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コピー機・複合機のインクの種類とは?インクとトナーの違いを徹底比較

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コピー機・複合機のインクの種類とは?インクとトナーの違いを徹底比較

コピー機・複合機のインクの種類とは?インクとトナーの違いを徹底比較

コピー機・複合機の導入で、こんな疑問はありませんか?

  • 自社だとインクとトナー、結局どちらが安い?
  • 1本で何枚刷れる?(インク約300〜2,000枚/トナー約5,000〜20,000枚の目安)
  • 写真と文書で仕上がりはどう違う?にじみや保存性は?
  • 印刷スピードはどれくらい差が出る?業務効率は?

印刷の総額は、本体価格だけでなく1枚単価や保守(カウンター料金)でも変わります。

例えば目安では、インクジェットはモノクロ約1.1円〜/カラー約1.8円〜、レーザーはモノクロ約0.8〜1.2円(新品機)など。枚数が増えるほど差は月数千円〜数万円に広がることもあります。だからこそ、自社の印刷量と用途に合う方式選びが重要です。

本記事では、導入コスト・印刷コスト・仕上がりの品質・印刷スピードの4つでインクとトナーを徹底比較

さらに純正/互換インクの使い分けと注意点印刷枚数の目安や捨て方のよくある質問まで、実務に直結するポイントをわかりやすく解説します。

この記事の目次

  1. コピー機・複合機のインクの種類と特徴とは?

  2. インクとトナーはどちらがおすすめ?4つの項目を徹底比較

  3. 純正インクと互換インクのメリット・デメリットとは?

  4. コピー機やインク選びのご相談ならOFFICE110にお任せください
  5. コピー機のインクに関するよくある質問(FAQ)

  6. まとめ
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千々波 一博

監修者

千々波 一博
(ちぢわ かずひろ)

保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネージャー検定

2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。

2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。

コピー機・複合機のインクの種類と特徴とは?

大量のビジネス文書はトナー、写真や色再現を重視する印刷はインクが向いています。

コピー機・複合機のインクは「インクカートリッジ(インクジェット)」「トナーカートリッジ(レーザー)」の2種類です。印刷枚数、仕上がり、用途の違いを押さえることで、ムダなコストや時間を避けられます。

この章では、まず両方式の基本を整理し、続いて「染料/顔料インク」の違いと「トナー方式」の特徴をわかりやすく説明します。最後に迷ったときの選び方の目安も示します。

インクカートリッジとは

インクを直接用紙に吹き付ける方式で、写真や色のグラデーション表現に強いのが特長です。

インクカートリッジとは、液体インクを微小ノズルから噴射して用紙に定着させる方式です。家庭用〜小規模オフィス機で広く採用され、1本あたりの印刷枚数は約300〜2,000枚が目安です(内容や設定で増減します)。

染料インクの特徴

鮮やかな発色と滑らかな階調が得意で、写真やビジュアル中心の印刷に向きます。

染料インクの特徴イメージ

染料インクとは、色材が水などの溶媒に溶けたインクのことです。

用紙に染み込むため、微妙な色のつながりや光沢紙でのツヤを表現しやすい一方、水濡れや光による退色に弱い面があります。乾燥には時間がかかるため、連続大量印刷では用紙の扱いに注意が必要です。持ち出し資料や長期保存が前提の書類には不向きなケースもあります。

  • 長所:クリアで鮮やかな色、写真やイラストの階調がきれい
  • 短所:乾きが遅めで水・光に弱い、にじみが出やすい
  • 適材:写真印刷、ポスター、色再現を重視する資料

顔料インクの特徴

用紙表面に色材が定着するため、文字がくっきり・速乾でにじみにくいのが強みです。

顔料インクの特徴イメージ

顔料インクとは、微粒子の色材が溶媒中に分散したインクのことです。用紙表面で定着するため耐水性や保存性に優れ、文字・図表・帳票などの実務文書に向きます。光沢紙での鮮やかさは染料に一歩ゆずる場合があります。

