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複合機の管理者パスワードについて、「初期パスワードが分からない」「変更したいけれど手順が分からない」とお困りではないでしょうか。
複合機の管理者パスワードは、メーカーだけでなく機種やシリーズによって初期値や変更方法が異なるため、使用中の機種に合った情報を確認することが重要です。
この記事では、主要メーカーの初期管理者パスワードの代表例をはじめ、メーカー別の変更方法や、パスワードを忘れたときの対処法を解説します。
自社の複合機ではどのパスワードを確認すればよいのか、変更・紛失時にはどう対応すればよいのかを判断する際にお役立てください。
監修者
千々波 一博(ちぢわ かずひろ)
保有資格:Webリテラシー/.com Master Advance/ITパスポート/生成AIパスポート/個人情報保護士/ビジネスマネジャー検定
2004年から通信業界で5年間営業として従事。その後、起業して他業種に進出。OFFICE110に営業で入社し、月40~60件ほどビジネスホン・複合機・法人携帯などを案内。現在は既存のお客様のコンサルティングとして従事。
複合機の設定を変更する際には、通常の操作とは別に「管理者モード」へログインするためのパスワードが必要になります。
なかでも、工場出荷時や初期セットアップ時に設定されているのが「初期管理者パスワード」です。初期値はメーカーや機種によって異なるうえ、初期設定のまま使い続けると、不正ログインや設定変更などのセキュリティリスクにつながる可能性があります。
そのため、まずは初期管理者パスワードの役割と、導入後に変更しておくべき理由を押さえておくことが大切です。この章では、この2点を順番に解説します。
初期パスワードの一覧や変更手順をすぐに確認したい方は、以下から該当する章へ進んでください。
初期管理者パスワードは、複合機の「管理者モード」にログインし、一般ユーザーには許可されていない設定を変更するための認証情報です。
管理者モードでは、コピーやプリントといった通常操作だけでなく、ネットワークや認証、各種機能の利用制限など、複合機全体の運用に関わる設定を変更できます。
一般的には、複合機の設置時に販売店や保守業者が管理者モードへ入り、オフィス環境に合わせて初期設定を行います。そのため、日常業務では管理者パスワードを意識する機会は多くありません。
一方、レイアウト変更や拠点移転、ネットワーク環境の見直しなどで設定を変更するときは、管理者権限が必要になる場合があります。自社で設定を管理する場合は、誰が管理者パスワードを保管するのかも含めて運用ルールを決めておきましょう。
複合機の初期管理者パスワードは、初期値のまま運用せず、導入後に推測されにくいパスワードへ変更することが重要です。
複合機は社内ネットワークへ接続して利用することが多く、管理者用の認証情報が第三者に知られると、設定を不正に変更されたり、機器内の情報へアクセスされたりするリスクがあります。
変更後のパスワードは、他サービスとの使い回しを避け、社内で権限を持つ担当者だけが確認できる方法で管理しましょう。特に、人事・経理・医療・法律関係など機密性の高い情報を扱う環境では、複合機を含めた認証情報の管理が重要です。
▼ 複合機のセキュリティリスクと対策について詳しく知りたい方はこちら
複合機の初期管理者情報は、メーカーだけでなく、機種・シリーズ・発売時期によっても異なります。
以前はメーカー共通の初期値が使われる機種も多くありましたが、現在は取扱説明書や本体付属資料で確認する機種もあります。そのため、以下は代表例として確認し、実際にログインするときは必ず使用中の機種の公式マニュアルを優先してください。
初期管理者パスワードが分からない場合は、まず機種名・型番を確認したうえで、メーカー公式の取扱説明書や設置時の書類を確認してください。すでに初期値から変更されている場合は、社内の機器管理者や設置を担当した販売店・保守会社へ確認するのが確実です。
また、初期値でログインできた場合でも、そのまま使い続けず、第三者に推測されにくいパスワードへ変更し、社内で適切に管理しましょう。なお、現在の複合機の設定や運用に不安がある方は、機器の見直しも含めてOFFICE110へご相談ください。
複合機の管理者パスワードは、メーカー・機種ごとの管理者設定画面から変更するのが基本です。
ただし、同じメーカーでもシリーズやファームウェアによって画面名称・操作手順が異なる場合があります。以下では代表的な機種・シリーズの手順を紹介しますので、実際に変更するときは使用中の機種の取扱説明書とあわせて確認してください。
富士フイルムの複合機では、機械管理者モードから管理者ID・パスワードを変更できます。以下はApeosPort/DocuCentre系で案内されている操作の一例です。
富士フイルムは商品によって表示や操作が異なります。。画面名称が一致しない場合は、使用中の機種のサポート情報を確認してください。
参考:富士フイルム公式サイト
キヤノンのiR-ADV Gen3では、工場出荷時の管理者情報で初めてログインした際に、パスワード変更を促す画面が表示されます。
iR-ADV Gen3の工場出荷時設定では、管理者のユーザー名が「Administrator」、パスワードが「7654321」と案内されています。すでに変更済みの場合は、現在設定されている認証情報を使用してください。
参考:キヤノン公式サイト
リコーの複合機では、管理者認証を有効にしたうえで「管理者登録/変更」からログインパスワードを変更します。以下はRICOH MP C6003/C5503/C4503/C3503/C3003シリーズで案内されている手順です。
初期値は機種ごとのセキュリティー説明書で確認します。すでに設定したパスワードが分からない場合は、無理に操作を続けずサービス実施店へ確認してください。
参考:リコー公式サイト
