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コピー機(複合機)の印刷がかすれたりぼやけたりする場合は、トナー残量だけでなく、カートリッジやドラムの状態、用紙、印刷設定など複数の原因が考えられます。
「かすれて文字が読みにくい」「一部の文字だけ色が抜けたように見える」「図やグラフの線がにじんで見える」といった症状がある場合は、原因を一つずつ切り分けながら確認することが大切です。
ただし、確認すべき箇所はコピー機の印刷方式や機種によって異なります。レーザー方式ではトナーやドラム、インクジェット方式ではインクやプリントヘッド・ノズルなど、それぞれに合った対処が必要です。
この記事では、コピー機の印刷がかすれたりぼやけたりする7つの主な原因と対処法、メーカー別の確認ポイント、改善しない場合の対応まで分かりやすく解説します。
監修者
千々波 一博(ちぢわ かずひろ)
保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/生成AIパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネジャー検定
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
コピー機(複合機)の印刷がかすれたりぼやけたりする場合は、トナーだけでなく、カートリッジやドラム、用紙、印刷濃度、印刷設定なども確認する必要があります。
なお、トナーやドラムは主にレーザー方式、ヘッドやノズルは主にインクジェット方式で確認する項目です。使用している機種に該当する項目から確認すると、原因を切り分けやすくなります。
ここでは、コピー機の印刷物がかすれる7つの原因と、それぞれの対処法について解説します。
レーザー方式のコピー機で印刷物がかすれる場合は、まずトナーが不足していないかを確認しましょう。
カラー複合機では、一般的にイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックのトナーを組み合わせて色を表現しています。いずれかのトナーが不足すると、その色を使う部分が薄くなったり、色味が不自然になったりします。
また、トナーが残っていても、カートリッジ内で偏っていると正常に供給されず、印刷が薄く見えることがあります。
トナーの役割やインクとの違いを詳しく知りたい方は、「複合機(コピー機)のトナーとは?インクとの違いを徹底解説!」もあわせてご確認ください。
最初にトナー残量を確認し、残量が少ない場合や交換メッセージが表示されている場合は、新しいトナーへ交換します。
トナーがまだ残っている場合は、取扱説明書に取り外し可能と記載されていることを確認したうえで、カートリッジを取り出します。機種によっては、カートリッジを水平に保ちながら、ゆっくり左右へ5〜6回程度振ることでトナーの偏りをならせます。
ただし、カートリッジの扱い方は機種によって異なります。無理に取り外したり強く振ったりせず、本体の表示や取扱説明書に従って作業することが重要です。
なお、トナーカートリッジの具体的な交換方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
トナーカートリッジやインクカートリッジが正しく取り付けられていない場合も、印刷物がかすれる原因になります。
新品へ交換した直後から印刷状態がおかしい場合は、特にカートリッジの取り付け状態や保護部材を確認しましょう。
なお、新品のカートリッジには、輸送時の漏れや破損を防ぐための保護テープや部材が付いていることがあります。これらが残ったままだと、トナーやインクが正常に供給されないことがあります。
また、互換品を使用している場合は、製品によって印刷品質や本体との相性に差が出ることがあります。トラブルの切り分けが難しい場合は、メーカーが指定する純正品や推奨品へ交換して状態を確認する方法が適切です。
トナーを交換・セットし直しても印刷のかすれが改善しない場合は、ドラムや用紙、印刷設定など別の原因も考えられます。修理や複合機の入れ替えまで含めて相談したい方は、OFFICE110へお気軽ご相談ください。
レーザー方式のコピー機では、ドラムカートリッジの汚れや劣化によって、印刷にかすれやぼやけが出ることがあります。
ドラムカートリッジは、トナーを用紙へ転写する工程に関わる重要な部品です。状態が悪くなると、文字や画像が薄くなるほか、筋や汚れなどの印字不良につながることがあります。
ただし、ドラムの構造や交換方法はメーカー・機種によって異なり、利用者自身で交換できない機種もあります。
本体にドラムのクリーニングやリフレッシュに相当するメンテナンス機能が搭載されている場合は、まず取扱説明書に沿って実行します。