  • 長所:速乾・耐水・耐候、普通紙で文字がシャープ
  • 短所:写真の階調表現やツヤ感は染料に劣ることがある
  • 適材:会議資料、帳票、長期保管する書類

トナーカートリッジとは

微粒子トナーを静電気で転写し熱圧で定着、速くてシャープな文字印刷に強い方式です。

トナーカートリッジとは、粉体トナーを感光体に転写して用紙へ移し、定着ユニットで熱と圧力を加えて固定する方式です。

普通紙・再生紙・封筒・はがきなど対応用紙が広く、1本あたりの印刷枚数は約5,000〜20,000枚が目安です。連続印刷に強く、大量のビジネス文書を安定した品質で出力できます。

  • 強み:連続印刷のスピードと文字の視認性
  • コスト観:印刷量が多いほど1枚単価を抑えやすい
  • 注意:湿気でトナーが固化しやすいため保管環境に配慮
項目 インクカートリッジ(インクジェット) トナーカートリッジ(レーザー)
印刷方式 液体インクを噴射し用紙に染み込む 粉体を転写し熱圧で定着
印刷枚数の目安 約300〜2,000枚/本 約5,000〜20,000枚/本
得意な用途 写真・ビジュアル重視の資料 会議資料・帳票など文書中心
向いている環境 少量〜中量印刷/色再現重視 中量〜大量印刷/スピード・効率重視

迷ったら「色再現ならインク(染料/顔料は用途で選択)」「大量文書ならトナー」を軸に選びましょう。

インクとトナーはどちらがおすすめ?4つの項目を徹底比較

家庭・少量ならインク、高速・大量の業務印刷ならトナーが有利です。

インクカートリッジはインクジェット式、トナーカートリッジはレーザープリンター/レーザー複合機で使われます。ここでは「導入コスト」「印刷コスト」「仕上がりの品質」「印刷スピード」の4点から違いを整理します。数字はあくまで目安ですが、選定の拠り所になります。

以下では各項目ごとに表で全体像、続いて実務の判断ポイントを順に示します。まずは導入コストから見ていきましょう。

  1. 導入コスト(本体代・初期費用のイメージ)
  2. 印刷コスト(1枚あたりの費用の目安)
  3. 仕上がりの品質(写真・文字の得手不得手)
  4. 印刷スピード(業務の待ち時間に直結)

導入コスト|インク式の方が安い傾向

初期費用を抑えるならインクジェット、本格運用はレーザー(中古活用含む)が現実的です。

導入コストとは、購入時に発生する本体代金や初期設定費用のことです。一般にインクジェットは小型・廉価、レーザーは業務向けで高価格帯に分布します。

インクの種類 導入コスト
インクカートリッジ(インクジェット) 1万~3万円程度
トナーカートリッジ(レーザー) 【新品】40万~60万円程度/【中古】10万~20万円程度

上の表は本体代の目安です。現場での判断に役立つポイントを、次に短く整理します。

  • 少量運用:インクが最小投資で開始しやすい
  • 業務運用:レーザー新品は高価だが中古で初期費用を圧縮
  • 注意:初期が安くても、印刷量が多いと総額で逆転しやすい

最初の出費だけで判断せず、想定の月間印刷枚数から総コストを見積もるのが賢い選び方です。

印刷コスト|大量印刷するならトナー式

枚数が増えるほど、1枚あたりの費用はトナーが有利になります。

印刷コストとは、トナー/インクなど消耗品+保守(カウンター料金)を含む1枚単価の目安です。条件で変動するため、以下は代表的なレンジとして参照してください。

インクの種類 印刷コスト
インクカートリッジ(インクジェット) モノクロ:約1.1円~/フルカラー:約1.8円~
トナーカートリッジ(レーザー) 【新品】モノクロ:約0.8~1.2円/フルカラー:約8~12円
【中古】モノクロ:約2~4円/フルカラー:約20~30円