シャープの複合機では、管理者としてログインしたうえで、セキュリティ設定のパスワード変更メニューから設定します。画面構成はシリーズによって異なるため、以下は基本的な流れとして確認してください。
現在の管理者パスワードが分からない場合は、社内の機器管理者や販売店へ確認してください。初期値を推測して繰り返しログインするのではなく、使用中の機種の公式マニュアルに沿って対応するのが安全です。
参考:シャープ公式サイト
コニカミノルタのbizhub iシリーズでは、本体の管理者設定またはWeb Connectionから管理者パスワードを変更できます。以下はbizhub C360i/C300i/C250iで案内されている方法です。
機種によって初期パスワードの確認方法が異なるため、初期値が分からない場合は本体に付属する冊子マニュアルや機種別ユーザーズガイドを確認してください。
参考:コニカミノルタ公式サイト
京セラの複合機では、管理者権限でログインしたうえで、機種ごとの管理者設定から認証情報を変更します。
TASKalfa 2554ciでは、初期状態のログインユーザー名・ログインパスワードとして「2500」が案内されています。ほかのTASKalfaシリーズでは、機種ごとに異なる値が設定されているため注意してください。
京セラは機種ごとに初期ログイン情報が異なります。「Admin/Admin」など特定の値をすべての機種に当てはめず、使用中の機種の公式クイックガイド・使用説明書を確認してください。
東芝のe-STUDIOシリーズでは、管理者設定からパスワードを変更できます。シリーズやセキュリティモードによってログイン方法・画面構成が異なるため、使用中の機種の設定管理ガイドを確認しながら進めてください。
東芝テックでは、初期パスワードを工場出荷時のまま使い続けず、利用開始前に変更するよう案内しています。初期値や変更画面は機種によって異なるため、機種別の取扱説明書を優先してください。
参考:東芝設定管理ガイド
複合機の管理者パスワードを忘れた場合は、まず社内の機器管理者・設置業者・保守会社へ確認し、使用中の機種に合った復旧方法を確認してください。
管理者パスワードの確認・再設定方法はメーカーや機種によって異なります。変更後のパスワードを忘れたからといって、工場出荷時の初期パスワードで再びログインできるわけではありません。
なお、機種によっては初期化によって設定内容や保存情報に影響が出る可能性があります。管理者パスワードを忘れた場合でも、自己判断で初期化せず、メーカーや保守会社が案内する手順に沿って対応してください。
パスワードを再設定できた後は、同じトラブルを繰り返さないよう、管理担当者や保管方法を明確にし、必要な人だけが確認できる状態で管理することが大切です。
また、複合機のセキュリティ対策では、管理者パスワードの適切な管理だけでなく、不正アクセスやマルウェアへの備えも欠かせません。複合機を安全に運用するための対策をあわせて確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
管理者パスワードを確認・変更できても、それだけで複合機のセキュリティ対策が完了するわけではありません。複合機には、ユーザー認証やネットワーク接続、アドレス帳・転送設定など、情報管理に関わるさまざまな設定があります。
特に、長期間同じ複合機を使用している場合や、担当者の変更によって「誰が管理者なのか分からない」「現在の設定が適切なのか判断できない」といった状態になっている場合は、一度運用全体を見直しておくと安心です。
なお、パスワードの確認や変更だけを目的に、必ずしも複合機を入れ替える必要はありません。一方で、機器の老朽化やセキュリティ機能、使い勝手にも課題を感じている場合は、現在の運用を整理したうえで、複合機そのものを見直すことも選択肢の一つです。
複合機の入れ替えを検討する際は、機能や価格だけでなく、利用人数・印刷枚数・ネットワーク環境・必要なセキュリティ機能まで含めて選ぶ必要があります。自社に合う機種を判断するのが難しい場合は、OFFICE110へご相談ください。
「パスワードだけでなく、複合機の管理方法そのものを整理したい」「古い機種をこのまま使い続けてよいか迷っている」という場合は、現在の利用状況から確認してみると判断しやすくなります。複合機の導入・入れ替えを検討している方は、OFFICE110までお気軽にお問い合わせください。
ご相談・見積依頼
複合機の管理者パスワードを確認する際は、メーカー名だけで初期値を判断せず、使用している機種・シリーズに対応した公式情報を確認することが重要です。初期パスワードや管理画面の操作方法は、同じメーカーでも機種や世代によって異なる場合があります。
初期値でログインできた場合は、そのまま使い続けず、第三者に推測されにくいパスワードへ変更しましょう。変更後は、管理担当者・保管場所・引き継ぎ方法まで社内ルールとして決めておくことで、紛失や不適切な共有を防ぎやすくなります。
一方、変更後の管理者パスワードを忘れた場合、工場出荷時の初期値を入力すれば必ずログインできるとは限りません。まずは社内の担当者や設置時の資料を確認し、解決しない場合は販売店・保守会社・メーカーサポートへ相談し、機種に合った手順で対応してください。
また、複合機は、コピーやFAXだけでなく、アドレス帳やネットワーク設定など業務に関わる情報を扱う機器です。管理者パスワードの設定だけで終わらせず、「誰が・どのように管理するのか」まで含めて運用を整えることが、セキュリティ対策につながります。
管理方法を見直すなかで、機器の老朽化やセキュリティ機能にも不安が見つかった場合は、複合機そのものの入れ替えを検討するのも一つの方法です。OFFICE110では、現在の利用環境や印刷枚数、必要な機能などを確認したうえで、新品・中古を含めた複合機の選定から導入までご相談いただけます。
お問い合わせ後、内容のヒアリング
見積書・保守契約の説明各種資料の提出
納品日の日程調整
設置工事~完了