納品日:2019-12-26
都道府県:東京
メーカー:FUJIFILM
機種名:DocuCentre-VI C2264
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「AI OCRの機能やOCRとの違いを知りたい」
「手書きの書類や帳票などのテキスト化はできないのか知りたい」
このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
手書きの書類や帳票などのテキスト化の対策として、AI OCRのツールがあります。
AI OCRは、従来のOCRとAI技術を融合することにより、手書きの文字や癖字なども高い精度で読み取ることが可能です。
そこで本記事では、AI OCRの機能やメリット、設定や操作方法などをご紹介します。
さらに、AI OCRのおすすめツールや導入事例などについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
監修者
千々波 一博
(ちぢわ かずひろ)
保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネージャー検定
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
画像ファイルに記載された文字や紙の印刷物の文字を、テキスト化するためにOCRを活用することで、事務作業の手間を削減できます。
ただし、これまでのOCRでは筆跡に癖のある手書き文字などは読み取りが困難なため、誤認識が避けられませんでしたが、AI技術を活用した「AI OCR」ならこれまでの課題を解決できる可能性があります。
この章では、AI OCRと従来のOCRとの違いについて解説します。
AI OCRとは、OCRの読み取り技術にAIの学習機能を融合した技術です。
従来のOCRでは文字認識が難しかった手書きの文字列や非定型フォーマット文書の読み取りも可能となり、その適用可能な範囲の広さが注目を浴びています。
AI OCRを利用することで読み取りやテキスト化が可能になる主な書類は、手書きの申込書・帳票・FAXに印字された文字です。
AI OCRとはいえ100%の識別ができるわけではありませんが、手書き帳票などがデータ化できれば大きな業務効率化につながります。
AI OCRと従来のOCRの違いは、以下の3点です。
従来のOCRでは、カタカナの「エ」と工事の「工」やカタカナの「ン」と「ソ」などの形状の似た文字をご認識することがよくありました。
しかしAI OCRでは、文字のクセや形状を学習することが可能です。
近年では、導入当初から9割程度正確な文字認識ができる状態まで学習を済ませてから出荷される機種も登場しています。
AI OCRは、文字単体だけではなく、前後の文脈や語句の規則性・関連性を踏まえて識別できるため、高精度での読み取りが可能です。
また、膨大なデータを読み込ませることで、文字単独での読み取りの精度も向上します。
AI OCRは、細かな設定をしなくても、フリーフォーマットで作成された文書やレイアウトが異なる帳票もフォーマットを理解しながら情報を読み取ります。
従来のOCRでは、事前にフォーマットでデータの除法をOCRに伝える必要がありましたが、設定の手間を大きく軽減できます。
AI OCRの種類は、以下の3つがあります。
ここでは、それぞれの特徴について詳しくご紹介していきます。
汎用×定型フォーマット型は、読み取る帳票の種別は特に限定されていない「汎用」で、フォーマットが「定型」の帳票を読み取るタイプのものです。
帳票の種類は問いませんが、帳票のフォーマットを定義したうえで、文字列などの指定を行う必要があります。
汎用×定型フォーマット型のメリットは、文字などの抽出精度が高いことです。
ただし、フォーマット定義を行わなければならないため、事前の設定準備に時間がかかってしまうデメリットがあります。
汎用×非定型フォーマット型は、読み取る帳票の種別は「汎用」で、読み取る帳票のフォーマットは「非定型」となるタイプです。
記載場所をAIが学習・判定して情報を抽出するため、手作業の事前設定準備を行う必要はありません。
さまざまな種別の帳票や多様なフォーマットに対応できることがメリットです。
また、帳票フォーマットの事前設定準備を行う必要がないため、手作業も不要です。
