSネットを前提に検討している場合は、現在の提供条件を確認してから判断しましょう。
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監修者
登 雄三(のぼり ゆうぞう)
保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。
NTTメンバーズネットは、全国の本社・支店・営業所などを内線番号でつなぎ、企業内通話網を構築するためのサービスです。
メンバーズネットグループでは、共通のユーザナンバ(内線番号)を使って、グループ内やグループ外へ通話できます。離れた拠点どうしでも、あらかじめ決めた番号体系で通話できるため、拠点間の電話連絡を整理しやすくなります。
一方で、現在の提供条件は必ず確認が必要です。NTTドコモビジネス公式情報では、メンバーズネットを利用する回線の電話番号は、NTTドコモビジネスのArcstar IP Voiceの0AB〜J/050番号に限ると案内されています。
そのため、この記事では「NTTメンバーズネットがどれだけお得か」だけでなく、今の電話環境で利用できるのか、クラウドPBXや既存ビジネスフォン設定と比べて合っているのかまで整理して解説します。
出典:NTTドコモビジネス「メンバーズネット」(確認日:2026年8月10日)
メンバーズネットでは、グループ内通話、取引先などへのユーザナンバ通話、通常の外線発信を使い分けられます。
メンバーズネットの通話は、大きく「オンネット通話」「サークルネット通話」「オフネット通話」に分けて考えると理解しやすくなります。
オンネット通話は、メンバーズネットグループ内の通話です。本社から支店、支店から営業所など、グループ内の拠点どうしをユーザナンバでつなげます。
たとえば、拠点番号と部署番号を組み合わせておくと、「A支店の総務」「B営業所の責任者」といった相手に、覚えやすい番号体系で発信できます。電話帳を探す感覚ではなく、社内の地図を見ながら歩くように電話をつなげられるイメージです。
サークルネット通話では、グループ外の回線にもユーザナンバを設定できます。頻繁に電話をかける取引先や関連会社がある場合、短い番号体系で発信しやすくなる場合があります。
ただし、利用できる数や条件は契約内容によって異なります。運用前に、設定できる範囲を提供元または保守業者へ確認しましょう。
オフネット通話は、グループ外の一般電話番号などへ発信する通話です。メンバーズネット内の内線通話だけでなく、通常の外線発信も使い分ける形になります。
通話区分の考え方は以下です。
Arcstar IP Voice利用時のメンバーズネット月額基本料金は、1チャネルごと250円(税込275円)です。ただし、Arcstar IP Voice自体の月額使用料や工事費、端末設定工事費が別途必要になる場合があります。
料金を見るときは、メンバーズネットの月額基本料金だけで判断しないことが大切です。実際の導入では、利用中の電話回線、PBX・主装置、端末設定、番号設計によって必要な費用が変わります。
NTT東日本・西日本の公衆回線向けサービス提供は、2023年12月31日に終了しています。一般加入電話、INSネット64、INSネット1500を前提にした旧料金情報は、現行条件とは分けて確認してください。
出典:NTTドコモビジネス「メンバーズネット」料金・提供条件(確認日:2026年8月10日)
メンバーズネットのメリットは、複数拠点の電話連絡を内線番号で整理でき、Arcstar IP Voice利用時には拠点間通話料の削減につながる場合があることです。
複数拠点がある会社では、拠点ごとに電話番号や取り次ぎルールがばらばらになりがちです。メンバーズネットで番号体系を整理すると、拠点間の連絡がしやすくなります。
電話のたびに外線番号を探したり、代表番号にかけ直したりする手間を減らせるため、日常的な取次ぎ業務の負担軽減にもつながります。
Arcstar IP Voiceを利用している場合、拠点間内線通話など、NTTドコモビジネスの電話サービスへの通話が無料になると案内されています。
ただし、すべての通話が無料になるわけではありません。グループ外への発信、契約外の回線、利用条件に合わない通話は、別の料金体系になる可能性があります。
Arcstar IP Voice(Universal One)を利用する場合、音声とデータを一本化することで、通信インフラ全体の整理につながる場合があります。
拠点追加や番号設計の見直しがある企業では、電話回線だけでなく、PBX・主装置・ネットワーク構成まで含めて確認すると安心です。
メンバーズネットは、どの電話回線でもそのまま使えるサービスではありません。提供条件、PBX・端末設定、グループ代表者の承諾などを事前に確認する必要があります。
