複合機のフィニッシャーとは？便利な5大機能の活用法を徹底解説【お役立ち情報】 | OFFICE110

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複合機のフィニッシャーとは？便利な5大機能の活用法を徹底解説

この記事では、複合機のフィニッシャーについて紹介します。

便利な機能や活用法についても紹介しますので、業務改善を検討している人はぜひ最後までお読みください。

複合機のフィニッシャーとは成果物を加工してくれる出力オプション

「フィニッシャー」とは、印刷した用紙に後加工してくれる出力オプションのことです。

複合機にオプションとして取り付け、出力した用紙にホチキス止めしたり、穴を開けたりしてくれます。

フィニッシャーには以下の2種類あり、それぞれの機能に違いがあります。

それでは1つずつ詳しくみていきましょう。

インナーフィニッシャー

引用：RICOH

インナーフィニッシャーとは、複合機内部から紙が出力される部分に装着するフィニッシャーのことです。

サドルフィニッシャーより機能が制限されており、以下の機能が利用できます。

インナーフィニッシャーはサドルフィニッシャーよりも小さく、複合機本体の排紙部分に装着するため、追加の設置スペースは必要ありません。

月間の印刷枚数が少ない企業向けのオプションです。

サドルフィニッシャー

引用：SHARP

サドルフィニッシャーとは、複合機本体の横に取り付ける外付けのフィニッシャーのことです。
フィニッシャーにより、用紙にさまざまな加工ができます。

サドルフィニッシャーは複合機本体の横に装着するため、フィニッシャーを設置するためのスペースが必要です。

その分、印刷の幅が広がり、加工した用紙を大量印刷できます。

サドルフィニッシャーは、月間の印刷枚数が多い企業向けのオプションです。

フィニッシャーの5大便利機能

フィニッシャーは印刷した用紙に後加工してくれる出力オプションで、以下のように5つの便利機能が搭載されています。

それぞれどのような機能なのか、ひとつずつ紹介します。

ステープル

ステープルとは、出力された用紙にホチキス止めしてくれる機能です。
出力された用紙に自動でホチキス止めしてくれたり、手動で紙を差し込めばホチキス止めできたりします。

ステープルには以下の2種類があります。

針ありステープルは金属の針を使うため、枚数が多い資料の作成に最適です。
オプションの種類によっては、100枚程度の資料を1つにまとめられます。

針なしステープルは、用紙そのものに圧力を加えることでまとめられる機能です。

針がないためそのままシュレッダーにかけることができ、ホチキス代がかかりません。

ホチキス止めできる箇所は、左上もしくは右上、真ん中2点止めのいずれかを選べて、一度に止めるホチキスの数も、1箇所もしくは2箇所を選択可能です。

人の手で何部もホチキス止めするのは時間も手間もかかってしまいます。

しかしフィニッシャーのステープル機能を使えば、自動で毎回同じ場所にホチキスを止めてくれます。

会議資料などにホチキス止めが必要な場合、ステープル機能を使うことでホチキス止め業務の削減が可能です。

パンチ

パンチとは、出力された用紙に綴じ穴を開けてくれる機能です。
保存資料などをファイリングしたいときに便利です。

同じ場所に穴を開け続けないと、資料をファイリングしたときに角がそろわず不格好になってしまいます。

しかしフィニッシャーのパンチ機能を使えば、自動で同じ場所に穴を開けてくれます。

出力された時点で穴が空いているため手間もかからず、資料をファイルに綴じたときも見栄えがきれいになっているでしょう。

中綴じ

中綴じとは、出力された用紙を2つ折りにし、重ねた用紙の真ん中にホチキス止めしてくれる機能です。

2つ折りの用紙を重ねてホチキス止めすることで、製本された冊子のように仕上がります。

一般的なホチキスでは用紙の真ん中にホチキス止めすること自体が難しく、人の手では冊子のように仕上げられません。

しかしフィニッシャーの中綴じ機能を利用すれば、カタログのような冊子に仕上がります。
提案資料やマニュアルなど、見栄えを整えたいときに便利な機能です。

三つ折り・Z折り

三つ折り・Z折りとは、出力された用紙を自動で折ってくれる機能です。
折り方の種類が豊富で、次のような折り方があります。

たとえばA4で作成した請求書や納品書を定形封筒で送る場合、折らないと定形封筒に入りません。
しかし三つ折り印刷すれば、出力されたら封筒にそのまま入れられ、書類発送業務の効率化に役立ちます。