数値だけでは判断しづらいので、実務で重視したい観点も押さえておきましょう。

  • 少量印刷:インクの下限単価が効きやすい
  • 大量印刷:レーザーは部材寿命・定着の効率で優位
  • 留意点:印刷密度・カバー率・契約形態で単価は変動

数字だけでなく運用条件もセットで見て、“月○○枚”を超えるならトナーを第一候補に検討しましょう。

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仕上がりの品質|印刷用途に合わせる

写真はインク、文書はトナー。用途に合わせると失敗が減ります。

仕上がりの品質とは、写真の色再現・文字の視認性・にじみ耐性といった見た目の完成度のことです。方式の特性差がもっとも現れます。

インクの種類 特徴 おすすめの用途
インクカートリッジ 色の再現性が高い 写真・イラスト・ポスターなど、繊細な色合いを表現したい印刷
トナーカートリッジ 定着がよく滲みにくい 文書や会議資料など、ドキュメント中心の印刷

表で特性を押さえたうえで、実務での見方を次の3点に絞って確認しましょう。

  • 色再現:インクが階調・ツヤに強い
  • 文字品質:トナーはシャープでにじみにくい
  • 保存性:長期保存は顔料インク or トナーが安心

写真主体か文書主体かを見極め、得意分野が合う方式を選ぶのが満足度を高める近道です。

印刷スピード|トナー式の方が速い

連続印刷の速さと立ち上がりの安定感はトナーが一歩リードします。

印刷スピードとは、1分あたりの出力枚数や最初の1枚までの時間を指します。ヘッド走査を行うインクジェットより、転写・定着で連続出力できるレーザーの方が一般に有利です。判断材料は次のとおりです。

  • 業務効率:大量出力時の待ち時間を短縮
  • 交換頻度:トナーは1本あたりの印刷枚数が多く手当てが少ない
  • 例外:低頻度運用ではインクジェットの手軽さも有効

スピード重視の配布物や帳票中心の現場なら、トナー方式を基本線に据えると運用が安定します。

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純正インクと互換インクのメリット・デメリットとは?

ビジネスでの安定運用は純正、印刷コスト重視なら互換が候補になります。

コピー機・複合機に使うインクは、メーカーが開発・販売している「純正インク」と、メーカー以外が製造し互換性をもつ「互換インク」に大別されます。ここでは両者の違いを「品質・保証・コスト・入手性」の観点から整理します。まずは純正から見ていきましょう。

純正インクのメリット・デメリット

高い画質と安定性、そしてメーカー保証まで含めて安心して使えるのが純正の強みです。

純正インクとは、コピー機・複合機のメーカーが自社機種向けに設計・製造し販売するインクのことです。色の再現性や耐久性が最適化されており、プリンター本体の制御とも相性がよく、トラブル時のサポートも受けやすくなります。

主なポイントは次のとおりです。

  • 品質:色ぶれが少なく、耐光性・保存性に優れる
  • 保証:メーカー保証の対象になりやすく、保守契約との相性も良好
  • コスト:単価は相対的に高め。大量印刷では負担が大きく感じやすい
  • 入手性:古い機種は生産終了で在庫薄になる場合がある

業務文書の品質やダウンタイムを避けたい現場では、まず純正を軸に検討すると判断がぶれにくくなります。

互換インクのメリット・デメリット

コストを抑えつつ印刷したいときに有力ですが、品質のばらつきと保証面の注意が必要です。

互換インクとは、プリンターメーカー以外が製造し、純正と互換性をもつよう設計されたインクのことです。価格を抑えやすく、容量が多い製品や生産終了機種向けの選択肢が見つかることもあります。

使う前に押さえたいポイントは次のとおりです。

  • コスト:単価が安価でランニングコストを抑えやすい
  • 品質:メーカーやロットでばらつきがあり、色再現・耐久性に差が出ることも
  • 保証:インク起因の不具合はメーカー保証非対象となる場合がある
  • 入手性:純正が入手困難な旧機種でも選べる可能性

提案書や配布物などで色の一貫性を重視する現場では、テスト印刷で仕上がりと安定性を確認してから採用するのが安心です。

ここまでの要点を、比較しやすい形でまとめます。表は「実務で効く視点」を並べ替えたものです。

指標 純正インク 互換インク
画質・耐久 高い一貫性・耐光性 製品差あり(要テスト)
保証・サポート メーカー保証と親和性高 保証外になる場合あり
コスト 単価は高め 安価で導入しやすい
入手性 旧機種は在庫薄の可能性 旧機種向けも選択肢あり
おすすめの使いどころ 提案書・長期保存資料・安定運用 社内資料・ドラフト・コスト重視