一方、事前に学習に必要なデータ収集やAIに学習させるため、時間がかかるというデメリットがあります。
さらに、読み取った帳票の中に新規のフォーマットの帳票があった場合、学習がされていないため読み取りができなくなるなど、精度が低くなることもあります。
業務特化×非定型フォーマット型は、読み取る帳票の種別は「特定種別」で、帳票のフォーマットは「非定型」となるタイプです。
あらかじめ導入時にAIにフォーマット学習をさせることができるため、学習させる手間がかかりません。
さらに、事前に学習させなくても多岐にわたるフォーマットの帳票を読み取ることが可能です。
事前に学習がなくても、多様なフォーマットに対応できる点とOCRで抽出したデータを効率的に必要なデータを業務に連携できるのがメリット。
ただし、特定の業務や種別の帳票にしか対応できないデメリットがあります。
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AI OCRを導入することで、さまざまなメリットがあります。
ここでは、AI OCRを導入する6つのメリットについて一つずつ解説します。
AI OCRによるデータ入力は、業務効率化に直結します。
AI OCRの業務効率化につながる機能は、以下のとおりです。
高精度で手間の少ないAI OCRを使用することで、担当者が誤認識の確認・修正に集中できるため、人的ミスを減らし品質を向上させられます。
従来のように担当者が紙文書を見ながらデータ入力していく方法では、打ち間違えや見間違え見間違えなどの入力ミスが避けられません。
さらに、品質を確保するためには、ダブルチェックが必要です。
過去資料など紙や手書き資料のデータ化を求められる業務では、大幅な業務効率アップが期待できます。
AI OCRは、誤字や癖のある手書き文字、はみだし文字なども高精度で読み取れます。
さらに、選択式の回答やチェックボックスなどを読み取るのにも使えるため、従来のOCRが使えなかった場面でも活用可能です。
実際に、教育機関のテストの回答や金融機関の申込書などの業務に向いています。
事前にトレーニングデータを用意することで、さまざまな言語や業界用語の手書き文字認識への応用もできます。
実際に、以下の用途でAI OCRが用いられています。
上記のように、人の目でも読み取りが難しい文書も、AI OCRを活用することで簡単にテキスト化できる可能性があります。
AI OCRには、3つの種類が存在し、定義したフォーマットしか読み取れない「定型帳票」や、多様なフォーマットにも対応できる「非定型帳票」もあります。
非定型帳票のAI OCRを利用すれば、その都度フォーマットの調整をする必要はありません。
結果的に書類の作成や管理の時間を大幅に短縮できるだけでなく、精度の大幅な向上にもつながります。
手作業で行うコンピューター上の作業を代わりに自動化する技術であるRPAや基幹システムとAI OCRを連携させることで、より業務の効率化が実現します。
RPAを実行することで、定型業務にかかる作業の自動化が可能となるのがポイントです。
経理や会計業務のような大量で細かな数字を取り扱う業務では、基幹システムとの連携できるため、業務効率が見込めます。
OFFICE110が厳選した、AI OCRのおすすめサービス3選をご紹介します。
この章では、おすすめするAI OCRの特徴や価格などについてもご紹介していますので、導入する際の参考にしてください。
DX Suiteは、業界最高水準の精度の高さを誇るAI OCRツールです。
手書き・活字・傾いた画像など、さまざまな文字を高い精度で読み取れることが最大の特徴です。
また、請求書・図面・契約書といったあらゆる非定型帳票への読み取りにも対応しているため、幅広い分野での利用が可能です。
さらに、DX Suiteは、富士フイルムや東芝テックの複合機と連携させて使用できます。
複合機と連携させると、帳票の電子化からAI OCR処理までの一連の業務を実行できます。
DX Suiteの価格は以下のとおりです。
CaptureBrainは、さまざまな業種で利用されている書類や帳票類を、デジタルデータに変換するAI OCRツールです。
スキャナなどから取得した書類や帳票類を、独自の画像補正を施した後、AIによる帳票種別の認識や帳票の自動仕分けを行い、OCR箇所を自動特定します。
また、キャノンの複合機と連携させて使用することで、利便性が高まります。
