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レーザー方式などの電子写真方式を採用したコピー機・複合機では、機種によっては印刷時の帯電や転写の仕組みに伴って微量のオゾンが発生し、ツンとした独特のにおいを感じることがあります。
ただし、コピー機の近くでにおいがするからといって、そのすべてがオゾンとは限りません。また、においの強さだけでオゾン濃度や安全性を判断することもできないため、換気や設置環境、機器の状態をあわせて確認することが重要です。
特に、普段より急ににおいが強くなった場合や、焦げたようなにおい・煙・異常な発熱を伴う場合は、通常のオゾン臭として様子を見ず、使用を中止して保守窓口へ相談してください。
この記事では、コピー機のオゾン臭の正体と人体への影響、発生する仕組み、安全性を考える際の基準、においを抑えるための対策について解説します。
監修者
千々波 一博(ちぢわ かずひろ)
保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/生成AIパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネジャー検定
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
コピー機で感じるオゾン臭は、電子写真方式の印刷工程で発生したオゾンが、排気とともに室内へ出ることで感じられる場合があります。
一方、コピー機の周囲で発生するにおいには複数の原因が考えられるため、「においがする=すべてオゾン」と判断するのは適切ではありません。安全性についても、臭気の有無だけではなく、換気状況や機器の状態まで含めて考える必要があります。
ここでは、コピー機から発生するオゾン臭の正体とにおいの特徴、人体への影響、安全性を考える際の基準について解説します。
オゾン臭とは、オゾン(O₃)が空気中に存在するときに感じる特徴的な臭気です。
レーザー方式などの電子写真方式では、感光体へ静電気を与えて画像を形成し、トナーを紙へ転写します。機種や帯電方式によっては、この過程で電気的な放電が起こり、空気中の酸素からオゾンが生成されます。
帯電方式やオゾンを低減するための設計は機種によって異なります。電子写真方式の機器だからといって、すべて同じ量のオゾンが発生するわけではありません。
また、コピー機から出る臭気にはオゾン以外の要因が含まれる場合もあります。においだけで原因を断定せず、普段との違いや機器の状態を確認することが大切です。
オゾンには特徴的な臭気があり、一般にはツンとした刺激のあるにおいとして感じられます。
ただし、においの感じ方には個人差があり、同じ室内でも気になる人とほとんど気にならない人がいます。また、臭気の強さをそのままオゾン濃度へ置き換えることはできません。
重要なのは、通常のツンとした臭気と、焦げ臭さ・溶けた樹脂のようなにおい・煙などの異常なサインを分けて考えることです。
オゾンは濃度が高くなると目や呼吸器などへ影響を及ぼす可能性があり、一般的には、吸入した場合の症状として咳・頭痛・息切れ・咽頭痛などが挙げられています。臭気とともに体調の変化を感じる場合は、その場を離れて換気し、症状が続く場合は医療機関へ相談してください。
※出典:厚生労働省「職場のあんぜんサイト|オゾン」
オゾンの0.1ppmという数値は、日本産業衛生学会が示す「許容濃度」であり、厚生労働省が定める「管理濃度」ではありません。
現行記事では両者を同じように扱っていましたが、役割が異なるため分けて理解する必要があります。
主な扱いを整理すると、次のとおりです。
日本産業衛生学会の許容濃度は、1日8時間・週40時間程度の労働条件を前提とした労働衛生管理のための指標です。
ここで注意したいのは、0.1ppmを「これ以下なら誰でも必ず問題がない」という境界値として扱わないことです。日本産業衛生学会も、許容濃度は安全と危険の明らかな境界を示すものではないとしています。
また、コピー機から発生するオゾン濃度を「一般的に0.01〜0.03ppm」などと一律に示すことも適切ではありません。機種、帯電方式、印刷条件、換気量、設置場所などで室内の濃度は変わるため、特定のppm値だけで判断せず、機種の仕様と実際の利用環境を確認することが重要です。
なお、現在のコピー機でオゾン臭が気になり、設置環境や機種の見直しまで検討している場合は、以下の案内もあわせてご確認ください。
コピー機のオゾンは、電子写真方式で利用する高電圧や放電によって、空気中の酸素分子が反応することで発生する場合があります。
ただし、現在の機種では帯電方式や転写方式が多様化しており、オゾンの発生特性も機種によって異なります。トナーの種類だけで発生量が決まるわけではなく、機種全体の設計を見ることが重要です。
ここでは、コピー機でオゾンが発生する仕組みと、帯電方式・内部構造・設置環境による違いについて解説します。
電子写真方式では静電気を利用して画像を形成し、コロナ放電を用いる方式では、その放電に伴ってオゾンが生成されることがあります。
電子写真方式の印刷工程を大まかに整理すると、次のとおりです。
従来のコロナ帯電方式では高電圧による放電を利用するため、その副生成物としてオゾンが発生します。一方、現在は機種ごとに異なる帯電方式やオゾン低減技術が採用されています。
そのため、「レーザープリンター・コピー機なら必ず大量のオゾンが出る」と一律に考えるのではなく、対象機種の仕様や排出対策を確認することが大切です。
※出典:リコー
コピー機のオゾン発生量は、トナーが磁性か非磁性か、重合トナーか粉砕トナーかといった分類だけで判断できません。