メーカーや機種によって機能名称や操作方法が異なるため、本体のメンテナンスメニューや取扱説明書で対象機能を確認することが重要です。
メンテナンスを行っても改善しない場合や、ドラム交換を促すメッセージが表示されている場合は、ドラムの交換時期に達している可能性があります。
ユーザー交換に対応していない機種では無理に本体を分解せず、保守会社やメーカーサポートへ点検・交換を依頼しましょう。
インクジェット複合機で印刷がかすれる場合は、プリントヘッドやノズルの目詰まりが原因になっていることがあります。
長期間使用していなかった場合などは、ノズルからインクが正常に吐出されず、文字や画像の一部が欠けたり、色が薄くなったりすることがあります。
多くのインクジェット複合機では、ノズルチェックパターンを印刷することで、正常にインクが出ているか確認できます。
ノズルチェックパターンに欠けやかすれが見られる場合は、まず本体やプリンタードライバーに搭載されているヘッドクリーニング機能を実行します。
クリーニング後は再度ノズルチェックを行い、印刷状態が改善したか確認してください。必要以上に繰り返すとインクを多く消費するため、実行回数や待機時間は機種の案内に従います。
プリントヘッドやノズルを自己判断で直接拭いたり分解したりするのは避けましょう。部品を傷めるおそれがあるため、標準のクリーニング機能で改善しない場合は取扱説明書を確認し、メーカーや保守会社へ相談するのが安全です。
なお、コピー機のクリーニングについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。
コピー用紙の状態も、印刷のかすれやぼやけに影響します。特に湿気を含んだ用紙では、トナーの定着や給紙が安定せず、印刷品質が低下することがあります。
反対に、乾燥し過ぎた環境では静電気の影響を受けやすくなるなど、用紙の状態によって印刷が安定しないケースがあります。
ほかの設定に問題が見当たらない場合は、コピー用紙の保管状態や劣化も確認しましょう。
用紙が湿っている、波打っている、極端に乾燥しているなど状態に問題がある場合は、未開封または適切に保管した状態のよい用紙へ交換して印刷を試します。
新しい用紙で正常に印刷できる場合は、コピー機本体ではなく、使用していた用紙の状態が原因だった可能性があります。
今後の再発を防ぐためにも、用紙は湿気や直射日光を避け、メーカーが案内する環境で保管しましょう。
コピー機の印字濃度が適切でない場合も、印刷結果がかすれたりぼやけたりして見えることがあります。
印字濃度が薄すぎると文字や線が見えにくくなり、反対に濃すぎると細かな文字や線の輪郭がつぶれて、ぼやけて見えることがあります。
印字濃度を変更している場合は、まず標準の濃度へ戻して印刷状態を確認しましょう。
一例として、富士フイルムの複合機では、機種によってコピー画面から濃度を調整できます。既存機種の操作例は以下のとおりです。
参考:コピーの文字や線を濃くしたい(富士フイルム)
操作画面や項目名は機種によって異なるため、実際に調整する際は使用している機種の取扱説明書を確認してください。
使用している用紙とコピー機側の設定が合っていない場合も、印刷がかすれたりぼやけたりする原因になります。
特に厚紙・封筒など普通紙とは性質が異なる用紙を使用するときは、用紙種類や厚さに合った設定が必要です。
たとえば、厚紙を使用しているのに普通紙として設定されていると、機種によってはトナーの定着条件が合わず、印刷品質が低下することがあります。
用紙を交換したあとにかすれが発生した場合は、まずプリンタードライバーや本体側の用紙サイズ・用紙種類の設定を確認します。
たとえば、封筒へ印刷する場合は、普通紙のままではなく、使用する封筒や機種に適した用紙設定へ変更します。
実際にセットしている用紙と本体・プリンタードライバー側の設定を一致させることが、印刷品質を安定させる基本です。
コピー機の印刷がかすれているときは、本体にトナー・インク残量や消耗品、メンテナンスに関するメッセージが表示されていることがあります。
ただし、エラーコードやメッセージの内容はメーカーだけでなく機種・シリーズによっても異なります。同じメーカーでも、レーザー方式とインクジェット方式では確認すべき項目が異なるため注意が必要です。
ここでは、メーカー別に、印刷のかすれが発生した際の主な確認ポイントと対処法について解説します。
富士フイルムのコピー機で印刷がかすれる場合は、まずトナーの残量・取り付け状態、用紙、画質設定などを確認します。
機種によってはトナーやドラムなどの消耗品に関するメッセージやエラーコードが表示されるため、本体画面の内容を確認し、該当する対処を行います。