キャノン対応の入力形式でスキャンできるハードウェアであれば、帳票の電子化などの業務を実行することが可能です。
入力形式とは、JPG/PNG/TIFF、カラーまたはグレースケール、300dpi以上、最大サイズ:5.0MB以下です。
CaptureBrainの価格は以下のとおりです。
NEC AI-OCRは、3つの機能と1つのライセンス管理ファイルから構成されているAI OCRツールです。
書類や帳票などをOCR専用スキャナや複合機などから入力画像を取得し、文字認識に最適な画像に変換します。
文字認識したあと、CSV形式データを出力する機能を備えているため、CSV形式データを変換できるハードウェアで利用することが可能です。
さらに、帳票フォーマットの事前設定準備を行う必要がないため、システムに必要な項目ごとに文字をキー入力していくだけで帳票書式をAI学習するのもポイント。
ライセンス管理アプリケーションにより、お客様の運用環境に合わせてインストールしたソフトウェアを統括し、ライセンス管理を行います。
NEC AI-OCRの価格は以下のとおりです。
この章では、AI OCRを利用することで、実際に業務効率を大きく改善した導入事例を3つご紹介します。
ファッション通販の大手企業A社では、請求書の処理にAI OCRを組み込んだ請求書自動処理を導入しました。
導入前は、取引先から送られてくる請求書を一元管理するため、メールなどで送られてきた請求書も一旦印刷したうえで、入力・保管する方法にて管理していました。
業務の効率化とペーパーレス化を目的とし、請求書処理のデジタル化を決意。
郵送で送られてきた紙の請求書をAI OCRでデータ化し、RPAと連携することによって、請求書業務の自動化を実現しました。
結果、締め日に要していた日数が7営業日から3.5営業日へ約半分に短縮しています。
参考・出典:NECソリューションイノベータ
メーカー向けに受注処理プロセスのBPOサービスを提供するB社では、お客様各社が受け取る手書き注文書の処理にAI OCRを導入しました。
AI OCRの導入により、FAXで受信した注文書を、AI OCRでデジタルデータ化する仕組みを構築しました。
B社のBPOサービスを導入した大手食品メーカーでは、毎月2万枚以上の注文書を手作業で処理していた受発注業務をデジタル化。
結果、従来に比べ3割以上の工数削減が実現し、業務改善が成功しています。
参考・出典:NECソリューションイノベータ
JA組合員の賃貸物件管理を主業務に約2万戸を管理するジェイエーアメニティーハウスでは、契約に必要な書類など延べ約2千枚の書類をエクセルと基幹システムの2つに転記する業務を実施しています。
さらに、帳票処理も発生するため、請求書だけでも月間で処理しなくてはならない書類の件数は6,000~7,000件ほどにものぼります。
これらを1件1件手入力して処理をしていたときには膨大な時間を要していました。
AI OCRを導入してこの処理を自動化した結果、1件あたりの稼働時間を約56%削減に成功し、AI OCRの読取精度は約95%という実績が確認されました。
参考・出典:ジェイエーアメニティーハウス
AI OCR導入や業務改善に関してお悩みの方は、「OFFICE110」にお気軽にお問い合わせください。
OFFICE110では、主要全メーカーの複合機を取り扱っており、知識豊富な専門スタッフが細やかに対応しています。
AI OCRと連携できる機種を含めて最新の機種も取り扱いや設置が可能なので、本記事を読んで気になった方はぜひ気軽に相談してください。
そのほか、複合機に限らずビジネスフォンやITネットワークなど、オフィスに関連する機器・設備全般について細やかに対応しているため、ワンストップで問題解決が可能です。
もちろん、導入して終わりではなく、その後のアフターフォローまで万全であるため、不具合や故障などが起こった場合も安心です。
自社に最適な複合機をお探しの方は、ぜひOFFICE110にご相談ください。
AI OCRを利用するメリットとしては、以下の6つが挙げられます。
今回ご紹介したそれぞれのメリットや機能などを把握したうえで、導入を検討すると大幅な業務改善にもつながるでしょう。
また弊社では、新品の複合機だけでなく、品質の高い中古複合機もリーズナブルな価格でご提供する体制も整っております。
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