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複合機(コピー機)では、機種が対応する用紙の坪量や種類の範囲内であれば、画用紙や厚紙に印刷できます。
ただし、画用紙は商品によって厚みや表面の質感が異なるため、「手持ちの画用紙をそのまま使えるのか」「どの用紙設定を選べばよいのか」を確認してから印刷することが大切です。
対応範囲外の画用紙を使用したり、用紙設定を誤ったりすると、紙詰まりやかすれ、印刷不良につながるため、事前に複合機の対応坪量と給紙方法を確認する必要があります。
この記事では、画用紙・厚紙を印刷する前の確認事項、キヤノン・リコー・シャープの設定例、紙詰まりや印刷品質のトラブル対策を解説します。
監修者
千々波 一博(ちぢわ かずひろ)
保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/生成AIパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネジャー検定
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
複合機で画用紙を印刷する前に、使用する画用紙の厚み・坪量が、複合機の対応範囲内か確認することが大切です。
画用紙は普通紙より厚いものが多く、商品によって厚みや表面の質感も異なります。対応していない画用紙を使用すると、紙詰まりや印刷不良の原因になるため注意が必要です。
ここでは、複合機が対応できる用紙の厚みと、印刷に適した画用紙の選び方について分かりやすく解説します。
一般的なコピー用紙には64g/㎡前後のものがありますが、画用紙は商品によって坪量や厚さが異なります。
そのため、画用紙の厚みを一律に判断するのではなく、使用する画用紙の坪量と、複合機が対応する用紙坪量を照らし合わせることが大切です。
以下に、一般的な印刷物で使用される坪量の例をまとめました。
「g/㎡」とは坪量と呼ばれる単位で、1平方メートルあたりの紙1枚の重量を表します。
一般的には坪量が大きいほど紙も厚くなる傾向がありますが、同じ坪量でも紙質や表面加工によって厚さや通紙性は異なります。
そのため、使用する画用紙の坪量だけで判断せず、複合機の仕様や使用できる用紙種類まで確認しましょう。
画用紙を複合機で印刷する際は、機種が対応している坪量・用紙種類の範囲内から選ぶことが重要です。
対応範囲を超える厚い画用紙を無理に給紙すると、搬送途中で引っかかり、紙詰まりや印刷不良につながります。
画用紙の坪量や厚みは商品によって異なるため、パッケージや商品仕様を確認してください。坪量が分からない場合は、購入した店舗や用紙メーカーへ確認してから使用すると安心です。
また、画用紙は厚みだけでなく、表面のざらつきや反りにも注意が必要です。
画用紙や厚紙を印刷する場合は、手差しトレイへ用紙をセットし、用紙サイズ・用紙種類を実際の画用紙に合わせて設定するのが基本です。
ただし、対応できる坪量や給紙方法、画面上の設定項目はメーカー・機種によって異なります。給紙トレイから厚紙を使用できる機種もあるため、取扱説明書や仕様表も確認してください。
ここでは、キヤノン・リコー・シャープの現行機種を例に、画用紙・厚紙印刷の基本的な設定方法について解説します。
なお、画用紙以外の封筒やハガキなども含め、手差しトレイの基本的な使い方を確認したい方は、以下の記事を参考にしてください。
キヤノンの「imageFORCE C3150F」は、手差しトレイで52〜300g/㎡の用紙に対応しているA3カラー複合機です。
厚紙を印刷するときは、用紙を手差しトレイへセットしたうえで、用紙サイズと用紙種類を実際の画用紙に合わせて設定してください。
imageFORCE C3150Fでは、厚紙の坪量に応じて「厚紙1」〜「厚紙7」に分けて設定できます。
このように、同じ「厚紙」でも坪量によって選択する設定が異なるため、使用する画用紙の坪量を確認したうえで、該当する「厚紙1〜7」を選ぶことが大切です。適切な用紙設定に合わせることで、紙詰まりや印刷不良を防ぎ、安定した印刷につながります。
参考:Canon公式サイト「imageFORCE C3150F 仕様」 Canon公式マニュアル
リコーの「RICOH IM C3011」は、2026年8月に発売されたA3カラー複合機で、給紙トレイ・手差し給紙ともに52〜300g/㎡の用紙に対応しています。
手差しトレイへ用紙をセットすると、検知した用紙サイズが表示される用紙設定ガイド機能を利用できるため、画面に沿ってサイズや用紙種類を設定します。
RICOH IM C3011の対応坪量は以下のとおりです。
RICOH IM C3011は給紙トレイからも厚紙を使用できますが、普段セットしていない画用紙や特殊なサイズの用紙を一時的に使用する場合は、手差しトレイを利用すると設定を分けやすくなります。
参考:リコー公式サイト