また、印刷結果にぼやけや汚れがある場合は、用紙の状態やドラムなどが原因になることもあります。表示されたコードだけで原因を決めつけず、使用機種のサポート情報・取扱説明書と照合しましょう。
キヤノンのコピー機・複合機でかすれが発生した場合も、印刷方式や機種によって確認項目が異なります。
主な確認内容は以下のとおりです。
エラーコードやメッセージは機種ごとに異なるため、表示内容をそのまま検索するか、対象機種の取扱説明書・キヤノン公式サポートで確認してください。
リコーのコピー機で印刷がかすれる場合は、トナー残量や消耗品の交換時期、本体の印刷設定などを確認します。
トナーやドラムに関するメッセージが表示されている場合は、その内容を確認したうえで対処しましょう。
表示内容だけでは原因を判断できない場合は、機種名と表示されているメッセージを確認したうえで、リコーのサポート情報や保守窓口へ相談しましょう。
エプソンのインクジェット複合機でかすれが発生した場合は、インク残量とプリントヘッドのノズル状態を確認します。
特にインクが残っているにもかかわらず、文字や画像の一部が欠けたり色がおかしかったりする場合は、ノズルの目詰まりが考えられます。
ヘッドクリーニングの実行方法や回数は機種によって異なります。ノズルチェックの結果を確認しながら、機種ごとの案内に従ってメンテナンスしてください。
ブラザーのコピー機・複合機で印刷がかすれる場合は、インクやトナーだけでなく、印刷品質・用紙種類・印刷設定なども確認します。
インクジェット機で文字や画像に白い筋が入る場合は、プリントヘッドのクリーニングが必要になることがあります。
用紙の種類が合っていない場合にも印刷品質が低下するため、ヘッドだけでなく使用している用紙と本体・ドライバー側の設定まであわせて確認しましょう。
トナー・用紙・印刷設定など、自分で確認できる項目を見直してもかすれが改善しない場合は、コピー機内部の部品や機構に問題が起きている可能性があります。
ドラムや定着部など本体内部の点検・修理には専門知識が必要です。無理に分解すると部品を傷めたり、別の不具合を引き起こしたりするおそれがあるため、自分で対応できる範囲を超えた場合は保守会社へ相談しましょう。
また、修理するか入れ替えるかは、使用年数だけで一律に判断できません。印刷枚数、故障の頻度、修理費用、部品の供給状況、業務への影響などを確認し、今後も安定して使い続けられるかを基準に判断することが重要です。
かすれ以外にも「印刷できない」「エラーが出る」などの症状がある場合は、原因をまとめて切り分けた方が判断しやすくなります。詳しくは「コピー機で印刷できない原因と対処法|全14チェック項目」もあわせてご確認ください。
コピー機のかすれは、トナー交換や用紙・設定の見直しなど、自社で対応できる原因であれば比較的簡単に改善できることがあります。
一方、症状を繰り返している場合や、本体内部の部品に問題がある場合は、修理を続けるべきか新しい複合機へ入れ替えるべきか、機種・使用状況・保守契約などによって判断が変わります。
原因を確認してもかすれが改善せず、修理や複合機の入れ替えについて判断に迷っている場合は、OFFICE110へご相談ください。
弊社では、現在の症状や使用年数だけでなく、月間印刷枚数、利用人数、必要な機能、設置環境、ご予算などを丁寧にヒアリングしたうえで、今後の運用に合うコピー機・複合機をご提案します。
さらに、OFFICE110では新品コピー機が最大80%OFFになるキャンペーンや中古コピー機の、大特価キャンペーンも実施しています。修理を続ける場合と入れ替える場合のどちらが自社に適しているか確認したい方は、以下からお気軽にご相談ください。
ご相談・見積依頼
コピー機の印刷がかすれたりぼやけたりする場合は、トナーだけで原因を判断せず、カートリッジ・ドラム・ヘッドやノズル・用紙・濃度・印刷設定を順番に確認することが大切です。
レーザー方式ではトナーやドラム、インクジェット方式ではインクやプリントヘッド・ノズルなど、印刷方式によって確認すべき箇所が異なります。まずは本体に表示されているメッセージを確認し、自分で対応できる範囲から原因を切り分けましょう。
トナーや用紙を交換しても改善しない場合や、ドラムなど本体内部の部品に問題が考えられる場合は、無理に分解せず保守会社へ点検を依頼することが重要です。故障が繰り返している場合は、修理費用や部品の供給状況、業務への影響まで含めて入れ替えも検討します。
なお、修理を続けるべきか新しい複合機へ入れ替えるべきか判断しにくい場合は、OFFICE110へご相談ください。現在の症状や印刷枚数、利用人数、必要な機能、ご予算などを確認したうえで、今後の運用に合うコピー機・複合機をご提案します。
お問い合わせ後、内容のヒアリング
見積書・保守契約の説明各種資料の提出
納品日の日程調整
設置工事~完了