オゾンの発生には、帯電・転写方式、高電圧部分の設計、排気構造、オゾン低減機構など、機器全体の構成が関係します。そのため、トナーの種類とオゾン発生量を単純に結び付けるのは避けるべきです。
また、機種によってはオゾンフィルターや脱臭フィルターなどの交換部品が設定されている場合があります。フィルターや排気経路の清掃・交換については、対象機種の取扱説明書や保守条件に従ってください。
オゾン臭の感じ方は、コピー機そのものの発生特性だけでなく、印刷量・換気・排気方向などの設置環境によっても変わります。
特に、換気の悪い狭い部屋で長時間連続して印刷したり、大量印刷を続けたりすると、機器から出る臭気が室内にこもりやすくなります。
確認したいポイントを整理すると、次のとおりです。
機器の大きさだけを基準に「小型なら○ppm、大型なら○ppm」と一律に示すことはできません。具体的なオゾン発生特性や設置条件は、対象機種のメーカー資料を確認してください。
コピー機のオゾン臭が気になる場合は、まず換気と排気方向、設置場所を見直します。
改善しない場合は、対象機種のフィルターや保守状況を確認し、それでも強いにおいが続く場合は点検や機種の見直しを検討します。最初から空気清浄機や買い替えだけに頼るのではなく、原因を順番に切り分けることが重要です。
ここでは、オゾン臭が気になるときに確認したい換気・設置場所・フィルター・異常時の対応について解説します。
最初に行うべき対策は、十分な換気と、コピー機の排気が人へ直接当たらないように設置場所を見直すことです。
コピー機を「人から3m以上離す」などの共通距離を設けるのではなく、対象機種の取扱説明書に記載された設置条件と、実際の空気の流れを確認してください。
主な確認ポイントは次のとおりです。
なお、メーカーや機種によって必要な設置条件は異なるため、特定機種の数値をすべてのコピー機へ当てはめないことが重要です。
換気や設置場所を見直しても臭気が気になる場合は、コピー機本体のフィルターや、空気清浄機などの補助対策を確認します。
本体にオゾンフィルターや脱臭フィルターが搭載されている場合は、取扱説明書や保守契約で交換時期を確認してください。フィルターを自己判断で追加・加工すると、排気や冷却を妨げる可能性があるため、メーカー指定外の方法は避けます。
オゾン臭を抑える目的で、人がいる室内にオゾン発生器を設置して使用する方法は避けてください。また、イオン発生方式などを採用する空気清浄機の中には、副生成物としてオゾンを発生させるものもあるため、製品仕様を確認する必要があります。
焦げ臭さや煙、異常な発熱などを伴う場合は、オゾン臭だと決めつけず、そのまま使用を続けないでください。
通常のツンとした臭気であれば、まず換気や設置状況を確認できます。一方、機械的な異常が疑われる場合は、テスト印刷を繰り返して原因を探るのではなく、使用を中止して保守窓口へ連絡します。
症状ごとの対応を整理すると、次のとおりです。
においとあわせて紙詰まり・異音・印刷不良なども増えている場合は、コピー機の修理費用や依頼方法を解説した記事も参考にしてください。
コピー機のオゾン臭は、まず換気や排気方向、設置場所を見直すことで対策できる場合があります。
一方、換気をしても強いにおいが続く、以前より急ににおいが強くなった、焦げ臭さや機器の不具合もあるといった場合は、機器の点検や入れ替えまで含めて検討する必要があります。
また、同じオフィスでも印刷量や利用人数、設置スペースによって適した機種や配置は異なります。現在の機種を使い続けるか買い替えるか判断する際は、使用年数だけでなく、印刷量や保守状況、設置環境もあわせて整理することが大切です。
OFFICE110では、現在の利用状況や必要な機能、設置スペース、予算を確認したうえで、新品・中古を含む複数の選択肢から条件に合うコピー機・複合機をご提案します。販売だけでなく、搬入・設置・設定・保守までまとめてご相談いただけます。
さらに、OFFICE110では対象の新品コピー機が最大80%OFF、中古の複合機が大特価になるキャンペーンを実施しています。オゾン臭が気になる場合の設置環境や利用状況も含めて、現在の機種を使い続けるか、入れ替えるかを比較したい場合は、弊社までご相談ください。
ご相談・見積依頼
コピー機のオゾン臭は、電子写真方式の帯電・転写などに伴って発生したオゾンによって感じられることがあります。ただし、コピー機周辺のにおいがすべてオゾンとは限らず、臭気だけで濃度や安全性を判断することもできません。
においが気になる場合は、まず部屋を十分に換気し、コピー機の排気が人へ直接当たっていないか、メーカー指定の設置条件を満たしているかを確認してください。大量印刷や長時間の連続運転が多い環境では、特に換気を意識する必要があります。
オゾンについて日本産業衛生学会が示す許容濃度は0.1ppmですが、これは厚生労働省の「管理濃度」ではありません。数値を安全・危険の単純な境界として扱わず、実際の利用環境や機種の仕様とあわせて判断することが重要です。
また、焦げ臭さ・煙・異常な発熱などを伴う場合は、通常のオゾン臭として様子を見ず、使用を中止して保守窓口へ相談してください。換気しても強い臭気が続く場合も、フィルターや機器の状態を確認する必要があります。
なお、換気や設置場所を見直しても改善せず、現在の機種を使い続けるか入れ替えるか判断しにくい場合は、OFFICE110へご相談ください。印刷量や設置環境、必要な機能、予算を確認し、条件に合うコピー機・複合機をご案内します。
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納品日の日程調整
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