シャープの「BP-71C26」は、2025年10月に発売されたA3カラー複合機で、手差しトレイでは52〜300g/㎡の用紙に対応しています。
画用紙・厚紙を手差しトレイから印刷するときは、プリントする面を下向きにセットし、本体側とプリンタードライバー側の用紙設定を合わせます。
BP-71C26の用紙対応範囲は以下のとおりです。
参考:SHARP公式サイト SHARP公式マニュアル
このように、「BP-71C26」は本体トレイ・手差しトレイともに厚紙へ対応していますが、給紙箇所によって対応できる坪量が異なります。 使用する画用紙・厚紙の坪量を確認し、対応する給紙箇所と用紙設定を正しく選ぶことで、紙詰まりや印刷不良を防ぎやすくなります。
なお、現在使用している複合機が画用紙・厚紙の坪量に対応していない場合は、対応する用紙範囲も含めて機種を比較すると選びやすくなります。複合機の導入・入れ替えを検討している方は、以下もご確認ください。
画用紙は普通紙より厚く、紙質もさまざまなため、用紙と複合機の設定が合っていないと、紙詰まりや印刷品質の低下につながります。
一方、対応する坪量や用紙種類を確認し、正しい給紙方法・設定で印刷することで、こうしたトラブルは防ぎやすくなります。
ここでは、画用紙印刷で起こりやすい紙詰まりと印刷品質の低下について、予防策と対処方法を解説します。
画用紙印刷で起こりやすいトラブルの一つが、「紙詰まり」です。
複合機が対応していない厚さの画用紙や、折れ・反りのある用紙を使用すると、搬送途中で引っかかりやすくなります。
画用紙印刷で紙詰まりを防ぐためには、用紙をセットする前に以下の点を確認しましょう。
厚紙は普通紙より搬送しにくいため、大量にセットせず、最初は少量でテスト印刷すると紙詰まりや設定ミスに気づきやすくなります。
画用紙の印刷中に紙詰まりが発生した場合は、本体画面や取扱説明書に表示される手順に従って、詰まった用紙を取り除いてください。
用紙を無理に引っ張ると途中で破れ、紙片が内部に残ったり、部品を傷つけたりする原因になります。
画用紙を取り除けない場合や、同じ場所で紙詰まりを繰り返す場合は、無理に分解せず、リース会社や保守契約をしているサポート会社・販売店へ相談しましょう。
紙詰まりの原因や具体的な対処方法については、関連記事でも詳しく解説しています。
画用紙は普通紙と比べて表面の質感や厚みが異なるため、用紙設定が合っていないと、かすれや色ムラ、トナーの定着不良が起こりやすくなります。
まずは用紙そのものが複合機に対応しているかを確認し、実際の坪量に合った用紙種類を設定することが重要です。
画用紙への印刷品質を安定させるためには、以下のポイントを確認してください。
設定を見直しても印刷物がかすれる場合は、トナー残量や機器側の状態も確認してください。
普通紙でも同じようにかすれる場合は、画用紙ではなく複合機側のトナー・ドラム・定着部などに原因がある可能性があります。
コピー機で印刷物がかすれる原因や対処方法については、関連記事で詳しく解説しています。
画用紙・厚紙を使う機会が多い場合は、使用したい用紙に対応しているコピー機・複合機を選ぶことが大切です。
対応できる用紙の坪量や種類、給紙方法はメーカー・機種によって異なるため、機種選びでは普段使う用紙を問題なく印刷できるかまで確認する必要があります。
そのため、コピー機・複合機の導入や入れ替えで、画用紙・厚紙に対応する機種を探している場合は、OFFICE110へご相談ください。
印刷枚数や利用人数、使用する用紙のサイズ・坪量、設置環境、必要な機能、予算などを確認し、<実際の使い方に合ったコピー機・複合機をご提案します。
さらに、OFFICE110では新品コピー機が最大80%OFF、中古コピー機が大特価になるキャンペーンも実施しています。画用紙・厚紙の対応範囲まで含めて、自社に合うコピー機・複合機を選びたい場合は、OFFICE110までお問い合わせください。
ご相談・見積依頼
複合機(コピー機)で画用紙・厚紙を印刷する際は、使用する用紙の坪量や紙質が、複合機の対応範囲に収まっているかを確認することが大切です。
例えば、対応範囲外の厚い用紙や、大きく反った画用紙を使用すると、紙詰まりやかすれ、定着不良につながります。本体の案内や取扱説明書を確認し、初めて使用する画用紙は少量でテストしてから本番印刷すると安心です。
画用紙・厚紙を適切に使える環境を整えておけば、POPや案内物などを社内で印刷しやすくなり、印刷のやり直しや機器トラブルによる作業の中断も防ぎやすくなります。
なお、現在の複合機で使用したい画用紙に対応できるか分からない場合や、厚紙対応機への入れ替えを検討している場合は、OFFICE110までご相談ください。使用する用紙の坪量・サイズ・印刷枚数・利用人数・設置環境・予算を確認したうえで、新品・中古を含む複合機の選定から設置、運用までご提案します。
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