最終的には、印刷物の重要度と求める安定性で選び分けるのがコツです。重要案件や長期保存の文書は純正、コスト重視の社内運用は互換を検討すると失敗しにくくなります。

コピー機やインク選びのご相談ならOFFICE110にお任せください

OFFICE110のサポートチーム

「自社の使い方だと、インクとトナーどちらが良い?」「結局トータルコストはいくら?」——そんな疑問を、OA機器のプロOFFICE110が解消します。

主要メーカーの機種を新品〜中古まで横断提案。リース/買い切りや保守(カウンター料金)の設計まで含め、運用後の手間も見据えた最適解をご用意します。中古特価コピー機や、最大80%OFFの新品コピー機もご提供可能です。

まずは、診断で何が分かるかを確認してください。

  • 最適方式の判定:インク(染料/顔料)かトナーかを用途別に提示
  • 総コストの見える化:本体・消耗品・保守までの概算を一式で提示
  • 在庫・納期の目安:新品/中古の候補と入替スケジュール案
  • 運用ルール設計:カウンター料金・配布物ルールなど実務の最適化

さらに、導入の不安を最小化するための体制も整えています。

  • 複数メーカー比較:価格だけでなく印刷品質・保守の違いも並べて検討
  • 中古の品質担保:整備内容と保証条件を明確化
  • アフターサポート:導入後の使い方・障害時の窓口を一本化

最後は、現場事情(部数・用紙・色数・帳票のピーク)に合わせて最適化。いまの印刷環境より「速く・きれいに・安く」を実現したいなら、まずは無料診断から。

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コピー機のインクに関するよくある質問(FAQ)

複合機(コピー機)よくある質問
コピー機・複合機のインクやトナーについて、処分方法や印刷枚数、インク構成の違いなど実務でよくある疑問にお答えします。

コピー機のインクカートリッジはどう捨てればいい?

メーカー回収か自治体ルールに従って処分します。
店頭回収やメーカーの回収サービスを使うと安全・確実です。
自治体指定の場合は分別区分に従い、取扱説明書の注意事項を確認してください。
大量処分は回収サービスの利用が効率的です。

トナーカートリッジは一般ゴミで捨てられる?

事業所では産業廃棄物として適切に処理します。
粉末トナーは可燃性があるため、一般ゴミに出すのは避けます。
メーカー回収や産廃業者への委託を検討してください。
家庭用は各自治体の案内に従ってください。

インクはどのくらい持つ(印刷できる枚数の目安)は?

インクジェット約300〜2,000枚、トナー約5,000〜20,000枚が目安です。
実枚数は画像有無や印刷密度、設定(きれい・標準)で大きく変動します。
社内はモノクロ、社外はカラーなどルール化が節約に有効です。

4色インクと6色インクは何が違う?

6色は階調表現に強く写真向き、4色は汎用文書向きです。
4色(CMYK)は資料や文字印刷に十分です。
写真・デザイン重視なら6色、文書中心なら4色を選びます。

互換インクを使うとメーカー保証はどうなりますか?

互換インク起因の不具合は保証対象外となる場合があります。
業務用途での信頼性・保守を重視するなら純正が無難です。
コスト重視で互換を選ぶ場合は品質やサポート体制を確認してください。

まとめ

写真・色再現はインク、速さと大量印刷はトナー。印刷量と用途で選べば失敗しません。

インクジェットとトナー(レーザー)は方式が異なるため、得意分野もコスト構造も変わります。まずは自社の「何を・どれくらい・どんな品質で」印刷するかを整理しましょう。そのうえで方式を選び、保守や消耗品も含めた総額で比較するのが近道です。

  • 初期費用重視はインクジェット、運用効率・大量印刷はトナー(レーザー)
  • 写真の階調やツヤはインク、文字のシャープさと耐水は顔料 or トナー
  • 総コストは月間枚数と契約形態で変動。印刷量が増えるほどトナーが有利

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