NTTドコモビジネス公式情報では、メンバーズネットを利用する回線の電話番号は、NTTドコモビジネスのArcstar IP Voiceの0AB〜J/050番号に限ると案内されています。
現在の電話回線がArcstar IP Voiceではない場合や他社回線を利用している場合は、メンバーズネットをそのまま利用できない可能性があります。
NTT東日本・西日本の公衆回線向けサービス提供は、2023年12月31日に終了しています。
そのため、一般加入電話やINSネットを前提に「以前の料金表のまま使える」と判断しないよう注意が必要です。検討時は、現在の契約回線と提供条件を確認してください。
メンバーズネットの利用にあたっては、現在利用しているPBXや端末の設定変更が必要になる場合があります。
特に、既存のビジネスフォンや主装置を利用している場合は、メーカー、機種、保守契約、配線状況によって対応可否が変わります。導入前に、保守業者または販売・工事業者へ確認しましょう。
新たにメンバーズネットグループを設ける場合は、代表者を定めて申し込む必要があります。また、内線番号の指定や変更には、グループ代表者の承諾が必要です。
拠点数が多い会社ほど、あとから番号体系を変える負担が大きくなります。導入前に、拠点番号、部署番号、役職番号などのルールを整理しておくことが大切です。
複数拠点の電話を内線化する方法は、メンバーズネットだけではありません。クラウドPBXや既存ビジネスフォンの設定見直しも含めて比較しましょう。
メンバーズネットは、Arcstar IP Voiceを利用している企業にとって有力な選択肢です。一方で、スマホ内線化や在宅勤務、拠点追加の柔軟性を重視する場合は、クラウドPBXの方が合う場合もあります。
どれが最適かは、現在の回線契約、ビジネスフォンの機種、主装置、拠点数、今後の運用方針によって変わります。サービス名だけで選ばず、電話環境全体で判断しましょう。
メンバーズネットは、Arcstar IP Voiceを利用し、複数拠点の内線番号体系を整えたい企業に向いています。一方、小規模オフィスやスマホ内線化を重視する企業では、別の方法が合う場合があります。
メンバーズネットは、複数拠点の電話運用を整理するための有力な選択肢です。ただし、導入できるかどうかは現在の契約や設備に左右されます。まずは、自社の電話環境が条件に合うかを確認しましょう。
メンバーズネットの導入可否や費用は、利用中の回線、PBX・主装置、拠点数、内線番号体系、今後の拠点計画によって変わります。
問い合わせや見積もりの前に、以下を整理しておくと相談がスムーズです。
複数拠点の電話環境は、回線だけでなくPBX・主装置・配線・保守契約まで関係します。メンバーズネットが合うのか、クラウドPBXが合うのか、既存ビジネスフォンを活かせるのかをまとめて確認することが大切です。
NTTメンバーズネットは、NTTドコモビジネスが提供する法人向けサービスです。そのため、サービス自体の契約条件や提供可否は、NTTドコモビジネス側での確認が必要です。
一方で、メンバーズネットを検討する前に、自社の電話環境を整理しておくことは大切です。現在のビジネスフォンやPBX・主装置、拠点数、電話機台数、回線数、内線番号の使い方によって、最適な方法は変わります。
たとえば、既存のビジネスフォンを活かして内線・転送運用を整えた方がよい場合もあれば、クラウドPBXでスマホ内線化や拠点追加に対応した方がよい場合もあります。メンバーズネットだけに絞らず、電話環境全体で比較することが失敗を防ぐポイントです。
「NTTメンバーズネットを契約できるか」そのものは提供元への確認が必要ですが、「自社の電話環境をどう整理すればよいか」「既存設備を活かせるか」「クラウドPBXも比較すべきか」は、導入前に確認しておくと安心です。
NTTメンバーズネットは、全国の本社・支店・営業所などを内線番号でつなぎ、複数拠点の電話連絡を整理したい企業にとって有力な選択肢です。ただし、現在はArcstar IP Voice系の提供条件確認が重要です。NTT東日本・西日本の公衆回線向けサービス提供は終了しているため、旧来の一般加入電話やINSネットを前提に判断しないよう注意しましょう。
また、メンバーズネットの利用には、PBXや端末の設定変更が必要になる場合があります。料金も、月額基本料金だけでなく、Arcstar IP Voiceの月額使用料、工事費、端末設定工事費まで含めて確認することが大切です。
拠点間通話を内線化したい場合は、メンバーズネットだけでなく、クラウドPBXや既存ビジネスフォンの設定見直しも含めて比較しましょう。電話環境を一つの網として整えることで、日々の取り次ぎや拠点間連絡の負担を減らしやすくなります。
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