折った状態で出力されるため、折り作業を削減したいときに便利な機能です。

ソート

ソートとは、出力された用紙の置かれる位置、もしくは向きを変えてくれる機能です。

ソートには主に以下の2種類があります。

たとえば1部10ページの資料を5部用意したい場合、通常印刷では印刷したら10ページごとに手作業で仕分ける必要があります。

しかしソート機能を使うと、10ページごとに位置や向きをずらして出力してくれるため、印刷された時点で仕分けが完了しています。

会議資料や説明資料を人数分用意しなければいけないときに活躍する機能です。

フィニッシャーの活用法｜手間のかかる事務作業もフィニッシャーで効率化

フィニッシャーは出力された用紙に後加工してくれたり、出力された時点で仕分けしてくれたりする便利なオプションです。
しかしフィニッシャーを具体的にどう活用すればいいのかわからない人もいるでしょう。

フィニッシャーの活用法はさまざまで、一例として以下3つの活用法を紹介します。

三つ折り印刷でチラシの折り作業を削減

三つ折りで出力することで、ポスティング業務の短縮が可能です。
出力された時点で三つ折りになっているため、印刷されたチラシをそのままポスティングへ持って行けます。

通常印刷ではポストのサイズにより、入れやすいように折る作業が必要です。
しかし三つ折り印刷を活用すれば、折られた状態で出力されるため折り作業はいりません。

自動で機械的に折ってくれるため、折り方がバラつくのも防げます。
ポスティング用チラシを自社で印刷している会社は、フィニッシャーを活用して業務削減・短縮が見込めます。

また社員の無駄な時間を省けるため本業に専念しやすくなり、生産性の向上が期待できるでしょう。

会議資料のホチキス止めをステープル機能で削減

会議で資料を使う場合、ホチキスで止めて配布したほうが出席者も使いやすいでしょう。
しかし出席者が多いほどホチキス止めする部数が増え、時間も手間もかかってしまいます。

そこでステープル機能を活用すれば、出力した時点でホチキス止めが完了しているため、資料を用意する時間が削減できます。

PowerPointなどで作成した資料を配付したい場合、自動でホチキス止めができます。
複数資料をまとめなければいけない場合でも、マニュアルステープル部分に用紙を差し込むだけでホチキス止めは完了です。

余計な手間が減りますので、会議資料を紙で用意する企業にはステープル機能がおすすめです。

また針なしステープルを利用すれば、使い終わった資料をシュレッダーで処理するときも簡単に処理できます。

中綴じ印刷で提案資料を冊子化

商談や説明会などで資料をお客様に提出する場合に、中綴じ機能がおすすめです。
冊子のような仕上がりになり、見栄えのよい資料になるためです。

商談などで提案資料を使用するとき、ホチキス止めだけの資料では見栄えに物足りなさを感じる人もいるでしょう。

しかし中綴じ印刷は2つ折りの用紙を重ねてホチキス止めし、製本された冊子のような仕上がりにできます。

ホチキスを1箇所だけ止めた資料と、製本された冊子のような資料を比べたとき、受け取る側の印象も変わるでしょう。

お客様が手に取ったとき、製本されている冊子のほうが読みやすく見栄えもよいのです。

またオフィス以外にも、幼稚園や児童施設では子ども向けの製本にも使われるなど、幅広いシーンで活躍します。

複合機のメーカー別フィニッシャー価格一覧

使用用途により価格は異なりますが、複合機の主要メーカー別フィニッシャー参考価格は次のとおりです。

インナーフィニッシャーにはパンチ機能が標準搭載ではないため、パンチユニットを装着する必要があります。

メーカー	インナーフィニッシャー	パンチユニット （インナーフィニッシャーに装着）	サドルフィニッシャー
富士フィルム	136,800円（税別）	68,400円（税別）	604,000円（税別）
キヤノン	140,000円（税別）	66,500円（税別）	510,000円（税別）
SHARP	150,000円（税別）	70,000円（税別）	570,000円（税別）

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フィニッシャーはすべての企業におすすめのオプションです。複合機1台に付けるだけでも、業務効率が大幅に上がります。

しかし、自社でフィニッシャーが必要かどうか、迷っている方も多いと思います。

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複合機選びにおいては、メーカー・印刷速度・機能・オプションなど選ぶことが多く、自社だけで検討するのは大変です。

フィニッシャーを付けるにしても、どの複合機が自社に合っているかわからないこともあるでしょう。

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まとめ｜複合機のフィニッシャーは面倒な事務作業から解放してくれる便利なオプション

今回は、複合機のフィニッシャーについて説明しました。

フィニッシャーは資料の仕上げ作業を効率化してくれる複合機の出力オプションで、5大便利機能があります。

印刷枚数の多い企業ほど、フィニッシャーによる業務改善の効果を期待できます。

「OFFICE110」では、専門のスタッフがお客様のニーズに併せて最適な機種をご提案いたします。フィニッシャーが自社に必要かどうかわからない場合もまずは「OFFICE110」にお問い合わせください。